2023年05月07日
連休が終わってコロナがどうなったか?
COVID-19が日常に戻った。言い換えれば、毎日全国で1万人程度が感染して死者が数十人出るのが常態化した(日常になった)ということ。コロナ禍が収斂して(終息ではない)これ以上は感染者が減らないところまで来たということ。
過去のブログで何度も書いているけれど、人類がマスクをはずす生活はおそらくやってこない。もはやマスクは服を着るのと同様、人混みでは日常の風景(必需品)になったことを意味する。(人の少ない野外を除いて)個人の判断で外すことは、自分もしくは家族(高齢者)、もしくは他人の誰かを危険な目に合わせる怖れがあること。
コロナに感染したので免疫ができたという人がいるが、何度も感染する人も少なくない。ウイルスも変異しているし、マムシ毒やデング熱のように2回目以降で重症化する怖れもあり得る。免疫系がウイルスに過剰反応を起こす可能性があるということ。
しかもコロナに関しては、全体のマクロ統計と個人の反応が一致するとは限らない。ワクチンが安全かどうかはその人次第、感染しやすいかしにくいかもその人次第。コロナのmRNAワクチンが100%安全と主張する専門家は一人もいないはず。急性の症状を引き起こすアナフィラキシーショック(アドレナリン注射で改善)と時間を経て体調不良(数ヶ月に及ぶワクチン後遺症)を引き起こす2つのリスクがある。
ワクチン接種は個人の判断ということは仕方ないとして、感染の経路がわかっているのだから個人でできる対策は万全に行っておくべき。それらは感染の苦しみと比べれば苦痛も不便も伴わないのだから。正しいマスクの装着と要所要所での鼻うがい、手指消毒もしくは手を洗うまでは顔に触れないことを心がけるだけでリスクを減らすことはできる。
温暖化と熱帯雨林の開発、それに人々の移動を止めることができない現在、日本など温帯モンスーンの国での熱帯の風土病の発生、鳥インフルエンザが強毒化とともにヒトに感染する変異株への恐怖など、私たちの生活はコロナ以外にも幾重にも感染症のリスクのなかで生きているという自覚が必要である。
posted by 平井 吉信 at 17:35| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2023年05月03日
コロナにご用心ください
徳島でも連日数十名の新規感染が発生しています。人類はこの感染症を絶つことは困難ですが、政府は多少の死者は気にしないという方針です。自己責任で身を守れということなのですが、以下の対策をやっておけば感染する危険度は下がるはずです。
・マスクは時と場合に応じて使い分ける。ほとんど人と接しない野外ではマスクなしで。ただし花粉やPM2.5を考えればマスクははずさないのも手。
・鉄道、バスなどの公共交通機関ではサージカルマスク1枚もしくは通常の不織布マスク二重で対応。隙間をなくして装着してください。
・人混み(SC)、イベント、外食はなるべく避ける。もしどうしても行くのならサージカルマスクもしくは通常マスクの2枚重ね(イベント等)。外食の場合はCO2センサーの設置している店で表示濃度が700ppm未満の店を選んで会話なしの極力短時間の利用で。
(参考1 第1種換気もしくは全熱交換器)
飲食店で第1種換気(機械吸気と機械排気)もしくはロスナイなどの全熱交換型の換気システムを設置すれば空気感染のリスクを低減することができます。
その際は空調の専門業者に依頼してください。目安となる1人50立米/時間あたりの換気を確保する風量計算、部屋の構造から吸気と排気の位置決めの最適化(線香を用いて検討)、吸気及び排気ダクトの風圧を揃えるなど専門的なノウハウが必要となります。
前述の条件が整えば最大想定人数が入店してもCO2濃度は700ppm未満に収まるはずです。吸気がなくて換気扇だけ付けている店は室内が陰圧となっており実際はほとんど換気はできていません(換気扇が騒音となっているだけ)。 換気ができている店内では、コロナが収束しても快適な店内環境を提供できることは強みとなります。
(参考2 空気清浄器で換気を補完)
さらに空気の淀む場所(ボックス席や部屋の隅など)にHEPAフィルターを備えた空気清浄器を設置して補完します。飲食店などではフィルターの手入れが行き届かないことが多いため、機種の選定がカギとなります。
ここでも風量は重要な要素です。かつて良質のモーターを備えて大風量で静かな運転が可能だった三菱製の空気清浄器は市場から姿を消しています。我が家では20年程度(24時間×365日)通電している三菱製が数台ありますが、異常なく動いています。
シャープのプラズマクラスター、ダイキンのストリーマー付の空気清浄器には人体に有害なオゾンの発生が懸念されます(メーカーも少量は発生すると告知している。しかし少量であっても密閉した室内では一部にオゾンが溜まっていくことが懸念される)。飲食店など客が入れ替わり立ち替わりなら問題ないでしょうが、寝室や居間で使うにはイオン(オゾン)発生装置を切って使うか、最初から付いていない機種を選びましょう。
また、加湿器との併合型は手間の掛る清掃が増えるので避けたほうが賢明。さらに煙の出る店内ではフィルター寿命は著しく短くなることに注意が必要です(10年→数ヶ月など)。もともとのフィルター寿命の長さをうたうのであれば集塵能力が低いことの裏返しともいえます。
前述の三菱は大型のHEPAフィルターで濾過する機能に特化して基本性能の高さと人体への安全性の高さで良いのですが、現行機種はなくなっています。ただし三菱は空気の汚れ(アルコールには敏感ですが、ホコリには反応しにくい)を感知するセンサー機能は他社と比べて弱いようです。
三菱が入手できないのでコロナ下で追加したのはダイキン。こちらはセンサーが敏感すぎて絶えず空気の汚れや匂いを検知(誤検知?)してうなりを挙げている。それと比べると三菱は「イツモシズカにマワッテイル」です。
そんななかでこれまでこの分野にあまり進出していなかった象印の空気清浄器に注目しています。オゾン発生装置や加湿機能なし、集塵と拡散に優れたファンを備えた静かなモーターと基本性能の高さとその割に価格は3万円台の前半と抑えられています。フィルターはHEPAではないがそれに準じる性能を持っているようです。→ PU-AA50。本機には日本電産と共同開発した静音モーター、東レの「高性能静電メルトブロー不織布トレミクロン」を採用した「大面積マルチフィルター」搭載、広い展開面積と4面集塵による多くの空気を集めて新開発ファンで効果的に拡散させるなど本質的なところに力を入れた廉価な製品ということで注目されます。
21世紀の日本の家電が衰退したのは本質的な価値に目を向けず、どうでもいいスペック競争やらスマートフォンとの連携など実際には使えない付加機能に力を入れてしまったことです。かつてサンヨーの鳥取工場には寝ても覚めても炊飯器を研究した米博士と呼ばれる社員がいました。同社の炊飯器やパン焼き機などの開発に活かされていてうちにも何台もあります。しかし21世紀になって社員がサラリーマン化したのがもっとも大きな要因で、それは会社が保守的になって冒険しなくなったことが根源にあります。
だから横並びの製品しか出てこず、それもモデルチェンジをするたびに機能退化とコストダウンを繰り返すので家電については状態の良い中古を探すしかないと考える人も少なくありません。アイリスオーヤマ(メカの耐久性に問題あり)、バルミューダ(デザイン先行でスターバックスでiPhoneをいじっているような顧客には受けるが、過去に発火や漏電の怖れありでリコールが多発。こんなメーカーは怖くて通電できないし、そうでなくても家電の本質を知る使い手から見れば疑問多し)などの新興メーカーもいまひとつ。
(参考3 鼻うがいは万能すばらしい)
外出から帰った際は鼻うがいを。どこのドラッグストアにも置いてある小林製薬の鼻うがいがおすすめ。ただし買うなら「ハナノアb シャワータイプ」に限ります。
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/hna_s/
専用液がなくなっても購入の必要はなく、ぬるま湯に塩を少量入れてかき混ぜたものを使います。付属液よりさらにやさしい感じです。使用後は鼻と喉の間の空間が洗い流される(コロナウイルスはここで増殖)のでダイレクトな安心感があります。洗い流された液は片方の鼻から(一部は喉へ下りてきますが飲み込む心配はありません)出てきます。鼻が止まらない花粉症の家人はこれでぴたりと止まるのでコロナ対策というよりは花粉症対策として使っています。鼻が通る気持ちよさはかけがえのないもの。いまでは家族全員が自分専用のボトルを持って使っています。
コロナが収まることはないと考えているのは根源の原因がなくならないから。人が熱帯雨林に進出しそこで人や家畜が感染して移動する限り、第二第三のコロナや風土病の拡散は止まらないでしょう。ある意味では人間が人間として暮らしている限り、コロナとは縁が切れないということです。このまま行くと夏頃には大流行で外出禁止の措置も考えられるのでマスクは1人200枚は最低として備蓄を行っておこう。
従業員にマスクを外させる企業や店には行かない。人のいのちをどう考えるか、ひるがえっては人の幸福をどう実現したいのかが透けてみるから。
一休さん(一休禅師)は正月にどくろを掲げて人々に用心を説いて廻ったという。国には国民を守る意志がないので自分の身(店)は自分で守らなければ。
posted by 平井 吉信 at 15:03| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2023年01月01日
謹賀新年 引き続いてコロナ対策を
神棚、仏壇、荒神棚の清掃の後、産土神社への参拝。
新たな御札をいただいて神々への祝詞、先祖への読経。
この流れは一生変わることはない。
産土神社はここ数年で(コロナ前と比較しても)もっとも混雑していたので写真は撮影していない。
御札を3種類求めて近くの伊勢神宮を御分霊されている皇大神宮へも参る。
いかなる私的な願い事はしないで、ただ神々の弥栄を祈る。
そこから平安の世を希めるのではないかと考える。
きょうは久しぶりに親族がやってくる、というので朝は立ったまま茶漬けを流し込んで準備にかかる。まずは部屋の換気対策から行った。
・エアコン、サーキュレーター、空気清浄機の清掃箇所を清掃、そして空調の流れを設計する
・飲食机(清拭。コロナ対策というよりは普段使っていないので)
普段は家族といえでも黙食が基本。時間帯をずらせるのであればずらす。家庭内でも会話は極力控えている。
2020年頃のブログにも書いているが、コロナは収束しないと考えて人生設計を行うべき。2002年のSARS、2012年のMaaS、2019年のSARS-CoV-2(新型コロナ)とコロナ流行の間隔が狭まっており、COVID-19についてはCOVID-23と呼称してもおかしくないほど2019型から変異している。
厚生労働省は意図的に数字を操作していると思われるが、mRNA型ワクチンの効果が出ていないとぼくは見ている。ぼくの周りでもワクチン4回接種で2度感染した人が複数いる。ワクチンでは感染症を防げないというのが大方の見方だろう。それでも重症化は防げるとされているが、場合によってはワクチン接種が仇となって重症化する危険(サイトカインストーム)もありえる。ぼくも3回目からは接種を見送っている。
懸念される疾病を持たなかった知人数人がコロナで亡くなった。元気な姿を直近で見ているだけに信じられない思いである。
「マスクをはずそう」などと言わないこと。後悔しても知らない。福島第一原発は想定外ではなくわかっていたのに対応しなかった怠慢(犯罪)であった。想定しうることに対しては対策を行っておくべき。数少ない想定外は隕石の落下による事象だが、隕石の規模によっては生命は助からない。毎日を生ききることで後悔のない生き方をするのが唯一の対策。
うちで行っているコロナ対策は以下のとおり。
・マスクは良さそうなものを何種類も買って良いと思ったものはまとめ買い。次のロットでは製造工場や仕様が変わる可能性があるので。4人家族では最低720枚(半年分)、余裕があれば1500枚(約1年分)のマスクを備蓄しておこう。密な場面に遭遇するときは2枚重ねにするのも方策。
・アルコールは容器で買ってふんだんに使えるようにしておく。高濃度アルコール(食品添加物仕様)で3千円台で買える5リットル缶がおすすめで小出しにして使う。容器はPETボトルなどは溶けてしまうのでアルコール耐性のあるものに限る。食品添加物仕様とは食品に使えるもので、弁当の食中毒防止やまな板、包丁の減菌に使える。ただし高濃度アルコールはプラスチックや家具には使わないように → 変色変質の怖れがある。https://shop.dover.co.jp/collections/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC-%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BC77/products/133691085
