2026年06月06日

初夏のブルーモーメント


日の出前、日の入り後に空が濃い青色に染まる現象をブルーモーメントという。空の色からわかるように、空気が澄んでいる秋から冬にかけての時期の気象だけど、買い物に行って店から出たところで気づいた。
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(店から出たら、田んぼなのかと都市部に住む人、突っ込まないで。四国ではよくあること)

気象の変化を洞察して受け止めると、愉しいとか哀しいとかではなく、生きているという感じがする。
(フジX-T5+XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR、換算30o相当)
posted by 平井 吉信 at 11:53| Comment(0) | 気象・天候

2026年06月02日

上空を流れる雲と田園を走る銀色のディーゼル列車


台風がやってくる数日前から空は劇的な模様を見せる。
高層の巻雲や巻層雲がジェット気流で流れる。収斂しているように見えるのは目の錯覚で実際は並行に流れているはず。
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上空1万メートルから見た下界はどんな姿だろう。こちらは地面から雲を眺める。立体視の視野が交錯する。あじさいが田園の路傍で咲き始めた
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踏切の音が響いてローカル線のディーゼルワンマン列車が田園を走る
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銀色の車両だと背景に溶け込んでしまう。のどかな一場面だけど、台風の前兆の空模様とのどかな地上の絵巻物。
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あじさいの6月がやってきた
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タグ:JR四国
posted by 平井 吉信 at 23:43| Comment(0) | 気象・天候

2026年05月22日

船だまりが染まる


このところ天気の移り変わりが早く、風が強い日が多い。そんな日の夕暮れ。
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人間界のすさんだ動きを天は容赦しないといった赴き。

posted by 平井 吉信 at 23:06| Comment(0) | 気象・天候

2026年05月06日

晩春なのに入道雲? 桑野川上空の高積雲と巻積雲


2026年5月4日、14時頃に阿南市桑野川上空で観察された雲は、日本海を進む低気圧に伴う寒冷前線の接近・通過と、それによる強い大気不安定を示すものであった。
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(X-T2+XF14mmF2.8 R)

典型的な「日本海低気圧型」の気圧配置となり、四国には前線が接近。前線前面では南から暖かく湿った空気が流入し、等圧線の集中により南寄りの強風も吹いた。

写真の雲は二層構造で、中層には対流が強まって垂直に発達した(塔状)高積雲。これは雷雨や突風の前兆とされる雲である。さらに上層には巻積雲が見られ、大気の高い層まで不安定であることを示しており、前線や気圧の谷の接近による広範な悪天候となった。下層に流入した暖湿気と上空の寒気との温度差によって大気の不安定が強まり、積雲対流が活発化した結果だろう。悪天候のピークの姿であり、その後、前線が通過して天候が回復に向かう分岐点の空であったのだろう。

翌日5月5日は風はほとんどなく、昼過ぎの空では飛行機雲が横切るなか、巻雲がたなびいていた。高気圧がもたらした乾いた空気のため、上空ではここ数日続いた荒天を清算する最終過程(水蒸気の蒸散)に入っているのだろう(気象の読み解きを素人が行っているので間違いの可能性があります)。
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タグ:桑野川
posted by 平井 吉信 at 13:08| Comment(0) | 気象・天候

2026年03月28日

菜の花と巻雲(勝浦川河川敷)


ときは3月中旬、場所は勝浦川の河川敷に菜の花と巻雲が見られた。
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黄色と青という対比はある意味ではぼくのなかに春の色となっている。ぼくがもっとも春を感じる音楽として、数曲の春をうたった童謡と唱歌のほか、ジョージ・ウィンストンの「Winter Into Spring」がある。ぼくが春を思い浮かべて文章を描いたり、風景のなかにたたずむときにはこの音楽が鳴っている。このアルバムのジャケットが下半分に黄色の花、上半分には澄んだ空が写し出されている。早春の空気感を感じる音楽とジャケットである。このジャケットは日本で販売される際に日本仕様に差し替えられることがある洋楽と違って、ウィンダムヒル・レーベルの理念に沿ってデザインされたものだろう。この音楽を聴く度、子どもの頃に遊んだ野山に連れて行ってくれる。音源が試聴できる方は聴いてみて(何度も繰り返し聴くほど噛みしめると心象風景に溶け込んでいく)。
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気象的には、この巻雲は上空の大気の流れが早く、しかも雲の形状から速さ(春のジェット気流の蛇行)で、飛行機雲がすぐに消えずに拡散傾向にあり(高層の大気は湿潤であると推察)、その形状が肋骨巻雲に変化している。これらのことから近いうちに天候が悪化する予兆と判断する。

