2019年05月04日

EACH TIMEのカセットが! 大滝詠一に浸る連休を過ごしています


桜を眺めていたのがついこの間までで
季節はいつのまにか初夏へと。

連休中はやりたいことがたくさんあって
時間がいくらあっても足りない、
というかやりたいことが次々と出てきて
夜寝るのが先延ばし、朝起きるのが楽しみという日々。

もっとも連休が多いと収入は減少するけれど
それよりもやれることが多いことがうれしい。

→ パラレルワールド(異なる結末の記事)に行く

何をしているかといえば
・潮風に浸りに海へ行く
・地球の鼓動が感じられる場所でゆったりと過ごす
・新緑の山へ行く
・小さな山野草に心を通わせる
・自宅でいる間は料理をすべてつくる
・普段できない清掃をする
・紙の本を数冊、Kindleを数冊購入(8冊のうち半分は読んだ)
・ナイアガラ(大滝詠一三昧。運転でも自室でも風呂での鼻歌でも)
・ベートーヴェンの田園をさまざまな指揮者で聴く(いまの季節にぴったり。ここ数日よく聴いたのはワルター/ウィーンフィルのオーパス蔵による復刻版。音質もさることながら当時のウィーンフィルの想像を絶するみずみずしさと指揮者の個性が一体となっている。戦前の録音なのに音だけ聴けば誰もそうは思わないだろう)
・入浴時の呼吸(簡単な瞑想)
・仕事(したいとき、インスピレーションが湧いてしたいときに)
・このブログを書く

すべてに共通項があるとしたら
どれも「愉しい」ということ。
10連休でも20連休でも飽きることはないけど
みんなが同時に休むことはありえないので
(この休日が負荷の高い生活や仕事になっている方々も多い)
今回だけにして欲しいというのが大多数の人の声だと思う。
(休みたいときにそれぞれが休めるのがほんとうの姿ではないかと思うけど、個人的な利点があるとしたら仕事の電話がかかってこないので遊びに集中できることぐらい)

大滝詠一について再び書いてみようと思う。
A LONG VACATIONEACH TIMEは日本のポップスの金字塔。
それ以前のナイアガラレーベルは一部の愛好家向きという感じはするけれど
この2枚(長い人生でたった2枚!)のすばらしさは言葉に尽くせない。
初出時はそれぞれ1981年と1984年。
A LONG VACATIONは初回プレスのアナログを持っているのは以前に書いたとおり

この2枚、ひとことでいえば
完成度の高い(そして唯一無二の)A LONG VACATION
音楽に浸ってときを忘れるEACH TIMEと思っている。

前者は、「君は天然色」の衝撃に始まり
どこもかしこも松本隆、大滝詠一の描く音の情景のさわやかさ。
(さわやか、とは誰もが良いと思うような音世界の美しさ、わかりやすさを表している)
それでいて奥に秘められた職人芸の深さという聴き手の場面に合わせて
深度を変える音楽の懐の奥行きがある。

後者は松本隆の世界観が極まった感がある感傷的な詩の世界に
A LONG VACATIONを上回る職人芸で音楽を閉じ込めている。
何度聴いても色あせることがない。
けれど、発売される度にアレンジ、曲順、収録曲、リミックスが変わっていく。
(この点については大滝さん、考えすぎでは? 初出の構成が最善ではと思う)

ところがなぜか手元にあるのはコンプリートEACH TIMEのアナログ盤。
DSCF0814-1.jpg
初出オリジナルを持っていない。
ところがアルバムの最後を飾る「レイクサイドストーリー」は
初出のエンディングが以後のアルバムでは変更されているというのだ。
(ファンの間では「大エンディング」と呼称されている)

待てよ、EACH TIMEのオリジナル、どこかで見たことある―。
そう思って記憶をたどるようにカセットを探したらすぐに見つかった。
オリジナルEACH TIME(見本盤)。
DSCF1665-1.jpg