・車のハンドルは毎日水拭きする。革巻き仕様にアルコールは使えない。ハンドルは有力な感染源ではないかと疑っている。
・携帯電話やスマートフォンも毎日水拭き。素材によっては高濃度アルコールが使えるものがあり、近年のものはほぼアルコール耐性仕様となっている。
・スーパーなどで購入した食品はすべて水洗い。紙パッケージであれば高濃度アルコールで清拭(容器にシミは残るが人にあげるものではないので構わない)。
・食事は黙食。もしくは時間帯をずらして食べる。コロナはほとんどが空気感染(エアロゾル感染)であり、飲食の場面と家庭内が主要な感染源と考える。
・CO2センサーで室内の二酸化炭素濃度を測定して700ppmを超えないように運用する。サーキュレーター(DCモーター仕様で1万円程度がおすすめ。うちで使っているのはケーズデンキで購入した山善製YAR-AD234。1万円前後で1年中稼働させている。羽根が大きいほうが静かで風量も大きい。この機種は23センチ径と大きいため、静かで風力が大きい。売れているアイリスオーヤマ製は羽根径が15センチと小さく、可動部が多く小型であるなど設計に無理がある(同社の製品は便利を訴求するが耐久性に劣る製品が多い)。ぼくの事務所は約20坪と広いが、書類が多いためカビが生えやすいので空気の流れをつくりだすため24時間365日稼働させている)。
→ 後継機はYAR-AD236のようだ。
https://book.yamazen.co.jp/product/fan/entry-9860.html
・空気清浄器は気流の溜まりやすい場所で換気を補完する。高性能機よりも普通にHEPAフィルターがついて時間当たりの処理能力が高いものがおすすめ。ただしイオン機能(プラズマクラスターなど)は健康を害する怖れがあるため使わない。
・人間は外から帰ったら鼻うがい。これにはどこでも入手できる使いやすい製品がある。リンクを張っておくので同じメーカーでも異なる仕様の製品と区別すること。なお、専用液がなくなったらぬるま湯に塩を少々入れて使うと良い。専用液は香料や添加物が含まれるので使いたくない。自作の場合、塩分濃度は適当で良いが、こだわる人は0.9%で。体液と浸透圧が同じなので沁みない。
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/hna_s/
・極力外食を避ける。ぼくは2020年4月以降の外食は一桁の回数である(弁当持参で車内か野外で食べる)。飲食店の行うべき対策も何度か書いてある。国のガイドラインは実態にそぐわず参考にならないので。
これぐらいのことをどこの家庭でもやってもらえたら数ヶ月で感染症は収束できるはず。忍耐のない方が「マスクをはずせ」と主張するがそれではコロナが長引くだけ。自分も感染してひどい目に遭う(運が悪けりゃ死ぬ)。それでも良ければはずしてください、ではない。他人も巻き込むから。好き勝手ではなく、誰かを守る人の道。
コロナの流行で良いことはひとつもないが、ひとつだけ果実があるとすれば、コロナへの備えが将来やってくる新たな感染症への備えとなり得ること。地球温暖化と熱帯雨林への破壊(進出)が止まらない限り、コロナのみならず、マラリヤやデング熱などの熱帯の風土病や未知のウイルスが次々と温帯地帯にまで上がっていく。そうでなくても風邪やインフルエンザの予防にも貢献している。
いまの工夫が未来へつながると考えたらコロナは決して悲観するだけではない。
新たな御札をいただいて神々への祝詞、先祖への読経。
この流れは一生変わることはない。
産土神社はここ数年で(コロナ前と比較しても)もっとも混雑していたので写真は撮影していない。
御札を3種類求めて近くの伊勢神宮を御分霊されている皇大神宮へも参る。
いかなる私的な願い事はしないで、ただ神々の弥栄を祈る。
そこから平安の世を希めるのではないかと考える。
きょうは久しぶりに親族がやってくる、というので朝は立ったまま茶漬けを流し込んで準備にかかる。まずは部屋の換気対策から行った。
・エアコン、サーキュレーター、空気清浄機の清掃箇所を清掃、そして空調の流れを設計する
・飲食机(清拭。コロナ対策というよりは普段使っていないので)
普段は家族といえでも黙食が基本。時間帯をずらせるのであればずらす。家庭内でも会話は極力控えている。
2020年頃のブログにも書いているが、コロナは収束しないと考えて人生設計を行うべき。2002年のSARS、2012年のMaaS、2019年のSARS-CoV-2(新型コロナ)とコロナ流行の間隔が狭まっており、COVID-19についてはCOVID-23と呼称してもおかしくないほど2019型から変異している。
厚生労働省は意図的に数字を操作していると思われるが、mRNA型ワクチンの効果が出ていないとぼくは見ている。ぼくの周りでもワクチン4回接種で2度感染した人が複数いる。ワクチンでは感染症を防げないというのが大方の見方だろう。それでも重症化は防げるとされているが、場合によってはワクチン接種が仇となって重症化する危険(サイトカインストーム)もありえる。ぼくも3回目からは接種を見送っている。
懸念される疾病を持たなかった知人数人がコロナで亡くなった。元気な姿を直近で見ているだけに信じられない思いである。
「マスクをはずそう」などと言わないこと。後悔しても知らない。福島第一原発は想定外ではなくわかっていたのに対応しなかった怠慢(犯罪)であった。想定しうることに対しては対策を行っておくべき。数少ない想定外は隕石の落下による事象だが、隕石の規模によっては生命は助からない。毎日を生ききることで後悔のない生き方をするのが唯一の対策。
うちで行っているコロナ対策は以下のとおり。
・マスクは良さそうなものを何種類も買って良いと思ったものはまとめ買い。次のロットでは製造工場や仕様が変わる可能性があるので。4人家族では最低720枚(半年分)、余裕があれば1500枚(約1年分)のマスクを備蓄しておこう。密な場面に遭遇するときは2枚重ねにするのも方策。
・アルコールは容器で買ってふんだんに使えるようにしておく。高濃度アルコール(食品添加物仕様)で3千円台で買える5リットル缶がおすすめで小出しにして使う。容器はPETボトルなどは溶けてしまうのでアルコール耐性のあるものに限る。食品添加物仕様とは食品に使えるもので、弁当の食中毒防止やまな板、包丁の減菌に使える。ただし高濃度アルコールはプラスチックや家具には使わないように → 変色変質の怖れがある。https://shop.dover.co.jp/collections/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC-%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BC77/products/133691085
・車のハンドルは毎日水拭きする。革巻き仕様にアルコールは使えない。ハンドルは有力な感染源ではないかと疑っている。
・携帯電話やスマートフォンも毎日水拭き。素材によっては高濃度アルコールが使えるものがあり、近年のものはほぼアルコール耐性仕様となっている。
・スーパーなどで購入した食品はすべて水洗い。紙パッケージであれば高濃度アルコールで清拭(容器にシミは残るが人にあげるものではないので構わない)。
・食事は黙食。もしくは時間帯をずらして食べる。コロナはほとんどが空気感染(エアロゾル感染)であり、飲食の場面と家庭内が主要な感染源と考える。
・CO2センサーで室内の二酸化炭素濃度を測定して700ppmを超えないように運用する。サーキュレーター(DCモーター仕様で1万円程度がおすすめ。うちで使っているのはケーズデンキで購入した山善製YAR-AD234。1万円前後で1年中稼働させている。羽根が大きいほうが静かで風量も大きい。この機種は23センチ径と大きいため、静かで風力が大きい。売れているアイリスオーヤマ製は羽根径が15センチと小さく、可動部が多く小型であるなど設計に無理がある(同社の製品は便利を訴求するが耐久性に劣る製品が多い)。ぼくの事務所は約20坪と広いが、書類が多いためカビが生えやすいので空気の流れをつくりだすため24時間365日稼働させている)。
→ 後継機はYAR-AD236のようだ。
https://book.yamazen.co.jp/product/fan/entry-9860.html
・空気清浄器は気流の溜まりやすい場所で換気を補完する。高性能機よりも普通にHEPAフィルターがついて時間当たりの処理能力が高いものがおすすめ。ただしイオン機能(プラズマクラスターなど)は健康を害する怖れがあるため使わない。
・人間は外から帰ったら鼻うがい。これにはどこでも入手できる使いやすい製品がある。リンクを張っておくので同じメーカーでも異なる仕様の製品と区別すること。なお、専用液がなくなったらぬるま湯に塩を少々入れて使うと良い。専用液は香料や添加物が含まれるので使いたくない。自作の場合、塩分濃度は適当で良いが、こだわる人は0.9%で。体液と浸透圧が同じなので沁みない。
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/hna_s/
・極力外食を避ける。ぼくは2020年4月以降の外食は一桁の回数である(弁当持参で車内か野外で食べる)。飲食店の行うべき対策も何度か書いてある。国のガイドラインは実態にそぐわず参考にならないので。
これぐらいのことをどこの家庭でもやってもらえたら数ヶ月で感染症は収束できるはず。忍耐のない方が「マスクをはずせ」と主張するがそれではコロナが長引くだけ。自分も感染してひどい目に遭う(運が悪けりゃ死ぬ)。それでも良ければはずしてください、ではない。他人も巻き込むから。好き勝手ではなく、誰かを守る人の道。
コロナの流行で良いことはひとつもないが、ひとつだけ果実があるとすれば、コロナへの備えが将来やってくる新たな感染症への備えとなり得ること。地球温暖化と熱帯雨林への破壊(進出)が止まらない限り、コロナのみならず、マラリヤやデング熱などの熱帯の風土病や未知のウイルスが次々と温帯地帯にまで上がっていく。そうでなくても風邪やインフルエンザの予防にも貢献している。
いまの工夫が未来へつながると考えたらコロナは決して悲観するだけではない。
posted by 平井 吉信 at 15:03| Comment(0)
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2022年10月15日
コロナ対策に有効な鼻うがい だまされたと思ってやってみては
温暖化の影響が加速化している。これは人間が二酸化炭素を排出し続ける行為の因果として降りかかっている。災害とはいえないまでも水産物や農作物に重大な影響を及ぼし、ひいては人間の暮らしを脅かす。
コロナは相変わらず猛威を振るいつつ、変異し続けることでワクチンを無効化する。3回接種して有効な期間内に感染した人が続出している(軽症ではあったようだが)。ぼくのように接種してもそのことを忘れるぐらい無症状の場合もあればそうでない場合もある。ワクチンの安全性や有効性の検証が十分ではないためか、ワクチンによる死亡事故すら起こっている。
コロナは風邪などでは決してない。死の淵を「気軽に」見せてくれる恐ろしさ。ぼくの周囲で数日前に会ったときは元気だった人がコロナで亡くなった事例もある。ともに仕事をしていた仲間だったのだ。
それなのにマスクを付けないなどありえない。海外で付けない選択をした国々のコロナでの死亡率の高さは日本と比べて著しく高いことから、集団免疫とは幻想。本来は防げた人の死を日常茶飯事として受け入れを迫る施策ともいえる。
ぼくは医学的根拠に基づいてマスクをはずすつもりはないし、その生活が今後続いていくと想定してマスク生活を受け容れた。温暖化が不可避と悟った21世紀初頭にエアコンを使わなくても済むよう身体を十数年かけて順応させてついにはエアコンを撤去している。忍耐というより順応、受容。でも受け容れていくことが楽に生きるこつのようにも思える。
ただし温暖化を防止するために個人でできること(エアコンの撤去もそうだが)。コロナ感染を防ぐためにCO2センサーを持参しながら現場での換気の要点を説明するなど求められればやっている。本来は社会からひとりの感染者も出したくないからだ。
コロナ感染で費用がかからずとても有効と思われることをひとつ紹介しよう。