翌日は湿った大気がさらに下層に広がって高積雲、層積雲を形成し、空を覆った。しかし夕方になって、湿潤な大気を持った雲の一部に穴が空いて回復に向かう過程で、穴あき雲につながったと考えられる。

穴あき雲についてはこちらの投稿から
(速報)穴あき雲発生 2026年3月15日 17時30分頃 徳島県東部地域にて

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菜の花と巻雲は、情緒的にも気象的にも多くの想い出と考察を深めてくれる。
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posted by 平井 吉信 at 11:27| Comment(0) | 気象・天候

2026年03月17日

雨の多い那賀川上流でさえも渇水 フクジュソウの咲く旧木頭村


この冬は渇水で四国東部を例にとっても記録的な小雨となっている。高松地方気象台が発表している「少雨に関する四国地方気象情報」によると、2025年11月中旬以降、四国地方は低気圧の影響を受けにくく、降水量の少ない状態が長期化しているという。具体的には、四国東部のデータ(速報値)は、2025年11月11日〜2026年1月21日にかけて、徳島市で34oと平年の23%という。2月中旬に旧木頭村を訪れたときに撮影した那賀川上流の長安口ダムの状況を撮影。

これは出合橋(現在は通行できない)。画面奥が下流側、画面右下が坂州木頭川からの河道。水が流れた痕跡のみ。右側からの那賀川本流からの水はある
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(参考)徳島県による出合橋の写真。満々と水を湛えている
https://www.pref.tokushima.lg.jp/bridge/tokushima_bridge/nakagawa.html/2015021000562/

那賀川本流と最大の支流坂州木頭川の合流する出合ゆず大橋(従来の出合橋を架け替えたもので国道195号・国道193号分岐)。画面上が上流の木頭地区。下段は水のない坂州木頭川
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出合ゆず大橋から上流のダム湖には水を湛えている。冬場ということもあって意外と澄んでいる印象
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さらに上流でダムの湛水域の端に近づいている。写野のダム湖の水深は2メートル以内と思われる
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長安口ダムの放流口の直下流。なんだか川の墓場を見るよう。ダムをつくった人(技術者)の使命感は尊いが、自然や生態系に対しての征服感というか傷跡というか
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那賀川上流の丹生谷地区は全国有数の降水量を誇る(年間3,000〜4000o)。水は無尽蔵にあると思えた那賀川でもこのありさま。これが過疎県の徳島だから深刻にはならないが、このダムがたとえば首都圏の水瓶だったとしたら?(水の争奪戦が始まっている)。水も石油も海も山も、米も野菜も魚も欲しいだけ手に入る時代ではなくなったという現実を直視しよう。

大切なのは、誰(どの国)に対しても公正かつ筋の通った生き方(外交)ができること。高市首相にそれができるとは思えない(政策、発言内容、統一教会との深い関係性…どれをとっても最低の総理大臣としか思えない。野望むき出しのトランプには石破氏でないと対峙できないだろう。日本の政治が落ちるところまで墜ちた。その象徴がこの首相。即刻退陣してもらいたい)。

おまけ
旧木頭村を訪れたのはフクジュソウを見るため。しかし皮肉なことに途中まで晴れていた天候が雨に変わった(かなり長い間降らなかった雨が降ったという皮肉)。雨中の傘を差してのフクジュソウ探しだったけど、何輪かは咲いていた。
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posted by 平井 吉信 at 20:34| Comment(0) | 気象・天候

