2020年09月19日

夏の鮎喰川は家族連れで賑わうけれど


鮎喰川(あくいがわ)は夏の銀座である。
徳島市内もしくは隣接する神山町にあって
広い道路を半時間ばかり走って
ミニバンを止めてそこから大家族やグループが河原に繰り出すという風景。

神山町の山間部に源を発し43kmを流れて吉野川に注ぐ鮎喰川。
水質データは良好で見た目も美しいのはダムがないからである。

見た目の清涼感は川底の緑色片岩(青石)も貢献している。
エメラルドグリーンは穴吹川の特許であるが
この川も同様の地質なのだろう。
まちなかから近いことでとにかく秋頃まで大賑わいとなる。

県西部へ向かうときこのルートを通る(通りたくなる)ので
このところ鮎喰川の写真が増えている。
(でもぼくは鮎喰川で水遊びをしたことがない。いつもは海部川水系なので)

ここはまだ徳島市内。梁瀬の潜水橋が見えてくる。
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おだやかで澄んだ水面
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コンビニエンスストアから梁瀬の潜水橋を渡ると小川が見えてくる
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コンビニエンスストア(711)から歩いて43秒です。
ということは咽が渇けば炭酸水を買い、チーズケーキのようなあのイタリアンプリン自由が丘の名店にも負けないティラミスが味わえるということですか。四国だな。
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橋の上に立って下流を見る
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上流を見る
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黄昏が近づいても人の気配は絶えない。それぞれの川時間。
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黄昏が近づいても鳥の気配は絶えない。カラス、トンビ、シラサギ、それぞれの川時間。
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ここは梁瀬潜水橋
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さらに上流へ向かい神山町へと入る。鮎喰川の中流は渓谷地形となる。
ここで神山町中心部の水質負荷が浄化される(上高地の梓川を思い出す)。
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この川はどこで泳いでも安全である。
ぼくは子どもの頃から河童であったので
川の法則を身体が覚えている。
川の蛇行が作り出す水衝部と河原の関係、突き出た地形と土砂の堆積の法則、ストッパー(上下流)からの脱出、瀬から淵へ落ち込む傍流の反転(澪筋を外れた反転流)、反転流がつくりだす複雑な水深の形成、瀬を下るときの岩のよけ方などなど。

せめて子どもの頃からプールだけではない場所で子どもを泳がせて欲しい。
(川をよくわかっている人に教えてもらいながら)
それが長い人生で命を守ることにつながる。
(ぼくはライフジャケットは着けたことがない。きらめく水底散歩など三次元で思いどおりの場所に行きたいから。でも川を知らない人は着けたほうがいいかもしれない。2次元(表層)だけでも水が魅せてくれるから)

人は川から離れては生きていけない。
命を守ること、川の生態系を尊重すること、近所に迷惑をかけないこと。
川をもっと知ることが実は暮らしを見つめることにもつながる。
川とは水とミネラルの通り道(水と物質の循環)。
そこに人の営みがあるのだから。

タグ:鮎喰川
posted by 平井 吉信 at 20:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年09月13日

海が見える丘 船が泊まる港 海亀が寄せる浜


まだ日が高いと思っていた
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やがて薄墨色の東の空と
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黄昏の西の空
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港に涼みに来たら海上保安庁の船
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雲を従え
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暮れゆく川沿いの小径
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仕事を終えて夕凪の渚
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流木の展示
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太陽は山陰に 風はやみ 淡く回る光
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平凡な地球の昼間が終わるとき
人々の心に平穏な余韻を残す。








posted by 平井 吉信 at 15:46| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年09月05日

阿波勝浦の高野山 鶴林寺(かくりんじ)(勝浦町)


日々の勤行の経、般若心経や観音経(偈)はそらんじているし
古い仏さんなら自家の法事で読経している。
釈迦の教えから大乗仏教への流れ、
さらに日本に布教されてからの宗派の遷移などもさらっている。
空海や道元といった開祖をはじめ
西行法師、一休さん、良寛さんにも親近感を覚える。

祝詞(神道)や読経は日常のひとこまだけど
四国巡礼の経験はないし(してみようとも思わない)
徳島すら全部行けていない。
(このブログも空海に一部は由来する)
四国に住んでいても八十八箇所(四国巡礼)とは縁がない人は少なくない。
ただし実際にまわってみてはじめてわかることはあるはず。
(体験を通じて大脳に働きかけて神秘体験や達成感を得るというのはあるはず)

前置きが長くなったけど
自宅から近いのにこれまで1度しか行ったことがないのが鶴林寺。
勝浦川と那賀川の分水嶺の尾根上標高約5百メートルに立地する。部分的には高野山のように見える。
(高野山のような空中都市といった規模感はない。なおここから那賀川へと南下すると弥生後期の若杉山遺跡がある)

山門への小径
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苔の庭園
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本尊は地蔵菩薩
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三重塔は改修中
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行ってみると意外に若い人が来ていて驚いた。
感染症を逃れて近場であって厳かな雰囲気と山気に浸れるところ。
そう、ここは阿波勝浦の高野山。
よってね市(JA東とくしま)へ買い出しに行って
足を伸ばしてみたら。

posted by 平井 吉信 at 20:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年08月30日

