2017年02月26日

嵐の東京 風が吹けば稲庭うどん、トンカツ、そして富士山


徳島空港から乗り込んだ機内アナウンスで
「天候によっては伊丹空港へ…」の説明。
羽田周辺の風が強いらしい。
しかし機長は羽田へと決断された。
確かに着陸直前まで揺れたが、
機体をストンと軽く落として滑走を短くして着陸完了。

このところの定宿となった汐留イタリア街のホテルに到着。
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ハードの設計から気配りが行き届いているが、ソフト面も充実。
海外からの宿泊客が多くなってここ数年で宿泊費は上昇しているが
快適な環境で疲れを取るのを優先する。

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荷物を置いたら虎ノ門訪問へ歩き出す。

今回は虎ノ門ヒルズへは行かないで
そば処港屋(行ったことはないのだが行列で萎えてしまう)も過ぎて新橋界隈を探す。
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新橋駅の近くのビルの2階に稲庭うどんを食べさせる店があると知って向かう。
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12時前なので行列はなく座れた。
300グラムと表示があるが、そんなに食べられない。
それなのに女性も含めてほとんどの人が丼とのセット(1100円)を注文している。
ぼくは単品で。
(てっきり乾めんの重量と勘違いをした)
なるほど人気なのは頷ける。
つけ汁はこくとあっさり感を両立させたもので胃もたれしない。
(後日、自宅でこのつけ汁をほぼ再現してみた。すりごま、みそ、酒と弓削田醤油の高麗郷手づくりつゆを使った)
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(稲庭うどん 七蔵)


夜は浜松町界隈でトンカツを。
何店かリストアップして決めた。
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ビルの2階に入っていくとあたたかく迎えていただける。
トンカツは120グラムと160グラムが選べるが
160グラムで(ぼくにはやや量が多かった)。

注文してから出てくるまで半時間少々。
低温でじっくり揚げているからと推察。
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おすすめの、わさびと醤油で食べてみる。
おお、と声が出そうになった。
生まれてはじめてのトンカツ体験であった。
(これまで食べたことがないという意味で)。
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ようこそいらっしゃいました、おくつろぎください、
という雰囲気をまとった店は何度でも来たくなる。
(のもと家)

チェックイン直後にホテルを撮影。
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書斎があるのがいいのだ。年度末にたまった案件はここで快適に処理できる。

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早朝、カーテンを開けると
もう山手線はめざめ、
首都高速を業務用の運送車両が次々と通り過ぎていく。
人の営みのスイッチを感じて朝6時のニュースを見た。


帰路は幸いにも嵐が収まって揺れなかった。
飛行機が箱根を過ぎて富士山に順光が回り出すと
右の窓側にいたぼくには手に取るように富士山が見えた。
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名古屋上空を雲の隊列が行く
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雲は自由だ
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毎日の仕事は一期一会だけれど、
この国の将来を思う人々と語らうことができ、今回も良い出会いがあった。
タグ:東京 2017
posted by 平井 吉信 at 11:52| Comment(0) | まちめぐり

2016年12月30日

ここは宮崎 ここは宮崎ブーゲンビリア空港 


次の機材の手配が遅れて1時間半の出発遅れが見込まれる。
それならば宮崎空港を隅々まで見てみようと。
ここは宮崎「ブーゲンビリア」空港である。
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クリスマスアートの企画展示がホール全体を使って行われている。
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作家の岡美智子さんともお話しができた。

宮崎交通グループは宮崎県内で多角的に事業を展開している。
近年は事業の整理を行ったが、この空港ビルの管理も宮交グループではなかったか。
空港名物となったガンジスカレー、マンゴーラングドシャ、ゴボチなども同社の開発である。
空港内でグルメができる数少ない空港ではないだろうか。

2階のカフェ「カンナ」では「ガンジスカレー」を提供している。
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佳い風味だと思う。幸福感を醸し出す豊穣な味わい。
空港でこんなカレーが食べられるなんて。
でも、一度味わったのでぼくは自宅で再現できる。
SBゴールデンカレー中辛をベースに、バター、フルーツで調整してみよう。
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時間に余裕がある人は3階「コスモス」にも。
ガンジスカレーの黒豚トンカツ版があるから。
(こちらがより本格的)

ガンジスカレーの膝元でボンカレーのCMか、と思ったら違った。あの人に似ている。
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時計の長針が12時を指すとき、お神楽のからくりが現れる
外国人観光客が一斉にスマートフォンを構える。
ぼくは持ってないからカメラを構える。
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なにかわからないけど、その人から買いたくなる雰囲気をまとった人がいる。
笑顔がいいから、というのは当然として
仕事を楽しんでいるから。
営業用の笑顔はすぐに見透かされるけど
買って愉しいのはこの方の人徳。
老舗和菓子店の女性。
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みやげ品の水準が高いことは試食してわかった。
今回はたくさんの荷物を持っているので
少ししか買えないのが残念だけど(それも荷物の隙間でつぶれてしまったけれど)、
次回は箱詰めするぐらい買ってみたい商品ばかり。

宮崎マンゴーラングドシャ。これははずせない。
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鶏の燻製や炭火焼きは選ぶのに困るぐらい。
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ゴボチはいま流行の野菜系スナックのお手本のような菓子。
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この春に小林市の本店で買ったチーズ饅頭がここでも。
今回は持ち帰れないので見送った。
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空弁では椎茸鶏そぼろ、チキン南蛮、宮崎牛…。どれを選ぼうか。
往路では鶏そぼろをJR九州日南線のローカルで食べた。
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空の旅、路線バスの旅、ローカル列車の旅。
宮崎よ さらば。また来る日まで。
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翼は旅人を雲海へと連れていく。
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新婚のカップルを迎え
送り出した半世紀。
高度経済成長が終わると
シーガイヤの破たん、青島の沈滞など
自然破壊型の無理な観光開発のつけが廻ってきた。
けれど、それらの施設や観光地は東アジアからの観光客で賑わいを取り戻しつつある。
そして、夢のような日々を過ごした人たちが
数十年のときを経て日南海岸へが戻ってくるとき、
宮崎空港はきっと温かく迎えてくれる。
いざ、宮崎へ♪
(わが徳島空港も商品開発力やおもてなし力では全国トップクラスだ。ぜひ、行ってみて)


文章を書くお伴の音楽は加山雄三で。
(写真はいつものフジX20。宮崎はこれひとつだけ)
タグ:菓子 九州 2016
posted by 平井 吉信 at 00:22| Comment(0) | まちめぐり

2016年12月27日

日南海岸は新婚への架け橋だ ! 鵜戸神宮の参詣は南国のきらめきとともに


宮崎県といえば新婚旅行。
日本全国で新婚旅行の代名詞となったのはここだけ。
実際に宮崎から日南海岸を訪れて納得した。

若い二人が愛を誓って
わくわくとどきどきと不安をない交ぜにして
宮崎を旅する。
(この写真を見てください。なんともうらやましい、ほほえましい、どんな讃辞も足りないぐらい)
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/shoko/appeal/jaja/20_08.html
道中で二人のときめきはさらに高みへと駆け上がったのではないか。

時は流れて2016年、
高度経済成長のような単一の価値観はなくなっている。
新婚旅行も多様化し、かつてのメッカ宮崎も廃れている、
という意見があったとしてもぼくは与しない。
かつての光があるからそれを求める人がきっといるはず。
もう一度宮崎へ行ってみませんか?

