2022年04月15日

由岐のまちなみと海を見下ろすときのゆりかご(貝谷峠のブランコ)


遍路道は峠を越えていく。阿南市福井町貝谷と由岐町田井とを結ぶひとのみち。
途中にある峠からさらに海を見下ろす台地にブランコが地元有志のみなさんが設置された。

海を見下ろすブランコといえば同じ海部郡で牟岐町の出羽島を思い出す。
→ 出羽島 アートが島の非日常が人々を結びつける

由岐I.C近くから案内板に従って峠をめざす
DSFT1295.jpg

竹林に覆われた遍路道、途中から雑木が混じるようになる
DSFT1299.jpg

DSFT1308.jpg

DSFT1313-1.jpg

ほどなく松坂峠にさしかかる。展望はない。仏像と石碑がある。
DSFT1325.jpg

DSFT1324.jpg

ここから貝谷峠まで700メートルとある。
DSFT1382-1.jpg

雑木林を抜けていくと三叉路に出る。開けたほうへ行くと海を見下ろす台地に出られる。
DSFT1355-1.jpg

ブランコは2本の木と金属ポールの補強を土台にしている
DSFT1375-1.jpg

海に向かって飛び出していけば、近くに由岐の漁師町と田井ノ浜のある集落に近づいていく。
DSCF6590-1.jpg

DSCF6608-1.jpg

DSCF6609-1.jpg

posted by 平井 吉信 at 20:20| Comment(0) | 里海

2022年01月17日

海が見える丘 大神子の大崎半島から日峰山と越ヶ浜を見る


日峰山から見た大神子と大崎半島であった前回と逆で、大神子の大崎半島から日峰山と越ヶ浜を見る。

徳島市と小松島市に挟まれた海域は静かな入江や砂浜と海崖が連続する海域で
勝浦川が運ぶ栄養で磯釣りも期待できる。
勝浦川の源流域はブナの森で知られる高丸山や雲早山がある。
そのミネラルが運ばれてくる。

徳島市側から見ると勝浦川河口、大崎半島、大神子海岸、越ヶ浜、雉子岩、小神子、根井鼻、小松島港と続く。
途中の根井鼻は海崖なので陸地から接近することになるが、岩の屋根筋を通る場所がある。
親父はこの一体を「通り魔」と呼んで近づくなと言っていた。
子どもには危ない場所である。足を滑らせたら終わりであるが、こっそり出かけていた。

小神子は小さな渚だが、沖に雉子岩がある。親父は「一本松」と呼んでいた。
目印となる松の木が生えていたからである。
小神子のなかほどに渚から突き出た磯があってここで波を見るのは楽しみ。
小神子は小松島港の北から峠を越えて下っていくしか道はない静かな場所。
昔ながらの漁師の集落と静かな環境を愛でる人たちが住んでいる。
「我は海の子」という唱歌のような渚である。

かつて小神子と小松島港を見下ろす丘の上に喫茶店があった。
祖父に連れられて来たこの店で飲んだ紅茶のおいしかったことを覚えている。
良い茶葉を使って適切に淹れられたお茶の風味が小学生の心を打ったのだろう。
(ぼくは決してグルメではないけれど、子どもの頃から素材のおいしさには感度があったように思う)

喫茶店の経営者は祖父の知人であったと記憶している。
いつだったか小松島港から船を出して通り魔の沖を回って小神子に抜けて一本松付近まで接近したことがある。港を出て走っているとうねりを感じて外洋と実感した。確かボウゼを釣って港へ帰った子どもの頃の記憶がかすかにある。

海が見える丘にあった喫茶店はその後、富士ゼロックスの保養所へと改修され、
どういうご縁か富士ゼロックスの社員の方に施設内にご招待いただいたことがある。
生態系だったか勝浦川流域の取り組みの勉強会の講師としてでなかったか。

一部上場企業の保養所がなぜ小松島にあったのか、
前オーナーの喫茶店はなぜなくなったのかなどの顛末は知らない。
でも小神子の地が都市近郊でありながら「我は海の子」を彷彿させる漁村であり、漁師の集落でありながら魚の匂いのしない静かなリゾートでもあり、その雰囲気に惹かれてインテリが住む地でもある。

小神子の次に奥小神子と呼んでいる越ヶ浜。どういうわけが越ヶ浜へは海からも陸からも辿り着く道(小径)がなく、十数年前に近くまで行きながら渚(越ヶ浜)には辿り着けなかった。そのときは小神子の集落の上のトラバース道を辿って越ヶ浜の流域(沢筋がある)の谷へ降りていき、海まであと十数メートルで行く手を茨に阻まれたのだ。
数年後に越ヶ浜に注ぐ沢を辿れば浜に出られることを発見しこのブログにも書いた。
それは人気コンテンツとなっていてアクセス数はもしかしたらこのブログでもっとも多い。

いまは遊歩道から沢沿いを下る場所に小さな案内板があってそれを辿れば容易に浜にたどり着けるようになっている。かつてこの渚をめざした折に人里離れた山中に廃屋を見つけて驚いた。海を見下ろす山の斜面にどんな目的でどんな人が住んでいたのか。世捨て人の庵か、はたまた炭焼き小屋のような住居だったか。いまではその廃屋跡すら見つけられなくなってしまった。小神子からのトラバース小径の近傍で見かけたが、草が生い茂り崩落が随所にある廃道となっている。

越ヶ浜を見下ろせる場所は2箇所ある。日峰山山頂から北東尾根の張り出した場所と大神子の北側の尾根沿いをたどる大崎半島の散策路からである。

越ヶ浜から大神子へも道はない。小神子から越ヶ浜へは小径が通じていたが、越ヶ浜から大神子へは小径はない。海崖と岩を越えて一部は引き潮時に磯伝いに行くかしかない。大神子は小神子と違って多少開けた場所で保養施設、テニスコート、キャンプやバーベキューができる場所がある。夏場はこのバーベキュー施設も人気である。

大崎半島は勝浦川河口と大神子の間にある突き出した半島で、大神子から遊歩道を伝って半島の尾根をたどると随所に展望台があり、いくつかの分岐で展望台へ向かう。北へ向かう分岐は勝浦川沿いの海へと降りていく散策路だろう。大崎半島の先端まで行けば、勝浦川河口やら津田海岸、大神子、越ヶ浜と連なる海岸線(小神子は入り江となっていて見えない)、そして根井鼻(通り魔)と小松島湾をはさんで和田の鼻と航空自衛隊基地が見える。

