2018年09月15日

「星で望遠鏡を楽しむ」天体望遠鏡博物館(香川県さぬき市多和)もっと知って欲しい  星空から子どもを科学へと誘う夢の場所


引田のうどん店に立ち寄ったあと、長尾街道を経由して脇町へと抜ける道中のこと。
東讃の内陸部(長尾街道より南)はあまり通る機会がなかった。
香川県はどこを通っても道路が充実している。
大窪寺への分岐点を過ぎれば塩江からの国道193号を合流するようだ。
四国巡礼の結願の寺、大窪寺へはまだ行ったことがない。
いったん分岐を過ぎたが引き返して左折すると、
天体望遠鏡博物館」の標識。

中学の頃、天文学者になりたかった。
家には現役の高橋製作所の名機10センチ反射赤道儀がある。

「星夜と夢世界のかけはし 高橋製作所の10センチ反射赤道儀1型」
http://soratoumi.sblo.jp/article/103820382.html

旧長尾町(現さぬき市)の多和地区の小学校校舎に
全国の公設私設の天文台や個人が使っていた望遠鏡を収蔵している全国で唯一の施設のようだ。
自治体の方針で観測施設が閉鎖されたり
故人となられた家族が愛用していた望遠鏡などが廃棄されることがある。
そのような望遠鏡を救出して展示、場合によっては再活用しているのがこの施設。
週末のみの開館でそれもボランティアスタッフで運営されているという。
(入場料300円)
天体望遠鏡博物館 http://www.telescope-museum.com/
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公設天文台などの望遠鏡が並ぶ1階メイン展示場
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法月技研の60センチフォーク式反射赤道儀。口径だけでいえば収蔵品のなかで最大。
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ニュートン・カセグレン焦点切り替えの40センチ反射
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昭和初期に京都の花山天文台で使われたカルヴァ望遠鏡
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日本に3台しかないとされるユニトロン(口径155mm F16)
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ミカゲ光機の35センチ反射
アマチュア天文家で校長をされていた方からの寄贈だという
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五藤工学の15センチアクロマート屈折赤道儀。
うちの中学には五藤工学の20センチ屈折があり
M42を見たときのあまりのまぶしさ(20センチの集光力!)に驚いた。
土星のカシニの空隙も忘れられない(土星の輪の隙間)。
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口径とはレンズ、反射鏡の有効径。Fは焦点距離に対する口径比のこと。
反射望遠鏡は鏡で反射した光を一点に集めるので反射して集まった光を観るために別の方向へと導く副鏡が必要となる。アマチュア天文家でも安くて口径の大きな望遠鏡として反射望遠鏡を自作、購入が多かった。天文台級は反射望遠鏡が主流。
屈折望遠鏡はレンズによって光を集めるが、光がレンズを通すと分光作用などを生じて像のふちが滲んだりする。そのためガラス素材を工夫して低分散、異常分散、蛍石などを用いてレンズ枚数も2枚、3枚、4枚と組み合わせて収差を補正する。さらに補正レンズと組み合わせて広視界化したり視野を平坦化したりするなどの合わせ技が可能で近年のアマチュア望遠鏡は屈折式が主流。屈折式は鏡筒が閉じているため気流の影響を受けにくく反射鏡と違って数年ごとのメッキが不要のメンテナンスが容易。それでも口径15センチ以上はレンズの開発が難しくあっても高価である。


アマチュアの憧れであったニコンの屈折赤道儀。
小口径でも高価であった。
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五藤工学のコーナー
五藤工学と西村製作所は当時の日本の天文台やハイアマチュアの機械であった。
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反射望遠鏡といえば西村製作所。曲線を多用した優美なデザイン。
木辺鏡が装着されることが多かった。
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別室ではアマチュア望遠鏡のコーナー。
全盛期には望遠鏡メーカーが日本に数十社あったように思う。
これはそのなかでも高い人気の高橋製作所。ベストセラーのEM-200赤道儀。
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高橋の機材が少ないのは手元に置いておく人が多いせいかも。
(うちの10センチ反射赤道儀も高橋)

