2016年12月11日

あの昭和のウイスキーが限定で…教えたくないけど(見ないでね)


「マッサン」の放映が終了して数年、
ウイスキーの市場が静かになった頃、
ブラックニッカの銘柄に1つ加わった。

髭のウイスキーは父が愛飲していた。
(高級品は飲まないのだ)
このブランドもシリーズが多い。
マッサンの放映時に発売された「ブラックニッカ復刻版」を除いて
庶民の味方のウイスキーである。
そのなかで「ブラックニッカ ブレンダーズ スピリット」が
青いボトルで知らぬ間に発売されていた。

地元のディスカウント店の店頭で二千円少々の値付け。
リニューアルされた余市や宮城峡から類推すると
あまり期待値は高くないといったところだが
青いボトルの存在が気になって買ってみた。

もし、著名なソムリエ田崎真珠だったらこの味をどう画くだろう。

龍馬が維新をめざしてまっしぐらに駈けていく路傍で
キンモクセイが一瞬風に吹かれてちぎれた香りと、
東京から徳島の農家に嫁いで三十年、
夫が手塩にかけて育てた鳴門金時を
畑で焼き芋にして妻に手渡したときのこっくりとした甘やかさ、
ミネラルを含む海部川の清冽な水がもっとも澄んだときのまったりとした切れ味、
眉山に向かうロープウェイで現在進行形の恋に浸る若者の永遠の青さと
ノーベル賞を受賞した夢を見た刹那の円熟との乖離を味わう朝に似た余韻は
華やかで重厚でいて麦畑での秘め事のように甘やかで
ときおり見せる伸びやかな舌の滑りを体感すれば
鳴門海峡にもまれて海面に浮かんだ鳴門鯛のような
ためいきがぽっと出るのである。

秘蔵の竹鶴17年、宮城峡12年と比べてみた。
このブルーボトルのウイスキー、現在の価格でも×3〜4の価値。
10年後には×10で価格の末尾に0がひとつ付く。
だって、この味わいは寝る前のひとときを
まばゆい5分に代えてくれるだろうから。
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飲み方は寝る前にカシューナッツをひとくちふたくち、
ワイングラスに入れてそのままで。
余韻を味わったら追い水を。

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ところかわって、とあるCVS711の店頭
(↑店名がわからないように暗号化してみました)
店頭でかけ声が聞かれるかもしれない。
ようこそ、○○へ。 いらっしゃいませ、こんにちは。
(いらっしゃいませ、こんにちは)(唱和)
ニッカウイスキー ブレンダーズスピリットはいかがでしょうか?
(お酒も販売しております、いかがでしょうか)(唱和)
おいしくなったセブンカフェドーナツとセットはいかがでしょうか?
(リニューアルして個装になりました、いかがでしょうか)(唱和)
地域専用出汁を使って味のしみた大根のおでんはいかがでしょうか?
(70円セール中です、いかがでしょうか?)
シアトル系のカフェに負けないおいしい百円コーヒーはいかがでしょうか?
(ケンカを売っていますけど、いかがでしょうか?)
お支払いはナマコカードでいかがでしょうか?
(海の幸、ナマコカードはいかがでしょうか)(唱和)
冬のナマコ、おいしいよ…。え、お呼びでない、お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました(昭和)
(クレイジーキャッツ、シャボン玉ホリデー…昭和の娯楽=文化の品質の高さはどうだろう)

アマゾンhttp://amzn.to/2gy84HM
CSVで買わずに近所の酒屋でどうぞ。

タグ:昭和
posted by 平井 吉信 at 12:13| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年12月04日

徳利はコミュニケーションの道具 秘められた意図がおもしろい


楽しい宴席でおもしろい一コマがあった。
日本酒を徳利から注いでいただいたとき
わざわざ注ぎ口をはずして注ぐ動作に
なにかの意図を感じたのでお尋ねした。
「わざわざ注ぎ口を避けるのですか?」
「注ぎ口からだと縁を切ることになるんです」
注ぎ口は円を切っているという連想である。
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もちろん、どんな注ぎ方をしてもそれで人間関係が壊れることはない。
別の理由があるのかもと感じて
自宅に帰って水を入れて実験してみた。
すると、注ぎ量を調節するには
注ぎ口を使わない方がやりやすいことがわかった。
これは生活の知恵というべきだろう。
しかし徳利に注ぎ口がないと、居座りが悪い気がする。
徳利はデザインと実用性を両立させつつ
意思疎通を円滑に演出する道具なのだ。

ゴリ(四万十川名産で専属の川漁師がいる)
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シオタタキ(中村が発祥の地)
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アオリイカ(冬の風物詩)
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清水サバ(関サバと並ぶサバの雄)
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イシダイ(サザエなどを使って釣る高価な底もの)
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(フジ X20)