大崎半島を下って北の勝浦川筋へと降りていくと勝浦川河口に張り出した洲が見える。
この一帯は蜂須賀公が「籠の藻風呂」と呼んだ江戸時代の藩侯の保養地でもあった。

徳島市と小松島市の間の海岸の沖合、もしくは津田海岸の沖合に鳥居が沈んでいるといわれる。お亀千軒と言い伝えのある場所である。

コンビニが立ち並ぶ市街地から山を越えればこんな場所がある。徳島市、小松島市に住んでいる人は散策してみるといい。

大神子北部から大崎半島の尾根筋に出て大神子を振り返る
DSCF4719-1.jpg

DSCF4756-1.jpg

大神子から見る日峰山山頂北東の尾根(もっとも標高の高い場所)、ここから越ヶ浜(画面左下の渚)が見える。この地は対岸から越ヶ浜と日峰山の裏側が見えている。
DSCF4721-1.jpg

手前の出っ張りが越ヶ浜から小神子へと続く海崖。奧の出っ張りが小神子から小松島港へと続く根井鼻(通り魔)
DSCF4727-1.jpg

尾根は快適な散策路 多少のアップダウンと分岐がある
DSFT0268-1.jpg

DSCF4745-1.jpg

植生を見るのも楽しみ
DSCF4758-1.jpg

すみれが群生している場所があるが、この時期は開花していない。このすみれはタチツボスミレの仲間のようだが葉が厚い。もしかして園芸種のクロバスミレの野生化ではないか。
DSCF4738.jpg

分岐をたどれば数カ所に展望台がある。対岸の和歌山は晴れていればよく見える
展望台から村瀬真紀さんの小麦屋でつくられたパンをいただいた。良い素材でていねいにつくられたパンは冬のひだまりで潮風に吹かれながら噛みしめる。県内では北島さんのブーランジェリーコパンと村瀬さんの小麦屋が好き。流行のパン屋の盛った外観とは対照的に、素材の良さを愛情を持って引き出しているから。
DSFT0288-1.jpg

大神子から越ヶ浜、裏日峰山
DSFT0283-1.jpg

大崎半島の先端に近づいて来ると磯に降りる小径があるようだ。水の透明度は高い
DSFT0299-1.jpg

大崎半島の先端からさらに進むと下りになって勝浦川筋の海辺に出られる。砂はきめ細かい
DSCF4741.jpg

勝浦川筋から北に広がる津田海岸を埋め立てた造成地。津田海岸町はさらに再整備が進んでいるようだ
DSCF4760-1.jpg

この景観がいい。勝浦川河口の洲、遠景に津田の六右衛門がいた津田山、さらに向こうは紀貫之が愛でた眉山。これを見ていると金長まんじゅうが食べたくなる
DSCF4761-1.jpg
河口洲が形成された場所は本来は水衝部だが、山の岩盤に当たってそれ以上南下できず、流速が落ちたところで海の波の作用もあって右岸に堆積が進むのだろう。その一方で左岸は水を流すために掘れているはずである。

帰路の尾根筋から大神子〜越ヶ浜〜小神子北端を見る
DSCF4766-1.jpg

散策路は下っていく
DSFT0326.jpg

人々も家路へ向かう夕方
DSCF4773.jpg

ドボルザークの新世界のあの第2楽章が心で鳴っていたので車に戻って聴いてみる。USBメモリに入れたケルテス指揮ウィーンフィルのデッカ盤。若きケルテスの渾身の演奏を聴きながらたどる家路。

イシュトヴァン・ケルテス…遊泳中に不慮の事故で43歳でこの世を去ったハンガリーの指揮者。風貌からして芸術への姿勢が伺える。惜しい人を亡くした。海を見ながらの「新世界」はそんな思いが背景にある。



posted by 平井 吉信 at 23:37| Comment(0) | 里海

2021年11月29日

防潮堤に描かれた走馬灯 幼心の君は心のままに


子どもたちが防潮堤に描いた絵を見られるのが出島野鳥園(那賀川町)から海沿いの場所。
以前に描いたのが消えかけているので今年の秋に描いたものらしい。
淋しげな秋の海辺を感じたくて訪れてみて、ああ新聞に載っていたなと思い出した。
→ 初夏に訪れたのはこちら(今回の絵と重ならない)

DSCF3246.jpg

DSCF3248.jpg

DSCF3249.jpg

確かここで潮干狩りをした記憶がある
DSCF3250.jpg

那賀川の強い流量が運ぶ土砂が堆積した海岸
DSCF3252.jpg

DSCF3255.jpg

DSCF3256.jpg

DSCF3258.jpg

DSCF3260.jpg

DSCF3262.jpg

DSCF3263.jpg

DSCF3266.jpg

DSCF3267.jpg

DSCF3269.jpg

DSCF3278.jpg

防潮堤の小径から指呼の間に出島野鳥園の自然林が見える
DSCF3282.jpg

いずこも同じ秋を象徴する野ブドウの色とりどり 
DSCF3289-1.jpg

季節は何度かめぐり、人の記憶容量をあふれさせようとするけれど
ふとした拍子にあの日のできごと、逝ってしまった人たちを脳裏に呼び戻す。
いまはそんな季節なのだろう。

タグ:出島野鳥園
posted by 平井 吉信 at 22:32| Comment(0) | 里海

2021年11月28日

人けのない田井ノ浜 秋の終わりの「冬景色」


季節がどんどん進み行く晩秋だから「冬景色」を置かなくては。

さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の
舟に白し、朝の霜。
ただ水鳥の声はして
いまだ覚めず、岸の家。

烏(からす)啼(な)きて木に高く、
人は畑(はた)に麦を踏む。
げに小春日ののどけしや。
かへり咲(ざき)の花も見ゆ。

嵐吹きて雲は落ち、
時雨(しぐれ)降りて日は暮れぬ。
若(も)し灯火(ともしび)の漏れ来(こ)ずば、
それと分かじ、野辺(のべ)の里。

(注/「冬景色」は作詞作曲不祥の文部省唱歌で著作権は消滅)

CDはNHK東京放送児童合唱団で聴いている。
ただ音楽を信じて声を合わす少年少女の澄んだ音世界。
小学校の音楽で習った唱歌だけど冬景色の歌詞は文語調で小学生には意味がわからない。
それでもなんとなく情景が思い浮かんだ。教科書に挿絵があったからかもしれない。

葦の生えた入江、川の河口なのだろう。
(歌詞には表現がないが、入江、朝霧から葦原を感じる。こんなところはエビが採れる。もしかしたらニホンカワウソもいたかもしれない)
張り詰めた朝はじーんと寒気が縛るようで空気が動かない。
そんな印象を子どもながらに持った歌。

日本の漁村周辺ならどこでも当てはまりそうな風景。
葦原が残る入江に霧が立ちこめるという情景は詩的なまでに美しい。
詩と楽曲が一体となって初冬の人々の暮らしを描いているけれど
眠りから覚めない朝、仕事に励む昼、嵐の一日のあと、夜の帳を照らす灯火。
短いようで長い人生をまっとうしようとしている人たちの賛歌とも取れる。