これもなつかしいミザールの反射屈折式15センチCX-150型。
http://www.mizar.co.jp/product/view/295
補正レンズを用いて収差を補正しつつ口径比を伸ばしたもの。
鏡筒が軽量なので赤道儀が小さくて済み手頃な価格に設定された。
当時の日本の望遠鏡でも意欲的な設計。
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驚くなかれ現在も販売されている。ただし価格は1/3程度。
http://www.mizar.co.jp/product/view/30
(おそらく部品は日本製ではないだろう)。
でも、会社が健在なのはうれしいことだ。

スライディングルーフの観測室には観測用の機器が並ぶ。
ほら、あのサンダーバードと同じで屋根が電動で動く(少しだけ開けていただいた)
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簡易な構造ながら安価で大口径を得られるドブソニアン。
30センチを分解して持ち運べる。ただし微動装置がないため高倍率は難しい。
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ずらりと並ぶミザールの屈折望遠鏡
廊下に立たされた生徒のようだ。
かつてこの小学校で授業が行われていた日のように。
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アストロ光学の15センチF8.7の反射。
赤道儀がやや華奢(振動に弱い)に見えたが
口径が大きく手頃な価格で人気の望遠鏡だった。
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ほら、これを見て。
ビクセン、アストロ光学、カートン光学、エイコー、ケンコーなど。
当時の天文雑誌には部品を組み立てて望遠鏡を販売していたパノップ光学、
ダウエル、スリービーチがあったな。
天文ガイドや天文と気象の広告がよみがえるよう。
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ペンタックスはもちろんカメラメーカー。
色消しのアポクロマートなど凝ったレンズを使って星夜写真がねらえる。
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西村誠作所のフォーク式経緯台。工業デザインとしての美しさにしびれる。
口径比6ぐらいの鏡を付けて銀河面を広視界アイピースで流してみたくなる。
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ちなみに皇太子さまは、
旭精工の13センチ反射経緯台(アスコスカイホーク130型)をいまもご使用されているようだ。
(絶妙の選択! 機動性と観測回数、取り回しやすさと見え味、しかも高価なものではないが品質感が高い)
星空を流すのにも惑星を見るために
庭やベランダに持ち出すにも堅実かつ実用性の高い機種で
高額な機種ではないが皇太子様のご見識の高さと
ものを大切にされるご様子が伝わってくる。
https://ameblo.jp/ic2177/entry-12355212318.html

倉敷在住の本田實さんは彗星捜索家として知られていた。
その本田さんが彗星捜索に使った屈折望遠鏡。
生涯に12個の彗星を発見された。
不思議なのは奥様のお名前が慧さんという。
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木辺成麿さん。滋賀県の寺の住職だが、反射鏡制作の名人として知られた方。
(成麿とは鏡を磨くために生まれたようなお名前である。先の本田夫人といい不思議だ)
木辺さんの鏡は木辺鏡といわれ、最高の見え味といわれた。
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木辺氏亡き後の名人は苗村敬夫さん。苗村鏡の名で知られた。

九州のアマチュア天文家 星野次郎さん研磨の鏡。
29センチF6.7の反射赤道儀による見事な球状星団の写真は憧れ。
眼視用の口径比のようだが、
当時の星野さんいわく感光剤の感度が上がるという記事を信じて設定されたと記憶している。
星野さんの著作はアマチュアが望遠鏡を自作する際のバイブルとなった。

赤道儀はすでに自動化されていた。
赤経の駆動に用いるウォームホイルを
星の追尾を見ながら摺り合わせて精度を上げていく、という手作業だった。
ピリオディックモーションを消していく気の遠くなる地道な作業だっただろう)