再生はどうするって?
いまは良質のカセットプレーヤーが入手できない。
いえいえ、これを持っています。
DSCF1667-1.jpg

ソニーがカセットデンスケ(TC-D5M )とともに世界に誇る名機「ウォークマンプロ」(WM-D6C)。
(テレビは液晶ではなくていまだにブラウン管のトリニトロン15インチプロフィールプロを使っている。程度は極上。19インチプロフィールも健在、VHS再生も当時のソニーの名機が2台完動で待機中)

海外の民族音楽レーベル「ノンサッチ」で
名手ディヴィッド・ファンショーが現地録音で用いた機材が
これでないかと推察している。
(ぼくの好きな「南太平洋の島々の音楽」など)。
虫の声やせせらぎをワンポイントステレオマイクで録音するのに使っていた。
DSCF1675-1.jpg
(さすがにナグラは持っていかないだろう。アンペックスやスチューダー? どうやって密林を歩いて運ぶの?熱帯の高温多湿な場所、電力確保が容易でない場所ならデンスケやウォークマンプロなどのカセットタイプがずっとハンドリングがいい。もしかして音質も負けていないのでは? それにしてもテープによる録音機って夢があるよね)
(コンポに組み込むデッキでは意外にトリオKX-880がよかった。定番のソニーTC-K333ESは長年使い込んだけど)

ヘッドもピンチローラーも極上のまま、
端子も錆びていない。
久しぶりにクリーニングを行う。
ACアダプターは紛失しているので(この時代のソニーの極性はいまと違う)
単三電池を4つ、新品を投入。
まずはカセットを装着して早送りでテープ面に風を送る。
シュルシュルと静かにキャプスタンが廻る、上々。
DSCF1679-1.jpg

そしてステレオのイヤフォンをミニジャックに挿す。
再生でのドルビーはオフにする。
そして耳に流れた。
DSCF1665-2.jpg

アナログのカセットってこんなにいい音だったのだ。
おそらく当時のCDよりもスペック(仕様)では負けていても
人間の聴く音楽としてはこちらが優っている。
エコー感を伴いながら高域が粒立ち、低域が有機的に弾みながら
声が浮かび上がる。
(これは30thリマスターの方向性でもある)

そして「レイクスサイドストーリー」の大エンディング、
聞き慣れたフェードアウトではなく
余韻を残して完結する。
まるで人生をかけて音楽と向き合った人たちの
最終章(コーダ)のよう。
涙がこぼれそうだ。

やはりEACH TIMEは初出(作り手のインスピレーションの高揚があった)がいい。

これをデジタルアーカイブしておきたいけれど
手持ちのPCや機材ではできそうにないな、と思いつつ。
(USBオーディオの変換装置が必要なんだろうね。いまは入手できない貴重な音源のカセットがたくさんある。購入後30年以上を経ているウォークマンプロフェッショナルが健在なうちに)

追記1
なぜ、業界の人みたいに手元に見本盤(非売品)があるかって?
それは秘密。

追記2
もし、EACH TIME 30thリマスターをやり直せるのなら
ぼくならこうしたい。

1.魔法の瞳
2.夏のペーパーバック
3.木の葉のスケッチ
4.恋のナックルボール
5.銀色のジェット
6.1969年のドラッグレース
7.ガラス壜の中の船
8.ペパーミント・ブルー
9.レイクサイド ストーリー(初出の大エンディング)
〔ボーナストラック〕
・フィヨルドの少女
・バチュラーガール



令和が始まって部屋でも車でも仕事中も浸りっぱなし。
大滝詠一の音楽は幸福感に包まれるね。
タグ:大滝詠一
posted by 平井 吉信 at 13:13| Comment(0) | 音楽

2019年05月01日

クマバチとクサフジ


今頃になると土手沿いにあでやかに密集して咲く紫の花がある。
ところが色の鮮やかなのとそうでないのがある。
クサフジ(在来種)はやや地味で
ナヨクサフジは派手に見える。
生命力が旺盛なのだろう、どこにいっても見かけるようになった。
もしかしてこれはナヨクサフジなのだろうか?
DSCF0725-1.jpg