それは鼻うがい。鼻から生理食塩水などを入れて反対側の鼻もしくは喉から吐き出す(飲み込むことはない)。鼻がすっと通って吸う息の透明感が違うことが実感できる。おそらく風邪やインフルエンザにも有効だろう。外から帰ったときに必ず行っている。準備して終わるまで1分かからないし面倒さもない。鼻から液体を入れるということで痛みがあるのではと思う人もいるだろうが、それはない。
鼻うがいが有効であると教えていただいたのは大阪の太融寺町谷口医院の谷口院長。毎日新聞でコロナ関連の情報を発信されている。コロナウイルスは喉と比べて鼻で増殖するらしく数が喉の1万倍(インフルエンザでも1000倍なので鼻うがいは有効)。ということは喉のうがいよりも鼻のうがいが効果的ということ。
おすすめは、小林製薬のハナノア。近所のドラッグストアで手に入るはず。
https://www.kobayashi.co.jp/brand/hananoa/
家族一人ひとりが自分専用の容器を持っておけばいい。
選ぶなら必ず(念を入れて)シャワータイプを。効果がまったく違うからだ。
なお、付属の洗浄液がなくなっても液のみ買い足せる(ときおりは容器の刷新の意味でそうしたらいい)が、ぬるま湯(水でも可)に塩を適当に入れてかき混ぜるだけで十分(生理食塩水の代用)。それどころか作りたての食塩水なので、製品のように添加物を含まずかえって良いような気がする。ぼくの場合はこれで不都合が起きたことはないが、自己責任でどうぞ(鼻づまりも解消するので花粉症対策にも良いかも)。
posted by 平井 吉信 at 16:01| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2022年08月23日
コロナ下では省エネに反してもエアコンは内気循環で使ってはいけない&マスクを取ったらアウトの場面
阿波おどりと盆が終わってから徳島の感染症は連日過去最悪を更新し続けるなど著しく悪化している。盆前までの徳島は感染者数は全国でも低いほうから3〜4番であったが、盆後は人口10万人当たりの発生数が全国3〜5位となっているので阿波おどりが要因であると推察される。
報道写真や映像で見る限り踊り手の対策は不十分で感染は起きて当然の状況であった(現に多数の方がクラスター感染してしまった。踊り手は開催の犠牲者ともいえるが、このことは予測できたことで自らの意思で参加しなかった人も多かっただろう)。
多数のマス集団が熱気を帯びて移動すれば野外といえでも感染者のエアロゾルをマスクごしに吸引することになる。従って観客も多数感染されたことだろう。開催によって盆明け後の経済活動にも影響が出た。言葉は慎重でなければならないが、開催が誤ったメッセージを発して社会を分断してしまったともいえる。
とにかくいまは身近に感染者が多数いるのが現状。気になって電話をしてみると感染者には共通点がある。悲壮感がなく明るい声で応答される(自らを鼓舞したり心配させまいという思いもあるのだろう)。
とはいえ体調が急変するのがCOVID-19。もはや当初のSARS-CoV-2から変異が重ねられている。
専門家などの知見を合わせると感染対策(特にマスクの効能)はこんなところではないか。
・マスクは不可欠の感染予防策である。感染者とそうでない人が混ざっていても双方が不織布のマスク(できればサージカルマスク)をしていれば感染のリスクは少ない。
・ただし感染者がマスクをはずしたなら、マスクを付けた感染していない者も感染することがある。マスクは感染予防としてはもっとも有効であるけれど、感染者がつけていればウイルスの放出を防ぐ機能があること、感染者が近傍にいてエアロゾルが存在するときはマスクはリスク低減にはなるが、外からの侵入を100%防ぐことはできないということ(それでも付けておくべき)。
・マスクをはずす場面とは飲食のとき。従って感染予防の見地からは飲食は野外で行うことが望ましい。もしくは相当の換気が行われている店舗を必要短時間で利用するが、その場合でも感染者がマスクをはずして飲食する場合があるので感染のリスクは残る。
・訪問や面談では相手に飲み物を出さないのがエチケット。出されたほうも手を付けない。
・公共交通機関はなるべく避ける。感染者がマスクをはずして飲食を行う可能性がある飛行機や新幹線、特急列車など。普通列車はそれらに比べると飲食はしないうえにローカル線では特にドアが空いている時間が相対的に長くなるのでリスクは低減される。
夏場なので公共交通や自動車のエアコンの運用についてひとこと。
参考までにJR四国の特急うずしお(高松〜徳島)でのCO2センサーの測定値を掲載する。
測定器はNDIR(非分散型赤外線)型のCO2センサーでキャリブレーションを行っているもの。
測定日は2022年7月7日、車両は最新の2700系。その測定値は1000ppmを優に超えている。

(撮影時は手持ちとしているが、身体から50センチ以上離して計測している値である。この測定器は色によってモニタリングができる。青は700ppm未満、黄色は1000ppm未満。赤は1000ppm以上に設定している。コロナ下ではビル管理法の基準は安全ではないと考えている)
コロナ感染とは直接関係がないが、換気の基準とされるビル管理法での1000ppmを超えていることに留意。コロナでは世界的にどのぐらいの換気(CO2濃度)を行うべきかは定量化されていないが、さまざまな文献を当たった結果の基準値を自分なりに設定してみた。その値は最低でも1人1時間30立米の換気、できれば50立米以上を確保することが望ましいと考えている(JR特急での計測値からは1人1時間30立米未満なのは明らか。JRでは6〜8分で空気が入れ替わるとしている)。
CO2濃度は乗客数(乗車率)に比例するとして、暑い日は冷房が内気循環モード主体に運用されている可能性があると推測している。おそらくはマニュアルなどでのエアコン運用の細則はなく、現場(車掌)の判断に委ねられていると推察される。乗務員は乗客のみならず自らの感染を防ぐことにもつながるので乗車時の現場の判断として外気導入モードを基本とすることを組織内で検討してみてはどうだろう(夏場は多少暑くてもコロナ下では外気導入モードで運用すべきと思っている)。
これは自家用車のエアコンにもいえる。フルオートに設定すれば外気が暑い時期は内気循環で作動する可能性が高い。そこでフルオートは解除して(温度設定はできる)外気導入でエアコンを動かす。これによってコンプレッサーが動く時間が増加するので燃費はやや落ちるが、感染リスクを減らせるので試みる価値はあると思う。
なお、内気循環の副作用はほかにもあって内気循環で長く動かすと二酸化炭素濃度が上昇して判断が鈍りがち、ひいては居眠り運転につながる怖れがあることも指摘しておきたい。ぼくはトンネル内と極端に排気ガスを浴びる状況(整備不良のトラックの発進時など)で一時的に内気循環にするが、基本は外気導入のみとしている。
追記
CO2センサーの値は低いほど感染リスクが低くなるのは当然だが、この数値を下回ったら安全という基準は存在しない。だからといってビル管理法の基準に準拠するというのはウイルス感染に対して合理的とはいえない。従って1000ppm越が安全か危険かという議論は意味がないが、自己判断でそれぞれが自分のいのちを守るために考えて行動すればよい。
ぼくの事務所(仕事場)ではビル管理法の半分の基準500ppm未満で運用している。これは野外(410〜450)とあまり変わらない値となっている。
タグ:JR四国
posted by 平井 吉信 at 21:58| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2022年06月06日
感染症への備えは恒常化したのでは
コロナの3回目のワクチン接種も終わったが、発熱も倦怠感も腕のかゆみなどもなく、翌日には山へ行った。副反応が出ないのは基礎体温が高めであることも原因では?と考えている(36度台後半)。
そろそろマスクを取る時期に来ているのだろうか?
ぼくはそうは思わない。今世紀中にマスクなしの生活に戻ることはないと予測してそのための対策を行っている。その根拠はパンデミックの根源的な原因が変わっていないから。それはヒトやその家畜が熱帯雨林へ進出して未知のウイルスや風土病によって感染し、移動によって免疫のない感染症として全世界に拡散するという構図に変化がないこと。
つまり熱帯雨林の開発により生態系が破壊され続けるかぎり、ヒトは未知の病原体との接触はなくならず、人の移動がなくならない限り、免疫のない感染症は数十億の個体が密集するヒト族を直撃する。さらにヒトの社会活動が引き起こす温暖化が気温の上昇を招いて悪循環を加速させていること。
日本でも2014年に代々木公園で蚊の媒介によるデング熱が確認された。日本でもこのまま気候は亜熱帯モンスーンに突き進んでいくため、ブナ林は西から消えていくだろうし、農作物も高温に強い品種改良が求められ続けることだろう。陸だけでなく海も海藻が枯渇して磯焼けが進むなど深刻な状態である。さらにそこに巨大台風やらゲリラ豪雨が頻発するようになっている。
かといって家にこもっているわけにはいかない。もし国民の一人ひとりが模範的な感染対策が実行できたら社会生活は注意深くだがコロナ前に近づけることができる。その前提のひとつがマスク着用である。マスクを付けることで皮膚の状態や体調が悪化する場合を除いてマスクは付けておきたい。野外でマスクをはずせる場面もあるという専門家会議の提言は間違っていないが間違ったメッセージとして受け取られないかが懸念される(ぼくも海山川ではマスクはしていない)。
COVID-19によるSARS-CoV-2が数年後に収束したとしても、第二第三の感染症や風土病が流行する土台ができてしまっているという認識で社会生活を組みたてていく必要がある。その際に科学的な根拠が見えない感染防止策やかえって有害な可能性がある対策についても認識しておく必要がある。
優先度の高い対策は以下のとおりと考えている。
(1)換気(全熱交換器などによる常時換気を推薦。換気扇では換気が不十分で快適性も損なわれる。ただし煙や油煙の発生する場所=飲食業など=では空気清浄機は無意味で全熱交換器はフィルター交換の頻度が高くなるので第1種換気=機械吸気&機械排気=を主力に)
(2)マスク(野外で密集していない場面では外せる可能性あり)
(↓ここからは優先度が下がる)
(3)空気清浄機(換気の補完としての役割。HEPAフィルターの付いた4〜5万円クラスを空気が淀みがちな場所や人の密集する場所の近くに設置。ただし人体に悪影響があり得るイオン機能は使わないこと)
(さらに優先度が下がる)
(4)アルコールによる手指消毒(顔に触れない人や手を洗って食べる人にはさほど重要性は高くない)
(5)間仕切り(アクリル板など。ただし飛沫核感染には効果がない)
コロナをきっかけに感染症への備えは恒常化したと考えている。そのことを受け止めて生きていく。
posted by 平井 吉信 at 20:07| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2022年01月24日
オミクロンへの対策はあるが完全に防ぐことはできない
オミクロン株は多くの人が考えるより深刻と思う。
当初、人には言わなかったが、オミクロン株の特性からコロナが人類と共存に向かう兆候と考えていた。
けれどSARS-CoV-2がもたらすCOVID-19はどのような変移であっても
重症化することもあれば、軽症のまま慢性化して体調不良で仕事を辞める事態さえ起こりえる。
これは変異の種類を問わずSARS-CoV-2の共通項である。
デルタ株もオミクロン株も感染対策は変わっていない。
それは空気感染への備えを行うことである。
CO2センサーによる濃度700ppm未満をひとつの目安に、不織布のマスクを隙間なく装着することでほぼ防げると考えていた。デルタ株までは。
アルコールによる手指消毒は個人的には優先度が低い(必要ないとさえ思っている)。
いくら手指にウイルスが付着しようと自分の顔に触れなければ感染はないからだ。
むしろアルコールによる手荒れや常在菌の死滅などマイナスが大きいため
室内や施設内、店舗内に入るときは行わなくなった。
ところがほとんどの人は無意識に顔に触れたりメガネに触れたりマスクに触れたりする。
だから一般的にはアルコールによる手指減菌は必要悪なのかもしれない。
(ウイルスが付着した自分の手が何かに触れると誰かの指に触れ、その指が顔に触れて感染することになることもあるので)
空気清浄機から噴出されるストリーマ、プラズマクラスター、ナノイーなどの呼称の低濃度オゾンも感染対策には無意味だ(ただしオゾン噴出ではなくHEPAフィルターの部分は効果がある)。海外製の高価な空気清浄機にはHEPAフィルターを備えていないものもあるので購入を見合わせるべき。