星野次郎さんの20センチ反射赤道儀。
光学系も赤道儀もアマチュアの作とは思えない。
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このような施設が脇町からすぐのさぬき市の山あいにあるとは。
物心両面で有志の志で運営されている。
コンセプトをひとことでいうと、「星で望遠鏡を楽しむ」。
天文台が「望遠鏡で星を楽しむ」施設とすれば、
当博物館は「星で望遠鏡を楽しむ」施設。
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夜が暗かった頃、人々は星空を見て何かを感じた。
季節の移り変わりであったり、
昼間のいざこざが小さなことに思えてきたり。
星空は科学の世界への誘いでもある。
望遠鏡博物館は文化遺産(資産)である望遠鏡を救済するだけではなく
子どもたちに望遠鏡の手作りイベントや観望会イベントを開催している。
望遠鏡の復活整備も行うので収集及び維持保管、修理費用を考えれば
スタッフがボランティアであっても
300円程度の入場料ではとても立ちゆかないだろう。
この日もご説明をいただいたのは
鳴門市から参加されたボランティアの方で
博識かつていねいな説明、収集時のエピソードなどをいただいた。
(ありがとうございます)

クラウドファンディングがつまらない内容の企画に活用されている実態がある反面、
このような意義のある施設が有志によって細々と運営されている。
http://www.telescope-museum.com/sanjyo/

ときの政権のばらまきの目玉施策やら
都道府県知事のパフォーマンス的な予算で
文化施設の管理運営予算は大幅に削減されているという。
文化の果てる国が栄えることはない。
一握りの篤志家が科学振興や文化を伝える活動を行っているのが日本の現状。

追記
全国には中古望遠鏡の専門店があるようだ。
http://reflexions.jp/tenref/orig/2018/04/05/4144/
posted by 平井 吉信 at 18:39| Comment(0) | 趣味

2017年10月22日

特急うずしお N2000・2000系から新型2600系へ   


平成29年12月2日から高徳線のうずしおで一部投入される
新型車両2600系の試運転に遭遇。
JR四国の特急気動車で新型車両が導入されるのは
約30年ぶりとのこと。
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それまでの主力、N2000系と比べて最高速度はやや抑えたが
カーブの走行時の制御に空気バネを採用しているのが特徴。
空気容量と距離から高徳線のみで運用される予定。

高徳線は気動車区間で電化はされていない。
現行のN2000は速度が上がるとディーゼルエンジンの騒音が大きすぎて
デッキでの携帯電話の使用はほとんど聞き取れない。
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そのためマナー違反ではあっても車内で電話を取る乗客は少なくない。
(ぼくは通話はあきらめて下車してからかけ直している)

高徳線では、吉野川の鉄橋での揺れがひどいが、
(それなのに速度はぐんぐん上げるので恐怖感を感じることがある)
佐古近辺の高架区間と牟岐線の文化の森周辺は乗り心地が良い。
線路の規格(公差)か設置精度が違うのではないか。
もしくはコンクリート枕木の効果か?

次世代を期待されながらつなぎの役割かもしれない2600だが、
愛着を感じている。
いつか2600に乗ってみたいものだ。
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高徳線のうずしおでは以下が予定されている。
(すべてのうずしおが2600になるわけではない)
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2009%2025%2001.pdf


タグ:JR
posted by 平井 吉信 at 02:32| Comment(0) | 趣味

2017年06月25日

ほのぼのと明日香村(回想) 初夏になれば吉野の葛餅 


中学の頃に訪れて以降、明日香への思いはずっと続いている。
天武持統陵、高松塚、キトラ、牽牛子塚―。
古墳の文献を読んでは思いをめぐらす。
考古学や文化人類学は大好きだから。

春の石舞台古墳辺りに明日香川沿いを散策。
夏のせみしぐれに甘樫丘(あまかしのおか)から大和三山を眺めた。
秋は明日香川上流を逍遥しながら万葉集をひもとく。
明日よりは 二上山を 弟背と吾が見む―
平城京ナンバーワンの皇子の運命は暗転する。
(大津皇子は誰が見てもプリンスでしょう)
弟を想う恋慕にも似た姉(大伯皇女)の気持ちが滲みてくる。
https://ameblo.jp/naranouchi/entry-11821258347.html
明日香はふるさとのように心に住み着いた。