四国の風景は必ずしも歌の世界観と合致しないかもしれないけれど晩秋の風を感じたので置いてみた。
DSCF2931-1.jpg

DSCF2914.jpg

DSCF2920-1.jpg

DSCF2956-1.jpg

追記

もし中古でも手に入るようならぜひご入手を。
「早春賦−珠玉の唱歌名曲集」/NHK東京放送児童合唱団
(メーカー:キングレコード、発売:1988年5月5日、品番:K30X-244)
収録曲はこちらから
→ 童謡、唱歌で 夢は山野を駆けめぐる

春夏秋冬の唱歌を季節ごとに並べているので春から聞き始めて冬になって
また春に戻ってくる歓びを歌で感じる。
合唱団の実力あってのことではあるが、ソロと合唱を適宜織り交ぜている。合唱にありがちな手練手管はなく、楽曲の魅力に静かに浸ることができる。合唱だからビブラートのない透明感のある再現(=作為感がない)。一部のソロでは歌の上手な女の子などが少しビブラートをかけて歌い上げるがそれも楽曲の魅力を高めている。著名な歌手が朗々と歌い上げたり(歌い手の体臭が立ちこめて詩の世界が崩れる)、語り掛ける(歌の世界が個人体験になって固定化矮小化してしまう)のではなく演奏者の個性を離れて楽曲を聞きこみたいなら何度聴いても飽きることのない宝もののような名盤CD。



posted by 平井 吉信 at 23:53| Comment(0) | 里海

2021年07月19日

田井川のハマボウ(美波町)


土日は溜まっている用事がある。
朝から家事をしながら昼過ぎからは泥まみれのクルマの洗車。
車体を乾かすために走ってみようと気分良く田井ノ浜まで来てしまった。

予想どおりだけれど海水浴場は閉鎖されていて駐車場も鎖が貼られていた。
駐車場の閉鎖は意味がない。
見てみない振りをして危険な状況をつくりだしている。

ところが現実はグループがやって来て路上駐車。
露出の高い服装でマスクなしで大声ではしゃいでいる。
これもいただけない。
自己責任で泳ぐのは当然としてもこれでは地元は嫌がる。
(鎖を貼りたくなるのもわかる)

いつになったら静かに海を愉しめる日が来るのだろうか。
(コロナだけが原因ではない)

海を見下ろす場所でコオニユリを見ていると
小雨から曇り、やがて薄日が射してくる。
DSCF8522-1.jpg

DSCF8526-1.jpg

DSCF8530-1.jpg

DSCF8532-1.jpg

四国のこの季節、野山は橙色が点在する。
ノカンゾウ、ヒメヒオウギズイセン、そしてコオニユリ、オニユリ。

田井ノ浜から田井川沿いに広がるマングローブにやってきた。
DSFT7059.jpg

ここはハマボウの自生地。
DSCF8541-1.jpg

DSCF8542-1.jpg

途中に石仏がある
DSCF8554.jpg

感潮河川の田井川の両岸にハマボウの花が咲いている。
炎天下とは違って雨の滴を宿したハマボウの花弁は透けるようなはかなさがある。
DSCF8543-1.jpg

DSCF8546-1.jpg

DSCF8548-1.jpg

河畔の小径は草が生い茂って趣がある
DSFT7063.jpg

田井ノ浜を後にして早めに戻ることにした。
posted by 平井 吉信 at 23:53| Comment(0) | 里海

2021年05月30日

北の脇のハマヒルガオ


生態系の営みが感じられる松林を抜けて眼前が拓けると渚に出る。
DSCF7107.jpg

そこに咲いているのはハマヒルガオ。
DSCF6977-1.jpg

DSCF7027-1.jpg

DSCF7032-1.jpg

散策とともに宝物を拾うにように光と陰を
空と海、風と緑に見つけていく。

DSCF7088-1.jpg

砂に埋もれた捜しものを見つけるように。
DSCF7060-1.jpg

DSCF7127-1.jpg

DSCF7093-1.jpg

DSCF7103-1.jpg

わずかばかりの時間だけれどこれが糧となっている。
タグ:北の脇
posted by 平井 吉信 at 12:33| Comment(0) | 里海

2021年05月13日

強風の日 出島野鳥園は少年の日の夏風邪にも似て砂が舞う やがて青の渚に舞い降りる


葦が生い茂る湿原は少年の宝物をしまっておく場所。
学校の帰りに葦を踏みしめて通路を作る。入口は塞いでおく。
奥へ行くとやがて円形の陣地のような場所に出る。
秘密基地です、秘密基地。

いまならドローンで上空から容易に発見されてしまうので夢がないのだけれど。
もしくは携帯端末の位置情報から居場所が特定されるかも。

那賀川は剣山の南斜面の2つの大きな流れ、本流と坂州木頭川が合流して紀伊水道に注ぐ急流。
本流はさらに北川と南川(美那川)に分かれる。
地図を見ると那賀川の吐き出し口が海に口を尖らせたような三角州となっていることがわかる。
上流は日本有数の多雨地域(3,000〜4,000o)なので土砂を運ぶ能力もすさまじいのだろう。

その那賀川の三角州の北側に広がる広大な湿地が出島湿原。
ここにゴルフ場を造成したがゴルフ場に隣接して小さな湿地が残された。
それが出島野鳥園。
DSCF5548-1.jpg

車を置いて小径を行くと野鳥の観測場所がある。小窓から湿地を覗く
DSFT1853-1.jpg

DSFT1848-1.jpg

そこから見える風景
DSFT1866-1.jpg

DSCF5531-1.jpg

目の前で水浴びを始めたツグミ
D7N_7291-1.jpg

D7N_7293-1.jpg

湿原の木々も緑に覆い尽くされる
DSFT1855-1.jpg

4月に観測された野鳥のリスト
DSFT1857-1.jpg
キジもいる。数週間前の徳島新聞ではキツネが目撃(撮影)されたと掲載。

足元にはシロバナタツナミソウ。紫色は見かけても白は初めて見た。
DSCF5545-1.jpg

いまはゴルフをする人もいるけれど人口減少でプレーヤーがいなくなり近い将来ここは再び湿原に戻る(再自然化)。そんな気がする。

野鳥の観測場所は二箇所にあるけれど野鳥園をぐるりと見てみようと外へ出てみる
猫はここの象徴の生き物。この猫に気を取られているキツネが撮影されたのだ。
DSCF5551-1.jpg