油津のまちなかを散策した後、
宮崎交通の路線バスに乗る。
行きも使いたかったが飛行機の到着の遅れでJRだった往路。
復路は日南海岸を走る路線バスだろう。
朝早い便で油津周辺で拾ってもらう。
バスは宮崎市をめざして朝日が散乱する日南海岸を北上する。
路線バスは地元の人を少し乗せてのどかに走る。
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(岬めぐりのバスはこうして高度経済成長を駆け抜けたのだろう)

ぼくは前日から決めていた。鵜戸神宮で降りようと。
そのために宮崎交通バスの一日乗車券をコンビニで購入。
問題は手にいっぱいの荷物。現地にはコインロッカーがないとのこと。
でもどうにかなるとバスを降りた。
(宮崎県の観光振興からはバスの発着場にコインロッカーを置いておくべき。バスに荷物を置いておけるバスツアーの乗客とは違って外国人旅行者や公共交通を使った個人旅行者には不便)

カートと肩に食い込む荷物を持って階段を上がっていく。
歩行者用トンネルを抜けると今度は下り。
そこにはみやげ品店、洗練されたカフェまであった。
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いよいよ鵜戸神宮の門が見えてきた
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日向灘を見ながら境内を歩く人生のひとこま。時間の流れが体内に浸透してくる。
これを自分時間というのだろう。
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新婚旅行でドラマを予感させる南国の日射し。これからの苦労もふたりで越えて行けるはず。
何があっても戻れない。愛があればきっと。
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絵葉書のような階段と日向灘のきらめき。その先にあるのが鵜戸神宮の入口
これが鵜戸神宮 まさに鵜戸神宮 ここは宮崎 日南海岸
(芭蕉が来ていたら、例の三連句を詠んだだろうな)
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階段を見上げるように振り返る
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海に近い境内は潮風と太陽をミルクセーキにしてほのかにあまい蜜の味
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内部は岩窟内に社がある
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9時半を過ぎて団体客がちらほらと。そろそろ上がろう
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ウサギの絵馬にはきっと「二人の愛が永遠でありますように」を書かれているはず。応援したいな。
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冬のツワブキですら南国の太陽が照りつける
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トンネルを越えて降りれば駐車場
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バスを待つ間の駐車場からの眺め
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宮交バスが定刻どおりに来た
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鵜戸神宮のきらめき、忘れない。
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(カメラは日南海岸をもっとも冴えて再現できるフジX20。今回はこれだけで。製造中止となってから値打ちが出たね)

タグ:2016
posted by 平井 吉信 at 12:58| Comment(0) | まちめぐり

2016年12月25日

伊丹から宮崎へ飛んで日南海岸を南下する


宮崎への出張が決まったとき、
まっさきに頭をかすめたのが交通手段だった。
この春に南九州(熊本地震の数日前だった)をクルマで廻った経験から
限られた時間でクルマの選択肢はないと思っていた。
ならば、徳島 → 福岡  → 宮崎  → 日南だが
飛行機を使っても新幹線を使っても予定時刻に間に合わない。
そこで、旅程のエキスパートの女性に探してもらったところ、
徳島 → 伊丹 → 宮崎 → 日南のルートなら可能性があるとわかった。
それで行ってみよう。
乗り物は、JR(普通)、高速バス、飛行機、路線バスを駆使して
8回の乗換がある。
例によって荷物は多い(出張後に対策を考えることにした)。

神戸市内を通過する高速バス
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三宮のにしむら珈琲本店で神戸の女性とお逢いしたことを思い出した。
(ほのかな恋心を抱いていたのかも)
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伊丹空港に到着。屋上デッキでひなたぼっこ
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飛行機を見る人、待つ人。それぞれの平穏な日常にひきこまれていく
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伊丹を飛び立ってまもなく神戸三宮からポートアイランドを見下ろす
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明石海峡から北淡へ。淡路島の東岸をトレースする
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次に雲の切れ目から覗いた景色は? おお、吉野川。脇町の上空だ!
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四国山地を飛ぶが特徴的な地形が掴めない。
吉野川の横谷=大歩危小歩危は見えなかったが
冠雪した地形があったので
剣山周辺の1,800メートル峰を越えて行ったのだろう。

そして高知市の浦戸湾だ。
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続いて仁淀川河口
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さらに浦ノ内湾、横浪三里、明徳義塾も見える
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四万十川河口と中村の赤鉄橋がちらりと雲間に見えた後
足摺岬周辺の海崖をなぞって日向灘へと進んだ。

宮崎空港への到着が15分遅れて
予定していた宮崎交通の路線バスに乗れずJR九州日南線の普通列車に。
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田吉駅で乗り換えて乗ったのはワンマン列車(トイレはない)
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車窓から見る洗濯板のような海の地形
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ローカル線で食べる「椎茸鶏そぼろ弁当」(宮崎空港オリジナル)
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なんでもない川沿いの景色でピントも合っていないが旅情がかきたてられた。
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飫肥を過ぎてほどなく油津駅に到着。これから仕事だ。

タグ:九州
posted by 平井 吉信 at 13:23| Comment(0) | まちめぐり

2016年12月11日

首都圏のおもてなし 浜離宮


全国的な会議をコーディネートした後、
汐留イタリア街に泊まって羽田まで時間が少しある。
この地の利を活かして浜離宮へ歩いて出かけた。
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日本人も海外からの人も思い思いに庭園の日射しを愉しんでいる。
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鴨を観察する池のほとりの小屋
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海水が入る園内の池ではクロダイやスズキを見かけた。
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フジの小型カメラX20を持って散策したとある朝のこと。


posted by 平井 吉信 at 09:18| Comment(0) | まちめぐり

2016年09月13日

まちなかの小さな店から伝わる世界観 「玄玄」の文字に込められた思い 伊予西条にて


まちなかには、さまざまな価値観(店舗)が
暮らし(民家)の間で存在感を放っている。
農業では、単一の作物を大規模でつくるやりかたが
日本には合わないように
商業集積や商店街(場所に寄るが)には収まらない様式があるように思う。
それは、暮らしに寄り添っている、というメッセージ。

ここは、西条市の民家が多い地区。
近くに市役所や商店街もあるが、少し距離は離れている。
ふと通りがかって気になったが通り過ぎた。
仕事の打ち合わせを終えて、また店の前を通りかかった。
Pの文字が眼に止まってクルマを停めた。
(小さくても駐車場はありがたい)

なぜ、立ち止まったか?
店のたたずまいに惹かれたから。
「玄玄」と書かれたのれんが目に止まったから。
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店舗デザイナーによる(ありふれた)和モダンとは違う。
そこは生活空間の趣を残しているが、
演出された「こだわりの空間」を避けている。
その一方で、自然食品にありがちな敷居の高さはない。
そもそも「自然食品」のように
哲学が前面に押し出されたものは広がりにくい。

小さな店内のペンダントの灯りがおもてなし。
漆喰の壁がほんのりと反射してやわらかな光を回す。
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半分区切られた隣は精米室。
おそらく玄米を選別できる色彩選別機を入れられているのだろう。
(うちも毎日自宅で精米して七分づきで食べている)

そのとき、ベビーカーを押した女性が小さな店内に来店された。
「探しているものがありそうだったので」
初めて来店された方のようで
子どもさんの健康を気遣われているのだろうと思った。
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店内には、玄米おむすびと玄米パンがある。
時間が差し迫っていたのでパンを2つ買って、
店主の方と名刺交換をして退店。
(女性のお客様はお買い物の相談があるだろうと察したので)

