2017年10月03日

庭の花に一日を予感


昨日は大雨で牟岐線が止まったそうだが、
きょうは晴れ。
仕事で牟岐へ向かうのだ。
朝の庭は水滴を帯びた赤紫の花が薄曇りに咲いている。
きっと良い一日になる。
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(フジX-T2+XF35mmF1.4 R。手持ち)
posted by 平井 吉信 at 22:23| Comment(0) | 家の庭

2017年10月01日

藍について 徳島と藍 ジャパンブルーと藍色


現在は見る影もないが、かつて全国有数の商都であった徳島市。
それは藍の豪商がいたから。
吉野川の大水が運ぶ土佐水(上流の土佐に降った雨が洪水となるのでこう呼ぶ)が
流域の土地に肥沃な土と、山の栄養分を海にもたらした。
藍の作付はその名残である。

先日の徳島新聞で徳島経済研究所の上席研究員の大谷博さんが書かれていたように
藍染めについての表記がわかりにくい。
それに触れる前に少しだけ藍染めの説明を。

友人の藍染め作家、石井孝明君は藍染めの啓発の資料を作成している。
以下はその引用。

《藍草栽培の年間スケジュール》
3月・・・・・・種まき
4〜5月・・・定植(ていしょく)
6月・・・・・・間(ま)引き、害虫駆除
7月・・・・・・一番刈り
8月・・・・・・二番刈り 
9月から染料づくりがはじまる。
乾燥させた藍草は細かく刻まれ、茎を取り除く
葉を 100日ほどかけて発酵させたものを「すくも」と呼ぶ。

すくもは、藍染めの色素・インジゴを3〜5%(100kg中3〜5kg) ほど含有する。
インジゴは普通の水には溶けないので、藍染めできる液に作りかえる必要がある。
このことを「藍建(あいだて)」、あるいは、単に「建(た)てる」という。
これに熱湯、アルカリ材(灰汁)、ブドウ糖(酒)を加える。
染色可能な状態になれば、
液面が濃い青ムラサキ〜ウルシ色に変わる。
表面には「藍の華(はな)」と呼ばれる泡が現れる。
香りも一気に変わり、目にしみるような発酵臭がしはじめる。

(引用ここまで)

とのことで、染めるまでに数ヶ月を要する。
すくもをつくって染める技法を「灰汁発酵建て」という。
発酵により色が濃く鮮やかになるのが特徴で
本藍染めなどと呼ばれるのはこの技法。

石井君の作品を本人の許可を得て掲載
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これは「空と海」と題してぼくをイメージしてつくってくれたもの
事務所にいつも吊してある。工芸品というよりは空気のような存在。
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県内には藍染め作品を展示販売している場所がいくつかある
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藍染作家の梶本登基子さん
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海陽町の(株)トータスでは、藍の機能性に着目し
手間のかかる無農薬での自家栽培の藍を使った藍染め商品を販売している。
しかも手頃な価格設定である。
(「ガイアの夜明け」でも紹介された)
おだやなか笑みを浮かべた亀田悦子さんのお話しを聞いていると
和んでくる。
https://www.youtube.com/watch?v=WSKk5Z0dy48

このトータスで10年働いて、2017年春から独立してお店を開いたのが
永原レキさん。
海に面したIn Between Bluesと名付けられた店は
仲間とともに改装したもの。
カフェ、藍染め工房(体験もできる)、藍染めサーフボードも販売している。
徳島では藍染めが取り上げられると若い作家ということで
紙面でお目に掛かることが増えている。
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ぼくは空と海だけど永原さんは海と空。ともに共通項はこの人である。
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さて、藍染めの分類については「すくも」(灰汁発酵建て)のみならず
藍の葉の乾燥葉を砕いて発酵させずに藍染めを行う製法(灰汁建て)もある。
色調に違いがあったとしてもそれは好みの範囲。
これらは「藍染め」の表示で良いと思う。
(このやりかたでなければの「原理主義」は業界の衰退を招くと考えている)

それに対し、みやげもの店などで長年にわたって販売されてきた手頃な価格の製品は
化学染料である。
従って、藍染め(天然)、藍染め(化学染料)の二種類の表示がわかりやすいと思う。
藍染めと記しながら化学染料と添えるのは矛盾するようだが
これまでの慣例も認めることで業界からの反発も抑えることができる。
少なくとも天然と化学染料を表示で識別できるようにしておきたい。
(知らない人が外観で見分けるのはむずかしい)
藍染め作家、職人の手仕事に敬意を払いたいから。