2026年03月16日

(速報)穴あき雲発生 2026年3月15日 17時30分頃 徳島県東部地域にて


買い物をしようと車を降りたとき、無意識に空を眺めるのが習慣だが、たまたまカメラ(それも超広角付)を積んでいたので撮影したもの。

その少し前に空を眺めて気づいていたが、この穴をつくったきっかけは飛行機雲である。過冷却(0度以下)となっている水滴の雲(巻積雲)を飛行機が横切り、それをきっかけに、水滴が氷晶になってさらに成長し、雲間から下界へ落ちると(ただし雨にならずに途中で蒸発する)雲にぽっかりと穴が空くというメカニズム。ときに穴のなかに尻尾のような雲(尾流雲)が出現したり、それが彩雲になったりすることもあるが、今回は見られなかった。

17時28分(換算28o相当/ノートリミング)
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穴あき部分の拡大(上記のトリミングと画像処理)を行ったが、尾流雲は見えていない
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17時29分(換算21o/ノートリミング)
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17時34分(換算24o/ノートリミング)
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17時34分(換算21o/ノートリミング)
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時間の経過による穴あき雲の変化(換算21oノートリミング。障害物があったので開けた場所へ移動)
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実はこの日の14時56分には美波町上空で彩雲も出現していた。彩雲ははかない(数秒で消えることもある)。
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(雲の上部には太陽があり、レンズとセンサー保護のため写野から外している)

気象について勉強をしているので、間違いも覚悟でこの雲の構造を推定すると、上空には巻積雲(写真上半分のうろこ雲)もしくは高積雲(高度5,000〜7,000メートル)、その下層に高積雲(高度3,000〜5,000メートル)、さらにその下に層積雲(穴あき雲の下部の輪郭とべったりとした灰色の雲全体)が存在している。

前日(3月14日)には、巻雲を見ている(撮影/16時頃)。
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春先に多い偏西風の蛇行で高層に巻雲が発生したことで上空に豊富な氷晶が存在していた。3月15日には大気の中層(高積雲)までが湿潤な状態となった。強風が吹くなかで大気が撹拌されて過冷却層が形成された。そこへジェット機が通過して、3月15日の夕方に穴あき雲が出現したというシナリオが考えられるのではないか?
(気象予報士の方、間違っていたらご教示ください)

穴あき雲はねらって遭遇するものではないとされ、雲マニアでもなかなかお目にかかれないとされている。同時刻頃に見かけた方はいらっしゃるだろうか?

posted by 平井 吉信 at 17:57| Comment(0) | 気象・天候

2025年11月22日

2025年11月06日

スーパームーンを1日過ぎた満月


仕事を切り上げて庭に出てみると、スーパームーンと呼ばれる満月を1日過ぎた月が見えた。
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(ニコンD7200+AF-S 70-200mm f/4G ED VR、200mm絞りf7.1、1/125秒、ISO125、ミラーアップ、中央をトリミング) 

かつての3枚玉セミアポクロマート口径8センチF15の屈折赤道儀の直焦点で撮影した画像に匹敵するものが望遠レンズで撮影できるのは技術の進歩だね。
posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | 気象・天候

2025年09月16日

赤から桜色に青が差し込める夕空


西の空にちらりと見えた沈む太陽と巨大な積乱雲のような雲の影絵、そこに薄明光線。

これは!と思ったけれど運転中に西が開けてクルマが止められる場所がないまま10分弱が経過。

あの阿鼻叫喚のような光と影は消えて、いつもの夕暮れ。
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(阿南市上大野町)
posted by 平井 吉信 at 21:47| Comment(0) | 気象・天候

2025年08月25日

四国の東南端(室戸岬)と東北端(鳴門海峡)の暮れゆく海と空


この8月は歴史的な酷夏である。仕事場のエアコンを取り外して10年以上経過したので身体は室温35度ぐらいまでは慣れたが、それは昼の話(体温調整や水分補給がいつでもできる)。夜の室温も同程度で下がらない。

高い水温が蓄えたエネルギーが各地で局所的な豪雨となってもたらされている。特に夕方は一日のエネルギーの収支を精算するように、空に投影して境目なく海に溶け込んでいく。そんな地球の気象の海と空を、室戸岬と鳴門海峡で眺めてみた。