DSCF0708-1.jpg

DSCF0692-1.jpg

DSCF0698-1.jpg

DSCF0704-1.jpg

クマバチは(スズメバチと違って)おとなしい蜂なので
蜜の採取を邪魔しないように静かに見守る。

八多川沿いの土手にて
DSCF0683.jpg
(フジX-T30+XF35mmF1.4 R)
posted by 平井 吉信 at 17:52| Comment(0) | 山、川、海、山野草

徳島市南部に醸造所が開設 ブラウン夫妻の「2nd Story Aile Works」

徳島市南部の八多町は風光明媚な里山である。
勝浦川の支流八多川に沿ってみかん園地と田園が広がる。
八多といえば八多五滝。徳島市内の人は遠足で行ったことがあるのでは。
DSCF0742-1.jpg

その五滝をめざして進んでいくと八多地区の奥まった川沿いに
ブラウン友貴さん、パトリック・ブラウンさんの手によるクラフトビールの醸造所がある。
夫のパトリックさん(以後、パットさん)は
アメリカ在住の頃から醸造の経験が豊富で
特にクラフトビールの聖地、オレゴン州ベント市で集中的に研鑽を積み
ここ徳島の地で醸造所を開くと決めたそう(実は友貴さんの実家)。
まずは周辺の恵まれた自然環境をご覧いただこう。
(2017年12月撮影 この時点で醸造所はまだ整備中)

五滝の登山口と犬飼農村舞台が近くにある。
DSCF0706-1.jpg

橋のたもとに浄瑠璃のモチーフがある
DSCF0683.jpg

DSCF0686.jpg

八多川沿いの里山の光景
DSCF0674.jpg

DSCF0612-1.jpg

DSCF0648-1.jpg

流れにたゆたうもみじ、水車
(文部省唱歌の世界だね)
DSCF0625-1.jpg

DSCF0628-1-1.jpg

DSCF0672-1.jpg

DSCF0732-1.jpg

醸造所も八多川沿いにつくられている
DSCF0605-1.jpg

DSCF0598-1.jpg

庭から石段を降りるとそこには河原。
テナガエビ、モクズガニ、ウナギがいるのでは?
(春には対岸の桜を愛でながら花見ができそう)
DSCF0581-1.jpg

友貴さんのご両親はみかん農家である。
それも小粒ながら極上の品質のみかんをつくられる(一度食べたら忘れられない濃密な風味)。

ところでクラフトビールと地ビールは違うのか?
行っていることは同じだが、地域おこしが主目的のかつての地ビールとは異なり
その土地の風土を活かしながらも品質本位で少量醸造を手がけるもの。

この醸造所はパットさんが数年をかけて構築したもの。
DSFT3682-1.jpg
徳島には上勝町、神山町にもクラフトビールの醸造所があり
いずれも香酸柑橘の産地に立地していて
それぞれの風味を味わうことが楽しみがある。
2019年4月21日にはオープニングパーティが開かれて
駆けつけた友人知人、新聞の報道を見たクラフトビール好きが大勢集まって
ブラウン夫妻はかたときも休まずビールをサーブされていた。
DSFT3670-1.jpg

DSFT3683-1.jpg

クイズラリーに参加する人たち
DSCF0682-1.jpg

水辺の春
DSCF0674-1.jpg

ブラウン夫妻(この写真はパーティーの少し前の3月に撮影)
DSCF9532-1.jpg

直近では5月中旬のこのイベントでブラウンさんのビールが購入できる。
→ 徳島地ビールフェスタ2019
https://www.tokushimacraftbeerfestival.com/

県内の飲食店で取り扱ってみたい人は
下記までご連絡をしてみてはいかが?
(友貴さんはもちろんパットさんも日本語は堪能)
https://2ndstoryale.jp/
posted by 平井 吉信 at 14:25| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2019年04月30日

ここはどこですか? 徳島県庁から23kmです


秘境のような場所です。
桂林を思わせる谷間の地形です。
全面に田んぼが広がっています。
DSCF1053-1.jpg

関門となっている地形が随所に見られます
DSFT0189-1.jpg

湖の畔に出ました
DSCF1104-1.jpg

周囲は生態系の宝庫
山野草や水辺の生き物、トンボが飛び交う楽園です
DSFT0187-1.jpg

DSCF1062-1.jpg

DSCF1091.jpg

DSCF1085-1.jpg

DSCF1131-1.jpg

車道は狭くタイヤの幅すれすれでガードレールがない箇所や
切り返しが必要な箇所があります。

車を停める場所がほとんどないので
近くの広い場所から歩く必要があります(10分程度)。

さて、ここはどこでしょう?