ところが険しい口調で手指消毒を催促されることが度々あって
近頃では入室前に自分で行っているとスプレーを見せるか、
行うまねをするなどで心理的さざなみを立てないようにしている。
(そんな人に限って換気には無頓着で指摘すると機嫌を損ねる。空調の快適性が損なわれるからだが、人間関係を損ねたいためにモバイル用のCO2センサーをいつも持ち歩いて相手先で計測して数値と意義の説明を行って換気を啓発している)。
何が大切で何が根拠となっているかを知っていないと本質はわからなくなる。
飛沫感染については不織布のマスクをして大声を出さない、咳をしないようにして
頭の高さまでの遮蔽板があれば防ぎうる。もっとも可視化できてわかりやすい対策だ。
コロナは初期から空気感染があったと考えるべき。中国でのレストランでの感染例がわかりやすい空気感染の顕著な事例であったようにマスクを取る場面では大きなリスクとなる。
もし厚生労働省が主張するように空気感染がないのであれば、マスクを付けて相手に接触しなければ密室に何時間いても感染はしないだろう。ところが三密を避けるべきと主張する厚生労働省。その見解には矛盾がある。ほぼすべての専門家や医療関係者は空気感染を前提に日々の対策を行っているというのに。
オミクロンでは空気感染への感度がさらに上がっていると考えている。
防ごうと思えば、コロナ病棟内での医師が装着している防御服と顔面に跡が残るほど強力な圧のN95マスクでなければならないのかもしれない。
組織内で陽性者が出ると相当の期間にわたって企業活動が損なわれ生産と流通が停滞する。それがサプライチェーンの途絶につながる。
ある店ではコロナ感染が発覚して休業後、十分な対策を施して再開。しかし数ヶ月経過しても客足は戻ってこないという。それまでは行列ができる店であったのだが。しかもその店舗はコロナ対策は感染者が出る前も万全であった。保健所も店名を公開しなかったのは対策ができていたからである。原因は外からの持ち込みで、人が来る以上こればかりは防ぎようがない。しかし再開後の対策はそこまでも踏みこんで行っている。
ワクチン接種についてぼくの周囲でも「打たない主義」の人は決して少なくない。
接種するよう説得しているが、その人たちはこれから先もおそらく接種はしない。
身を持って2回の接種を体験してみたが発熱も倦怠感も腕の痛みやかゆみすらなく、接種後はむしろ身体が軽くなったような気さえした(一種の栄養点滴のような)。
(もちろん個人差があるのでそれが説得力を持つとは思っていない)
さすがに陰謀説など影を潜めているが、人体実験にされたくない、体質が変わってしまう、副反応が怖いなどという。しかしmRNA型のワクチンにそのような魔術はない。
人によって副反応が異なるのは当然で、先天的な遺伝子配列の違いと後天的な健康状況で無害化されたタンパク質であっても過剰に反応が出ることはあり得る。しかし副反応が出るようなウイルス耐性のない人が接種しないままコロナに感染すれば重篤な事態となることは避けられない。
余談だが人によって反応が異なるわかりやすい例はアレルギーである。蕎麦を食べて意識を失うことだってあり得る。ぼくは特にアレルギー体質ではないけれど、ヨーグルト、納豆、牛乳、チーズは体調を崩す食べ物である。空腹時にカフェインを接種しても体調は悪化するが、就寝前に飲んでも平気な人もいる。人によって健康に貢献する食べ物は異なるのだ。原因は腸内細菌の勢力にある。ぼくの腸内では乳酸菌や納豆菌を増やすと腸内バランスが崩れるからではないかと仮説。
身近な親族友人知人でワクチンの接種率を数値化したところ、本日時点でも接種率は40.0%であった。身近な人たちの6割が未接種であることに愕然。ぼくはこの人たちに絶えず情報を提供し続けている。SNSなどの情報ではなく発言者や組織が明らかで科学的な根拠を伴う情報を原文のまま掲載してサマリーを添えている。それでも打とうとしない。
内心ではワクチン接種を義務化しないと救える命が救えなくなると叫びたいところである。
いまからでも遅くないので医師にお金を積んでも接種してもらうよう説得を続けている。
大勢の人と面談したり話をする機会の多い人間がやっておくべき感染対策は鼻うがいである。SARS-CoV-2が咽頭よりも鼻腔粘膜で増殖しやすいという知見があるから。ぼくはぬるま湯に食塩を適量いれて(塩分濃度を気にしないで適当でいい。習慣化するのに面倒は禁物)鼻に流し込むプラスチック製の容器で押し出して咽から出すことを外から帰ったら毎回行っている。仕事帰りだけでなく近所にマスクをして買い物に行ったあとでも行っている。これは風邪やインフルエンザのウイルスも洗浄できて好都合。おかげで毎年数回引いていた風邪がコロナが流行してからは皆無となっている。風邪もウイルスの付いた指が顔に触れること、そこから鼻の粘膜へのウイルスの増殖が原因であったのだ。
オミクロンはそのうち潮が引くごとく消えていくだろうが、ここからの教訓というか数年後の未来が見える気がする。
追記
どんな教訓、どんな未来かを教えて欲しいとのご要望をいただいたので追記を行った。
その1 感染症蔓延時代の到来
・温暖化と熱帯雨林への進出(生態系破壊)により熱帯の風土病(マラリヤやデング熱など)が高緯度帯へ進出
・コロナウイルスの変異で次々と新型が出現
・鳥インフルエンザなどが変異でヒト型の感染力を保持して猛威を振るう
→ マスクや換気の必要性が常態化
その2 グローバル経済の終焉
・富の偏在と大多数の貧困化が同時進行していく社会では感染症の蔓延は社会の崩壊につながる。そうなれば富裕層とて土台のない社会で崩壊する。
・不要な開発を避けて地域で資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を回していかないと経済や社会は持続的にできない。
・このまま推移すれば、水と食糧の危機が遠くない将来に訪れる
・財政の破たんでエネルギーの偏在が問題となる。また老朽化した橋や道など社会インフラの再整備や修繕が困難となれば、身の丈の技術と地域内で共助をまわしていかなければならない。
・農業が儲からないので食糧生産が落ちていく。規模の拡大(儲かる農業)が必ずしも解決策ではない。
要するに感染症多発時代は社会構造に起因する。そして感染が社会構造を破壊するという負の循環に陥る。オミクロンそのものよりもオミクロンがあぶり出す未来予想図に怖さを予感している。
当初、人には言わなかったが、オミクロン株の特性からコロナが人類と共存に向かう兆候と考えていた。
けれどSARS-CoV-2がもたらすCOVID-19はどのような変移であっても
重症化することもあれば、軽症のまま慢性化して体調不良で仕事を辞める事態さえ起こりえる。
これは変異の種類を問わずSARS-CoV-2の共通項である。
デルタ株もオミクロン株も感染対策は変わっていない。
それは空気感染への備えを行うことである。
CO2センサーによる濃度700ppm未満をひとつの目安に、不織布のマスクを隙間なく装着することでほぼ防げると考えていた。デルタ株までは。
アルコールによる手指消毒は個人的には優先度が低い(必要ないとさえ思っている)。
いくら手指にウイルスが付着しようと自分の顔に触れなければ感染はないからだ。
むしろアルコールによる手荒れや常在菌の死滅などマイナスが大きいため
室内や施設内、店舗内に入るときは行わなくなった。
ところがほとんどの人は無意識に顔に触れたりメガネに触れたりマスクに触れたりする。
だから一般的にはアルコールによる手指減菌は必要悪なのかもしれない。
(ウイルスが付着した自分の手が何かに触れると誰かの指に触れ、その指が顔に触れて感染することになることもあるので)
空気清浄機から噴出されるストリーマ、プラズマクラスター、ナノイーなどの呼称の低濃度オゾンも感染対策には無意味だ(ただしオゾン噴出ではなくHEPAフィルターの部分は効果がある)。海外製の高価な空気清浄機にはHEPAフィルターを備えていないものもあるので購入を見合わせるべき。
ところが険しい口調で手指消毒を催促されることが度々あって
近頃では入室前に自分で行っているとスプレーを見せるか、
行うまねをするなどで心理的さざなみを立てないようにしている。
(そんな人に限って換気には無頓着で指摘すると機嫌を損ねる。空調の快適性が損なわれるからだが、人間関係を損ねたいためにモバイル用のCO2センサーをいつも持ち歩いて相手先で計測して数値と意義の説明を行って換気を啓発している)。
何が大切で何が根拠となっているかを知っていないと本質はわからなくなる。
飛沫感染については不織布のマスクをして大声を出さない、咳をしないようにして
頭の高さまでの遮蔽板があれば防ぎうる。もっとも可視化できてわかりやすい対策だ。
コロナは初期から空気感染があったと考えるべき。中国でのレストランでの感染例がわかりやすい空気感染の顕著な事例であったようにマスクを取る場面では大きなリスクとなる。
もし厚生労働省が主張するように空気感染がないのであれば、マスクを付けて相手に接触しなければ密室に何時間いても感染はしないだろう。ところが三密を避けるべきと主張する厚生労働省。その見解には矛盾がある。ほぼすべての専門家や医療関係者は空気感染を前提に日々の対策を行っているというのに。
オミクロンでは空気感染への感度がさらに上がっていると考えている。
防ごうと思えば、コロナ病棟内での医師が装着している防御服と顔面に跡が残るほど強力な圧のN95マスクでなければならないのかもしれない。
組織内で陽性者が出ると相当の期間にわたって企業活動が損なわれ生産と流通が停滞する。それがサプライチェーンの途絶につながる。
ある店ではコロナ感染が発覚して休業後、十分な対策を施して再開。しかし数ヶ月経過しても客足は戻ってこないという。それまでは行列ができる店であったのだが。しかもその店舗はコロナ対策は感染者が出る前も万全であった。保健所も店名を公開しなかったのは対策ができていたからである。原因は外からの持ち込みで、人が来る以上こればかりは防ぎようがない。しかし再開後の対策はそこまでも踏みこんで行っている。
ワクチン接種についてぼくの周囲でも「打たない主義」の人は決して少なくない。
接種するよう説得しているが、その人たちはこれから先もおそらく接種はしない。
身を持って2回の接種を体験してみたが発熱も倦怠感も腕の痛みやかゆみすらなく、接種後はむしろ身体が軽くなったような気さえした(一種の栄養点滴のような)。
(もちろん個人差があるのでそれが説得力を持つとは思っていない)
さすがに陰謀説など影を潜めているが、人体実験にされたくない、体質が変わってしまう、副反応が怖いなどという。しかしmRNA型のワクチンにそのような魔術はない。
人によって副反応が異なるのは当然で、先天的な遺伝子配列の違いと後天的な健康状況で無害化されたタンパク質であっても過剰に反応が出ることはあり得る。しかし副反応が出るようなウイルス耐性のない人が接種しないままコロナに感染すれば重篤な事態となることは避けられない。
余談だが人によって反応が異なるわかりやすい例はアレルギーである。蕎麦を食べて意識を失うことだってあり得る。ぼくは特にアレルギー体質ではないけれど、ヨーグルト、納豆、牛乳、チーズは体調を崩す食べ物である。空腹時にカフェインを接種しても体調は悪化するが、就寝前に飲んでも平気な人もいる。人によって健康に貢献する食べ物は異なるのだ。原因は腸内細菌の勢力にある。ぼくの腸内では乳酸菌や納豆菌を増やすと腸内バランスが崩れるからではないかと仮説。
身近な親族友人知人でワクチンの接種率を数値化したところ、本日時点でも接種率は40.0%であった。身近な人たちの6割が未接種であることに愕然。ぼくはこの人たちに絶えず情報を提供し続けている。SNSなどの情報ではなく発言者や組織が明らかで科学的な根拠を伴う情報を原文のまま掲載してサマリーを添えている。それでも打とうとしない。
内心ではワクチン接種を義務化しないと救える命が救えなくなると叫びたいところである。
いまからでも遅くないので医師にお金を積んでも接種してもらうよう説得を続けている。
大勢の人と面談したり話をする機会の多い人間がやっておくべき感染対策は鼻うがいである。SARS-CoV-2が咽頭よりも鼻腔粘膜で増殖しやすいという知見があるから。ぼくはぬるま湯に食塩を適量いれて(塩分濃度を気にしないで適当でいい。習慣化するのに面倒は禁物)鼻に流し込むプラスチック製の容器で押し出して咽から出すことを外から帰ったら毎回行っている。仕事帰りだけでなく近所にマスクをして買い物に行ったあとでも行っている。これは風邪やインフルエンザのウイルスも洗浄できて好都合。おかげで毎年数回引いていた風邪がコロナが流行してからは皆無となっている。風邪もウイルスの付いた指が顔に触れること、そこから鼻の粘膜へのウイルスの増殖が原因であったのだ。