室戸岬には背骨(室戸スカイライン)がある。空海が到達したのは海沿いではなく尾根だったと確信しているので、海と空を見下ろすこの場所は千数百年の昔、空海の目にも届いていたはず。

土佐湾に沈む夕陽は雲に隠れて藍色の水墨画のよう。フジフイルムのカメラにはフィルムシミュレーションという機能があって、フィルムを詰め替える操作が疑似的(デジタル的)に行える。ぼくがここでよく使っているのは、フィルムシミュレーションのなかでもっとも忠実度が高い色再現といわれるPRO Neg. Stdというモード。
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沸き立つ雲が太陽からの熱を失って上空に紛れ、海に沈んでいく
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そのとき海面は雲の濃淡を映す。誰もいないこの海と空を眺めていると空海の気分。
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以下の2枚はフィルムシミュレーションの違いだが、時刻で色調が変化するので設定のみによる違いではない
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雲の切れ間から天使のハシゴが出現する。空海は修行中に明けの明星が口に飛び込んできたというが、それは海と空の境界にあらわれた割れ目の光だったのか、それとも虚空蔵求聞持法で瞑想状態となった精神が見せてくれた夢幻界なのか。それはオカルトの世界ではなく、集中と弛緩が一体となった境地で研ぎ澄まされた五感がもたらす(もしくは自分で引き寄せる)何かではないかと考えているが、実践するまで体感できないものがあるのだろう。この修行は虚空蔵菩薩が象徴する広大無限の宇宙の智恵(普遍の潜在意識)にアクセスするきっかけとなるのかもしれない。脳科学的には、既知の情報(論理)に瞬時に(右脳的)に理解する、未知の情報を創造、説明する脳のシナプス形成の手段かもしれないと思う。
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「最後の審判」か天使の行き交うハシゴなのか
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瀬戸内海と紀伊水道の関所にあるのが鳴門海峡。淡路島側から四国を眺めている。
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蒼の世界だった昼間が終わり、西に沈む太陽が見えつ隠れつ空が海面を染め、海面は空に反射する。そこに紫色の成分を感じる。
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海峡を通過して瀬戸内海へと踏み入れた船と、西の空を背後に従えた漁船が波間で行き交う
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いつまでも浸っていない、地球の日常。温暖化であろうとなかろうと、ヒトがいようといまいと、これからも続いていくことだろう。
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(フジX-T5+XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR)
posted by 平井 吉信 at 23:49| Comment(0) | 気象・天候

2025年08月11日

SLのある広場にて 猛暑日が増えてヒトが消えた白昼夢の公園


その昔、このまちには四国の東玄関と呼ばれた港があり、関西と四国を結ぶ汽船が行き来していた。船が着くと、そこから大勢の人と車が弾き出されるように出てきた。船の改札を抜けると、ちくわ売りのおばさんがいた。港には駅があり、四国の4県都へ向けて直通の準急列車が旅だった。この駅は汽船の乗降客が利用する。そこから道路ひとつ隔てたわずか数十メートル先で再び別の駅に停車する。こちらはまちに住む人の駅。二つの駅は線路を歩けば1分もかからないが(もちろん歩行禁止)、公園と保線区を迂回すれば10分かかるというまちの構造だった。

その路線にはかつてSLが走っていた。ディーゼルに変わってからも長く客車を引いた列車が、手動で上げ下げを行なう踏切をいつ果てるともなく通過していくのを見ていた。

やがて航路が廃止され、県都と港を結ぶ線路も廃線となった。保線区や線路があった場所は公園となり、かつて走っていたSLや駅のホームを従えて子どもたちの遊ぶ公園に生まれ変わった。

2025年盛夏、木陰で憩う数人のおとなはいたが、昼間の公園に遊ぶ子どもの姿はなかった。20世紀は外で遊べないほど暑くはなかった。夜も寝苦しくなく、クーラーがなくても扇風機で寝られたし、その扇風機も付けないことも多かった。きょうの気温は28度で涼しく感じる(扇風機を弱にしても寒いぐらい)。人間の身体も暑さに慣れたのだ。ぼくの仕事場の室温は30度を下回ることがない。それゆえパソコンには風を送り続けている。

