2018年02月17日

高知県 観光コンテンツのつくりこみがえいけん


JRで高知駅に着いたところで北口で高知県庁のIさんに拾っていただいて
県西部の自治体へと向かうある日。

すれちがう電車が謝っている。
「ごめん」
いえいえ、これは行き先「後免」を表す。
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オムライスで有名な日高村のラッピングが施されている。
目立たないところに文字が書いてある。
「オムライスをフーフーする顔は、キス顔に似ているらしい」
「気になるあの娘と、日高村」と書いてある。
ところが上のほうに小さく
「こんなに宣伝しゆうけんど、この電車、日高村、いかんきね」
おもしろい。
(ぼくもあの娘と行きたいな)

自治体の職員の方もおもしろい。
というか、熱心。
Iさんもそう。
そこまでやるんかいな、と感心するきに。
(変な高知弁、ごめん)

「芋けんぴは、越智と窪川と日高ではどれがおいしいですか?」
「○○」
(そうですね、ぼくも同じ答えです)
「日高村のオムライスは?」
「○○」
(なるほど、予想していました)
と話が車中で弾むうちにだいぶ西に進んできて昼に。
「食事はどこでしますか?」
Iさんと意見が一致して、あぐり窪川で。
(いつも笑顔でてきぱきとした女性のスタッフがいるのだ)

県職員のIさんは四万十ポークの丼で
ぼくは四万十ポークのトンカツで。
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食事のあと、町役場でIさんの同僚の県職員の方々と合流。
立派な四万十ヒノキの柱が印象的な真新しい庁舎。
これから町幹部の方々に説明と意見交換を行うところ。
(きょうは助っ人ということで呼ばれている)


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仕事も終わって高知駅で数少ない徳島連絡の「南風」待ち。
とさてらすに寄ってみよう。

高知県のそれぞれの市町村の名物が人形で表現されている。
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22世紀になっても龍馬で引っ張るやろね
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室戸はこころのふるさとのようなところ
(ぼくにとっては奈良県の明日香村と室戸かな)
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そろそろ、ジョンマン(ジョン万次郎)を大河で取り上げてもえいのとちがう?
土佐清水のみなさま、ジョンマンをざまにえいと思うちょりますけん。
いっちきちもんちきち。
じゃっと、きょうびは西郷どんやけんおんなじ時代はちいとむずかしいぜよ。
(高知の人は使わんけど全国の人はこれが高知弁とおもうちゅう言葉。中村も宿毛もはいっちょりますけん)
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観光パンフレットも見慣れんのんをもろてきちゅうがよ
(変な高知弁、ごめんなはり)
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そんななかで目がとまったのは
いの町公式観光ガイドブック「ふわふわ」。
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表紙は人力飛行船に乗る男の子と女の子が
仁淀川下流の国道と鉄橋の上を飛びゆうところ。
これがまたえい。

俯瞰によるパステルタッチのやさしいイラストは手に取ってみたくなる。
(まず、ここでしょ。ガイドブックに何を載せるかではなく、どのように手に取ってもらえるかでしょ。そこから勝負が始まっている)
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Web上ではこちら

しかもこのガイドブック、見る人がみれば作り手の愛情と思いが見えてくる。

写真のトーンをほぼ揃えてある。
しかも観光パンフにありがちなPLフィルターでコントラストを強調、
もしくは彩度を上げたよそゆきの風景写真にしていない。
コントラスト抑えめ、彩度やや抑えめ、露出+1EV程度、
色温度4000〜4800程度で透明感のあるふわっとした絵に統一している。
(Instagramで女性が好みそうな絵づくり)
光沢紙だが純白でなく、やや生成りに近づけている。
当然だがイラストと写真のトーン(世界観)を揃えてあるのだ。

瓶ケ森林道(UFOライン)の紹介はドローンの空撮である。
これもイラストの世界観の延長線上ですっと入ってくる。
この林道は四国の林道でもっとも眺めがいいところを走っている。

驚いたのは「仁淀川さんぽ」の頁で
吉野川源流の「白猪谷」(しらいだに)が掲載されていること。
(白猪谷を紹介している観光パンフレットは見たことない)
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いかに安居渓谷が仁淀ブルーで売り出そうと
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三嶺南面の上韮生川が原始の森の渓流のたたずまいを持っていても
かつて一世を風靡した面河渓を持ってしても
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(つまりは四国の川の源流をくまなく見てきたぼくの目にも)
白猪谷の深い空色は別天地。
(人に教えたくないほんとうの穴場)
しかも吉野川源流をたどる散策の愉しみ。
川そのものがルビーのような光を宿している。
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ガイドブックでは「水は宝石のような美しい色彩を放つ」とやや常套句だが
コンテンツをつくる際に一度は足を運んだのではと思わせる。

近いうちにいの町を訪れてこのガイドブックのつくられた背景や
作り手のことを尋ねてみようと思う。

仕事ではまた数日以内に高知県西部の別の自治体へ行くけれど
あたたかくなれば、仕事でなく高知県西部をまわってみよう。
このエリアには、県外の人も県内の人も知らない穴場がたくさんあるのだ。
タグ:高知
posted by 平井 吉信 at 23:31| Comment(0) | まちめぐり