強風でも媚態を保つ。花の名前は知らない
DSCF5554-1.jpg

DSFT1872-1.jpg

堤防道路へ上がる
DSFT1878-1.jpg

那賀川河口に向かって歩くと左手に海。自然地形なのかどうかはわからないが砂丘の自然堤防上のようにも思える
DSCF5557-1.jpg

堤防上の高い目線から出島湿原の森が広がっていることがわかる
DSFT1877-1.jpg

堤防に描かれた地元の人たちの絵
DSCF5561-1.jpg

絵の空と現実の空が続いているようで
DSFT1882-1.jpg

海に上がる花火を狸やキツネが見ているという
DSFT1915-1.jpg

なんだろう、この荒涼たるリゾート感
DSFT1908-1.jpg

砂丘上の背の低い灌木。未来少年コナンの「残され島」かと
DSFT1910-1.jpg

野鳥園の上空にはUFOのように雲が流れる
DSFT1920-1.jpg

ハマウドという植物を知っていますか
DSCF5567-1.jpg

セリの仲間で大きくなるが、強風を受けるこの場所では草丈は低い
DSCF5570-1.jpg

足元には色とりどりの花
DSCF5572-1.jpg

小さい頃、アサリを採りに来たことを思い出した
DSCF5563-1.jpg

砂浜へ降りることもできる。海に降りる小径をたどって。
DSFT1921-1.jpg

DSFT1929-1.jpg

それは湿原への回顧、過去に続く小径。
DSFT1866-1.jpg



タグ:出島野鳥園
posted by 平井 吉信 at 21:58| Comment(0) | 里海

2021年05月08日

春から初夏への北の脇


午後最初の仕事で阿南市内を訪れて昼を食べる場所に北の脇海岸を選んだ。

海岸へと続く松林を抜ける
DSFT1635-1.jpg

木陰のハマエンドウが風に揺れるので根気よく待つ
DSFT1684-1.jpg

海が見える
春と初夏の間の季節、渚もおだやか。
DSFT1656-1.jpg

浜昼顔が咲いていた
DSFT1659-1.jpg

DSFT1679-1.jpg

この後の打ち合わせも和やかに進んだ。
おだやかな一日の海と午後。
posted by 平井 吉信 at 12:27| Comment(0) | 里海

2020年11月14日

夕暮れの北の脇 影を追いかける


高校の頃から何度も訪れているのだけれど
阿南市内の家電量販店で買い物をした後に立ち寄ってみた。

おだやかな渚
DSFT9044-1.jpg

DSCF0848.jpg

すすきが海からの風になびき
DSCF0853.jpg

長く伸びる地球と自分の影
DSFT9035-1.jpg

闇を照らす灯すようにぽうとあでやかに
DSCF0863-1.jpg

斜めの残照
DSCF0866.jpg

流木が横たわる龍のよう
DSFT9047.jpg

沖を行き交う船 それもまた秋の気配
DSFT9052-1.jpg

波打ち際のツワブキ
DSCF0883.jpg

崖の上のアゼトウナ
DSFT9059-1.jpg

黄色い勢力に負けないよう ハマアザミ
DSCF0878-1.jpg

木々が茂る自然石の神社
DSCF0900.jpg

境内のモグラのあとがストーンサークルのよう
DSFT9068.jpg

渚に戻れば日は落ちて
DSFT9070-1.jpg

おだやかな黄昏に身を染める
DSFT9071-1.jpg
posted by 平井 吉信 at 21:53| Comment(0) | 里海

2020年05月18日

田井ノ浜(美波町) 五月の午後のひととき


青春ドラマであるでしょう。
夕陽に向かって駆け抜けながら叫ぶ場面。
おそらくあのドラマは湘南が舞台なので江ノ島とか鎌倉とかの周辺が舞台。
徳島ではまちの近くの渚といえば、…ないのだ。
しかし鉄道の近くの渚といえば、…ひとつある。
それが田井ノ浜。
DSFT5337-1.jpg

DSC_2459-1.jpg

DSCF8679-1.jpg

夏休みだけ臨時駅が開設されて汽車が止まるというのもいい。
プラットフォームを降りたら砂浜、駅も浜の一部というのはそうざらにはない。
DSCF5847-1.jpg
なにか「バカヤロー」と叫びたいこともないのだが、
そう言って国会を解散した首相がいたことを思い出した。

宿毛市の浦田菓子舗さんで売られているバカヤローまんじゅう
DSC_1316-1.jpg

浦田さんはまちのアイデアマン。お元気でしょうか?
DSC_1318-1.jpg

DSC_1330-1.jpg

宿毛市郊外にはこんな建物がある。三密を避けて読書をするには最適の離れ
DSC_1299-1.jpg


さてと、舞台は田井ノ浜。
浜へ来たのに渚へ行かずに周辺を歩く。
周辺にはハマボウが咲く田井川や遺跡がある(夏には)。
D7N_4453-1.jpg

DSCF8662-1.jpg

D7N_4445-1.jpg

D7N_4436-1.jpg

D7N_4469-1.jpg

むしろ海に近い里山の風情がいい。
DSFT7791-1.jpg

DSFT7803-1.jpg

牟岐線の踏みきり、いいな。
DSFT9935-1.jpg

DSCF4537.jpg

楚々としたナガバノタチツボスミレ。目を留める人はいなくてもここで咲いているよ、と涼やかに。
DSCF4519-1.jpg

小さな山野草に光があたる。そのとき小宇宙だよね
DSCF4526-1.jpg

DSCF4531-1.jpg

DSCF4548-1.jpg

お、田井ノ浜臨時駅を通過していく
DSFT9938-1.jpg

お約束の渚へ出てみるけれど、やはり小宇宙に目が惹きつけられる。
DSCF4568-1.jpg

DSCF4574-1.jpg

DSCF4577-1.jpg

そこに存在するだけで「いい」と教えてくれるようで。
タグ:田井ノ浜
posted by 平井 吉信 at 23:25| Comment(0) | 里海

2020年05月06日

歩いて行ける山 そこから見える海 でもこの海はここからでしか見られない(日峰山と越ヶ浜)


このブログで閲覧数の多いコンテンツとして大神子小神子の話題があることはご存知のとおり。
→ 大神子、小神子の謎の荒れ地、流れ込む沢、背の高い子どもの冒険
大神子(おおみこ)は徳島市大原町から、小神子(こみこ)は小松島市中田町から近づく。
大神子にはテニスコートやら病院やらがあって保養地となっている。
小神子にはかつて一部上場企業の社員専用リゾートが丘の上にあって別荘が建ち並ぶ。