アブラゼミが減ったな。かつてはアブラゼミとニイニイゼミがほとんどだったが、クマゼミ(羽が透明で緑の模様を散りばめているので高級感があった)が主流となった。まちなかに翔んできていたカブトムシやクワガタも減った気がする。あの頃の子どもは、麦わら帽子、ランニングシャツ、半ズボンで水筒を下げて虫鳥網を持てば、真昼であっても遊ぶことができた。海(横須松原)で泳げば、冷たい海水に身体が冷えて砂で身体を温めたり海の家であめ湯を飲んだりしたもの。やがて気温の40度越えが当たり前になるかもしれない。道路工事やら屋外のスポーツなどは昼間は禁止になる時代が来るだろう(今年から夏の甲子園がそうなったように)。

徳島地方気象台のデータによると、昭和40年代や昭和50年代の徳島市における真夏日(最高気温30度以上)の日数は、現在と比べて明らかに少なかった。例えば、1970年代の徳島の年間平均真夏日は約40日程度だが、2010年代以降)では60日を超え、近年は70日を越える。猛暑日(最高気温35度以上)に至っては、1970年代にはほとんどなかったものが、近年は10日を越える。

データ参照:徳島地方気象台による「徳島地方気象台における猛暑日(真夏日)の年間日数の経年変化(1892〜2022)」https://www.data.jma.go.jp/tokushima/ondanka%20hp/4-4-2/tokushima_kikou_d.html

昼間は人のいない公園の昼下がり。太陽は光をズキンと突き刺す
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ここに写っているのは2025年の猛々しくも静かな夏の象徴。
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温暖化はフェイクと叫ぶカルトを信じるのなら、昼間に1時間でいいから日光浴をしてみたら?

posted by 平井 吉信 at 18:36| Comment(0) | 気象・天候

夏の夕空は海辺で赤く染まる(小松島港)


日没後の東の空に太陽の残光が当たる。おそらくは高層にある雲である。停泊中の海上保安庁の上空(北東)にかなとこ雲のような雲の上部に光が当たって夕映えのアルプスのように見える
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港の沖の海(東)には半薄明光線が出た。肉眼でも見えるが写真がわかりやすい。夕涼みの釣り人はとても贅沢な時間を過ごしている。
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(フジX-T5+XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR)
タグ:半薄明光線
posted by 平井 吉信 at 17:31| Comment(0) | 気象・天候

2025年08月02日

田野川と入道雲


夏の入道雲(高積雲)は時間とともに成長していく。これはどちらかというと成長が止まって崩れていく途中かもしれない
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posted by 平井 吉信 at 12:58| Comment(0) | 気象・天候

2025年07月21日

夕方の雲はアンドロメダ銀河のように渦巻く その表情を読み解く


19時21分過ぎの東の空には、高積雲が積乱雲に発達中に、太陽エネルギーが途絶えたので、かなとこ雲の形状での成長が止まって、やがては上空で巻雲として紛れていく姿と捉えましたが、気象予報士の方、この見方で合っていますか?
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19時27分頃の西の空を見れば、田園風景の上級にアンドロメダ銀河のようにたたずむ雲
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中心部はいまだエネルギーの供給を受けて成長していて夕立か雷雨をもたらしている可能性ありと見た
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右腕には沈んだ太陽の照り返しのような赤く染まる
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地上の雲も、天体物理学の法則(銀河潮汐力を含む重力、電磁気力、強い力、弱い力)に従う宇宙も 相似のかたちをしているのはなぜ?
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posted by 平井 吉信 at 21:46| Comment(0) | 気象・天候

2025年03月27日

吉野川に沈む夕陽(川島町)