さらに別件の仕事を終えて徳島へと帰路に就きながら空腹を覚えた。
SAで停めて「プレーン」と書かれたものを食べてみた。
オーブンで外側をしっかり焼くとおいしいと添えられているが
(高温で短時間というニュアンスと受け止めた)
ぼくはそのままで半分だけ食べてみた。
食べる前から風味が伝わってきたから。
そのまま食べたら、じんわりと来るものがあった。

税込160円の胚芽玄米パン(プレーン)から
穀物の甘みと旨味がしみ通るように湧き出している。

帰宅後に半分をかりっと焼いてみた。
香ばしさと食感の両立で万人向きのおいしさである。
けれど、焼かずに食べても
お店の主張が濃厚に感じられる(この甘みのにじみだしがいい)。
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材料を見ると、玄米ごはん、玄米粉、小麦(国産)、イースト、塩、米胚芽とある。
表示とは含有量の多い順に書くルールだが、砂糖が入っていない。
(コンビニの食パンなら、砂糖がもっとも多く含まれているよ)
卵、牛乳、バターが使われていないことで
穀物本来の姿が見えた、ということだろう。

米離れが進むなか、老舗の米屋さんが
玄米に注目し、玄米のおいしさをどのように引き出すかを考えて
おにぎりとパンをつくった。
おにぎりは冷凍であり、パンはアルコールを封入した密閉袋で賞味期限が長い。
(ぼくの購入したパンは、二週間以上先であった。それでも、買ってから早めに食べるのがおいしいだろう)。

かんこめさんを見ていると、小さなお店の取るべき戦略が見えてくる。
・老舗の米屋の専門性を活かし「玄米」をキーワードに素材そのものの安全やおいしさを確保。
・玄米として販売するが、一般の人は玄米を扱い慣れていない(食べ慣れていない、おいしい食べ方がわからない)。
・そこで急速冷凍のおにぎりと玄米パンを開発。しかも賞味期限が長い。
・「玄米」や「自然食」にありがちな哲学的な要素を排除(=敷居の高さ、世界観の押しつけ)
(それでも玄米=健康という連想ゲームは働く)
・誰にでもわかる「おいしさ」で伝えようとした。
・これでご近所に伝わる(地元商圏へのアピール)
・「玄玄」はシンプルなメッセージ。
・賞味期限を長く取れたことで商圏(販売可能日数、家庭内保存日数)が拡大。
・まとめて購入できるので送料のデメリットが薄れてインターネット販売も可能となった。

キーワードは、地元密着と商圏の拡大。
玄米の価値をわかりやすく伝える世界観の構築と、
(玄米が広がらなかった理由を突き止めて解決)
店舗とオンラインの連動。
専門性を磨き上げて強みとしたことが原点である。
(店舗があるから根っこがある。インターネットでは専門性に共感するファンを広く求めることができる)
もちろん、そこには店主の思いがあってこそ。


西条では甲さんでそばをいただくことが定番となっている。
西条そば 甲(きのえ)http://saijosoba-kinoe.com/
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玄玄さんも新たな定番となった。
http://genmusu.com/
今度立ち寄る機会を楽しみにしている。
(今度はおにぎりも!)

(フジX20 プロネガスタンダードで撮影)


追記

商店街の衰退は暮らしに寄り添わなくなったから。
そう考えると、徳島市の新町西地区の姿が見えてくる。
非日常のイベントや大規模施設で「集める」のはなく、
日常で人が「集まる」場をどうつくるか。
雑多な個性、尖った個性を受け容れるけれど
品質は水準以上を仲間同士で相互にチェックして確保、
店主のひとりよがりを排除。
(月に1回の定例会または飲み会で)
そうすることで、誰でも来られる場を提供する。
(商業だけに限らないけど)
いまの徳島にそんな場所は一箇所もないでしょう。
思いを持って戦略を実行する方々から学べることは多い。

タグ:愛媛 そば 西条
posted by 平井 吉信 at 12:12| Comment(0) | まちめぐり

2016年08月27日

初めての今治 四国のおだやかな工業&田園都市

四国はほとんど行っているつもりが、
実は近所の寺が数十年ぶりであったり、
クルマで1時間程度の滝が初めてであったり。
松山から東予(西条、新居浜、川之江、新宮)はよく行っているのに
今治が初めてとは。
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人口は20万人弱。合併で今治市と多くの町が合併して新・今治市となった。
思いつくだけでも、造船、しまなみ海道の拠点とサイクリング、
今治タオル、ゆるキャラ、巨大な農産物の直売所など枚挙に暇がない。
さらに新都市と称して、居住地域、商業や産業振興、スポーツ振興の拠点を整備。
市街地を走る路線バスは一日百往復。災害は少なく市内に渋滞はほとんどなく
市内の主要な地区はクルマで10分〜15分で結ぶなど
都市計画が万全に機能している印象を受ける。

特急むろと〜うずしお〜いしづちを乗り継いでJR今治駅で降りた。
駅構内に台湾のクロスバイクの直営店があるのに驚いた。
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あとは特に感想を交えず写真で。

今治小学校跡
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四国55番札所「南光坊」。末尾に「寺」がつかない「坊」。
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隣の別宮大山祇神社
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幹線道路でないのに道幅が広い
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続々と人が吸い込まれる中華料理店。
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名物は、焼豚玉子飯。
半熟の目玉焼きをかきまぜて焼き豚とともに食べる。
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地元の中華料理店の賄い飯が広まって今治名物になったという。
このほか、鉄板焼きの焼き鳥も有名。

こんなふうに食べる。
税抜650円の並盛りで満腹になる。
このあと市街地を1時間ばかり歩いたが、
夜になっても空腹は感じないほどだった。
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まちなかの市場。
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商店街はシャッターが降りている店が多かったが定休日が多い曜日だったのかもしれない。
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商店街は市役所と港を結ぶ地区にある。
かつて今治港に定期客船航路が発着していた頃は賑わっただろうと想像がつく。
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空き店舗に観音様
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商店街と並行して流れる金星川
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商店街を出ると交差点。かつて今治大丸があった場所は芝生広場になっている。
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市役所に行くまでに造船の象徴であるプロペラのモニュメントがある。
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帰路の特急いしづち。宇多津駅で後方車両が切り放されて岡山へ、前方は高松へ向かう。
この車両8600系はは足元が広く室内が光を採り入れて快適だった。
(JR四国は松山〜高松のドル箱路線から新しい車両やエース車両を投入するのだろう)
https://ja.wikipedia.org/wiki/JR%E5%9B%9B%E5%9B%BD8600%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A
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車窓からの風景を見て説明書きに気付いた。見えないところにACアウトレットがあるという。
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瀬戸内海に浮かぶ鳥居
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JR沿線とそこから歩いて行ける範囲を見ただけだが、
今治は四国には珍しい工業田園都市のように感じた。
まちの外には里山や丘陵が伸びやかに広がっている。
市全域では意外に自然が豊かな地域のようだ。


旅カメラ、フジX20のプロネガスタンダードで
やわらかい夏の光を捉えてみた。
また行ってみよう。四国の西の肩のまちへ。
タグ:愛媛 神社 JR
posted by 平井 吉信 at 19:42| Comment(0) | まちめぐり

