2017年12月02日

黄花亜麻を見に抹茶ぜんざいに至る冬の大滝山


冬の風物詩といえば、和田乃屋の庭に咲く黄花亜麻。
モラエスが愛した花として知られている。
眉山の一角、
大滝山は江戸時代から徳島お城下のリゾートのような華やぎを持つ空間。
その山裾に面した庭に滝が落ちている。
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カエデの紅葉はまさに終わらんとするとき
黄花亜麻が満開に近づいた。
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この奇跡の庭を愛でながら
滝のやき餅をいただく、というのがそもそも。

でも、きょうはこれ。
抹茶に焼いた餅を浮かべたぜんざい(抹茶ぜんざい=810円)。
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脳が食べたくなるスイーツって言い過ぎですか?
抹茶があれっと思うほど、しずしずと。
(和田乃屋さんは茶を目利きして扱っている)
焼いた餅の香ばしさ、
北海道十勝産の小豆と和三盆糖、つぶつぶと舌に踊る。
甘くないけど、このとろける感じ。
冬のキメスイーツとして、ひそかにおすすめ。

タグ:和田乃屋
posted by 平井 吉信 at 23:59| Comment(0) | 山、川、海、山野草

何世紀になっても…


帰ってくるあなたが、最高のプレゼント(1988年)

ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです(1989年)

会えなかった時間を今夜取り戻したいのです(1992年)

何世紀になっても会おうね(2000年)

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JR東海の「クリスマスエクスプレス」でした。
posted by 平井 吉信 at 12:59| Comment(0) | まちめぐり

庭の野菊 三日目に陽光を浴びて


いつ頃からか自生している野菊(園芸種の種なのかもしれないが)が
11月の下旬に蕾が付いているのを見つけた。
出張があるので毎朝見ることはできないけれど
咲くだろう、咲けば、咲くとき、咲けよとを楽しみにしていた。

そして太陽の光が十分な温もりを乗せて
東の空から降りてきた、降ってきた。
この時期に、この花を見て欲しい人がいる。
特定の誰に当てたものではないけれど、
花を咲かせたい人のため。
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野菊だって、ひそかに見て欲しいと思っているに違いないのだ。
だから咲く。
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(フジX-T2+XF35mmF1.4 R)
posted by 平井 吉信 at 12:14| Comment(0) | 家の庭

2017年11月29日

森山愛子 歌の切なさを抱いて眠る


以前に紹介した森山愛子
近頃新譜が出たことを偶然発見した。
http://amzn.to/2iZshHp

YouTubeで探しているうちに
いつも聴き入ってしまう。

まずは韓国に由来する楽曲。
情感の深さがありながら
歌におぼれない客観性がいい。
彼女の個性の深いところで結ばれているような。
(国籍とか国境とかではなく)

約束
https://www.youtube.com/watch?v=Mcr_4t8Py6w

イムジン河
https://www.youtube.com/watch?v=fsIvdibXogI

なごり雪
https://www.youtube.com/watch?v=6L-C_hbGunc

彼女の舞台姿も神々しい。
この人はスタジオ録音よりもライブで力を発揮する。
人が生きているから持つ負の感情さえも
肯定しながら溶かし解き放つ彼女の歌の力。

大富豪がいて、彼女が歌いたい歌を
現在の時世のままアルバムとして閉じ込めてもらえないのだろうか。

彼女の看板となっている赤とんぼはこの歌唱がいいと思う。
以前の彼女は美声を朗々と響かせていた。
でも、それは曲の魂を声が遮っているような気もした。
ところが…。
(1分50秒ぐらいから)
https://www.youtube.com/watch?v=6J2f-pLI6c8

弱めの冒頭の歌い出しは深い。
数え切れない魂をなぐさめるように空間を移動していくような。
秋空にそっと放たれた赤とんぼが夕暮れに凛ときらめくような。
最後の歌詞に万感を込めて東北の夜空をいつまでも漂っているような。

歌の切なさを響かせて今宵も眠る。


posted by 平井 吉信 at 00:13| Comment(0) | 音楽

2017年11月26日

冬が来る前に 紙ふうせんから未来に


もう冬が来てしまったと思えるこの頃、
あの曲を思い出す。

あの曲とは、「冬が来る前に」。
1977年に発表された紙ふうせんの代表的な楽曲。
ピンクレディー台風が吹き抜けるなかで
キャンディーズの解散や渡辺真知子などのデビューがあった時代。

切ない感情は誰の胸にも覚えのある現実感。
この曲を弾きたいと思ってギターを鳴らしたことがある。
詩と旋律が一体となったとき現れる世界に心が震えた。
Amの出だしで調性はハ長調とを行き交う。
若さが何かを求めて揺れ、
E7での変化で不安げな歌詞との一体感、
マイナーとメジャーを行きつ戻りつAmに収斂されていく。
リズムもコード進行もどこにでもあるような楽曲なのに
感傷は心のひだをひたひたと濡らす。
駅までの遠い道のりを振り返ることなく歩み続けた10代。

「冬が来る前に」はフォークデュオ全盛期の傑作だと思っている。
デュオの女性リードヴォーカルでは平山泰代がもっとも好き。
現実感、生活感を持った声だから、生きる情感が響くから。
もし当時のシングルレコードが再発売されたら買いたいと思える唯一の盤。

実はきょう(11/26)兵庫県でリサイタルが開かれている。
行きかったのだが…。
http://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=4296111103&sid=0000000001

コンサートのご盛況を願いつつCDを聴いている。
それは、2014年に発売された結成40周年記念のCD。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/KamiFusen/info/440338

Web上の動画ではかつての姿も近年の歌唱も見られる。
いちいち紹介はしないけれど
画面に見入ってしまう。
(いまも変わらぬ歌唱を見せる平山泰代さんは同世代の人たちへのエールとなっている)。

2014年に発売された「冬が来る前に 〜なつかしい未来〜」と題されたアルバムは
若い頃からのライフワークである伝承歌なども発掘しつつ、
未来に伝えていくという気持ちが込められている。
http://amzn.to/2A66J5L

東京五輪まではコンサートを続けると。
もうあと2年少々。
行きたかったけれど、しばらくはCDで。


ホテルモントレ神戸の中庭で待ち合わせて
老舗のコーヒー店で香りを楽しみ
ハンター坂をふたりで上がっていったあの日を思い出した。


追記

昭和のフォークデュオはいまも活動を続けている。
ダ・カーポ、トワ・エ・モワ(白鳥恵美子)、紙ふうせん、チェリッシュ…。
例えヒット曲が出なくても
音楽を大切に抱えながらときを過ごしてきた人たち。
還暦を過ぎてもなお自分たちのペースで音楽活動を続けておられる。
その姿に尊敬と憧れを感じてしまう。
トワ・エ・モワの「風のリボン~トワ・エ・モワが歌う美しい日本の歌」も寝る前に静かにかけている。

posted by 平井 吉信 at 20:58| Comment(0) | 音楽