連休は混むところに行きたくない、
お金を使いたくない、
外食は避けたい、
そう思っている方には
おにぎりをつくって持っていくだけで
ごちそうになります。
こんなところがあるというご紹介でした。

連休中、普段なかなかできない毎食つくる、
これが愉しい。
うちでは米は近所の知人(特別栽培米)から買って
毎回研ぐ直前に精米して
5分、7分、ときどき白米で食べています。
調理の時間を取りたくないので手抜きですが
手を抜くところと抜かないところを見極める必要があります。
だいたい半時間以内でありあわせの材料を見繕ってつくります。
(パーツをつくって冷凍しておけば応用できるのでしょうが、普段は仕込みの時間がないので)
レシピはないしレシピ集も見ません。
味を見ながら適当に…ですが、そうはずすことはないし、
化学調味料を単体で使うこともありません。
味は決して濃くなく減塩ですが
それを目的としているわけではなく
おいしさを求めてそうなっているだけです。
自家製の梅干しや梅酒はお金では買えないおいしさ(品質)と思っています。


実は…中国の桂林へ行ってきたところです。
(そんなはずない)
ここを探すのも楽しみ、ということで。

(フジX-T30+XF35mmF1.4 R)
タグ:徳島
posted by 平井 吉信 at 15:56| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月28日

モモイロイワバソウのある光景


DSCF0820-1.jpg

DSCF0821-1.jpg

DSCF0993(1).jpg

DSCF0829.jpg

DSCF0836.jpg

DSCF0844.jpg

DSCF0909(1).jpg

DSCF0921(1).jpg

DSCF0934(1).jpg

DSCF0954(1).jpg

DSCF0965(1).jpg

DSCF0901-2.jpg

DSCF0884-2.jpg

(フジX-T30+XF14mmF2.8 R、XF35mmF1.4 R)
posted by 平井 吉信 at 22:15| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月27日

平成最後のプレゼント 大滝詠一「NIAGARA CONCERT '83」(初回限定盤) 

80年代のカーステレオから流れる音楽は
「A LONG VACATION」
初めて聴いたとき、1曲目の「君は天然色」はどこかで聞いたような
往年のポップスの名曲のようなつかしくきらめきを感じた。
(ほら、27AH1234の初回プレスですよ)

1曲目の掴みでA面をトレースすると
B面は「雨のウェンズデイ」「スピーチバルーン」という切ないバラード。
そして固唾を呑んで待ちわびる名曲「恋するカレン」。
(マリンブルーのVWゴルフで南の海を運転していたよ)
(このパターンはイーチタイムのB面も踏襲しているね)

期待を背負ってプレッシャーを感じていたのかもしれないけれど
1984年の「EACH TIME」もよかった。

大滝さんは完全主義者なのかCDの番号が変わるたびに
曲順、曲目、リミックスが変更される。
そのため、ファンはその都度買い足していくことになる。
発売後20年、30年を経過して
それぞれ20th、30thのリマスターが発売された。
初めて買うなら30thリマスターで。
(良質のオーディオ装置では20thよりも30thが伸びやかでダイナミックレンジが広く位相の乱れも少ないように感じる。それに2枚目に純カラオケが付いていて音の組み立てが手に取るように見える)




「EACH TIME」では、
「魔法の瞳」(初発売時)が1曲目にないと始まった気がしない。
「夏のペーパーバック」は名曲だけど
聴き手の上昇した体温を受け止めてクールダウンする位置に置いて欲しかった。
この場所じゃないと楽曲みずからが語っているような気がする。
1984年の初発売時では以下の順番。