オミクロンはそのうち潮が引くごとく消えていくだろうが、ここからの教訓というか数年後の未来が見える気がする。
追記
どんな教訓、どんな未来かを教えて欲しいとのご要望をいただいたので追記を行った。
その1 感染症蔓延時代の到来
・温暖化と熱帯雨林への進出(生態系破壊)により熱帯の風土病(マラリヤやデング熱など)が高緯度帯へ進出
・コロナウイルスの変異で次々と新型が出現
・鳥インフルエンザなどが変異でヒト型の感染力を保持して猛威を振るう
→ マスクや換気の必要性が常態化
その2 グローバル経済の終焉
・富の偏在と大多数の貧困化が同時進行していく社会では感染症の蔓延は社会の崩壊につながる。そうなれば富裕層とて土台のない社会で崩壊する。
・不要な開発を避けて地域で資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を回していかないと経済や社会は持続的にできない。
・このまま推移すれば、水と食糧の危機が遠くない将来に訪れる
・財政の破たんでエネルギーの偏在が問題となる。また老朽化した橋や道など社会インフラの再整備や修繕が困難となれば、身の丈の技術と地域内で共助をまわしていかなければならない。
・農業が儲からないので食糧生産が落ちていく。規模の拡大(儲かる農業)が必ずしも解決策ではない。
要するに感染症多発時代は社会構造に起因する。そして感染が社会構造を破壊するという負の循環に陥る。オミクロンそのものよりもオミクロンがあぶり出す未来予想図に怖さを予感している。
posted by 平井 吉信 at 23:42| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2021年08月19日
空気感染の対策には換気の可視化が必要〜CO2センサーセンサーの活用(CO2-mini)〜
感染者数の増加が止まらず、COVID-19は危機的な状況となっている。
ワクチン接種は少しずつ進んでいるが、先行している国でも感染者の増大は止まらない。
感染者のなかではデルタ株の割合が増加している。感染力が強く、とりわけ空気感染に注意が必要とされる。
ぼくの場合は会議への参加やセミナーを主催する機会があるため、携帯用のCO2センサーを持参している。
選んだのはCO2-miniという機種。
2015年にアメリカで設計された製品で製造は中国である。
数値については正確な測定が可能とされるNDIR(非分散型赤外線)方式で、しかも2波長式を採用。
小さく軽く(掌に載せると小鳥のようだ)持ち運びが簡単。
さらに充電池を内蔵しないことで回路の温度変化(ドリフト)の影響の回避や経年変化による安定性に有利。
内部は集積化された合理的な設計で耐衝撃なども含めて信頼性が高いと見た。
給電は3つの経路から可能。
@PCなどのUSB端子(USB Type-A)から本機(micro USB Type-B)への給電
A携帯電話等に付属するACアダプターから本機へ(micro USB Type-B)への給電

Bモバイルバッテリー(5V、300mA)から本機(micro USB Type-B)への給電

換気についてはビル管理法で求められる二酸化炭素濃度の基準値(1,000ppm未満)をめざすのが一般的だが、感染防止の安全性を上げるのであればさらに低い700ppm未満をめざしたい。
野外での測定値は400〜450ppm程度。これが大気のCO2濃度として比べてみれば室内のCO2濃度の上昇がわかる。
この機種には色によるアラーム(音は出ず光の点灯のみ)を常時表示する。
緑黄赤のセンサー表示は任意に変更できるのでぼくは以下の数値で設定を行っている。
緑 700ppm未満
黄 700ppm〜1000ppm未満
赤 1000ppm以上
写真では459ppmとして緑が点灯している

ただしCO2センサーは空気中のウイルスの量を測定しているわけではない。
人が多いと人の呼気に含まれる二酸化炭素から部屋のCO2濃度が上昇する。その数値から換気の状態を判断して安全性を判断するもの。
仕事場(室内)で計測中。数値は420〜480ppm前後で推移。
百平米ぐらいの空間を一人で使い、換気扇とサーキュレーター、空気清浄機を常時稼働中(コロナ以前から)、場合によっては除湿機が回っている環境。
(離席して戻ると下がっていた値が着席して数分でたちまち上昇。計測の正確性も表している)
このCO2センサーは小型軽量のためカバンに入れて外へも持ち出せる。
会議やセミナーなどでは参加者に値を示して安心していただくとともに
数値が悪化してくれば換気を促す根拠となる。
(暑いので開けたくない人もいるが、数値は事実として人間関係を気まずくさせずに換気ができる。ぼくのセミナーや会議では600ppm未満で運用するので安心して来てください)
その他の情報
@手持ちのモバイルバッテリーでは表示は正確だが数分で電源供給が停止する。センサー側ではなくバッテリー側の仕様で微弱電流のため自動でパワーオフしているようだ。再度オンすれば計測は再開される。説明書では電源投入後2分を経過した値が信頼できるとされている。電源が入っていれば15秒ごとに計測が実施される。
ACO2濃度と気温が入れ替わって表示されるが、気温が表示されるのは2秒程度でCO2濃度を表示する時間が長いので不都合はない
B本機は小型でモノクロ液晶でバックライトは付いていない。店舗や施設などではCO2濃度をはっきりと見せる必要があることから本機ではなくカラー表示で見やすい機種か、外付けの大きなディスプレイにWi-Fiで接続する機種を選択する。おすすめの機種についてはこちらをご参照。
「CO2センサーの導入による換気の「見える化」、換気の留意点、機種の選択について」
https://www.odayaka-keiei.com/co2-sensor
C購入は対応の良い測定器の専門商社からの購入が安心できる。
東京精器工業株式会社のオンライン「ハカル.com」など。
どうしてもAmazonで購入したい方はマーケットプレイスでは上記より廉価に調達可能だが、購入先を吟味して購入すること。ヨドバシでは現時点で販売休止となっている。
追記
徳島県は19日午後6時、新型コロナウイルス感染拡大への警戒を県民に促す「とくしまアラート」の警戒レベルを5段階で最も上の「特定警戒」に初めて引き上げた。政府分科会が示す「ステージ4(爆発的感染拡大)」に相当する(徳島新聞速報から)。
posted by 平井 吉信 at 17:23| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2021年08月02日
SARS-CoV-2は恐ろしいが もっと怖いのは対策があるのに実行しない政府 自分で守るしかない
2019年秋に出現したSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)をもたらした。当初楽観していた人たちも春先の緊急事態宣言(ぼくも仕事がなくなった)、さらに気温の上昇とともに感染(季節性の風邪とは異なる)が拡大した。
当初は軽症で済むといわれていた若者も重症化したり、後遺症が数ヶ月もしくはそれ以上にわたって続くなど生命が助かっても日常生活を以前のように送れないつらさがある。
そしてSARS-CoV-2 Delta varient(デルタ株)が出現するに至ってさらに段階が悪化した。感染者はワクチン接種を終えている人が多いという結果も見えてきた。
https://www.cdc.gov/media/releases/2021/s0730-mmwr-covid-19.html
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/09f116d314ea1a13.html
ワクチン接種で行動範囲を拡げたりマスクを付けなかったりなどの行動変容があったことが推察される。身の回りでも副反応に苦しむ人たちの生の声が身近に出回り始めた。抗体依存性感染増強の怖れについても否定できない。もしそうであればワクチン接種が仇となって感染や重症化のリスクを高めることとなる。
ワクチンの評価は現時点で行うとしたら有効性は高いが、安全性は確保されていないということだろう。現時点でワクチン接種は利点よりもリスクが高いとぼくは判断した。
このブログで度々感染対策に言及しているように、簡潔に要点を記すと次のようである。
・外出から帰ったら、もしくはおかしいと思った相手と瞬時でも接したら、ただちに生理食塩水もしくは食塩水による鼻うがいを行う。
・外食は行わない。安全対策はステッカーでは決して可視化できない。ぼく自身が考える基準は気配りのある店舗に限り、Co2センサーで700ppm未満、もしくは1人1時間当たり50立米の換気能力程度を満たしていることが可視化された場合であって、必要に迫られてごく短時間だけにとどめる。
・それでも外食は避けたほうが賢明。そのため弁当をつくって持参するが、そのための業務用の水準の食中毒防止対策(弁当づくりと保管時の時間及び温度管理)が必要。
・マスクは不織布マスクで隙間がないか頻繁にチェックを行う。ただしマスクに手を触れないなどの作業はコロナ病棟での措置であって一般にはその水準の安全確保は不要。それでもマスクに手を触れたら高濃度アルコールでその場でただちに手指を減菌しておくことは鉄則。
・スーパー等で食品を買ったらすべて水洗いもしくはアルコールによる清拭を行う。水洗いとはビニール包装等で洗えるもの。野菜の袋入りなどは隙間があるのでアルコール清拭、紙の箱も水濡れは避けたいので同様。
・睡眠時間の確保
・マスクをつけていても大声で話さない。2メートル程度の物理的な距離を取る。リモートが可能であればなるべくそれで意思疎通を行う。
・車のハンドル(ウレタンはアルコールで、革巻きはアルコールは避けて水拭きもしくは次亜塩素酸水)、携帯電話やスマートフォン、財布、決済用カードは使用の度にアルコール清拭。現金決済はなるべく避ける(それが原因と思われる感染例を先月に身近で観測している)。携帯用のアルコールスプレーはいつも肌身離さず持っておく。
ここに挙げているのは最小限の不可欠な行動に限定している。ワクチン接種をしていてもこの水準は確保しておくべきことである。
以前にも書いたが、ワクチン接種をするかしないかは自己判断(自己責任)。科学的な根拠のある論文や根拠、起こっている数字(客観的な証拠)のみから判断を行っている。ワクチンを打てばそれで終わると考えているダメ内閣のいうとおりにしていたら自分の生命が危ない。専門家は口を貝のように閉ざしているが、遠くない将来に振り返ったとき、どの行動が正しかったかはっきりすることと思う。
これはぼくの信念なので書くけれども、コロナが収束することはないと考えている。なぜなら新型コロナウイルス感染症が出現する根源の理由が明確であること、及びその対策が行われることはないと考えられること。
それは熱帯雨林への人の活動による侵食とそこで未知のウイルスに接して移動というヒトの社会のあり方そのものが問われているから。温暖化も感染症の蔓延を後押ししている。結局は人間の社会活動そのものがパンデミックを引き起こしているのだ。
ほんとうに政治が収束させようと思うのなら経済活動を一時全止めしてベーシックインカムで全国民に同じ給付を行って生活を支えること。仮に半年続けたときに劇的な成果が得られるとしたらこれがもっとも確実なコロナ対策(経済政策)ということになる。
いま必要なのはワクチン接種に依存することではなく、科学的な根拠で着実に感染対策を積み重ねていく人々の強い決意(意識)と行動があること。
晴れた日に雨傘を持つ慎重かつ根気強い行動こそ必要。悲観的なシナリオを描いて生きていける人こそ、もっとも楽観的な人かもしれない。
まとめると、
・ワクチン接種は全体的には感染拡大の防止に有効だが、まだ未確定要素がある。
・ワクチン接種後の副反応が軽微なこともあれば重篤な場合もある(一人ひとり反応が異なり予測困難)。
・ワクチン接種者の感染例が増えている以上、接種の有無にかかわらず感染対策は従来以上に強化すべき。
(接種後こそさらに引き締めて感染対策を行うべき)
・現時点ではかつてないほどSARS-CoV-2亜型による感染症の脅威が高まっている。
タグ:政治経済
posted by 平井 吉信 at 00:41| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2021年07月06日
ワクチン接種の考え方と空気感染対策について
OVID-19とワクチン接種、空気感染対策などと題して『おだやかな経営』に投稿しました。
うちでのワクチン接種の考え方と飲食店、美容室などでの空気感染対策について書いています。
https://www.odayaka-keiei.com/vaccine