駅に貼られていた観光ポスター。誘われて明日香へ行ってみた
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こんな表情の石がなぜここにある? 明日香は木訥な語り掛けのオブジェばかりで好き。
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衝撃の壁画が見つかってからどれだけ時間が経っただろう。
高松塚やキトラの壁画は人類の英知をかけて復元保全する義務がある。
大君が葬られた頃を追想しながら歩く明日香路。
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飛ぶ鳥の飛鳥、明日香村。
いにしえ人の思いに触れることは身体中の細胞が共鳴する温もりを感じるはず。
いまの私たちに箴言をもたらしてくれるだろう。
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天河神社は浅見光彦シリーズでも有名になったが
芸能の神様はここにおわす感じがする。
さらに足を伸ばして室生寺や伊賀上野なども。

近所のスーパーで催事販売として売られていた吉野の葛餅。
(がんばれキョーエイすきとくは買って応援している!)
東からの太陽は簾をすり抜けて
ちゃぶ台の葛餅にこぼれた。
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かつて明日香村、吉野を訪れて天川まで足を伸ばした際に
陀羅尼助丸とともに求めたことがある。
みやげもの用と地元でその場で食べるものは違うから
やはり吉野に足を運びたい。
そんなことを思い出して、また明日香へ行きたくなった。
明日香の話はまた今度。
(語り出すと20万文字はしゃべってしまうけど誰も付き合ってくれないでしょ)


posted by 平井 吉信 at 23:04| Comment(0) | 趣味

2016年11月06日

四国と関東の空から俯瞰する西日本


Googleアースがあるじゃないかといわれるけど
飛行機に乗るときは窓際を予約して
飽きることなく外を眺めている。

徳島空港を離陸してまもなく日高川と田辺市
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紀伊半島の山間部を蛇行する川を見ていて飽きることがない
熊野川と熊野本宮大社が見える
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うろこ雲を見ていて飽きることがない
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今度は往路
横浜市南部の臨海部。礒子区の上空から中心部みなとみらいを臨む
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江ノ島
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(江ノ電の車窓のYouTubeではこの映像が美しい。乗ってみたい)
https://www.youtube.com/watch?v=FoA9M8Wobfg

相模川がつくりだす広大な平野。中流の相模原市全域が見えている。
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酒匂川河口
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この日の富士山は全容が見通せた。
飛行機の高度は約6,700メートル(機長説明)
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富士山西側の山麓。新東明高速が富士川を横切る。
その右の河川は、沼川の支流潤井川で田子の浦へ注ぐ。
潤井川右岸には富士フイルムの富士宮工場、
さらにかすんでいる辺りは白糸の滝付近。
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4つの水系が見えている。
右から、富士川と甲府盆地、
その隣が興津川、
画面左寄りが安倍川のわらびの温泉周辺、
左端が大井川の井川ダムではないだろうか。
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矢作川下流を雲が渡っていく
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松坂市の沿岸部へ流れ込む櫛田川河口の澪筋が印象的
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そろそろ徳島空港へ着陸の準備。

(フジX20)

posted by 平井 吉信 at 13:25| Comment(0) | 趣味

2015年12月20日

品川のニコンミュージアムと富士


浜松町界隈で会議を終えたあと、
懇親会に参加して翌朝帰ることになった。
そのまま空港へ行くつもりだったけど、
わずかな時間を見つけて
品川駅から10月に開設されたばかりのニコンミュージアムへ。
京急で羽田空港へ行けることがわかったから。

ニコンといえば、ニコンF。
これに標準レンズNIKKOR50oF2を付けて
星夜写真を撮影していた人がいた。

知人の新聞記者がF3をいつも持っていた。
ジウジアーロが手がけたデザインで
精悍でかっこよく、
このカメラでバリ島を写して
土門拳賞を取った人の写真集なども求めたことがあった。
(「バリ超夢幻界」)

