2019年05月15日

庭の野草も競争を勝ち抜いて出現


おだやかな五月晴れが続いている。
東に面した小さな庭では
ネギが生えたりキキョウの芽が出たり
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野菊に孵化したテントウムシが歩いていたり。
種を蒔いたり苗を買っていないのに
自生してくるのが楽しい。
どこからやって来るのか、どこから飛ばされてくるのか。
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ムラサキカタバミの群落ができている。
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華やかなモモイロはアカバナユウゲショウという帰化植物。
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帰化植物は必ずしも歓迎されないが
それも含めてどのような勢力が定着するのか見ている。

参考までに、室戸岬で咲いていたのはヒルザキツキミソウ。
(別に室戸岬でなくて民家の植栽から流れてきたのだろう)
こちらも北米原産の帰化植物だとか。花言葉は「無言の愛」。
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秋になると見かける小さな桃色はハゼラン。
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(カエルがひなたぼっこしているのを見かけるようになった)
posted by 平井 吉信 at 21:47| Comment(0) | 家の庭

2019年05月13日

ある夫婦の苦しみ誰も救えず 崖に突き進む暗黒の時代


いつの時代でも心中はなくならないのかもしれないが、
個人番号が割り振られて個人が管理される時代にこのような事態が起こるようだと
政策が間違っているのではないか。

借金苦「死ぬなら一緒に」最期の旅3カ月 夫の悔恨と、妻が言い残した「郵便貯金」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20190513/k00/00m/040/074000c?fm=mnm

ミスをしたら容赦しない社会、
なのに声を上げるべきところで第三者の振りをして関わらない。

宮沢賢治の言葉がふつふつと湧いてくる。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
(実はこの言葉は幸福論の本質を突いている。細胞のDNAレベルで検証しうることなのだけど)

物価が上がるのに所得は増えず、ここ十数年可処分所得が減少していること、
将来に対する不安が増大して消費に回らないこと(お金を使いたくない)、
内需が弱くて経済を牽引できないこと、
産まれたときの格差(経済格差)は死ぬまで消せない。
これがこの国の実態とすれば
秋に消費税率を上げる(生活苦の増大)、軽減税率を設定する(混乱)、それに商品券のばらまき(無意味の極めつけ)と悪政が続けばこの国を出たくなる。

怒りと哀しみを覚える事件が日々起こっているが
それらはほんとうに防げなかったのか―。
政治や行政がこんな状況なら
国を排除して地域自治を行うしかないではないか。
posted by 平井 吉信 at 21:21| Comment(0) | 生きる

2019年05月12日

横瀬立川から恐竜の里へと入る 往時の里山と近未来のシナリオ(勝浦町立川)


新緑に覆われる勝浦川はいい。
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(仁淀川のようにも見える。徳島市飯谷町周辺。勝浦川では最下流の屈曲点)

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(長柱潜水橋から)

でもかつての流れを知るものとしては
いまの勝浦川は一抹の寂しさを覚える。
中学時代は最下流の江田で通学の途中で毎日泳いでいた。
だから身体が水を覚えている。

水量が少なく淀み気味で透明度が下がっている。
河原に草木が増えた。
河床の苔の質が低下。
おそらく水質評価のデータ=生物化学的酸素要求量や溶存酸素量など=には出ないが
生物が感じる川の劣化はここ半世紀で進んでいる。
この変化は正木ダムができて数年後からだろう。

ダムの洪水調節機能で水が出なくなると川は荒れていく。
洪水調節といってもほとんどの場合、
洪水は社会生活に影響を与えることなく
適度な出水は河川の生態系の回復の一助となっている。

かつて勝浦川が好きな人はこう言っていた。
「横瀬立川のアユが日本一」と。
(自称日本一の鮎は全国に数えきれず。親父がこう言うのは谷崎鱗海さんがいたからだ)

勝浦町横瀬地区(棚野)は勝浦川の屈曲点。
ここで勝浦川は東流から北流へそして再び東流する。
最初の屈曲点の少し上流に支流の立川(たづかわ)が流れ込む。
上勝町福川からここまでは勝浦川の秘境ともいうべき区間で
民家がなく川沿いの道路も途中までで立川へと入り込む南岸、
ガードレールのない細道が川から高いところを心細げに通る北岸と、
横瀬橋から上流は川に沿う連続した道がない区間。

勝浦川は本来の表情を取り戻し
谷の湧き水を集めた冷たい水が良質の苔を育み
上流の沢のような水に潜れば
対岸まで見通せる透明度だった。
ここでは5分も泳いでいられなかった記憶がある。
つまり、川は生きていた。
(ダムが生態系のみならず地域の共同体を破壊していく話はここでは繰り返さない)

いま勝浦川を見に来るといっても
それは川ではなく川とともにある里山の風景。
そうは言いながらも川を見に来てしまうのはどうしてだろう?