追記

徳島県は、7月24日を「藍の日」と定める条例をつくっている。
http://www.pref.tokushima.jp/gikai/honkaigi/jyorei/index10.html
https://style.nikkei.com/article/DGXLZO18785090S7A710C1LA0001?channel=DF220420167266

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なぜ、藍かって?
夕焼けとトマトのあとでは青が恋しくなったでしょう。
posted by 平井 吉信 at 22:36| Comment(0) | 徳島

2017年09月30日

トマトラーメンが食べたくて…。


この店舗は店によって味が違う(質が違う)。
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以前は東予(具体的な地名は書かない)にて
出来損ないのようなものが続けざまに出てきた。
それ以来、東予ではこの店に行かなくなった。

徳島ではこの店が一番最初だったと思う。
期間限定で出ていると聞いたので。

以前にこの店で食べたのはこれ。
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三度のご飯よりもトマトが好きなので
カレーやみそ汁、鍋、そうめんつゆにはいつも入れている。
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鶏肉やパスタなどの定番料理もトマトをベースにつくる。
見映えはしないが、風味は佳し。
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トマトを使えば失敗なく誰でもおいしくできる。
魔法の食材といえばトマトでしょ。

この日食べたのは、温かいトマトラーメン。11月上旬までやっているようだ。
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良かったよ。

ところで、なぜトマトかって?
吉野川の夕陽を見たから。



posted by 平井 吉信 at 23:32| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

吉野川貞光の河原に夕陽が落ちていく


夜の仕事で大歩危方面へと向かっている途中、
吉野川が暮れてゆくのを貞光あたりで遭遇。

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カンドリ舟の人、この夕暮れに何を想って舟を出したのだろう
いや、舟を着けに行くところだろう
まさに落日のとき 逢魔が時
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ご存知でしたか? 
吉野川は、川から太陽が昇り川に沈む全国でも唯一の大河であることを。


余談(追記)

スマートフォンではこういうのは撮れないから。
画像処理で取り繕えるほど自然は割り切れるものではないから。
フジX-T2+XF35mmF1.4 R フジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS


iPhoneの新型、テレビで報道されていた。
顔認識? 夜中に緊急の連絡が入ったとして
(例えばエリアメールや避難指示など)
ロック解除を真っ暗な部屋でどうやって?
部屋の灯りを付けなければならず不便。
顔認識? そもそも実物大の写真で可能なのでは?

ホームボタンがない?
ジェスチャーで呼び出す?
使用頻度を考えてみれば
第1関節か第2関節の負荷が増す。
頻繁に使うだけに指を痛めてしまう。

スマートフォンはブルーライト以外にも腱鞘炎の引き金となるうえ、
情報過多で判断機能が働かなくなるなどデメリットばかりのように思える。
うつろな表情で汽車のなかで操作しているのを見ていると
何のために生きているの?と問いかけたくなる。
スマートフォン依存は長寿の大敵、判断力や洞察力の低下を招く。
限られた時間、お金、ノウハウのなかで
情報を絞っていくことが生きる本質と思う。

カメラが良くなってもやはり2万円程度のデジカメには叶わない。
(レンズもセンサーも画像処理も無理があるからどこかで破たんする)。
机の上や頭のなかだけではブレイクスルーには程遠いことを
まだスマートフォンを使ったことがない人間でも見えてしまった新型iPhone。
ぼくにとっての最大の謎は、なぜハードウェアキーボードや
カメラ機能を重視するのにタイムラグの低減にも役立つ
物理シャッターボタンを付けようとしないのだろう。
(いまの時代にプロダクト・インの発想が受け容れられることが不思議)
デザイン優先でインターフェイスが犠牲になっているが
その状態にユーザーを飼い慣らすということか。
(何度も言うけれど長時間操作していたら指の機能が壊れてしまうよ)
CPUや画面解像度などでしか性能を語れないというのは
(ほとんどの人にとっては過剰品質。それは何のため?)
かつての革新的な提案がなくなって
もはやライフサイクルの成熟期に突入。
差別化のためのデザインをしなければならない段階に入った
コモディティ商品になったということだろう。
(好きで使っている人には関係ない話だけれど)


タグ:吉野川
posted by 平井 吉信 at 23:11| Comment(0) | 山、川、海、山野草