川が好きな友人の写真家はF4を使っていた。

かくもニコンに憧れながら
ニコンの一眼レフは一度も使ったことがなかった。
ミノルタのX700の自由な風が気に入っていたから。
明るく高倍率のファインダーで光と影を見ていたから。
このカメラで縄文を求めて青森へ、
民話を求めて岩手へ、
もののけの屋久島の森へ、
西表のマングローブに、
地球の裏側の広い海を求めて南太平洋へと旅に出た。

そんなこんなでAF時代にはカメラを買うことはなく
ミノルタで約20年通していた(いまも極上の現役)。

ようやくニコンを買えたのは
デジカメ時代になってから(D50)。
600万画素のバランスの取れた機種で
いまでも姪が使っている。

次に購入したのがD7000。
次々と新型機が出て
D7000のようなAPS-C・16メガ機は見えなくなった。

このところ、ニコンは元気がない。
買いたいと思える機種が見当たらない。
用途によるが、画像処理エンジンの世代も加味すると
D810、D750、D7200の三択ではないだろうか。

このなかでD750はもっともバランスが取れた買い得機のように見えて
実はシャッターショック(ミラーショック)が大きいという致命的な欠点がある。
実物に触れたときに、三脚とミラーアップ前提のカメラと判断した。
D810には不満がないが、
データ容量が大きい、カメラも重いなど、山野を駆け巡るには不向き。
となると、消去法でDXフォーマットのD7200となるが、
高画素機を使いたくないこと、ローアングルへの対応、肩液晶の表示の少なさがネックとなっている。

ニコンは、解像度を上げるためには高画素化よりも
シャッターメカニズムの洗練を行っていくことが先決。
そして質実剛健ななかに、使用感というか官能的な感触を向上させて欲しい。
DXフォーマットの広角レンズの充実も望みたい(例えば、DX16oF2など)。

そんなことを思いつつ、ミュージアムを訪れた。
品川駅からの回廊は朝の光に包まれている。
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ニコンミュージアムは品川駅からすぐのところにあった。
著作権の関係で動画は撮影不可だが、展示物の写真は構わない。
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真っ先に行ったのは銀塩時代の一眼レフ。
なかでもFE2はとても実用的で良いと思ってX700と最後まで迷った。
でも、ミノルタの醸し出す自由で南洋的なテイストが優ったのだ。
(これには地元出身の「楽園」写真家の幻影もある)
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ニコンF
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ニコンF3
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ニコンFE2
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黒く落ちた館内で立体感を演出する光に浸る。
そろそろ京急に乗らなければと後にした。

日本の写真機をあたためつつ
羽田空港から南ウイングで徳島に向かう飛行機の機内から
大地に鎮座する富士がまぶしく見えた。
(富士フイルム X20にて)
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三原山と噴火口
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雲を見ていると飽きない
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高い空から地上を見ていると
日本や地球が恋しくなった。
そこで地図帳を買った。
国の名称は変わったけれど
気象や産業なども見ることができる。
買って良かった。

新詳高等地図 (Teikoku’s Atlas)





posted by 平井 吉信 at 14:38| Comment(0) | 趣味

2014年06月25日

宝くじが当たりそうで困る場所


その昔、空から寛永通宝が降臨した土地がある。
ありがたい。
善男善女がおしかける名所となった。
なんでも金運に恵まれるらしい。

ぼくは宝くじを買ったことがない。
買えば当たりそうだから。
(思い切って100円分買ってみようかな)
だって、この風景を見てしまったから。

ここは四国のとある場所。
さて、どこでしょう?

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実は一億円当たってしまって(内緒だけど)
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♩ ♩ 〜 〜 〜

駅のなまえはさまざま。
豊かな感性でつけられた駅もある。

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☆ ☆  ★  ☆ ☆ ☆  ★  ☆

ある夜、目撃したことをぼくは誰にも話していない。
徳島県東部のまちの某市役所が
深夜に出現したイカ大王星人に侵略されていたことを。

なかの職員が
そっくり地球人に擬態した宇宙人に置き換わったことを
誰も知らない。

でも、その恰好がちょんまげなのには驚いた。
きっと参照した
地球人擬態マニュアルのバージョンが古かったのだろう。

住民票を発行する振りをして
連れ去るべきかどうか画策しているかもしれない。

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彼らがやって来た日のことを覚えている。
火星が大接近した2003年だったのだ。
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彼らが生まれたのはM78星雲
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彼らの乗り物は孫悟空がかつて乗っていた
きんと雲なのだ。
おとといも飛んでいるところを見てしまった。
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月には兎がいないことを知ってしまった
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○ ◎ △  ■ ◆