年度末で身心とも疲労困憊の人がいらっしゃるだろう。そんなときに気休めの言葉など何にもならないのだけれど、それでも視点を遠くに置いてみるひとときがあればと。

東西に流れる大河では、吉野川と紀ノ川がある。ともに中央構造線に由来する紀伊水道を挟んで対称に位置する。紀ノ川の上流部は吉野川と呼ばれていてそっくりさんである。違いがあるのは、吉野川では下流(海)から日が昇り、上流(山)へ沈む。弓のようにしなる大河と夕陽のこの位置関係は春分近くの太陽ならではの構図。
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それから約一週間、またまた川島町で日没を迎える頃、192号線を通過していた。両日とも撮影のために訪れたのではなく仕事で通過した際に撮影したもの。太陽が沈む位置が北にずれている
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さらにその少し前の時刻、脇町潜水橋の北岸を通過していた。道の駅に車を停めて傾く太陽を見た。
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太陽が川から昇り、川に沈む吉野川の春のこと。


タグ:吉野川
posted by 平井 吉信 at 20:52| Comment(0) | 気象・天候

2025年01月18日

桑野川の夕暮れとアンドロメダ銀河


桑野川に架かる富岡新橋から西の空、桑野川の水面ごしに日が沈む
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渦巻き状の腕が見えるようで、銀河系外星雲のようにも。
アンドロメダ銀河は、かつてアンドロメダ大星雲などと呼んでいたときは距離200万光年とされたが、観測精度が上がったいまでは250万光年。それもこちら(銀河系)に近づいているとのこと。

アンドロメダ銀河は満月の視直径よりも大きいので空が暗ければ肉眼で見るのは容易。
アンドロメダ銀河とわが銀河系(我がというほど親近感を持っていないが)は将来(40億年後)衝突するが、その際にどんな影響があるか考えるだけでも眠れそうにない。

えっ? 40億年後の近傍宇宙よりも、明日の我が身(地域社会)が気になる? ごもっとも。

(フジX-T5+XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR)
posted by 平井 吉信 at 22:38| Comment(0) | 気象・天候

2024年12月30日

巻雲 飛行機雲 トンビの空


飛行機雲と巻雲が重なる。といっても、飛行機雲もジェット機の排気ガス由来
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飛行機雲が拡散する過程で肋骨巻雲に変化
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火の鳥のような巻雲が出現

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トンビは空の雲を見ているのではないか
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飛び方を模しているようで
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トンビは巻雲に憧れ、巻雲はトンビにその姿で応える。雲とトンビの関係。
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posted by 平井 吉信 at 11:31| Comment(0) | 気象・天候

2024年12月29日

勝浦浜橋から西の空


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posted by 平井 吉信 at 12:08| Comment(0) | 気象・天候

2024年10月19日

高度が上がって暗くなった紫金山・アトラス彗星(川島町にて)


曇っていた。今日もダメだろうと思っていたが、機材は持ってきた。仕事の帰りで雲が晴れているかどうかわからないが、吉野川沿いの川島町界隈にクルマを停めた。

吉野川北岸の竹林帯の上にスーパームーンを過ぎた月齢15.5の更待月(ふけまちづき)が昇ってきた
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吉野川上流側(西空)を見れば、広角レンズで捉えた彗星の姿がある。ただし肉眼では見えず、双眼鏡が必要。肉眼で見えた2日前と比べてさらに暗くなったが、高度は上がってきた。
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夕闇(ほとんど夜)の河原で人影が見える。数人程度で何かを獲っているように見える。照明が常時照らされていないのでテナガエビではないだろう
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人工天体(人工衛星か飛行機か)とすれ違う紫金山・アトラス彗星
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薄雲をすり抜けていく
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高越山にかかる低い層積雲が月明かりか街灯りに照らされて幻想的(彗星はほぼ中央)
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剣山のような空が暗く空気が澄んでいないと肉眼では難しいが、写真では中望遠レンズで手軽に写すことができる(三脚は必要)
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川島城の右に月が雲を伴って地上に照り返す
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1986年のハレー彗星の頃に、「76年後も一緒に見ようね」と言っていたカップルがいたに違いない(いいですね、こんな話は)。
オールトの雲からやってきた紫金山・アトラス彗星は二度と戻ることはない。その姿を見送ることはかけがえのない存在(万物すべてがそう)へ思いを馳せること。
posted by 平井 吉信 at 12:22| Comment(0) | 気象・天候