2016年05月21日

千と千尋の道後温泉へ参る


伊予鉄の道後温泉駅はそれぞれの日常、非日常が行き交う
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待機中の 坊ちゃん列車。ここに車掌と運転手が乗り込む。
そういえば、かつての路線バスも車掌がいたっけ。
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温泉のある商店街の入口で定時を付けるからくり時計
赤シャツ、うらなり君、マドンナ、山嵐(ぼっちゃん?)が動き出した
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商店街の店の表情、行き交う人々を見ると、人の営みの安堵感が
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道後温泉本館前に着いた。着色するとたちまち昭和に.
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おすすめは、「霊の湯3階個室」。
浴衣を着てまちを見下ろしながら
坊ちゃん団子と茶で涼むのだ。
皇室専用の浴室や夏目漱石ゆかりの坊ちゃんの間などの見学もできる。
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店の前をいったん通り過ぎたが、意を決して門をくぐった
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この坊ちゃん団子は旅の疲れを癒してくれる
(量産されていないのでここで求めるしかない)
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道後温泉の雑多な賑わいはアジアに共通のテイストがある。
絹の道を抜けて東方へたどりついた人々の末裔の祭りのよう。
実際に道後温泉を見下ろす丘からは縄文人の遺跡が発掘されている。
(もしかして縄文人も湯浴みをしたのだろうか)

重要文化財である道後温泉本館は耐震補強のため、2017年から改修を行う。
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posted by 平井 吉信 at 17:16| Comment(0) | まちめぐり

2016年05月03日

たっすいがは、いかん 


高知の人には怒られるが、
日常的に(しかも無意識に)変な土佐弁と幡多弁を使うちょる。
「行ってぃきてぃもんてぃきてぃ」(宿毛)や
「ざまにえいけん」(中村)。
でも、高知の方言といっても
土佐弁と幡多弁は180度アクセントが違うし語尾も違う。
しまいにわからんようになってきゆうきに(きちょるけん)。

どこかのポスターにあった文言「たっすいがは、いかん」とある。
たっすいビールとは、気概がない味のことをいうのだと思う。
(コクがなく苦みに乏しいがキレを売りにしているあのビールのことです)

「阿波弁」では、「たっすい」の意味は少し違うけれど、
それでも肯定的な表現ではなく、愚痴をこぼすときなどに使うから
なんとなくわかる。
「がいな」「ほなけん」のように、4県でほぼ同じ意味で使われる方言や
少し意味が違っても方向性が同じの言葉で「なんとなく通じる」言葉もある。

さらには、龍馬への思慕の念から
頭が龍で胴体が馬という伝説の「麒麟」を飲むのだという珍説も。

背景はこの本に綴られている
キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)


ぼくはビールが好きではないので、
どちらの銘柄も飲まないけれど、
強いて買うのはノンアルコールの「龍馬1868」。
(高知にあやかったのではなく、料理に合わせやすい、価格が安い、副原料を使っていない本格派、それなのに100円を切る価格ということ。アルコール抜きということは食後に仕事ができるという理由もあるし、そもそもアルコールに強いのでも酔わないからアルコールなしでも同じという理由も。風味もスーパードライや一番搾りよりいいと思うよ)

日本ビール ノンアルコールビール 龍馬1865 6缶パック 350ml×24本

漢和及第(いつもの誤変換)

さて、幡多と土佐へのJRでの一コマをと。

阿波池田駅に滑り込んできた南風3号(アンパンマン列車仕様。いつもだけど)
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須崎駅に入る手前にある山肌にへばりついたメカニックな工場
(炭酸カルシウムを製造する白石工業)
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窪川から西の海沿いはくろてつ(土佐くろしお鉄道)中村・宿毛線
今回は、中村版と黒潮町版に遭遇
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中村からは高架のため車窓風景の良さと相まって快適な乗り心地
地元の方々の日常の足となっている
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翌朝は高知市内は、はりまや橋
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アーケードに吊られたフラフ 心に語り掛ける意思疎通となっている
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帯屋町を抜けて、平成27年夏に開業した帯屋町チェントロを見ながらさらに西へ
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晴天の高知城 城壁を見ながら上へ上へと
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ひろめ市場で、安兵衛の餃子を食べれば、高知人
(ビールは飲まなかったけど)
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タグ:高知 幡多 宿毛
posted by 平井 吉信 at 15:35| Comment(0) | まちめぐり

2016年03月05日

土佐佐賀に春が控えめにやってきた


中村から国道56号線を北上して佐賀にやってきた。
公園の展望台に立ち寄る。
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高知県は国境を四国山地の山々で閉ざされているが
太平洋に向かって広々と開けている。
大志を持った人たちは大海原に何を想ったのか。
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黒潮を感じる公園で子どもを遊ばせたらいい。
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ここから遊歩道で海岸に降りていくこともできる。
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潮だまりの崖に咲く花を見つけた。
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誰も見ていなくても
そこに生命があり、光を受けて生きている。
生命そのものが存在の光を投げかける。
2016年、幡多の海辺にきざした春。


番外編

佐賀のまちに、道の駅ができたのは近年のこと。
鰹のたたきを買って帰る。
(流水解凍したあと、バーナーで焙る。冷たすぎると風味が損なわれるから)
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高知道 立川SAでいつも食べているのは
そば10割の立川そば。
飾らないなかに、おいしさの幸福感のエッセンスが詰め込まれている。
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posted by 平井 吉信 at 12:25| Comment(0) | まちめぐり

2016年01月25日

雪に覆われた四国を西から東へ


大寒波が襲来するというその日に仕事で東予へ出張。
昨年は池田から川之江へ抜ける国道192号線で
雪に囲まれて進退窮まる状況になったとの報道があった。
だから今回の出張はJRにすると決めた。
(後日わかったのは祖谷では45センチの積雪があったとのこと)
朝が早いため、前日の夜に入る。
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ホテルから住宅街を抜けると
ぽっと灯りが目に止まった。
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カウンターだけの小さなお店だが
すでに先客が席を埋めている。
ぼくはつけ麺をいただいた。
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寒波の当日の朝、新居浜には雪がない。
後背の東赤石方面は雪化粧をしていても
通常の冬日の日常。
天気予報は空振りだった(かのように見えた)。

仕事は順調に進み、
夕方を待たず出立できることに。
気温はさらに下がり粉雪が舞い始めた。
西からの寒波に追いかけられるように
四国の瀬戸内を東へと向かう。

駅に雪はないものの、気温は低くホームでの待ち合わせは厳しい。
そそくさと特急「しおかぜ」に乗り込み、
最初の駅(伊予三島)に止まると、そこは雪景色。
(たった一駅なのに)。
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雪景色を眺めていると香川県に入った。
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線路が海沿いを走り抜けて内陸へ入ると
もう雪はない観音寺駅。
坂出あたりからは日が射して。
のどかな讃岐平野を見ていると
もう寒波は終わったと感じられた。

高松駅で乗り換えて高徳線へ。
意外に混んできて特急なのに立っている人も。
(ぼくはいつも隣に人が座れるよう持ち物は棚に上げておく)

ところが、東讃に近づくと雪がちらほら。
三本松あたりから雪化粧、引田を過ぎて大坂峠では雪景色。
樹木に降りかかった雪が列車の通過とともに
粉雪をふわっと舞い上げる。
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車窓のあちこちから、携帯電話のシャッター音が響く。
何度見ても見飽きることがない。
夢を見ているよう。

伊予、讃岐、阿波と国境を越えるたびに
風景が激変する。
駅ひとつで別の土地のよう。
局所的な豪雪であったのだ。

トンネルを抜けるとそこは雪国(徳島県)だった。
板野駅、川端駅を通過して徳島駅に到着。

牟岐線に乗り換えたところ、
その列車は発車しないとのアナウンス。
駅前へ出ると、徳島バスも止まっているとのこと。
震災の日も出張中でかろうじて徳島駅まで辿り着き
重い荷物を持って2時間近く歩いて自宅へ戻ったが、
きょうもその再現。
でも、気にしない。
雪のまちを歩けるのだから。