子どもがこんなところでおしっこをしている。
誰か注意をしなきゃ。
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・・・・・・・・・・・・・・
サスペンスの撮影に欠かせないのは崖。
なら、ここはどう?

崖がありすぎてどこから飛び降りるか迷うって?
(確か浅見光彦のシリーズでも使われてような記憶が)
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・・・・・・・・・・・・・・・・
世界のどこかで愛を叫ぶのなら
こんな場所もある。
欄干がなく水面まで近い一本の橋で
いまにも落ちそうな女性を
助ける男性があなただとしたら?
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これは沈下橋だけど
別の場所では潜水橋と呼ぶ。
この場所はクルマもほとんど通らないから
昼寝している青年がいた。
橋の上で寝られる場所ってそんなにないでしょ。
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・・・・・・・・・・・・・・

誰だ?
水のない山の尾根に船を建造してしまったのは?
その名も射手座造船所?
(確かにぼくは射手座だけど)

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そこからさほど遠くないところから
こんな風景が見られる。
景色も美しいが、横顔の女性も美しい。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんでこんなに高床式なの?
ネズミが多い地区なのか?
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¥・・・・・・・・・・・・・・・・

海まであとわずかという川なのにこの水質の良さ。
パラソルの大人が交替で子どもの水遊びを見守る。
忘れられた四国の一角の誰にも言いたくないこの場所で
夏を避ける。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千と千尋の神隠しのあの湯屋はあるのです、たぶん。
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・・・・・・・・・・・・・・・

まだまだ続く、四国クイズ(いつのまにクイズに?)
有名なこの方、そして砂浜。
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太平洋に負けないぐらいまぶしい。
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・・・・・・・・・・・・・・・
四国一の清流のほとりで
野点をたしなむ蝉時雨の夏。
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これらは四国のどこかの光景。
全問正解の人はいないと思うけど
(いたら四国マニア)
きょうはこの辺で。
続きは気が向いたら、ね。




posted by 平井 吉信 at 23:27| Comment(0) | 趣味

2014年02月22日

スーパー軽トラ刑事にファンタジーすーちゃん。啓蟄の虫は赤紫の寝床でうたたね。

列車に揺られて退屈な時間帯?
(本は読まないし、デジタル機器の操作はしたくない)。
そんなときは眼を閉じて空想で遊ぶ。

難事件を解決する刑事は
愛用の軽トラを駆るスーパー軽トラ刑事
狭い道路や急な斜面もなんのその。
広い荷台に秘密兵器を満載。
過給器を取り付けた改造で
韋駄天のごとく駆け抜ける。
日本の道路では向かうところ敵なし。
そんな物語があったらおもしろいかな?

追いかけっこをしていると、現れた小さな女の子。
黄色いセーターを着ているその女の子は、
ファンタジーすーちゃん。
すーちゃんのすの時は「素」。
素直な心でいる人には見える。
ざしきわらしと妖精のため息から生まれた。

ある日すーちゃんが見えなくなる。
そして、すてきな女性に出会った。
女性は、無人島の入江の裏側に露天風呂があって…。
なにやら秘密の物語のよう。

この物語にスーパー軽トラ刑事がからんでいく。

雲が生まれる青空のように
断片的に物語を描いてつながっていく。

もうすぐ啓蟄の季節。
年度末で疲れが溜まっているから
一寸の虫になってみた。
風よけの赤紫の菊に抱かれて
おひさまを全身に浴びる気持ちよさ。

おや、虫なのに大滝詠一を聴くのである。
"陽光が甲羅の中を突き抜ける"

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