posted by 平井 吉信 at 12:21| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2021年04月24日
飲食店のための感染症対策(宿泊施設の飲食部門にも)をPDFにまとめました
時短営業の要請、まん延防止等重点措置、そして緊急事態宣言と
飲食店経営には困難な局面が続いている。
飲食店は限られた席数で一定の客単価であるので
営業時間を絞られると売上は減少するしかない。
弁当やテイクアウト方式を採り入れる場合には厨房の改装や新たな設備が必要となる場面がある。国もそのために事業再構築補助金(予算規模1.1兆円)というこれまでにない規模の支援を用意している。
しかしこの補助金の申請は敷居が高い。
そこで申請書作成業者が跋扈するが良い評判は聞かない。
一方で国や業界のガイドラインを見ても現場での具体的な対策はうたっていない。
(「密を避ける」などとといわれても具体的にどうすれば良いのか…)
そこで科学的な根拠に基づいて現場に落とし込める対策を検討してみた。
座席数15程度、1人厨房オペレーションでもできうることを書いてみた。
もちろん規模の大きな飲食店にも当てはまる。
(大手FCの場合は本部主導ですでに実施済みが多いだろう)。
根拠となる資料も末尾に添えてある。
2020年度ではCOVID-19に対する知見が目まぐるしく変わった。
2021年では変異株が出現したが、対策そのものは抽出された感がある。
ワクチンと変異株の関係、感染力が増した状態では野外での飲食も感染のリスクがあるなど
今後も新たな知見が出てくる可能性がある。
(ワクチン接種率が上昇しても感染は収束しないというのが多くの専門家の見解)
その度に改訂をしていこうと考えている。
関係のみなさまに活用いただければ幸いです。
こちらのページからPDFはダウンロードできます。
https://www.odayaka-keiei.com/covid19-for-inshokuten
飲食店の経営はその業界のみならず一次産業やサービスの提供者にも関わってくる裾野が広いもの。
科学的な対策を施し、そのことを訴求してください。
国が推奨する時短営業などではなく本質的に安全な状況で業績の回復につながればと願っています。
posted by 平井 吉信 at 10:10| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2020年12月24日
飲食店や理美容室で感染症を広げないために店ができる対策があります
飲食店と理美容室はコロナ禍で直接的な影響が出ている業種である。
徳島は全国でも感染者数は少ない方だが、
ぼくの場合でも明らかに訪問頻度が減っている。
店に入ろうとするけれど
対策ができていないな、と判断したら入店を止める。
(自作弁当を持ち歩いているのはそのためなのだけれど)
なぜなら飲食店と理美容室は数少ないマスクを取る場面だから。
もしコロナ感染症が接触感染と飛沫感染に限定されるなら
自助努力だけでほぼ100%防げると思う。
しかしWHOやCDCといった専門機関は相次いで飛沫核感染(空気感染)を否定しない見解を打ち出している。
空気感染対策は換気しかない。一に換気、二に換気、三に換気で四がHEPAフィルター付きの空気清浄器である。プラズマクラスターなどのイオンをいくら吹き出しても効果はないと考えられている(メーカーの喧伝するのは特殊な実験室で一般的な環境下ではない)。
どうしても都合などで食事をすることがあったときの食事として写真を撮ったもの。
ホテルグランドパレスの1階レストランのロータスではサラダランチをいただいた。
サラダなのに、ではなくサラダだからのこの充実感。
野菜がたっぷり食べたいときってあるよね。

ハモ料理で有名な和食家てんすいのすしランチ

直心庵の月代わりのそば
銀杏と小エビのかき揚げが付いている。

店舗改装をされていたという街の食堂大地のランチ
家庭料理の良さで毎日食べたくなるのだけれど。

飲食店や美容室の空気感染対策についてはこちらに書いた。
ビル管理法に基づく換気が基準となると考える。
空気清浄機の位置づけや仕切り板の運用法なども書いてある。
どうか、ご一読されて対策として実行してください。
客足はきっと戻る。
(コロナ以前より増える可能性すらありますから)。
飲食店での感染リスクを減らすための換気の重要性〜全熱交換器のおすすめ〜。空気清浄機は換気の補完、遮蔽板(アクリル板)による対策
https://www.odayaka-keiei.com/eat-drink-at-covid19
posted by 平井 吉信 at 00:56| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2020年11月14日
感染症拡大の不安を払拭する現実的かつ効果的な対策をお伝えします
おだやかな晩秋の一日も終わろうとする頃、
家電(サーキュレーター)を買いに出かけた。
山善の23センチ経のファンを持つDCモーター仕様が1万円未満で購入できた。
売れているアイリスオーヤマと比べてもこちらが優ると判断。ボルネードまでは不要だろう。
サーキュレーターも効果的な感染症対策となるが
うちでは閉鎖空間で空気を動かす用途(防かび対策)に使うつもりで購入。
感染症が拡大傾向になっている。
対策を行っていても感染する人や店舗が続出して
何を行えば良いかわからない人も少なくないだろう。
ぼくは連日のように長時間のセミナー講師などをしているが
感染症対策を万全に行っているので自身も参加者も感染させない。
3つの感染源はわかっているのでそれを淡々と行うだけだ。
(1)飛沫感染対策
不織布のマスクであって性能が確保されているものを選ぶ。
特にきつめのフィットが大切。
性能の良いマスクは決して廉価ではないがそれでも1枚100円未満である。
ぼくは炊飯器(マスク乾燥専用に充てている)に入れて70度1時間の加熱で5回程度使っている。
布マスクはやめたほうがいい、ほんとうにやめたほうがいい。(もう一度だけ)やめたほうがいい。
初期から飛沫核の遮断性能が不明であるうえ、
何度か洗っているうちに布や紐が伸びて顔に密着していない人が大半だからである。
この状況で感染者がいる空間に滞在すると確実に感染する。
(2)接触感染対策
携帯用のアルコールを持つこと(次亜塩素酸水は不確実性が高い)。
何かに触れるたびに手指を減菌する。たったこれだけでいい。
アルコールは食品添加物仕様だと食品にも手指にも使える。
(パストリーゼやライオンハイアルコールなど)
スーパーから購入した商品はすべて減菌する。
水洗いできるものは水洗い、
紙パッケージなどはアルコールで清拭。
次亜塩素酸水で拭くのも有効だろう。
(3)空気感染対策(飛沫核感染対策)
ビル管理法で求められる1人1時間30立法メートルの換気を全熱交換型で行う。
(24時間換気を止めない。電気代もしれている)
全熱交換型とは冬の冷たい外気を温めて採り入れられる(夏は高温多湿の外気を温度湿度を下げて採り入れる)。このことで快適に寒気を行うことができる。
網戸(自然換気)や換気扇(第三種換気)では快適性が損なわれるし
空気の流れも風向きや室内構造で不安定になりがち。
(全熱交換型は老舗の三菱ロスナイ、堅実なパナソニック、外付けもできるダイキンのベンティエールなど。空気清浄機や換気扇と比べても費用対効果は圧倒的に有利)
商業施設などでは空気清浄機は正しく運用すれば換気の補完として機能する。
ただし空気清浄機のみではどんなに高価な機器を置いても換気には置き換えられない。
少なくともHEPAフィルターが付いている機種でフィルターを頻繁に交換する。
金額は業務用途でも3〜5万円程度で十分(ただしフィルターは公称値の1/3程度で交換する)。
ボックス席や客席が集中する場所などを選んで複数台設置しておく。
しかし重要なのはあくまで全熱交換型による換気である。
(24時間365日稼働させておく)
店舗や施設の感染症対策とコロナ禍で売上を維持する方策について四国各地でセミナーを行っています。
直近では11/30の17時からは小松島市主催でのZoomによる無料セミナーがあります。
お申し込みは小松島市商工観光課まで。
電話: 0885-32-3809
Fax: 0885-33-0938
E-Mail: syoukou@city.komatsushima.i-tokushima.jp
https://www.city.komatsushima.lg.jp/docs/2013433.html
飲食店の取るべき対策については
https://www.odayaka-keiei.com/eat-for-safe
posted by 平井 吉信 at 20:29| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2020年09月27日
4連休のGo to troubleにならないよう採るべきはシナリオ3への対策
4連休はどこにも行かなかった。
助成金をもらって感染のリスクにさらされながら行かなくても
近所で水の音を聴きながら風に吹かれていた。
あちこちでお伝えしていることで詳細は省くけれど
感染症のたどる未来のシナリオはひとことでいうと4つある。
シナリオ1 まもなく収束(→ ワクチン開発は困難なのでありえない)
シナリオ2 現状維持(→ 感染拡大と一時休止の繰り返しという楽観的な考え)
シナリオ3 感染拡大(→ マスクを付けないなどを強引にアピールする無神経な勢力が一定程度いるなどウイルスにつけ込まれる機会を提供しているため。SARS-CoV-2の変移やH5N1型のヒト型変移、その他新興感染症の怖れ大というのが冷静な観察)
シナリオ4 社会生活・経済活動崩壊(人類の存亡をかけた局面)
シナリオプランニングという考え方では
未来に起こりうる事象を考えて対応策を練る。
その際に「想定外」という言葉は使わない。
(想定できないことに対応するのが危機管理。ゆえに福島第一原発ではメルトダウンが起こりうると考えて全電源喪失が引き金を引く→ 電源が水没する事象が起こる → 他の手段も機能しない事象が起こる、というように「事象」から考えれば、電源の冗長化、電源盤の水没を想定した対策(高台への設置と防水化)は採用できたはず。だからあの事例は採りうる対策を故意に放置した人災とみなしている)
以前のブログでも書いたように
感染症は、未知のウイルスが存在する熱帯雨林に資源を求めて浸食(=接触)して感染。
そして高速で移動して拡散することで起こったもの。
今年の5月には北極圏で38度、7月にはカリフォルニアで54度という気温を記録している。
数年前に東京でデング熱が観測されたようにウエストナイル熱やマラリアなど
熱帯の風土病が温帯地域へも進出しようとしている。
いずれも地球の温暖化と生態系の破壊(未知のウイルスとの遭遇)が感染症の根源にある。
さらに2002年のSARS、2012年のMARSのどちらのコロナウイルスでもワクチンはつくられなかった。
想定外をつくらないことからすれば現状維持のシナリオ2は除外しよう。
(シナリオ1は論外)
根源の要因を洞察しつつ想定外を排除するなら
採るべき方策はシナリオ3以上ということになる。
感染症がさらに悪化することを前提にできる対策を行うべき。
(ただしシナリオ4は採用しない。人口が半減するなど都市崩壊どころか種の存続の危機にまで至っていると想定して対策を行うことの経済合理性を越えてしまうから)
脅しでも悲観でもなく感染症の悪化を視野に入れて
現実的に対策を行いつつ楽観的に生きていくこと。
ぼくはコロナ禍が10年続いても気にならない。
ただしそれはCOVID-19に感染しないためではなく
地球で生きていく覚悟を決めたらその責務があると考えるから。
(と同時にそのような地球やそこで生きているヒトも含む生き物への愛おしさを感じるから)
そう考える人が増えれば感染症は必ず終息する。
人が集まる場所では(特に持病はないが変人と思われても)夏でもマスクを着用する生活は長く続けてきたし
マスクやアルコールの備蓄はコロナ禍以前からあるものを未だに使っている。
新型コロナウイルス感染症への対策も99%わかってきているし
WHOや厚生労働省も主たる感染源ではないが否定できないとしている空気感染についても
それを前提とした対策を提案している。
(対策とは空気の動きを定量的に評価して換気の流れをつくること。空気清浄器は感染症には効果がない、もしくは費用対効果で劣っていることに留意)
9月27日、勝浦川はきょうも釣り人でいっぱい。
ぼくは風を感じながら揺れるコスモスと水面を見ている。




川は流れて時計の針は進んでいくけれど
ぼくの時間はしばらく止まる。
愉しいことはあるよ。
どこにでも誰にでも。
見える、逢える。気付いて!