けれど、視線を変えれば
この雪は災いでもあるのだ。
地球温暖化がもたらした寒波を
引き寄せたのは人間。


盲目的に時代錯誤のまま突き進む政治のように
そちらに行ってはいけない、
格差を拡大してはいけない、
教育や科学技術を軽視してはいけない、
(気候と政治に直接の関係はないのだが、ファシズムに雪崩れた戦前と重なって見える)
与党の誰もが止められない。
野党は、目先の攻撃材料にしがみつくよりも
もっと本質を突き詰めるべきではないか。
政党政治は終わっている。
政党を解体して議員報酬を無償にして
議員をもっと増やして
志のある人が政治に参画できる社会にできれば。

ぼくはさらに歩く。
橋を渡り、欄干の公園でひとやすみ。
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もう少しであたたかいみそ汁にありつける。

昨日乗った駅のプラットフォームを撮影。
(牟岐線はこの時刻はすでに全停止)
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車のヘッドライトが幻想的に浮かび上がる。
すうっと、なにか。
ぼくは足元に目を留めた。

芽を出している。
顔を上げてしっかりと向かい合おうとしている。

生きる、ということを意識しない日常に
「生きる」ということ、
「生きろ」ということを
全身で表している。
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2016.1.24の夜更けのできごと。

タグ:佐那河内
posted by 平井 吉信 at 13:04| Comment(0) | まちめぐり

2015年12月20日

うみがめとねこ ウェルかめ日和佐へ


日和佐の続き

港の近くの定食屋で昼をいただく。
順番待ちの列ができている。
地魚(アオリイカとスマガツオだった)のさしみと阿波尾鶏の定食。
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食後の散策は港まで。
ネコが多い。
野良猫だが気品がある。
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釣り人にもらったのはメッキアジ。
良型なら人間が食べるところ。
外湾に向けて流動ウキとカゴ仕掛けでは
シマアジが釣れる。
こちらはさらに美味。
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港の対岸には照葉樹の森、さらに港が見える丘には城。
水の透明度は高い。
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四国のみちを散策して帰路に就く。
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特にできごともない一日。

posted by 平井 吉信 at 16:27| Comment(0) | まちめぐり

2015年11月10日

海洋堂の造形 四万十に結ぶ


前回からの続き

ここから四万十川を下っていく。
支流の打井川へ入ると、その先に自称「へんぴなミュージアム」がある。
確かに。こんな風景の場所を縫って奥へと入るのだから。
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アニメやコミックのことはほとんど知らない。
でも、ここは居心地がいい空間だ。
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その理由のひとつは、写真撮影が自由にできること。
わざわざ受付でそう告げられるのだ。

だからこうしてブログで紹介もできる。
そのことがファンを拡大していく。
その便益を受ける人の視点がない権利の主張では
未来はつくれないのだ。

キャラクターを見てもほとんど知らない。
でも、シャッターを押してしまう。
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綾波レイがいっぱい
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逆光線を透かして妖艶に見える
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写真を見て何だろうと思って調べてみたら
「よつばと」という原作に辿り着いた(主人公は緑の髪の女の子)。
ほのぼのとした物語らしく、買ってみようかと思った。
(いまの時代の願望を映しているような気がして)
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多くの来館者はひとりでじっくりと向き合っている。
それぞれの思い出が詰まった部屋は宝物かも。
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この鬼太郎は可動するようだ
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ウルトラセブンは、シリーズ中、もっとも好きな作品。
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昭和の匂いのする食玩たち。高度経済成長の夢を運んでくれた。
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BCLブームの先駆けとなったNationalのクーガーシリーズ
クーガー115を復刻してもらえたら(子どもの頃の憧れのラジオだったのだ)
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リバプールからの贈り物
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グラスに顔があってもいいじゃないか。
子どもの頃からこの造形に憧れていた。
晩年の岡本太郎さんにお会いしたことを思い出した。
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写真は撮ってもそれが何のキャラクターなのかわからない。
けれど、ふとレンズを向けたくなるのだ。
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これをフィギュアでやるとは。
激しい感情の動きを諦念のように鎮めた葛藤。
興福寺も驚いたのでは。
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上とはテイストが違う仏像
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企画展示を行うコーナーでの一コマ
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四国の風土をテーマにしたもの、
高知をテーマにした企画販売もある。
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人はキャラクターに自分の思いを投入する。
それを計算ずくで行っても(コミック)
逆にまったく無頓着にモチーフを造形化しても(ゆるキャラ)
共感を呼ぶとは限らない。
作者の世界観が投影されているかどうか、
そしてそこに共鳴できるかどうか。
ゆるキャラがつまらないのは、
売り込みのモチーフありきで世界観がないからだ。
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海洋堂ホビー館四万十で少し遊ばせてもらった。
ここは廃校となった小学校の体育館を改装したとか。
(応援したいと思った。近くにはかっぱ館もある)

さて、これから吉野川上流で仕事がある。
そろそろ心の準備(仕事モードへ切り替え)をしよう。
ぼくの仕事はメッセージを伝える仕事だから。

posted by 平井 吉信 at 13:33| Comment(0) | まちめぐり

2015年11月09日

わたつみの豊旗雲 幡多の国 


一晩中走って明け方を迎える頃、
海沿いの国道56号線に出る。
四万十川まであと少し。
ようやくここまで来た。
先に広瀬の河原で待っている仲間たちを追って
四万十川を遡ろうとしている。
カセットのビーチボーイズを巻き戻した。

.。'.*.'☆、。・*:'★    .。.・'☆、。・*:'★
  .。'*・☆、。・*:'★     .。・*:'☆
 ☆、。 ・*'★ .。 ・':....*.:'☆        .。・:'*・':'・★

あれからときは流れて、仕事でやってきた幡多の国。
どんよりと立ちこめる雲。
高知県西部の太平洋は水平線を惜しみなく見せて
鉛色に沈み込む。
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大方の海で波乗りを見た。
人と違う生き方をマイペースとはいうけれど、
視点を変えれば生きる焦りにつながる。
でも、パドルを漕ぎだして別世界にいるときは別だ。
この波を逃すと次はない―。
そんな思いで波を待っている。
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白浜でわずかに日が射した。
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海の色が空を映すとたちまち翡翠が現れる。
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土佐佐賀の海を見下ろす展望台から公園へと歩く。
女郎蜘蛛の生息密度が濃い。
まるで銀河のようだ。
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この個体は、横から見て立体的に位置する造形感覚。
自らの巣から浮かせることで軽やかな印象を残す。
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海に突き出したこの展望台。
フジのクラシッククロームが捉える。
この雲と空はあの頃を思い出せる。
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広瀬の河原を泳いで渡っていく。
テントを張った河原は浅いが、
対岸の岩をめざす。
流心から水衝部の岩へと水流の混ぜ込みに
気にすることなく、逆らうことなく身体をしなやかに預ける。
アユになった気分。
岩に着いたら、陸の河童となって飛び込むのだ。

水難事故があると遊泳禁止にする。
お気の毒とは思うけど、
川をもっと知っていれば、
小さい頃から身体で流れを覚えて入ればと。
(そういうぼくも川で叔父をなくしているけれど)

悲しいかな、それも人生なのだけれど、
不思議なのは、原発事故があっても原発を稼働し続けること。
(それを人生とは言わない)