A面
魔法の瞳
夏のペーパーバック
木の葉のスケッチ
恋のナックルボール
銀色のジェット

B面
1969年のドラッグレース
ガラス壜の中の船
ペパーミント・ブルー
レイクサイド ストーリー
(楽曲の並びも音楽の流れも自然で結晶化しているように思う)

それにしても松本隆の作詞がなければこの世界観はつくれなかったと思う。
切なさ、甘酸っぱさは完結感のないコード進行で。
(同じメロディーをメジャー6、メジャー7でなぞると翳りやまどろみが顔を出す。D→Dmaj7 →Dmaj6→ D。うつむいたり上を向いたりしながら会話を続けるような時間軸の揺らぎを感じさせる。キーは違うけどベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」もこのパターンじゃなかったけ?)

人の感情を風景や情感の動きに投影(比喩、代弁)させる松本節。
特にイーチタイムでは内省的な歌詞が散りばめられている。
「冬の色の風に吹かれた落ち葉たちが通りを走っていく…」(木の葉のスケッチ)
「羽撃くのを止めれば墜ちること青空舞う鳥さえ識っているさ…」(銀色のジェット)
(音だけではわからない漢字の当て方もそうだけど)
この翳りがたまらない。

声もそう。
(カラオケで歌うと聞き映えがしないのは技術的に難しいから)
2枚のアルバムの楽曲は
大滝詠一以外が歌うと借り物のようになってしまうのは
世界観のチューニングが絶妙なんだろうと思う。
分厚く波のように押し寄せるソフトな声が楽曲の情景を描く。
声の圧力で空気を押し出す感覚で歌わないと
軽めのリゾートソングになってしまうんだろうと思う。
キーも重要。特定の調性は固有のイメージを持っている。
(開放的で漂う感じはEとかD、Aだよね)
大滝さんの歌いやすいキーがたまたま南を示しているんだね。

大滝さんは、数年前に突発的な事故(病気?)で亡くなられた。
それ以後、新たな音源の発売はないだろうと思っていたら
2019年3月21日にライブが出た!
1983年の西武球場でのコンサートである。
(ロングバケーションから「イーチタイム」発売までの黄金の隙間である)


NIAGARA CONCERT '83(初回生産限定盤)

「夢で逢えたら」から「カナリア諸島にて」までの最初の5曲は
新日本フィルによるオーケストラ演奏でいわば「ナイアガラソングブック」のライブ仕様。

大滝詠一の歌は6曲目の「オリーブの午后」で始まる。
ライブならではのバックの適度な音の隙間。
大滝さんも緊張気味のようにも思われるが
レイドバック感がかえって心地よい。
薬師丸ひろ子に提供した楽曲、森進一に提供した楽曲と続いて
聴き手の体温があたたまったところで
「恋するカレン」のイントロ、そして鼻歌のようなヴォーカル。
(風呂に入るとカレンを歌いたくなる♪)
波に漂う感覚に包まれる。
最後は「君は天然色」に浸れる。
それだけでも満足。

ところでマニアックな話をひとつ。
「君は天然色」ひとつとってもこれだけの解析がなされているということ。
http://soundsconf.jugem.jp/?eid=688
http://soundsconf.jugem.jp/?eid=689
http://soundsconf.jugem.jp/?eid=690

初めて聴いたときに3連符の刻みがバックと声で交互にあるところが新鮮だった。
(この曲、カラオケで歌うには手強いよ。リズムを追うのではなく正確なリズムを持ったうえでグルーブしていく感覚が必要。三連符の刻みはアクセントを強めに)
同じメロディにシックスやセブンスの和音を出し入れして繰り返しの単調さを避けていること、
歌詞の気分と一体となって次の展開を先取るコード進行など
プロの技と思った。
理屈はわからなくてもみんなそう感じていたのではないか。
そして明るい曲想にもかかわらず
作詞家の個人的な思いが込められた哀しい曲かもしれないのである。