posted by 平井 吉信 at 23:42| Comment(0)
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2020年07月23日
洪水と感染症が常態化した時代に生きていく
海水温が1℃上昇すると大量の水蒸気がもたらされる。
その途方もない水分量が降雨となる。
このことだけでも脅威だが、限られた地域で集中的に降ることがある(線状降水帯)。
洪水が常態化する災害多発時代に突入した。
感染症も常態化していることと根っこは同じように思える。
それは人間の活動(生態系や地球環境への過度な負荷)によるもの。
熱帯雨林が1年間に日本の国土の25倍が失われているというが
そのなかに貴重な遺伝子資源、新薬開発のきっかけが潜んでいる。
これらはアマゾン(熱帯雨林)の蔵書(資源)に例えられる。
熱帯雨林が破壊されるということは人類がそれだけ雨林に浸食していることになる。
自分が欲しいものだけ搾取するつもりの人類だが
そのとき人類が出会うのは必要なものだけではない。
未知の細菌やウイルスと人間や家畜が遭遇することで
それまでになかった感染症が出現する。
地球温暖化も人間の活動が直接的な原因となっている。
このことから災害の頻度、特に激甚災害の頻度が高くなっている。
感染症もSARS、MaaS、エボラウイルス、ノロウイルス、デング熱、ジカ熱、鳥インフルエンザ(H5N1型)が今世紀になって頻発している。特に強毒型といわれるH5N1型は致死率が5割を超える。
それでもウイルスがヒト型でないため感染力が弱いことで人類にとっての致命的な脅威には至っていない。
しかしウイルスは自らを複製する際にミスコピーを起こす。
その際にヒトに感染しやすいタイプに突然変異を起こす怖れがある。
新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2が引き起こすCOVID-19)だけが感染症ではないのである。
新しい生活様式は2年程度は続くだろうと思っている人は多いかもしれないが
そうではなく第二第三の新興感染症が蔓延しやすい背景があるを直視したい。
つまりCOVID-19は人類にとって警鐘でもあり気付きの機会ともなっている。
今後はビジネスも生活も感染症対策が常態化する。
マスクやアルコールが不可欠となる暮らしが当たり前となる。
だからそれを受け容れる態勢と心構えで生きていこう。
こと新型コロナウイルス感染症については
接触感染と飛沫感染が原因とされているので
その対策は容易だが人が実行するかどうかだけの問題。
(空気感染については疑わしくても主たる感染源でないことは明らか)
案外忘れがちな対策をいくつか挙げてみると
・クルマのハンドルは毎日アルコールで拭く(革巻き仕様はアルコールに耐えられないので自動車メーカーはウレタン仕様をデフォルトにすべき時代が来ている)。
・携帯電話・スマートフォン、キーボード、マウスは毎日アルコールで拭く。
・外出のあとの持ち物(財布や時計、カバンなど)、買い物のあとの商品とバッグの無害化は施す。
・布マスクには感染症を予防する効果はないので不織布マスクを使う。布マスクを使用する場合はフィルター機能を果たす不織布を1枚追加する。
・不織布マスクは再利用する(マスクの節約という社会的な意義)。熱湯処理、洗剤による洗浄、アルコール噴霧、紫外線などはフィルター層を損なうことがわかっている(ぼくは温度設定ができる炊飯器で71℃1時間加熱)。
・携帯用のアルコールを肌身離さず持参して何かに触れるたびに使用。
この程度のことができていれば感染する怖れは低くなる。
習慣になれば何でもないこと。
自分が感染しないことは家族を含む自分以外の誰かに感染させないことになるのだから。
洪水とは大きな川の堤防が決壊するだけでなく
支流が本川に排水できなくてあふれる内水面被害が大きくなっている。
日本の平野はほとんどが洪積平野(洪水がつくった平野)。
そこで住む限り、洪水からは逃れられない、という前提で生きていく。
源流域、上流から順に水が出ていく速度を遅らせる手段を地道に確実にやっていくこと。
山の保水力の確保(林相)、棚田の効能、
遊水地の設定と洪水が起こりやすい地区に人が住まないこと、
どうしても移転が難しい場合では保険での対応(抜本策ではない)、
技術的には堤防の強化(大河川ではスーパー堤防など)、内水を排水させる能力の強化など。
対策がわかっている以上(ヒトが蒔いた種が因果応報となって降りかかっている)
個人、組織、地域の行動に着実に落とし込んでいけば
未来は悲観することはないと思っている(その信念は揺らがない)。
(SDGsも根源の対策は同じ)
追記
日本国憲法に生態系や生物多様性を尊重する思想がないのは問題だと思っている。
posted by 平井 吉信 at 20:10| Comment(0)
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2020年05月27日
不織布マスクの減菌(消毒)法 追記
不織布マスクの再利用法(消毒)では新たな知見が披露されている。
それによると、一般に推奨されている洗剤の使用ではフィルター層が劣化してしまうという。
熱湯での煮沸やアルコールなどの噴霧、紫外線殺菌も同様とのこと。
不織布マスクは通常は三層になっていて真ん中がフィルター機能を果たす。
それが劣化するとウイルスの遮蔽性が低下することになる。
そこでフィルター機能を保全するには水に濡らさない、
一定以上の高温にはさらさない、薬剤は使わないと
これまで実践されてきた減菌法は使えないことになる。
それではどのようにマスクの再利用(減菌措置)を行うか。
それは70度程度の湯煎がよいというのだ。
(マスクは密閉性の高いジップロックなどに入れて空気を出しておく)
時間は30分〜60分程度で80度を越えないのが望ましいという。
「パンデミックから命をまもるために>マスクの消毒」
https://www.pandaid.jp/hygiene/mask
そのためには一定温度に保持する調理器具があれば便利である。
かつてサンヨーが売られていた一定温度を保つことのできる炊飯器をお持ちの方で
現在は炊飯を行わず手元に残っているという方はそれを利用するといいだろう。
しかし洗剤や煮沸によってフィルター機能が皆無になるわけではないので
不織布を新たに1枚はさむことでフィルター機能を補いつつ
これまでのように洗剤洗いや煮沸を行って
減菌を簡単かつ確実に行う方法もあり得るだろう。
(熱を加えるだけでは減菌はできても汚れや臭いは落ちない)。
比較的長時間誰かと接するようなときや混雑した場所に出向くときは
迷うことなく新しいマスクを着用し
近所のスーパーで買い物をするような場面で飛沫感染を防げば事足りるのなら
再利用マスクという使い分けができれば、
安全性を確保しつつ再利用マスクも活用してマスク不足の影響を緩和することが可能となる。
追記
本日、アイリスオーヤマのマスク直販サイトから注文していたマスクが届いた。
以下のURLで午後の適当な時間にアクセスすれば購入できるだろう。
(価格は7枚入り×2セット+メール便で736円。1枚当たり53円)
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=KAISO&CID=4065

届いたマスクには製造元が示され検査印があり性能表示がなされている。
ドラッグストアやスーパーにもいまでは商品が並んでいることが多いが
それらの大半は性能表示がない。
アイリスオーヤマは今後も不織布マスクの供給を強化するとのことで
消費者も感謝しつつ買い支えていきたい。
(SHARPも同様である)
タグ:マスク
posted by 平井 吉信 at 10:28| Comment(0)
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2020年05月16日
三原山噴火にみる危機管理
1986年の伊豆大島の三原山で起こったこと、地元の対応
伊豆大島を未曾有の大噴火が襲ったのは1986年11月のこと。
その6日前の11月15日に噴火した三原山を見ようと
伊豆大島には観光客が押し寄せていた。
大島町も観光客を噴火口に近づける方策を検討している最中であった。
三原山の噴火口に異変が起こったのは21日の16時15分のこと(後に五百年ぶりの大噴火と判明)。
伊豆大島では昭和32年にも噴火があったが、避難指示が遅れて1人の犠牲者を出した。
このときの反省を糧に大島町ではただちに対策本部を設置、助役の秋田壽氏が陣頭指揮を執ることとなった。
襲いかかる噴石と溶岩に役場では前例のない対応が求められた。
マニュアルがあったとしても例外的な事案には役に立たない。非常時に会議を開いても問題は解決できない。
リーダーシップを持って、いま取り組むべき課題に集中することである(場当たりの対策を乱発しない。そのために答を見つけるより問を設定すること)。
伊豆大島をJAL定期便の上空から俯瞰したもの。左上の元町港から右下の波浮港。そして三原山噴火口との位置関係がわかる。

未曾有の災害には役場だけでできることには限界がある。
秋田助役は迅速に住民に避難を指示。そのため夜の移動となった。
電灯が必要だが、発電所でもトラブルが起こり電力の供給が不安定になっていた。夜中の避難で電気が消えれば島民はパニックに陥る。安定した電力を供給するためには職員は施設に残らなければならなかった。東京電力の3人の職員は島に残って電力を供給し続けた。
大島では成人した男性はすべて消防団に入ることになっている。
そのため、どこの家にどんな年寄りが残っているかもわかっている。避難を渋る年寄りやうろたえる高齢者もいただろうが、集落や地域では消防団という共助が機能したことが大きい。
三原山の大規模な噴火に対し島にはどこにも安全な場所がないことから町では全島民の避難を決断。
元町港から40隻の船で住民を次々に運ぶ計画であったが、なんと元町をめがけて火砕流が迫ってきた。
そこで急きょ南の波浮港への移送を行うこととなった。
波浮港までは14kmの道のりがある。
道中で被災する怖れがあったが、地元のバス会社の運転手は誰もひるまなかった。
こうして海沿いの崖っぷちの道路を決死の輸送が行われた。
三原山の台地から元町へと溶岩が流れ落ちた

ところが輸送先の波浮港の周辺の海で異変が見つかった。熱せられた水が膨張的に爆発する水蒸気爆発の予兆である。
もともと波浮港は大昔のカルデラ(噴火口)である。
携帯電話などはない時代、島のバスには無線もなかった。
バスは続々と波浮港へ向かっていた。
溶岩流に飲み込まれるか、水蒸気爆発に巻き込まれるか。
どこにも行き場がなく万策が尽きた、と助役は天を仰いだ。
ところが元町へ向かっていた溶岩流の速度が落ちてきた、との連絡が届いた。
到達時間から夜明けまでに船を出せば島民を避難できると助役は決断。
波浮港に集めた住民を再び元町港へ呼び戻した。
島民全員を元町港へと運び終えた38台のバスの運転手には達成感が刻まれた。
最後のひとりを乗せた船が岸壁を離れるのを助役は港で見送った。
三原山噴火口は静かにたたずむ

このときのプロジェクトXの動画がある。
「全島一万人 史上最大の脱出作戦〜三原山噴火・13時間のドラマ〜」
行政、消防、船舶、路線バス、電力…。明確なミッションが誰の心にも共有されていた。
「ひとりの島民も犠牲を出さない」
そして、それぞれの行動指針はひとつ。
「自分がやらなきゃ誰がやる」
国の危機管理も機能
1980年代は戦後日本が復興してプラザ合意はその象徴的な出来事であった。
円は80円まで上がり、陽が沈まない国の経済はとどまるところを知らなかった。
日本は我が世の春を謳歌していた。
戦後の焼け野原から脱却して花開いた絶頂期でバブルに転落する直前、
日本全体がその傲りのなかにあった。
ただし80年代は悪いことばかりではなかった。
音楽産業ではアーティストがやりたいことがやれた時代でもあったし、人々が自信に満ちて生きていた。
公害や東京集中の弊害もあったが経済活動の循環が隈なく行き渡り、1億総中流ともいわれた。
格差が少ないことであらゆる人にチャンスがあり、やりたいと思えたことができた時代でもあった。
バブルには負の側面もあれば時代の高揚感(本質を見れば転落の予兆を秘めていた)もあった。
ぼくはバブルの頃も浮かれなかったが、いまも変わらない。コロナ禍でも変わらない。
その一方で、平和な時代特有の誰も責任を取らない組織対応の弊害、免罪符の会議や形式主義、前例のないことをやらない態度、本質を見て未来に投資しない企業や投資家が跋扈。
そんな風土が(いまも続く)失われた30年につながった。当時では資産価値の大きな企業として世界の10位のなかで日本企業が6つ、7つ入っていたように記憶しているが、いまはAmazonの提供するAWSを活用して新たな価値提案を行う多国籍IT企業が跳躍する傍ら、安くて高品質を求めて海外へ移転した日本企業はいまでは見る影もない。
さて、もう一度三原山噴火に話を戻す。
災害対応の所管は国土庁、内閣では発足したばかりの内政審議室の担当と決め、両者の間で併走する協定があったとされる。
刻々と溶岩流が港に迫る頃、国土庁では会議が開かれていた。
しかしその議題は、対策本部の名称をどうするか?
西暦と元号をどちらを使うか(昭和天皇の容態が芳しくなかった)、
臨時閣議を招集するか、持ち回り閣議を召集するか、だったらしい。
災害に遭遇して生命の危機に陥る島民をよそにこれではどうしようもない。
ときの政権は中曽根首相、後藤田官房長官。
その特命を受けて内閣官房に新設された内閣安全保障室長を任された佐々室長らが災害対策を差配。
佐々淳行(さっさあつゆき)氏はあさま山荘事件などで陣頭指揮を執った危機管理のプロである。
小田原評定をやっていた国土庁の会議が終わる頃、官邸主導の救出作戦はすでに開始されていた。
海上自衛隊、海上保安庁、民間の客船など四十隻がたった3時間で大島に集結。夜通しかけて大島の住民1万人を東京都へ運んだ。大噴火からたった半日の奇跡の行動である。
このことを可能とするためにどのような法解釈や調整が行われたかは門外漢でわからない。
権限を越された国土庁など他省庁は猛然と抗議、国会では公明党から糾弾を受けた。
首相の特命と官房長官の調整権の行使を受けてということになるのだろう。
官僚組織が機能したわけではないのだ。だが官邸の独断を誰が責めるだろうか?