海も川も変わることなく
水と光を降り注いでいる。
これからも。
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公園の遊具にひかれる。
この配色、この造形、おもしろい。
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水車亭を過ぎて、
四万十の米豚と仁井田米という贅沢を見せるのは
あぐり窪川のレストラン。
(米豚の甘みを活かす調理はなかなか難しそうだ)
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(続く




posted by 平井 吉信 at 23:20| Comment(0) | まちめぐり

2015年10月10日

森の道100選のひとつ 日和佐 大岩コースを行く


ことの経緯はこちらに。
http://www.minami-kankou.com/data/archives/24
徳島新聞に掲載された地図は不正確で
訪問当日も何組かの人がコースがわからなくて彷徨っていた。
(大浜へ降りる道の接続が間違っている)
ぼくはその場で役場に問い合わせて、
案内を兼ねて自らもコースを歩いてみた。
地図は上記の観光協会の地図を参考にされるといい。

登山口は、役場のある通りと南北の幹線道の三叉路の民家の間を山際をめざす路地から
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最初は階段のある登り
金比羅神社と広場がある
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さらに樹間の小径を登る
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眺望が開けて大岩と表示がある。
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(しかし何人かはこの岩の存在に気付かずそのまま通り過ぎた)

大岩の上部へ上がるとさらに眺望が良い。ここからの眺めが唯一の売りなのだ。
標高158メートル(手元の高度計読み)。
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フジフイルムのデジカメ(X-E2)でクラシッククロームという色を選択した
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ここからは下るのみ。手入れの行き届いた人工林を下り、
沢を左手に見ながら大浜海岸へ向かう通りへ出る。
苔むして滑りやすいので膝を曲げて体重を前にかける必要あり。
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登山口から降り口までは5分もかからないので、クルマの手配は不要

全体として整備不足は否めない。
単調な登りは眺望もなく飽きやすい
苔の生えた下りは滑りやすい。
特に植生が際立っていることもない。

大岩の上部からの眺めは良いが、特等席は2〜3人程度。
昼食を食べるのもここだが、
満席のときは大岩の下で食べることになる
(これより先の下りは特に食べるのに適した場所は見当たらない)

むしろ日和佐港を挟んで南岸の四国の道のほうが
歩きやすさ、景観の良さからも上なのだ。
今回のコースは「あわえ」と呼ばれる
町内の漁師町のまちなみの視察と合わせて行える利点がある。
観光客を呼ぶツアー企画としては、
あわえの散策+うみがめマリンクルーズのセットぐらいだが、
その場合はてんこ盛りの疲労感があり、満足度は下がるだろう。
山登りや散策に慣れた人には距離が短すぎて物足りない中途半端さがある。
(参考)うみがめマリンクルーズ
http://umigame.me/

そこだけではなく、カレッタや道の駅にも足を運んでもらえるだろうから
来訪理由をつくるという意味では良いのかもしれない。

posted by 平井 吉信 at 11:10| Comment(0) | まちめぐり

2015年04月13日

土佐の高知のはりまや橋で


四国の四県都でもっとも雰囲気がローカルなのは高知市。
商店街には全国FCではなく地元の老舗が軒を並べ
高知県の人口の4割が集中する。
地元では「おまち」と呼ばれている。

東のよさこい情報交流館を起点に、はりまや橋からひろめ市場へ、
日曜市、県庁、市役所、高知城へと続く中心部は
高知の真ん真ん中であるけれど、のどかな感じ。
人のつながりが生きているまちである。
さらに、まちなかに図書館ができるという。
たまには観光客になってまちを歩こう。

南国土佐をあとにして♪
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故郷の友が門出にうたったよさこい節を♪(高知よさこい交流館)
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土佐の高知のはりまや橋で♪
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(観光客がお菓子の)かんざし買うを見た(菓舗浜幸)
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始めて乗ったとでん(土佐電鉄)。はりまや橋で乗り換え切符をもらうしくみ。
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仕事で立ち寄る前に昼食で立ち寄った古民家を改装した店舗。
庭を眺めながら地元の野菜と魚介の定食をいただく(草や)。
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たくさんの方のご意見をうかがいつつ
提案についてのご賛同が得られ、
気持ち良く帰路についた。

.。'.*.'☆、。・*:'★    .。.・'☆、。・*:'★
  .。'*・☆、。・*:'★     .。・*:'☆
 ☆、。 ・*'★ .。 ・':....*.:'☆        .。・:'*・':'・★

戻ってきてニュースを見ようとしたら
あら、浦島太郎になっていた。
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長年使い込んだソニー15インチトリニトロン(ブラウン管)はいまも現役。
目に優しい映像が気に入っている。
ひと晩置いてみたら解決するかもしれないと
翌日再度電源を入れてみると
どのチャンネルを回しても同じ映像。
そこで気付いた。

 砂の嵐に隠された♪

これは、バベルの塔(バベル二世の住処とされる基地)に違いない。
(大変なものを見てしまった)
さて、どうしよう。

タグ:高知 菓子
posted by 平井 吉信 at 21:36| Comment(0) | まちめぐり

2015年04月12日

観光地を体験する 屋島編

子どもが小さい頃は、親は遊べる施設がある有名な観光地へと連れて行く。
三角窓の付いた小さなパブリカで妹たちとともに行ったのが屋島。
展望台から皿を投げた記憶がある。

屋島は高松市の東に位置する台地で
崖に囲まれながらも頂上は平たい。

屋島も四国の他の有名な観光地と同様、
子どもの頃に一度行ったら、
もうそれで十分という位置づけだった。

観光関連の会議などでは四国の観光地はPRが不十分、情報発信ができていないなどと、マスコミも含めてたびたび指摘がなされるが、それが本質だろうか? むしろ、口コミしてもらえるおもてなしをつくることに力点を置くべきではないだろうか(来てもらうための発信ではなく、来てもらった人の心をつなぐ努力)。効果はないとわかっていても発注主の意向で電車の宙づりポスターや、インパクトはあっても来訪につながらない動画制作などに多額の予算が使われる現状に、受託する広告代理店も内心は複雑だろう。


しかし、著名な観光地のその後の展開に期待するとともに
既存ストックを再活用する視点があるのでは?と感じて
急きょ思い立って午後から出かけてみた。
往時を偲んで高速道路は使わず国道11号線を上がっていく。

高級リゾート「エクシブ」を見上げ
海産物を商う市場や老舗の飲食店が点在する
鳴門の北灘の海を駆け抜ける。
JF北灘 さかな市では、桜鯛と呼ばれるマダイの季節だが、
まだ型が小さい。
そこでマダイに比べれば味は落ちるが型の良いレンコダイを買った。
(3枚に下ろしして刺身にできるけど、鱗を取るのが手間なのでさばいてもらった)

香川県最初のまち「引田」。
世界初のブリの養殖を手がけたまちであり
和三盆や醤油などの特産品がある。

続いて、手袋のまち「白鳥」。
先日も運転用の手袋を地元のアウトレット店で購入した(値段は書けない)。

さらに、まちが続いて東讃でもっとも賑やかな「三本松」、
そして、津田の松原のある津田を過ぎる。

香川県内を中心に、
四国、山陽にはマルナカというスーパーがあるが
東讃にもマルナカはたくさん出店している。
そのなかの一店舗になぜか吸い込まれるように入って驚いた。
(理由はないけれど直感が働いた)
酒コーナーに、インターネットでも手に入らなくなっている
ニッカのウイスキーたちがずらりと並んでいるではないか。
(2015年4月時点)
「初号ブラックニッカ復刻版」「初号スーパーニッカ復刻版」、
さらに「フロム・ザ・バレル」までも―。
丹念に探すと竹鶴17年や山崎12年なども見つかるのではないか。