横瀬の屈曲点。
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対岸の河原から手前の岩場まで泳いでたどりつく。
(意外に流れはある)
水深は2メートル少々だったろうか。

現在の横瀬立川(ここでの立川は地名でここはまだ勝浦川本流)。
この水質できれいと思う人はほんとうの川を知らない。
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支流の立川へ入る。勝浦川右岸(南岸)の道路は本流を通らず立川をたどる。
この地区が脚光を浴びているのには理由がある。
立川河畔の森に大きな動物が息を潜めているからだ。
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それにしてもこの現実感、目の表情は虫類そのもの
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いい場所に鎮座している。林間の光では今にも動き出しそう。
道の駅に置かなくてよかったね。この場所でないと。

谷の水を引いた噴水?
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恐竜の里を過ぎて立川渓谷を歩いて登っていく。
高低差のある渓谷で降りられそうにない。
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やがて平坦な地形に出る。
この辺りまで来ると立川はおだやかな渓相。

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(対岸に石垣と棚田の跡があるから集落があったことがわかる)

水辺の木陰が印象的な場所
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さらに上流には民家に渡るコンクリートの小さな橋がある。
車は渡れない。
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水辺にはヒメレンゲが咲いていた。
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立川の散策はときめきを感じながらも心身は緩めている。
でも、運転はそうではない。
ガードレールのない崖っぷちの狭い箇所が何カ所かある。
(まちなかでしか運転したことのない人は怖いと思う)

日陰に展開する植物。テンナンショウ、ユキモチソウ、マムシグサがまっさかり
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キツネノボタンのように見えるが5枚花弁ではなく八重咲き
もしかしてヤエキツネノボタンかもしれない。
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在りし日の川を思う半日。
帰りはJA東とくしまの「よってネ市」で地元の柑橘を買った。
勝浦町は有数の香酸柑橘の産地。
きょうも甘夏を驚くような価格で買った。
甘酸っぱい思い出の川は記憶のなかで存在し続けるけれど。


追記
人が滅びダムが崩壊する近未来を想像しても往時には戻らない。
なぜなら、森が変わってしまったから。
手入れの行き届かない人工林には光が差し込まず
森林の新陳代謝が起こらない。
長い時を経て杉が枯死したり
大規模崩落が発生した後に自然林が蘇生することはあっても
それを手入れする人はもういない。
里山は人と自然の織りなす協働作業であったから。
経済とは経済界だけの定義ではなく(為替や株価などどうでもいいよ)
自然、風土との相互作用から引き出される社会的利益も含む概念だから。

タグ:勝浦川
posted by 平井 吉信 at 11:50| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年05月11日

お前が落としたのはこの金の斧か?


近所の山に咲いていた(自生)。
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黄色いのもあるが、白いのと交配しているよう。
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近寄ってみると生物(鳥の怪獣?)みたいな顔を持っている
(目を開けているのと閉じているのと)
植物が動物の擬態をするのも不思議
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お前が落としたのはこの金(銀)の斧か?と問いかける童話があったような。
こちらは金。この環境でしか生きられない。
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こちらは銀。こちらも同様。
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不思議な話だけど自生地はまったく知らないのに偶然見つけてしまう。
(花に呼ばれているとでも)
でも野に咲いてこそ山野草。
誰も知らなくても
正直に生きてこそ輝くものがある。

posted by 平井 吉信 at 11:45| Comment(0) | 山、川、海、山野草

五月の勝浦川 彩山への道程


上勝町への所用で勝浦川を遡っていく。
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偏光レンズ越しにカーブを曲がるごとに新緑が萌えて水が沈む。
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上勝町に入って月ヶ谷温泉周辺。
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しいたけ膳
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いろどり橋を渡る。
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いまの時期はどこを見てもシャガ
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葉わさび(栽培)も成長している。
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この両岸が彩山へと変わる姿を追っていきたい。
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posted by 平井 吉信 at 11:02| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年05月06日

ホタルカズラとフデリンドウ


同じ場所に自生していた。

フデリンドウ(リンドウ目リンドウ科)
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ホタルカズラ(ムラサキ目ムラサキ科)
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日陰で紫を帯びた蒼、瑠璃色が点在する光景。
(ニコンD7200+AF-S Micro 60mm f/2.8G)

追記
植物図鑑を見ながら連休最後の一日を過ごしている。
子どもの頃から植物図鑑を見るのが好きで
(いまも手元にある)
三つ子の魂はおとなになっても変わらないもの。
現在使っているのは以下のもの。

APG牧野植物図鑑 1
APG牧野植物図鑑2
牧野植物図鑑について以前の記事→ http://soratoumi2.sblo.jp/article/176742609.html

野に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)
山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)

日本の野生植物―草本

ぱらぱらめくるのは新井和也さんのもの。
見ていて写真の美しさに浸れるから。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/71277931.html
タグ:植物図鑑
posted by 平井 吉信 at 12:30| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年05月05日

室津漁港近くの小さな料理店の中華そば(両栄美人)


室戸に行くたび、おばあさんが営んでいた飲食店を思い出す。
もう閉店されてどのぐらい経つだろう。
つつがなくいらっしゃるのだろうか。
当時書いた記事を引用しながら偲んでいる。
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(タイトル)
室戸の港町で、素朴だけれども思いがこみ上げる食堂に出会いました

室戸岬の室津漁港から狭い路地を入ったところに小さな食堂があります。
そこで、家族とともにおばあさんが
近所の人向けに手料理を出しています。
秋晴れの一日、
海沿いをはるばる百キロ以上を走ってきたぼくが注文したのは、
450円の中華そばです。

鶏ガラから生まれた透明なスープは、
わずかに醤油の香りを加えた塩味のあっさりとしたもの。
化学調味料は使っていないようです。
メンマではなくコキコキとした食感のタケノコに
本格的なチャーシューが浮かんでいます。

麺は業務用ではなく手打ちのような感じ。
あっさりとしながらホンモノのコクのある風味。
ラーメンというより、誠実につくられた食べ物をいただいているという感覚。
数十年変わることなく山下のおばあちゃんが完成された素朴なラーメン。
ぼくがこれまで食べた、もっともおいしい中華そば、
いや食べ物のひとつでした。

店の名前は、両栄美人。
室津漁港の港町から狭い路地を歩いて探しました。
岬の漁港の路地裏で、
徳島では食べられないホンモノのラーメンに出会えた喜びを感じながら
クルマを南国方面へ走らせました。
posted by 平井 吉信 at 11:48| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