雲を見ている 夏の雲は歌舞伎役者


ぼくは見ていないが、あるテレビドラマでの「顔芸」が話題になっているようだ。
(ただでさえコロナで疲弊しているのに「見ていて疲れる」という意見もあるようだが)

ぼくは興味がないので見ないけれど
雲が見せる顔芸にはときめいてしまう。

勝浦川橋を通り過ぎようとしたら下流(北東)に沸き立つオレンジの雲。
(このところ「オレンジ」をよく聴いているので)

左折して江田の潜水橋のたもとにクルマを停めて何コマか撮った。
(夕暮れは秒速で駆け抜けていく。写真はすべて江田の潜水橋から)

この小さなオレンジ色の雲に呼び止められたような気がした
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搭乗率が減少して経営が大変な航空会社に思いを馳せる
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この時刻がもっとも朱に染まっていた
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潜水橋と上限の月
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鉄塔ごしに燃える空
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水面も染めて
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小さな水路にわずかな色彩の翳りを落として暮れていく。
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空は人類に「わびろ」などと言わない。
(温暖化を引き起こしたのは人災だが、過去に地球は幾度も高温期を迎えているのも確かだから地球は気にしていないかもしれない。ちょっとあんたら増えすぎたからね、だから…などと)
(フジX-T2+XF18-55mmF2.8-4、フジX-T30+XF35mmF1.4 、XF14mmF2.8 )

ぼくは東も西も北も南も上も下もなく360度に暮れていった
南太平洋ランギロア環礁の夕焼けを忘れない。一期一会だった。
(ひたひたと押し寄せる地球の黎明に写真すら撮ることができない忘我の刹那)
タグ:勝浦川
posted by 平井 吉信 at 12:40| Comment(0) | 気象・災害

2020年08月29日

避暑地の赤松川 盛夏に木陰、谷間の静寂


赤松川は心のふるさとのような場所だ。
(このブログでも何度も取り上げている。過去の掲載は下部のタグからたどることができる)

連日の気温が30度を超えているような日々。
自宅にいても涼感は得られないので出かけてみたい。
(汗をかくのがいいんだよ)

支流舞ヶ谷へと進路を取る。舞ヶ谷にかかる橋。
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舞ヶ谷の合流点付近の赤松川の屈曲地形がおもしろい。川を横切るように断層(堰のように見える)があるよね。ブラタモリで見てもらおう。
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舞ヶ谷バス亭の隣に墓がある。暮らしと公共が密接している
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向原下のバス亭
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待合室から覗く棚田も盛り
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川沿いの棚田も然り
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美しい村のたたずまい(「美しい日本のむら景観百選」のこと)。これだけ見たらもう帰ってもいいかな。
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と思いつつ潜水橋を見に降りていく(徒歩)。
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いいね、などとしないでください
ひとりごとで、いいね
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いつかどこかで見たことがある ここを歩いていたような、と思わせる橋
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きょうの主題は木陰だから
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これだけ見たらもう帰ってもいいかな。
と思いつつさらに上流をめざす。
林道に入り木陰に停めた
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弁当を食べようと準備をしていると足元に虫が這ってきた。
動き方からしてゴキブリだが、家にいるのとは種類が違う。
調べてみると豊かな森に生息するというオオゴキブリのようだ。
遭遇できてよかった。
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そのオオゴキブリから1メートル離れた樹木の葉に見慣れぬ蝶がいる。
(帰宅してわかったのだがスミナガシという森に棲む蝶のようだ)。
昆虫には詳しくないけれどうれしい出会い。
(ぼくはホモ・サピエンス・サピエンスですと自己紹介)。
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これだけ見たらもう帰ってもいいかな、思ったけれど
スミナガシが飛び立ったあと
枝をかき分けて谷へと降りていく。
ここは赤松川源流域。
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誰もいない谷間で静かな時間が流れていく。
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これだけ見たらもう帰ってもいいかな。

タグ:赤松川
posted by 平井 吉信 at 12:52| Comment(0) | 山、川、海、山野草

大潮の白浜海岸(高知県東洋町) 入江に満ちて水底庭園あらわる


県境を越えると白浜海岸。
遠浅の海岸で高知を代表する海水浴場と思う。
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この日は干潮(それもかなり引いている)
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巨大な浮き施設があるが誰も使っていない(感染症対策で使用禁止となっているのだろう)
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浜の南端には天然の川がつくりだす入り江がある。
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同じ日、潮が満ちてくると違った表情に見える。
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海底散歩をしてみたくなるような。
posted by 平井 吉信 at 11:46| Comment(0) | 山、川、海、山野草

ひと夏の小歩危峡 


仕事で前を通りかかったらやはり立ち止まってしまう。
吉野川の大歩危小歩危の横谷地形。
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四国山地を雄々しく縦断していく吉野川の表情は瀞場と激流を繰り返す。
なかでも小歩危峡は白眉だ。
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険しくもしずしずと流れていくのだ。
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posted by 平井 吉信 at 11:32| Comment(0) | 山、川、海、山野草