DSCF4514-1.jpg

ところが大神子と小神子の間にもうひとつ知られざる浜がある。
その名前すら知られていない。
その浜は越ヶ浜という。

前述のコンテンツはどうすれば越ヶ浜へたどり着けるかを書いたものだが
越ヶ浜は日峰山の裏に当たりどこからも見えないと思っていた。

ところがたった一箇所、越ヶ浜を見下ろせる場所がある。
ちょっとした小ピークで東南が開けている。

徳島市に隣接しながらほとんど知られていない渚を上から見た写真をどうぞ。
かつて浜に煙りたなびく苫屋があったかもしれない頃の渚を思い浮かべながら。
DSCF4477-1.jpg

DSCF4481-1.jpg

DSFT9917-1.jpg

ここへ来るまでも目のごちそうがある。
自然がつくりだしたアートはそれを観ようとする人にだけ見える。
DSCF4467-1.jpg

でもぼくは相変わらずスミレに目が行ってしまう。
ナガバノタチツボスミレの清楚な姿、しばらく風が止むのを待った。
DSCF4491-1.jpg

DSCF4505-1.jpg

DSCF4512-1.jpg

宇宙船地球号の21世紀のとある場所の一日に過ぎないのだけど。

追記
越ヶ浜が見える場所がもう一箇所あった。
大神子と勝浦川河口の間の半島から正面に見える。
→ 十年で循環する生き方 次の1クールを考えようと海が見える丘に(大神子)

posted by 平井 吉信 at 21:04| Comment(0) | 里海

2020年04月25日

日常にあるのに気付かない景色 北の脇(阿南市)編


北の脇海岸は阿南市民の憩いの場、県南を代表する海水浴場でもある。
高校時代、学校の帰りに何度か立ち寄ったことがある。
(通学路からさらに遠ざかるので滅多には行けないけれど)

午後の遅い時間になってふらりと訪れてみた。
散策する人がまばらにはいるが、これはコロナ禍とは無関係。

車を停めて歩き出すと、
おお、ユキノシタの葉。
天ぷらで食べると何枚でも食べられるのだけれど
もちろん採らない。飽食の時代に貴重な山菜を好奇心で食べる必然はないから。
ツユクサのような植物も見えるが緑一色の壮観。
DSCF3229-1.jpg

葉緑体でできた銀河のよう
DSCF3382-1.jpg

防風林の森を抜けていく。
夏の夕暮れ、マムシを踏みそうになった小径。
(径のまんなかで砂に擬態してじっとしていた)
あれは昨年のこと。
DSCF3248-1.jpg

なんだかヱヴァンゲリヲン風のマメ科の植物
DSCF3250-1.jpg

渚に出た。子どもが波打ち際で遊んでいる。
存分に遊ぶといいよ。
DSCF3296-1.jpg

北の脇は渚と防風林を結ぶ小径がたくさんある。
真夏にはとても入っていけないけれど
いまの季節ならなんとか入れる。
DSCF3308-1.jpg

防風林の小径探検をしていると
出会った小さな花。
点でしか見えないのを近寄ってみた。
DSCF3291-1.jpg
(特殊なカメラとレンズではない。きょうの写真はすべて平凡な標準レンズのみの写真=フジX-T30+XF35mmF1.4 )

これはタチツボスミレ。日本のスミレのなかでもっとも多く見かけるが
どこでも見かける代わりに少しずつ雰囲気が違う。
DSCF3312-1.jpg
ここのは花の色が妙なる感じ。おそらく日陰だからではないか。
DSCF3322-1.jpg

小さなスミレに躍動している存在を感じるのはぼくだけではないだろう

神社がある。
不思議な空間。
宗教が始まる前の自然崇拝のような雰囲気。
DSCF3362-1.jpg

DSCF3336-1.jpg

DSCF3338-1.jpg

再び渚へと向かう。
樹木のトンネルを抜けるとごちそうがあって食べると豚になるという物語を思い出した。
DSCF3328-1.jpg

浜昼顔の群落
「潮風にちぎれて」というユーミンの曲を思い出した。
(地味だけど好きな曲)
DSCF3301-1.jpg

DSFT9314-1.jpg

DSCF3376-1.jpg

宇宙人のような植物がある。
よく見て。
DSCF3330-1.jpg

DSCF3353-1.jpg

植物体がうねるように(水道の配管のように)
いったん下へ向いて上へ向かい
その先で竿先から釣り糸を出している。
(釣り竿を持った浦島太郎を思い出した)

それがずらりと並ぶ。
日本でもっとも高い標高の小海線野辺山駅で降りて清里駅まで歩いた20代の頃、
一面のキャベツ畑と野辺山宇宙電波観測所を思い出す。

そろそろ太陽の光に翳りがさしてきた
DSCF3367-1.jpg

DSCF3371-1.jpg

路傍の草こそ生きていく糧となりそうな気がする。
小学校の頃から植物図鑑と地図をよく見ていた子どもだったが
おとなになってもまるで変わらない。




posted by 平井 吉信 at 23:40| Comment(0) | 里海

2020年02月24日

木岐(きき)椿公園 スミレに始まりスミレに終わる 


日和佐道路の由岐I.Cを降りて田井ノ浜を過ぎると木岐の集落がある。
(道幅は広いのでまちドライバーも安心)
港方面へ向かうと行き止まりの場所に満石神社がある。
(車は港周辺の空き地に置ける)
DSCF9931-1.jpg

近年、地元の人の手で神社を含む山麓が椿公園として整備された。
この日訪れてみると椿はちらほらだったが
とても快適な数時間を過ごすことができた。
満石神社までは海(木岐港)を見ながら快適な散策。
DSFT7840-1.jpg

DSFT7842.jpg

崖にすみれが咲いている。
ここは北西の風をさえぎる南東に面した温暖な場所。
今回からスミレと書かずに種類を分けて書くようにしたい。
というのもスミレの図鑑を入手したため。

シハイスミレ。
DSCF9938-1.jpg

DSCF9941-1.jpg

この個体は美しい
DSCF0010-1.jpg

DSCF9946-1.jpg

DSCF9949-1.jpg

その崖に生えているのはスミレの海洋型のアツバスミレ。
DSCF9953-1.jpg

DSCF9959-1.jpg

なおも快適な散策を続けると
書家の小坂奇石の書を刻んだ広場に出る。
DSFT7855-1.jpg

風もおだやか(むしろそよ風を感じる)なこんな日は一日ここでいたい。
(体調がすぐれない人こそ陽光を浴びてみるのがいいと思う)
DSFT7856-1.jpg

さらにアツバスミレが崖の上に。
DSCF9967-1.jpg

DSCF9971-1.jpg

スミレに視覚はないけれど光は感じるはず。
海を眺めるように鎮座している姿を見ていると
心がなごむ。
DSCF9977-1.jpg

満石神社前の泉はイボに効くという。
DSFT7860-1.jpg

DSFT7862.jpg

神社からは左手の坂を上がっていく。
やがて展望台に出る。
DSFT7871-1.jpg

照葉樹の樹間に点在するのはタチツボスミレの海洋型、ツヤスミレ。
アツバスミレと違って日当たりの良すぎる場所は好まないようだ。
タチツボスミレとは葉の光沢感や厚みだけでなく低く構える姿勢など雰囲気の違いを感じる。
DSCF9988-1.jpg