国道11号線は少しずつ混み始める。
大学のある志度に入るとちょっとした渋滞となった。

源平の壇ノ浦の牟礼、八栗山と庵治石の庵治を抜けると屋島である。
(道の駅 源平の里 むれは、売場の動線に工夫がある、品揃えも充実しているように見える)
ここまで来れば、栗林と高松市内は目前となる。
こうして見ると東讃には良い地域資源が揃っている。
高速道路ではすべて素通りするため
一般道を走ってみたい。

国道11号線をはさむかたちでJRと琴電志度線が併走する区間がある。
このことは国道から支線への右折がややこしく
また支線から国道へと出る車と交錯する場合もある。
(幹線道と駅が接近する利便性はあるが、解決が容易でない問題でもある)
そのせいか、高徳線は事故が頻発する路線であり
(数少ない乗車経験で数回事故に遭遇)
JR四国の空調の温度管理がうまく行っていない路線でもある。

今回は屋島に行くので
観光客向けのうどん店にも立ち寄った。
接客、気配り、味…コメントは控えたい。

それよりも屋島の峰を背景に神社のたたずまいが心に残る。
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屋島ドライブウェイ(630円)を通って屋島の台地に上がっていく。
東側は壇ノ浦や庵治を見下ろす絶景である。
まるで北欧のまちなみのようにも見える。
これだけで有料道路の価値がある。
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終点には広大な駐車場があり、台地を囲むように散策路が広がっている。
この路をすべて歩くと1時間近くはかかる(私はそれ以上かけた)。
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西を見れば、高松市内とサンポートが指呼に、
海をみれば屋島台地の先端と瀬戸内の多島海の絶景、
東は源平の世を忍びつつアリーナや採石場などがミニチュアのように美しい。
施設というと、ホテルと水族館(閉鎖されているホテルも残存しているが)、
第八十四番札所の屋島寺がある。
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さらに、みやげもの店、飲食店、工芸品店などが並ぶ山上のミニ商店街がある。
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茶屋の展望台からは、幼い頃にやった皿投げ(かわらけ投げという)ができる。
厄除けの意味があるようだ。
http://www.yashima-kanko.net/index.html
空中に的が浮かんでいる。
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小松島には金長狸がいるが
屋島には四国の総大将がおり、屋島寺の境内に鎮座している。
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桜は満開を過ぎていたが、
フランスからの団体観光客も訪れており
源平の装束のイラスト絵の看板などを見て
さかんにシャッターを切っていた。
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昭和の時代の竜宮城のようなハードとソフトは
往時は人々の夢を叶え、成長を見守ってきた。
けれど、時代の流れのなかで取り残されつつある。

いくつか改善すべき点が目に付いた。
観光地でもっとも大切な要素は2つ。
おもてなしの心であり、それを体現するのが清潔で配慮のあるトイレだと思う。
(お金を産まない要素を大切にしている観光地にはリピートされる理由がある)
その意味でトイレは要改善である。

北に広がる瀬戸内の海はのどかである。
東西のまちなみには人間社会の秩序が感じられる。
南の讃岐平野にかすむ山々もまた瀬戸内のようである。
屋島という台地の魅力は、
訪れる人の視点の置き方と、お迎えする人の心が噛み合えば
これからも色あせることはないはずである。
(わざわざ来たくなるソフトに取り組めば良いということ。それを考えるのが地元の楽しみでもあり)



posted by 平井 吉信 at 14:27| Comment(0) | まちめぐり

2015年03月31日

JR四国 快速サンポート 極楽浄土+退廃+妖艶÷3=アラーキー列車


JR四国のおもしろい列車を高松駅で見つけた。
観音寺からやってきて琴平へ向かう快速サンポート。

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タグ:JR
posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | まちめぐり

2014年07月20日

はりまや橋から帯筋を抜けて県庁おもてなし課へ


四国の4県都はそれぞれ個性がある。
栗林公園の史跡と
60年の定期借地権と所有と使用の分離という手法で
あざやかなまちをつくった高松。

松山城と道後温泉という観光資源を有し、
ロープウェイ街から三越を経て市駅高島屋までの商店街を持つ松山。

四方を川に囲まれたひょうたん島を舞台に
文学にうたわれた眉山を背景に持つ徳島、
でも、まちとして好きなのは高知。

底抜けの明るいまちでありながら
まとまりの良さを感じるから。
日曜市もひろめ市場もはりまや橋も
個人的には惹かれないけれど
まち全体が地元のために地元とともに生きている印象がある。
全国チェーンのありふれた店をほとんど見かけないのも美点。
やはり地元ではなにがしかの理念に基づいて活動している人たちがいるのだ。
スタジオジブリのアニメ作品「海がきこえる」でも
気取らないまちの空気感を伝えていたように思う。
→「海がきこえる」」(ウィキペディア)
→ロケ地めぐり「海がきこえるを歩く」
http://homepage3.nifty.com/akinori_naka/

はりまや橋商店街は活発にイベントをやられている。
きょうは生鮮品の市が立っている。
木造のアーケードも希少価値。
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はりまや橋から西へ向かう。
水路は空の色を映して碧。
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高知県の特産品を扱いつつ情報発信を行う「てんこす」。
思いがてんをこすようにと
運営している人たち、応援している人たちの気持ちが伝わってくる。
おみやげはここで買うことにしている。
http://www.shikoku.meti.go.jp/shikokubito/interview/08/

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高知の商店街の宝物と言えば…
エスコーターズ。
動く灯台とも呼ばれる大学生による商店街のコンシェルジュ。
まちづくりはハコものよりもそこに魂を通わせること。
外観だけでは高知のまちの良さは気付かないけれど
エスコーターズは全国に誇れる活動。
この看板ももしかしてエスコの手作り?
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「トモちゃんと魔法のおかし」という絵本を持っている。
高知商工会議所で手に入るがアマゾンでも。
トモちゃんと魔法のおかし

新しい店ができていた。
土佐佐賀の本社売店か高知大丸で
ここの冷凍タタキを買うことがあるけれど
ひろめ市場から遠くない場所に出店。
この街区に図書館や科学館など人々の夢を育む施設とともに
カフェやレストランが加わった複合施設が
お目見えするのもそう遠くないのだろう。
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高知城は晴天が似合う
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仕事で高知県庁にやってきた。
玄関入り口には「県庁おもてなし課」のパネル展示。
ほんものは庁舎の上階に地域観光課とともにある。
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今回は別の課で打ち合わせ。
ご対応いただいたKさんは熱い心を持った方で
感銘を受けた。こうでなければ!