(憲法、法令、指揮系統、規程はそもそも何のためにあるのかと問い直さざるにはいられない)
憲法改正、非常事態法による私権の制限の是非を問うよりも前に
するべきことがあるのではないか。
いかなる憲法、法律もそれを運用する姿勢、理念、志が重要である。
安倍内閣の下ではいかなる法令も意のままに解釈し改変を行おうとしている。
後の時代は正しい審判を下すだろうが、
悪事を重ねて逮捕を避けるために都合の良い人事を通す法案を画策する内閣に
コロナ禍の対応などできるはずがない。
三原島噴火の避難行動と比べれば、コロナ禍の感染を防ぐ対策はできうる。
感染症対策とともに経済と暮らしを維持する対策を行うのだが、
初動期に徹底した対策を十分に取ること、
その裏付け(補償)を行うこと。小出しに行わないこと(経済合理性)。
仕事で面談をしていて感じるのは
補助金は余裕のある事業者が申請すると採択されやすい。
いうまでもなく経営資源に余裕があるからである。
(経営資源…ヒト、モノ、カネ、ノウハウ+時間、ネットワーク)
その反面、切羽詰まった事業所では申請が採択されたとしても
緻密な事務処理に基づく適切な完了報告までたどり着けない。
また、ほんとうに誰かの支えを必要としている人は
かえってこれらの手続きを取らない。
もちろん情報収集や申請書の書き方など自助努力は必要である。
熟読すればほとんどは埋めることができるし、窓口では修正の助言ももらえる。
ただし、控えめな人、謙虚な人、誰かの補助を受けることに遠慮する人は申請しないのだ。
(そういう人を身近にたくさん見てきた)
あえていえば、めざとい事業者は補助金をものにする(もらえるものはもらっておく)。
必要な人に行き渡らずうまく立ち回る人が手にする傾向がある。
自己申告はダメなのだ。
だから複雑なしくみ(給付や申請に係る要件)は不要だ。
まずは全国民に生きていくための生活費を十分に配って
剰余の給付分は確定申告時に返還(課税)すればいい。
いわばコロナ禍対応型ベーシックインカム、
さらに生活費のサポートや消費を落ち込ませないために消費税を停止する。
ぼくは考える。
中曽根〜後藤田ラインのような責任を取る政治家がいたなら、
このコロナ禍の初動対応を間違えなかったのではないかと。
コロナ禍が突きつけているのは、国家のあり方であり社会のあり方。
憲法や法令だけで拾えないことがたくさんある。
つまりは自助、共助、公助が有機的に連携する国のかたちが必要ということ。
未来を始めるには遅いかもしれない。
でも、いま始めなくてどうする。
タグ:政治経済
posted by 平井 吉信 at 13:08| Comment(0)
| 新型コロナウイルス対策
2020年04月21日
仕事、買い物から戻ったらするべきこと
徳島県での感染者は執筆時点で3名。
これは0名の岩手県に次いで低い数字である。
ところがさまざまな人からこのところ県外ナンバーの車が増えているとの話が寄せられている。
そんな状況下で本日は2名の感染者があって合計5名となった。
内訳はクルーズ船1名、京産大クラスター2名、神奈川県出張帰り1名、兵庫県からの通院者1名と
県内で罹患した人はいないものの県外からの戻りや来県で感染が判明している。
また、警戒して行動していたのに罹患したという話や
厳重に自己管理している医療関係者の感染が増えている。
インフルエンザでは考えられない感染力である。
このような状況でパチンコ店などが未だに休業されていないのは?
状況を総括すると、ウイルスは全国、そして至るところに蔓延している。
ジョギングすらも危険行為と考えられる状況となっている。
手洗い、マスク、うがいでも感染を防げない怖れがある。
いや、実際には行動の細部が明暗を分けているような気がする。
マスクの扱い方、手洗いの場所や順序や時期の適否などなど…。
徳島では夏の阿波踊りが中止となったが当然である。
来年のオリンピック開催も事実上困難となったと判断する。
いまは経済活動よりも感染の抑止、そのための行動が最優先だ。
それが経済の回復の最良の処方箋でもある。
それなのに家族連れでの買い物に出かけたり遠方へ外出する動きが絶えない。
(「密」を避けるのは当然だがそれだけでは防げない状況が出てきているように思える)
コロナを消滅させることはできない。
非常事態は少なくとも2年、長ければ4〜5年続くかもしれない。
(そもそもコロナウイルスが発見されて半世紀以上が経過するが未だにワクチンは開発されていない)
そのことを前提に、コロナと共存していく選択肢がある。
経済的な苦境もあるが、まずは今日一日の身を守る行動を続けること。
時間の経過とともに現在は未来になる。
そのために心身の安定を保つことが大切。
鉄の意志で微笑みながら生きていきたい。
日々の行動習慣として次のことを実行している。
まず、最初の手洗い。
家の中のものに触れる前に必要なこと。
スーツや作業着、外出着などは脱いだ服はほかの衣服と隔離する。
なかなか洗えないものは次亜塩素酸水やアルコールのスプレー、スチームクリーナーで数日おきには減菌。
カバン、靴、財布、カード、スマーティフォンなども忘れずに
次亜塩素酸水もしくはアルコールで(こちらは毎日。通勤者は車のハンドルも)。
スーパーやコンビニで買い物をしたら、冷蔵庫や机に置く前に水洗い、
拭き取ったら次亜塩素酸水で減菌して冷蔵庫に収納。
なお、冷蔵庫の汚染源は野菜室である。
ときどきはすべてを取り出して水洗いや次亜塩素酸水、アルコール等で拭いておく。
野菜室の日々の手入れはスプレーで十分。
(その際にマスクを着用されているだろうか?)
外から戻った人間本体は以下の手順を行っている。
・二度目の手洗い。
・顔を石けんで洗う。
・再び手を洗う(顔のウイルスや雑菌が手に付着するため)
・歯磨きを行う(重要)。
・目を流水で洗う。
・鼻うがいを行う。
・のどのうがいを入念に。
・紙タオルで濡れた顔と手を拭く。
・乾いた手指は次亜塩素酸水またはアルコールで減菌。
次に時計、携帯電話、財布、紙幣と硬貨、バッグ、上着やズボンの減菌を行う。
次亜塩素酸水、スチームクリーナーなどを駆使して一つずつ行っていく。
ここまでの無害化処理に半時間以上はかかる。
(大げさではなく確実にやっておくべきことですよ)
不要不急の外出は避けろといわれなくても
仕事の帰宅や買い出しの帰りに毎度この作業が必要となるので
おのずと出歩く機会は減少する。
とにかくここまでやってから
ようやく家の中の作業や行動に入る(食卓に着く、調理を行うなど)。
いまやウイルスは身の回りの空間にどこにでも存在すると考えられる。
けれど、ノイローゼになることも神経質になることもない。
ウイルスと共存するつもりで落ち着いて淡々と対策を行えばいい。
(ぼくはこのまま2年続いても気は滅入らない。もはや習慣にしたので)
自分が罹患しないことは人を感染させないことにもつながる。
感染した人を責める気持ちは毛頭ないが、防ごうと決意すれば防げると信じている。
(感染症予防には無知、無理解、無神経、無行動の4つの無が妨げとなっている)
ICUに入室する医師や看護師の気持ちを思えばできないことはないはず。
言うまでもなく外出時はマスクをする。
マスクは布でも不織布でも良いが、現時点では不織布も洗浄して再利用すべき。
(ぼくの実験ではだんだんくたびれてくるけれど、キッチンペーパーなどで補うことで1週間程度は使える)
マスクの洗浄については、台所用洗剤もしくは洗濯洗剤、
必要があれば次亜塩素酸ナトリウムの希釈処理が一般的。
このとき繊維を傷めないようもみ洗いは不可。
皮脂や汚れのほとんどはこすらなくても洗剤の界面活性効果で落ちる。
ぼくは熱湯で煮沸して乾かす
(最後に流水にさらすけれどすすぎが不要で繊維を傷めない。ウイルスは熱で減菌できる)。
干すときに次亜塩素酸水をスプレー。手間もかからない。
日々の生活のなかでは顔に触れない(意識しないとできない)。
少しかゆい感じがある、気になって触れてしまうなど、
人はいかに顔を手で触れているかを痛感する。
触れたいと思ったら我慢することでかゆいという感情をなんとかやり過ごす。
(座禅をしている人なら経験があることだろう)。
どうしても触れたかったら手指を洗うか減菌してから。
必要以上に怖れない。
風評やデマに惑わされない。
でもこれは人類最大の危機だ。
できることはやる。それだけ。
いかなる状況であってもおだやかな心は消えることはない。
新型コロナウイルス感染症と生きていく。
タグ:マスク 新型コロナウイルス対策
posted by 平井 吉信 at 13:09| Comment(0)
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2020年04月18日
次亜塩素酸水 使い方を工夫すれば有効
元記事に追記
アルコールが入手しづらいときの代替案
追記(2020年4月18日)
経済産業省は、電気分解で生成される次亜塩素酸水について
手指の消毒には効果がないとしていた当初の見解を修正。
評価を×から△とした。
「検証対象となる物資の選定について」
新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会 事務局(ナイト・経済産業省)
https://www.nite.go.jp/data/000108034.pdf
効果が持続する時間が短いとされるが
それこそが次亜塩素酸水の利点と考えている。
現在不足しているアルコールの用途のうち、
かなりの部分をコストが安く入手しやすい次亜塩素酸水が賄うことができれば
それが社会的に意義があることと考える。
手指に関しても持続時間が短いことは皮膚への影響が少ない。
(アルコールが手荒れしやすいのは皮脂を除去するため)
その代わり、費用が安いのでたっぷりと使えば良い。
減菌すれば水に戻る。
ドアノブなど汚れた箇所に触れたらまた使用すれば良いだけ。
杓子定規の基準ではなく用途を見極めれば有効との事例だろう。
次亜塩素酸水については
メーカーの品質管理や考え方にばらつきがある可能性があるかもしれない。
信頼できるメーカーの粉末を水に溶いて早めに使い切るか
鮮度の高い次亜塩素酸水を小ロットで購入して回していくか
電解水生成装置で次亜塩素酸水を生成して早めに使い切るなどの運用ができれば
アルコール生成と併せてコロナ対策に貢献するのではないかと考える。
posted by 平井 吉信 at 11:28| Comment(0)
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2020年04月17日
本日マスクが購入可能です(速報)
京都のマスク専門メーカーが中国の自社工場(もしくはOEM生産)で製造しているマスクの直販サイトに本日商品がありました。
PM2.5対応 3層不織布マスク(白)
PFE99%【40枚入】 [PM25M-3L4]
販売価格: 3,480円(税別)
https://www.anshinya.com/product/277
特に枚数制限はないようです。
くれぐれも必要枚数のみの手配にとどめてください。
(転売厳禁です)
追記(2020年4月18日)
通販の需要が増加して宅配便が混み合うことが想定されるなかで
発注して14時間後に届けられました。
マスクの入ったビニール袋(20枚入り)が運送会社の紙袋に入れられている形態で
納品書や領収書は入っておりません。
しかしメールで案内があったURLから印刷できます。
緊急時に何が必要で何が不要か、
一刻も早くマスクを届けるために何を省くかを考えた対応です。
届いたマスクはしっかりとした品質感があります。
いま必要なこと、そうでないことを見極めて行動することが大切です。

追記
学校や職場でマスクは白に限るとしたルールがあるとか。
(花柄でもアニメキャラでもヒョウ柄でも黒でもいいじゃないか。かりゆし風や藍染め風のマスクの知事もいる)
何を犠牲に、何を守りたいのか。
コロナ禍が問いかけているのはウイルスの猛威ではなく人間社会の本質かもしれない。
タグ:マスク
posted by 平井 吉信 at 13:37| Comment(0)
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