再びアツバスミレ
DSCF9994-1.jpg

DSCF9997-1.jpg

椿はどうしたって?
撮り忘れるところでしたが、一輪だけ。
DSCF9979-1.jpg

こんな散策路は少年の心をときめかせる。
いまでも。
DSCF9999-1.jpg

木岐の漁港では釣り船が帰ってきた。
釣果を見せてもらって
巨大なハゲとハマチですねと漁船に尋ねると
「この大きさだとメジロやな」と訂正された。
(出世魚の呼び名は地方で違う)
DSCF0014-1.jpg

こちらはクエ(高級魚)
DSCF0019-1.jpg

木岐を北上して峠を越えると海に向かって下っていく。
幾重にも波が押し寄せる田井ノ浜。
DSFT7887-1.jpg

ところでなぜスミレかって?
それはまたの機会に。
posted by 平井 吉信 at 18:00| Comment(0) | 里海

2019年12月08日

北の脇の南端 そこに自然石のご神体の神社がある


夕暮れの北の脇を散策していて南端へ足を伸ばしてみた。
DSCF8277.jpg

途中の岩場にはツワブキやアゼトウナの群落があった。
DSCF8295-1.jpg

DSCF8299-1.jpg

すると渚へと通じる散策路があった。
しばらくたどると神社の境内に遭遇。
2つの神社が同じ敷地に合祀されているような。
ひとつは山神神社と読める。こちらには神社の建物がある。
DSFT6515-1.jpg

もうひとつ石版に刻まれた名称が読めない。

もうひとつは北の脇の崖へとつづく岩肌に安置された社。
大木の茂みが陰を落としてそこから奥へと導かれるような雰囲気。
むしろこの岩がご神体のような。
DSFT6510-1.jpg

DSCF8307-1.jpg

DSCF8313-1.jpg

この世とあの世をつなぐ接点のような場所にも見える。
この神社の名前も由来もわからない。

posted by 平井 吉信 at 23:01| Comment(0) | 里海

2019年11月03日

大神子の夕凪は渚からでも丘の上からでも


徳島市南部の大神子海岸はテニスコートや散策コースがあるため
市民の憩いの場となっている。
新たに購入したデジカメ(ソニーRX100M7)を持ち出して
散策してみた。
(仕事は立て込んできついけれど心が遊ぶ時間は必要)

夕暮れ間近の海岸は親子や家族を連れた人たちが思い思いの休日を過ごしている
DSFT5526-1.jpg

RXM00709.jpg

渚をあとに左手の遊歩道から海岸を見下ろす稜線をめざす
大神子は猫の聖地でもあるので山中にもいる
RXM00711.jpg

かすかに息をはずませて稜線の林間をたどる道は静かな喜び
DSFT5531-1.jpg

稜線とは大神子の北に突き出た半島の背骨
だから南側の大神子と北側の津田・勝浦川河口が見える
大神子側
DSFT5540-1.jpg

勝浦川河口と遠くに徳島市の象徴眉山(びざん)
DSFT5550-1.jpg
眉のごと 雲居に見ゆる 阿波の山 懸けて漕ぐ舟 泊り知らずも
 
万葉集にもうたわれた眉山を紀貫之も舟から見たという
もちろん当時はビルはなく勝浦川三角州の平原が広がっていただろう

ほら、海を眺める静かな時間のために特等席がある
水平線を漂う雲は動かないようで少しずつ姿を変えて気がつくとそこにない
それを見る人もまた同じ
DSFT5536-1.jpg

和田の鼻の沖を通る貨物船
RXM00745-1.jpg

一本松の礒は数年前に松が枯れてしまった
RXM00749-1.jpg

巣にかかった羽アリをいままさに食べようとする女郎蜘蛛
これも生命の営み
RXM00741-1.jpg

RX100M7は飛んでいるトンビを追いかける
RXM00760-1.jpg

渚に降りてくるとそろそろ家路をめざす時間
RXM00706-1.jpg

太古から繰り返されてきた渚の夕暮れは
いつも決まって家路を連想させる

台風や水害の被害に遭われた方も
津波で大切な人を亡くされた方も
いまは病気で闘病中の方も
あまねく佳き日であればと。


posted by 平井 吉信 at 10:55| Comment(0) | 里海

2019年07月05日

マムシにご注意(画像あり 嫌いな人は見ないで)


今年に入って早々にマムシを見かけた。

1回目は文化の森の丘の上に上がる階段で。
(多くの人が散歩やジョギングをしているところ)

アオダイショイウの幼蛇はマムシの模様に擬態するけれど
寸法感が違うのでわかる。今回はマムシだ。

次は涼みに来ていた北の脇で松林の道を帰路に就いていたとき。
暗がりで見分けが付かない色をしていたので
足をすぐそばに置いてから気付いた。

奴は逃げ出したが追いかけるととぐろを巻いて威嚇する。


出没はいずれも夕方。
文化の森や北の脇といった大勢の人が来られる場所でも
夕方は特に注意が必要ということ。

写真は下のほうに掲載しておくから見たくない人はスクロールしないで。
























DSFT2110-1.jpg
タグ:北の脇
posted by 平井 吉信 at 00:08| Comment(0) | 里海

2019年06月16日

一足先にやってきた北の脇の夏、水に浮かぶ雲は等身大の水彩画


近場でゆっくりしたい、できれば海で、という人は
阿南市の北の脇海岸がいい。

ぼくにとっては高校(冨岡西)から自転車で行くぐらいの距離、
小学校の遠足もここ。
当時はさらに遠浅の海であった。

北の脇には無料の駐車場が2箇所にある。
海を散策する人は第二駐車場に停めて
防風林を歩いて渚に出るといい。
(もっとも海へ出るまでにこの林間のこみちをどんどん歩きたくなって海へ辿り着くまで1時間かかったりするのだけれど)
ウィキペディア(Wikipedia)には次のような記述が並ぶ。
ちょっと誉めすぎのような気もするけれど。

北の脇海水浴場
紀伊水道と遠く伊島を望んで美しい自然環境、遠浅の地形、水質、規模等の上から徳島県下有数の海水浴場である。1950年(昭和25年)以来、見能林村が脱衣所・監視所・シャワー室等の設備を次第に整え、阿南市に合併後はレジャーブームに乗り、遠くは京阪神から客が訪れる。透明度・酸素要求量等は西日本一といわれ、立地・交通条件、受け入れ体制等が完備された海水浴場である。毎年7月1日が海開きで…(略)