2017年12月02日

何世紀になっても…


帰ってくるあなたが、最高のプレゼント(1988年)

ジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです(1989年)

会えなかった時間を今夜取り戻したいのです(1992年)

何世紀になっても会おうね(2000年)

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JR東海の「クリスマスエクスプレス」でした。
posted by 平井 吉信 at 12:59| Comment(0) | まちめぐり

2017年10月27日

暮れなずむ松山市駅 空もまちも七色変化


松山へはJRだと大回りになるため高速バスを使う。
松山I.Cを降りてバスは外環状線を西へ走り出した。
(どうしたのだろう?と下車後にわかったのは新たな停留所ができたため、コースが変わったとのこと)
外環状と並行して重信川が走る。
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坊っちゃんスタジアムが右手に見える。
でも市の中心部(大街道、松山市駅周辺)へは大回りになったように感じる。
(大街道で降りるつもりだったが、大街道が終点となってしまったことで時間がかかるため、市駅で降りて歩くことにした。このコース変更は、従来からの利用者に受け容れられるだろうか?)

まろでそばを食べて市駅方面へ歩き出す
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一句ひねってください
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地元の青果事業所の直営ジューススタンド。みかんの王国だから。
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仕事を終えて市駅へ向かう途中で夕暮れとなった。
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高島屋の観覧車の左に上限の月。
上限の月を見るのも久しぶり。
(どこかの歌詞にあったような)
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市駅前に色彩をまとって夕暮れがやってきた。
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松山市駅は、通勤通学、買い物、塾通いの人たちが
路面電車(市街地の道路を走る)、郊外電車(線路を走る)、
路線バス、高速バス、タクシー、車、自転車が交錯する交通の結節点なのだ。


タグ:松山
posted by 平井 吉信 at 22:26| Comment(0) | まちめぐり

2017年10月24日

高知の帯屋町筋 快晴の昼から黄昏のはりまや橋まで


土佐の高知のはりまや橋で♪とうたいたくなるような秋晴れ。
台風の父や母、兄や妹など台風一家が去ったあとの快晴。
(と小学生の頃は思っていた)
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はりまや橋商店街では百円商店街をやりよう。
日本初の木造アーケードがランドマーク。
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大丸南口に向けて川沿いを移動。
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帯屋町では、チェントロができて
来年7月に図書館ができるということでますます賑わう。
この人出をどう回遊させるか。
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高知県庁は建物からおもてなしのオーラが出ちゅう。
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さてと高知市内での仕事を終えて(日帰りなのだけど)、
ひろめで(高知市帯屋町筋にあるひろめ市場のこと)小腹に入れるものを。
ぐるっと回って、たたき丼を(本池澤)
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バール・バッフォーネが開くまで待ってもよかったけれど。
(これは前回来たとき)
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代わりにてんこすで、ダバダ火振を見つけて購入。
(高知で有名な栗焼酎。以前は四万十川遊びの折に大正町の蔵元まで買いに行っていた)


だんだんまちも暮れていきゆうね
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これからがこのまちの活気が出る時刻。
南国土佐をあとにして、ぼくは足早に家路を急ぐ。
posted by 平井 吉信 at 23:49| Comment(0) | まちめぐり

2017年07月07日

道後温泉本館 束の間の坊ちゃん


ひなびた温泉宿が好きで各地を訪ねるけれど
まちのなかにありながら
道後温泉本館を見ると気分が上がっていく。
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この日も中国、台湾からの人が多かった。
宮ア駿は中国でも人気があるので
千と千尋(中国でもっとも人気のあるジブリ作品)から
道後温泉を連想する人も少なくないのだろう。
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道後は行政が中心となって観光振興に力を入れている。
ここにも「坂の上の雲」を追いかけた人がいた。
伊佐庭如矢の名を知らない人は松山にはいない。

本館の温泉に入ったのはいつだったか覚えていない。
建物を外から見ただけで満足して帰っていくのだ。
もし入るのなら「霊の湯3階個室」にする。
観光で来たらそれ以外の選択肢はないでしょう。
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坊ちゃんといえば、坊ちゃん列車。
乗っている乗務員は1人何役もこなす。
運転や改札、観光案内、観光客の写真に収まったり。
でも力仕事として列車を押したり向きを変えたり。
(手動でやっていることに観光客は驚いてシャッターを切る)
そこに感動があるよね。
まさか、こんなことまでしているなんて―。
毎日、汗と笑顔で任務に当たっている。
(もう顔を覚えてしまった)
誇りを持って仕事をしているから
観光客も笑顔になる。
それでいい。


坊ちゃんといえば団子。
道後温泉でしか買えないつぼやで。
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みやげものとは違う。
もし四国の銘菓を競い合ったら上位は愛媛勢が入賞するだろう。
これもそう。
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(もう一度言うけれどみやげものとは違う)

坊ちゃんといえば温泉本館。
路傍の石がここに集まって
それぞれの人生の刹那を映す。
湯船で出会う人も然り。
親近感を覚え、声をかける。
返事がある。
それだけのこと、それだけで旅。
(旅ではなかったけれど)
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ここは松山、道後温泉。
坊ちゃんの道後温泉。
一期一会の道後温泉。
タグ:松山
posted by 平井 吉信 at 22:30| Comment(0) | まちめぐり