こんなこと知らなくても
耳に心地よかったり
変化を感じて歌うときはリズムを変えていたりと。
でも、作り手の思いは感じていたい。

聴いている間も聴き終わったあとも
幸福感に包まれた。
限定版仕様では2枚目がオールディズの楽曲(ライブ)になっていて
これがまた愉しい。

久しぶりにアルコールが飲みたくなって
ゆこうとチーズのビスコッティをあてに貯蔵している宮城峡12年を飲んだ。
(ナイアガラだからニッカなら余市ではなく宮城峡、スコッチならバランタイン12年などがいいよね。ハイボールならバランタイン12年かな)
DSCF0814-1.jpg
溝の劣化のない盤を保存しているので
ソニーにあるアナログマスターが劣化したら
メーカーに貸し出しますよ。
(ロングバケーショ、コンプリート・イーチタイムも初回プレス)
でも、この2枚を聴いていると
3枚目は出せなかっただろうな、出す必要がなかったなとも感じた。
人生のそのときでないと刻めない時間がある。
大滝さんが奇跡のような2枚を遺してくれたのだ。


追記
「君は天然色」を初めて聴いたときの違和感を思い出した。
覚えやすくていいメロディーなんだけど単調な感じ。
それが全音下げたサビ(想い出はモノクローム…♪でE→Dとなったらしい)だったのかと。
冒頭メロディ(くちびるつんととがらせて…)と同じだから単調な印象を受ける。
その直前(今より眩しい…の最後の音がそのまま滑り込むので自然な感じはある。レガートでそのままつないでもあり得るような)
ところがイントロ(E)がサビを先取りしているので(同じコード進行なので)
サビはそこへ行くものと耳が期待していたのだ。
なるほど…。
オケ録りの後だったので苦肉の策で下げたらしい。
サビだけを下げた原因は歌いにくさだったよう。
(何らかのエフェクト=ピッチ下げをかけた)

ぼくが聴く限り、ピッチ下げのタイミングが3回ともすべて違うように聞こえる。
(サビに入ってからピッチダウンするのが2回目、3回目は一小節前、初回は一拍前? いずれにしてもピッチダウンの弊害で音が籠もるのは同じ。いつかオリジナルの全音下げをしない歌を聴いてみたい。山下達郎さんがやってくれないかな)
そんなことも含めてA LONG VACATIONは愛おしいし
大滝さん亡きあとも人々の胸に生き続けるんだろうな。
posted by 平井 吉信 at 23:27| Comment(0) | 音楽

比べることなく無目的でいる


誰かにいい、悪いと言われるために生きているのではない。
「幸福」とは自分のモノサシで生きること。
いや、モノサシという表現もちがう気がする。
それが比較の基準になってしまうから。

「VS東京」というフレーズを徳島県は広告塔にしているけれど
幸福感を打ち出していくにはどこかと比較している時点でどうなのかな?


何が起こっても
善悪や評価を付けず受け容れていけばいい。
幸福とは
物質的な欲求が満たされた状態でないことを知っているのに
欲求が満たされなければ不幸と考えてしまう。

瞑想(というより呼吸法)をしてみたらどうかなと思う。
呼吸のみに意識を集中させる数分を毎日持つこと。
大脳生理学や心理学からその意味付け(利点)はできるだろうけど。
幸福とは比べないこと、無目的に生きること。

風が吹いて枝が揺れたり
DSFT2311.jpg
野に咲く花の存在に気付いたり
DSFT2246-1.jpg
水の音や水面のきらめき、
DSFT1310-1.jpg
海の香りにときめいたりできる。
海、山、川が身近にあって(それも全国有数の質で)
DSC_6766-1.jpg
(↑県庁から半時間少々でこんな場所があるよ)
太平洋から紀伊水道、瀬戸内(鳴門)まであって
野菜、根菜、葉物、魚介、肉が万遍なく揃っていて
DSCF7439.jpg

DSCF3088-1.jpg
京阪神に日帰りのアクセスができる徳島とは
いったいどんな県だろう。

徳島の強みを活かす政策は何かを考える前に
徳島の強みを感じる人々が増えること。
何のために…という目的がなく綴っているるブログだけど。

(野菜と肉の蒸し調理、自家製ドレッシングで朝採れの野菜を食べるなんて徳島では普通です)
posted by 平井 吉信 at 21:27| Comment(0) | 生きる