クロマツの林床には無数の植物が四季折々の花を咲かせる。
(いまの時期は花の端境期のようで特に目立つ花はなかった)

北の脇へは到着する前から儀式が始まっている。
見能林から海へ向かってまっすぐに伸びる道、
稲をなびかせ田を渡る風、
自転車でかけていくその瞬間の晴れがましさ。
DSFT1764-1.jpg

DSFT1768-1.jpg

家々の石垣も立派だ
DSFT1771-1.jpg

北の脇へ着いたら林間の散策から
松林を風が吹いたりやんだりしながら
蝉などの虫の声、鳥のさえずり、
そして遠くに聞こえる潮騒が背景音となって
木洩れ日が明滅する。
森のこみちをたどる愉しさは言葉に言い表せない。
DSFT1775-1.jpg

DSFT1780-1.jpg

植生に足を止めながら風を感じて進む。
(虫が多いので気になる人は虫除け対策を)
DSFT1790.jpg

DSFT1808-1.jpg

DSCF3184-1.jpg

DSCF3189-1.jpg

DSCF3191-1.jpg

DSCF3195-1.jpg

DSFT1805-1.jpg

やがて渚が見えてくる。
DSFT1797-1.jpg

沖合に浮かぶはイシマササユリが自生する伊島。
おだやかな表情の渚。
DSFT1878-1.jpg

海沿いの舗道は散歩する人、自転車の人なども
DSFT1841.jpg

海岸の南端へと足を向ける
DSCF3246-1.jpg

DSCF3236-1.jpg

波打ち際まで近づいて目の高さを下げてみる
一足先にやってきた北の脇の夏、水に浮かぶ雲は等身大の水彩画
DSCF3251-1.jpg

DSCF3283-1.jpg

DSCF3288-1.jpg

人が多いのは海の家のある中央部
波打ち際で遊ぶ人たちの表情に癒される
(広い渚に10人程度しかいない。そもそも都市部にこんな海はないけれど、都会では考えられないこと。地元の良さは地元の人が知らないのはどこも同じかも)
DSFT1857-1.jpg

DSFT1868-1.jpg

DSFT1872-1.jpg

静かな砂浜に打ち寄せる波は太古から変わっていない。
ここは北の脇海岸。
DSFT1884-1.jpg
夏はそこまで来ている。
posted by 平井 吉信 at 18:56| Comment(0) | 里海

2019年03月10日

満石神社(美波町木岐)の椿に桜、足元のひらめきと波間のきらめき

美波町という地名に未だなじめず由岐町木岐というほうがしっくり来る。
日和佐道路ができてからは由岐I.Cを降りれば田井ノ浜はすぐ。
田井ノ浜を南へと越えていけば木岐の集落というわかりやすさ。

さて、2019年春、
地元の方々のお世話で椿祭りが開かれると聞いてやってきた。
(来てみて分かったが祭りは翌日とのこと。後の祭りだが、翌日の天気予報は雨とも)

満石神社を訪問したのは初めてだったが
地元のみなさんと話ができてよかった。
さらに人を包み込む風光明媚な風土がすとんと飛び込んできた。
陽が射すのも風がそよぐのも船が波間を横切るのも
陽光に照らされてたゆたう人生のひとこま。
写真を見て地元を訪れてみたら?

トイレがあって駐車できるところから満石(みついし)神社へと向かう小径
DSCF9053-1.jpg

登り口の花壇
DSFT2268-1.jpg

小径といっても海を眺める軽やかな逍遥
DSCF9006-1.jpg

DSFT2273-1.jpg

DSFT2278.jpg

やがて由岐町出身の書家 小坂奇石の石碑が見えてくる
DSFT2281-1.jpg

満石神社前の井戸はイボ取りに効能ありとか
DSCF9020-1.jpg

DSCF9022-1.jpg

井戸の前の広場で地元の方々が集まって花時計を制作中
DSFT2287-1.jpg

満石神社に参拝
DSCF9023.jpg

春とは思えない透明度の高い空。明日も続いてくれればと願う
DSCF9032-1.jpg

神社の裏手には椿園が整備されている。それよりも足元の野草が気になる
寄り添う姿が愛らしい
DSFT2291-1.jpg

母に抱かれた子どもをさらに夫が包み込むよう(ムサシアブミか?)
DSFT2305-1.jpg

桜がちらほらと(花びらを陽光にきらめかせて)
D7N_3028-1.jpg

見上げれば椿 ただしそれほど開花していない。終わっている花も少なくない
DSFT2311-1.jpg

DSFT2315-1.jpg

DSFT2327-1.jpg

D7N_3029-1.jpg

D7N_3039-1.jpg

D7N_3054-1.jpg

D7N_3056-1.jpg

椿園めぐりも時間がかからない。満石神社まで戻ると
花時計が完成に近づいていた
DSFT2321.jpg

DSFT2328-1.jpg

DSFT2331-1.jpg

DSCF9037-1.jpg

桜を見ながら渚へと近づいていく
DSFT2344-1.jpg

D7N_3068-1.jpg

海へ続くこみちのなつかしさ。うれしくてしようがない時間
DSCF9039-1.jpg

菜の花にエンドウの仲間
D7N_3035-1.jpg 

渚へ降りていくと砂利に自生している
DSFT2354-1.jpg

D7N_3078-1.jpg

ブラタモリで取り上げたくなる岩
DSCF9045-1.jpg

港を出たすぐの渚の煌めく波間
DSCF9048.jpg

足元の岩の尖った形状に注目
D7N_3103.jpg

港の対岸を望む
D7N_3102.jpg

海沿いのこみちを戻るのもうれしくてしようがない
DSFT2358-1.jpg

D7N_3121-1.jpg

D7N_3123-1.jpg

D7N_3131-1.jpg

木岐の港は水が澄んでいて魚がよく見える
DSCF9055-1.jpg

釣りをする人の気持ち良さはいかほど?
DSCF9060-1.jpg

帰りに田井ノ浜を俯瞰する
DSFT2370-1.jpg

足元のたんぽぽに日がまわって
D7N_3150-1.jpg

なぜ、春はアルペジオのような短い余韻を残すのだろう。

追記
木岐の渚を歩く感覚は朴葵姫の弾くトレモロかもしれない。







音をパチンとはたかず(ギタリストにとっては弾く快感があるけどそのように弾いていない)
抱え込んで滑らせる感じ。
(これね)「アルハンブラの思い出」
https://www.youtube.com/watch?v=zQnBstCaosE
聞き飽きているこの曲がいま生まれた感じ。
トレモノなのに旋律の流れを感じる。
音がギターから離れたがらない。
これまでのギター奏法と別の視点では。
名残手が音のない余韻を響かせる。