再びまちへ。
きょうは人気のカフェの二階で。
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(フジX20にて)
もうあと少しでよさこいが始まる。
照りつける夏の太陽の下、
気のせいか、まちもそわそわしているようだ。
そうなが。


【追記】
四国各地で観光促進にパスポートを活用されている。
しくみが複雑すぎてわからないので、
おそるおそる店や施設で掲示して
「うちはやっていません」
「やっていますが、対象になりません」
と教えてくれるときの互いの気まずさ。
複雑なしくみよりも、
清潔なトイレ、笑顔と気配り、温かみなど
素のままの人間の魅力でぶつかっていったほうが
高知に限らず四国らしいと思うのだけれど。
(だからエスコーターズはいいのだ)
タグ:高知 カフェ
posted by 平井 吉信 at 23:29| Comment(0) | まちめぐり

小松島のまちは昭和に拡がる。平成の時代に「大正館なつ家」、古民家カフェの看板はちりめん丼

小松島港がかつて四国の東玄関といわれていた頃、
京阪神からの航路が港に着く度、
人や車が沸き上がる泉のように現れ、散っていった。

学校から帰った子どもらは「三条仲良し広場」に集まり
かんけり、やりこ、ろくむし、温泉、陣取り
といった遊びに夢中になった。
どれも道具は要らず、簡単なルールで遊べるもの。
小学校の高学年も低学年も集まり、小さな子どもの面倒を見るのだが、
小さな子どもにはオープン参加の特例ルールがあった。
(徳島では「あぶらご」と呼んでいたようだが、小松島では「めんめんちゃ」と言っていたような。いずれにしても小さい子も一緒に遊べるようにとの配慮)

子どもたちはさまざまな遊びを発明する。
港周辺のさまざまな土を集めてはこねて泥団子をつくる。
それを手で磨き上げていくと虹色の光沢が出ることがある。
それを「金が出た!」といって仲間に見せて回る。
みんなうらやましそうに横目で見つつ
赤土やら黄色の土やら畑の粘土やらを巧みに混ぜて
「金」を出そうとする。

近所には食料品店がたくさんあった。
家の前に八百屋、隣の隣に八百屋、すぐ近くに2軒の駄菓子屋、
手の届くところに市場、裏通りにも八百屋など
歩いて5分程度の距離に八百屋や市場がたくさんあった。
大手スーパーはなく、それだけ身近な生鮮食品の需要があったのだ。
ところがこれらの店がまっさきに姿を消していく。
気がつくとまちなかの高齢者は毎日の野菜を買いに行くことができない。
解決策として、
まちなかの小さな産直市を運営するコミュニティビジネスか
移動スーパー「とくし丸」のようなやりかたがある。
いずれにしても手法ありきではなく、精神が原点。

小松島港駅は、港の乗降客を徳島駅まで運ぶ小松島線の始発の駅。
小松島港駅を出た汽車は踏切ひとつ越えたところで
再び停車する。小松島駅である。

港の乗降客の小松島港駅に対し
小松島駅(通称本駅)はまちの人たちの駅である。
本駅前には、京阪神航路の待合室があり
鹿鳴館時代のような瀟洒なデザインから
ハイカラ館と呼ばれていた。大正時代のことである。
昭和9年には新港が完成すると発着場も移動し
昭和50年頃には幽霊屋敷と呼ばれていた。
(昭和56年の不審火で焼失)

整理すると、
神田瀬川河口の藍場の浜にあった京阪神航路の発着場を旧港、
昭和になって開港し現在も港として使われている新港という。
旧港にあったのが本駅。
新港にあったのが港駅という位置づけでもある。

本駅と港駅の間はわずか数十メートル。
駅が設けられた理由は、
航路の乗降客用の港駅と
まちの乗降客用の本駅では
まちの構造からアクセスが異なるためである。
(広大な列車基地によって遮断されている)

いまのたぬき広場の辺りに踏切があり
列車が行き交うたびに
踏切脇の詰め所にいる国鉄の職員が手動で踏切を上下させた。
そういえば、徳島バスも運転手とは別に車掌が乗り込み
札を入れていた。
そのような時代、阿波池田行きの普通列車が
哲朗とメーテルが乗り込むようなえんじ色の客車を10両以上も連結して
汽笛を鳴らして高度経済成長期の踏切を横切っていった。

→ 日本一短かった小松島線
http://niki.main.jp/komaline/index.html
http://niki.main.jp/komaline/sayo_b/sayo5b.jpeg

港にはちくわ売りの名物おばちゃんがいて
小松島名産の竹ちくわを売って歩いた。
ホタルの光が流れるなか交わされる紙テープを握りつつ、
船は港を離れ、日の峰や小神子が小さくなると
四国を離れるんだという思いがこみ上げてきた。

線路沿いには石炭の貯蔵場所があり、
せみしぐれの早朝のムラサキツユクサやイタドリに
滴が光っていたのを覚えている。
ヒマワリや朝顔とともにツユクサに郷愁を覚えるのは
おぼろげな幼少時の記憶があるからと気づいた。

夏も終わりになれば、線路沿いの草むらには
コオロギやショウジョウバッタ、トノサマバッタ、オンブバッタの天国となる。
半ズボンとランニングで皮膚をぼりぼりかきながら
虫を追いかけていた。

いまは綺麗な公園が整備されているが、
管理されていて
あの頃のようなときめきは覚えない。

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小松島にあるもの。

子どもの頃の朝食には
パン粉を付けてカレー風味のように揚げた
魚のすり身が定番だった。
地元では単に「カツ」と呼ぶが、
市外の人にはフィッシュカツと説明している。
(肉の揚げ物と間違われないため)
包丁で食べやすい大きさに切ってそのままつまむ。
酒の肴にもなる。

朝の2時頃から機械の回る音が聞こえてくるのは
小松島の港町方面から。
竹ちくわをつくる作業場から音の風景が響いている。

和田島で取れるシラスのチリメンも有名だ。
ハモやボウゼ、アシアカエビなどとともに
紀伊水道の幸を水揚げする漁師町であり
四国の東玄関でもあった小松島。

横須の松原には京阪神からの海水浴客で賑わったという。
わざわざ航路でやってきて海水浴を四国で楽しむというのは
リゾートだったのだろう。
近くには弁財天を祭った岩があり
遠浅の砂浜でゆったりと過ごす一日はバカンス。

やまももは県の木。
日本のヤマモモの7割は徳島産であり
その大半は小松島であるから
小松島は全国最大の産地かもしれない。
先見の明を持って果敢にやまももに取り組んだのは
祖父の兄である。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=15467

ジブリアニメの「平成狸合戦ぽんぽこ」の金長は
小松島の金長たぬきの6代目という設定。

ハレルヤ製菓の金長まんじゅうも金長たぬきにちなんだもの。
うちの近所にハレルヤの本店があり
トルテのケーキとともにハレルヤのアップルパイが
年に数回のハレの日のおやつであった。

ほかにもいろいろあるけれど、
全国的に知られるものがいくつもある。
ほかのまちだって同じだろう。
あるものを探せばきっと見つかる(あるのだから)。

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きょうはまちなかの旧家を改造したカフェにやってきた。
小松島のまちの構造は
小松島駅(旧港)から放射状に広がっている。
一条通、二条通、三条通、四条通、五条通、六条通。
なかでも賑わったのが二条通である。
駅前には数軒の旅館があり
ハレルヤ本店、洋食堂コトブキ、映画館、書店と続く。
かつての本駅から歩いて1分ぐらいの二条通に
そのカフェはある。

以前にも有志が家屋の修理と庭の整備を行い
古民家カフェをやっていたのだけれど
新たに日替わりの料理人を配置して
大正館なつ家として生まれ変わった。
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現在の定番メニューは
小松島名物のちりめんをふんだんに使ったしらすかま揚げ丼
和田島チリメンの網元から直送してもらっているとか。
東京方面(江ノ島か?)からやってきた人が注文された丼を見て
これで550円?と眼を丸くしたという。

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(フジX-E2+XF14mmF2.8 R、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS、XF35mmF1.4 R)

小松島のまちは子どもにとって天国のような場所であった。
しかし、客船航路は廃止され、小松島線もなくなり
時系列でいえば、小松島は四国でもっとも寂れたまちである。
けれど、まだ何かやれることがあるのではないか。
市民の一人ひとりにその思いと覚悟があれば。

posted by 平井 吉信 at 16:06| Comment(0) | まちめぐり