ぼくの好きなヴィラ=ロボスの5つの前奏曲でも
柔らかい余韻とレガートのなかに音楽が粒立つ。
木岐の海辺のように。
続く


posted by 平井 吉信 at 00:13| Comment(2) | 里海

2019年01月20日

真冬の大神子 丘を登れば陽だまりの散策路

このブログでもっともアクセス数が多いのはどの記事だろう。
もしかして大神子・小神子(おおみこ・こみこ)の記事かもしれない。
勝浦川河口から南へと下る海岸線は
徳島市と小松島市に挟まれた静かな入江。
大神子と小神子と名付けられている。

大神子は海水浴に好適に見えるが
複雑な海底地形のため潮流の変化があるようで
遊泳禁止となっている。
ぼくが子どもの頃も大神子は水深が急激に深くなっているので
泳いだことはなかった。

大神子にはテニスコート、海岸でバーベキューのできる保養施設があり、
さらには静かな環境に病院が立地する。

小神子は子どもの頃に泳いだことがある。
浜が小さいためか大神子ほど複雑な潮流はないと思うが
さりとて安全に泳げるかというとそうでもなさそうだ。
沖合には一本松と呼ばれる岩があり、
子どもの頃、祖父の知人の漁船に乗せられて釣りに行ったことがある。
ボウゼ(イボダイ)を釣っていたのではないかと。
小神子を小松島港を見下ろす丘には
一部上場企業の社員専用保養施設がある。
かつて祖父の知人が所有していた施設だっと思う。
子どもの頃に連れられて飲んだ紅茶があまりにおいしかったことを覚えている。

この海域の沖合には沈んだ鳥居がある、
港から小神子にかけての先端部は通り魔と呼ばれている―。
親父から聞いていた言葉だが、地震と関係があるのだろうか。

大神子と小神子の間に渚があるが
この渚にどのように辿り着くのかがわかりにくかった。
小神子の奥にあるため奥小神子と呼んでいたが
地元の方からは「越ケ浜」の地名があると
ブログのコメント欄でご指摘をいただいている。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/88676981.html

いつの頃だったか、小神子からトラバース気味に
藪漕ぎをしながらの踏み跡があり
辿っていくと人家の跡があった。
このことから奥小神子の地区には人がかつて住んでいたと思われる。

大神子と小神子の間にある越ヶ浜は
いまも、そしてかつても徳島のお城下の近くにありながら
隔絶された陸の孤島のような場所であったのだろう。

越ヶ浜へは日峰山の北斜面から沢が流れ出し
湿地(荒れ地)を経て海に注ぐ。
陸路からは遊歩道を降りきったところから
この沢沿いに踏み跡を辿れば浜へと辿り着く。
いまでは踏み跡を探すミステリーはなくなったが
相変わらず神秘の場所であることは間違いない。

さて、今回は大神子の北にある半島状の地形、大崎を辿ってみようと考えた。
正月に転倒した家人のリハビリと気分転換も兼ねて連れだしてみた。
遊歩道のような道を想像していたが、
行ってみると高齢者にはつらい段差があり
身体を支えながらの散策であったが本人も達成感(満足)があったようだ。
写真で辿ってみよう。


大神子海岸の林間ごしに渚で体操する高校の野球部
DSFT1396.jpg

林間を北上する散策路(何本かあるがどこを通っても同じ)をたどると
大崎の尾根へと取り付く。大神子を見下ろしながら高度を上げていく。
DSFT1401-1.jpg

散策路は風もなくあたたかい
DSFT1411-1.jpg

DSFT1415-1.jpg

勝浦川の河口
DSFT1423-1.jpg

大神子の日だまりにくつろぐ人たち
D7N_2727.jpg

越ヶ浜の全容が大崎から見られたとは
DSFT1449-2.jpg

D7N_2747-1.jpg

DSCF8211-1.jpg

越ヶ浜から小神子へ この2つの突端のうち奥(小松島港寄り)を通り魔と呼んでいた
D7N_2750-1.jpg

随所に展望台がある。
DSCF8224-1.jpg

DSFT1456-1.jpg

北面は勝浦川の河口に突き出た砂州が見える。
ここからでないと見られない光景だ。
手前に金長狸の合戦のお相手、津田の六右衛門狸の本拠地の津田山、
さらにその後ろに紀貫之の土佐日記にも記された徳島市の象徴、眉山がある。
DSFT1423-1.jpg

D7N_2766-1.jpg

勝浦川河口の右岸には徳島藩蜂須賀家が療養に使った湯浴み施設があったらしい。
D7N_2804-1.jpg

ここは絶好の見張りの地 のろし台の跡
DSFT1451.jpg

大神子、越ヶ浜、小神子、小松島湾から和田の鼻までを見通す絶景
DSCF8216-1.jpg

一本松は小神子から見るとはるか沖合に見えたが
大神子の大崎からみれば小松島湾の対岸の和田島が視野に入る
D7N_2795-1.jpg

大神子の休日を浜で憩う
D7N_2743-1.jpg

猫たちは人を見ると寄ってくる
D7N_2811-1.jpg

D7N_2819-1.jpg

D7N_2844_1.jpg

D7N_2859_1.jpg

金長狸のような猫がいる 狸と交わったのか
D7N_2864-1.jpg

冬の光はのどかでやわらかい
D7N_2826-1.jpg

もう人影は見られなくなった大神子の渚
D7N_2835-1.jpg

冬の陽だまりで小石を数えていた人もいない。
残照の砂浜から少しずつ影が増えていく。

posted by 平井 吉信 at 14:04| Comment(0) | 里海

2018年07月11日

あと三日で田井ノ浜臨時駅

台風が近づいているので海は荒れている。
久しぶりに晴れた水平線を
JR牟岐線の線路越しに見ている午後。
DSFT5337-1.jpg

田井川沿いに広がるのはハマボウ。
ここは県内最大の自生地。
背後に広がるは高規格道路。
DSFT5312.jpg

カモが陽光に羽根を休めている。
DSCF4811-1.jpg

ハマボウは散ってしまったのか、まだ早いのか少ないけれど
青空を背景に抜いてしまえばトロピカル。
DSFT5324-1.jpg

妖艶なヒメヒオウギズイセンやコオニユリの媚態。
DSFT5310-1.jpg

DSFT5316-1.jpg

DSFT5313.jpg

ツユクサの青は日本の夏の色
DSFT5331-1.jpg

さびた線路から境目のない青が零れる
DSCF4825-1.jpg

DSCF4832-1.jpg

田井ノ浜臨時駅があと3日で開設される(2018年7月14日)。
7月16日にはあなたも駅長になれるかも?
https://railf.jp/event/2018/07/03/181000.html
posted by 平井 吉信 at 01:05| Comment(0) | 里海