数日間で千キロを走り抜けながら
深夜までの仕事が続いた一週間。
良いご縁と語らいの楽しい宴席だった。
みなさまのご多幸をお祈りいたします。
四万十市中村の喜川にて。



タグ:四万十
posted by 平井 吉信 at 11:51| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年10月29日

笑顔と木の香り 渓谷のテラスにて とりの巣カフェ


自分で煎れても専門店に負けないコーヒーが点てられるのだけれど
それでも行きたくなる場所がカフェ(昔なら喫茶店)。
かつては万年筆とノートを持って
阿南の大菩薩峠に通ったもの。
(そこで小説を書いていた)

池のあるカフェもあれば
大正時代の雰囲気を醸すカフェもある。
海が見える丘のカフェもあれば
山懐で若い起業家が信念を持って営むカフェもある。
道の駅の一角で地元の人の出入りが絶えないカフェもあれば
Iターンの人が入江のそばで営むカフェもある。
(いずれもこのブログでご紹介している)
そして今回は…。

風光明媚な吉野川小歩危峡から支流を遡ること10分あまり。
木の建物が周囲に溶け込むようにそのカフェは見えてきた。

銅山川を見下ろす場所にあって
テラスからは川を渡る風が旅人の頬を撫でる。
カフェの楽しみは、
日常のなかの非日常を感性豊かに過ごせること。
特に時間の経過を味わえるといい。

3分で食べられる昼食、コンビニのおにぎり。
ときにカロリーメイトのようなもの。
運転しながらICレコーダーにアイデアを吹き込み
インカムで受ける電話でスケジュールの調整を行い…。

というのが誰かの日常とすると
日本の温泉宿やグランドキャニオンや常夏の島への旅は非日常。
ただし、非日常への場面転換には
移動という日常(ストレス)が付きまとう。
3泊4日の海外旅行が楽しめないのもそれ。
(まとまった時間が取れなくて海外へは20代を最後に行けなくなっている。オープンチケットとミノルタを持って1か月の旅に出たのが最後)


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そのカフェは渓谷を見下ろす景観にあった。
地元ですくっと立っていた樹木が醸し出すさまざまな木のかたち、なりわい。
そこに集う笑顔、さりげない気配りが部屋と一体となって
旅人を心地よく迎えてくれる。

許可をいただいたので写真でご紹介。
見る人がみればわかる、ふんだんに使われている材。
ご実家の山林から伐り出されたと伺った。
木々が山林で過ごした年月と
新たな役割を与えられて折り返す年月。
木にとってもうれしかろう。
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木でできたスピーカーも販売されている。
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ギャラリーではコンサートやアート展が開かれる。
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青い鳥は身近なところにいるのに気付かない。DSCF0296-4-1.jpg

料理が運ばれてきた。
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テーブルの生花は語り掛けてくる
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ふと見上げた天井に森を見る思いがする
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どっしりとした無垢の輝き
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店の顔となっている遠赤外線オイルヒーター
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いつもならカウンターは常連さんが座っているのかも。
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店内には樹木のオブジェが随所に。
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幸福の色がかたちになれば、こんな花になるのかも。
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カフェの名前の由来はこの1枚のタペストリーに。
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店主の大久保冨美さんの笑顔にくつろぐ。
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テラスでいただく食後のコーヒー。
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とりの巣カフェは、
地域の人々が集う場所、地域の外からも訪れたくなる場所、
旧交を温める場所になればとの願いでつくられた。
ここで生まれた人も、初めて訪れる人も
テラスから見下ろす渓谷に
季節によって、感情によって思い思いの色を付けていくデッサン。
どんな景色が見えるか、どんな景色をあなたは彩りますか?
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(写真は10月8日に撮影した小歩危峡のプロジェクションマッピング=未公開写真)
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吉野川小歩危を訪ねたら少し足を伸ばして寄ってみよう。

とりの巣カフェ
http://torinosucafe.com/
https://m.facebook.com/torinosucafe/

posted by 平井 吉信 at 16:18| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年10月08日

四万十物語 いちごようかん 道の駅よって西土佐の宝物


道の駅よって西土佐で購入したものからひとつだけ紹介。
地元の特産品のいちごを使ったようかん、という軽い気持ちで買ってみた。

道の駅の特産品には当たり外れが多い。
ネーミングで奇をてらったり
地元の素材を使っているが完成度が低い商品や、
素材はわずかで香料などでごまかしているもの、
パッケージや容器に陳列や実使用での実用性に乏しいもの。

ところが、この商品は長年にわたって作り続けられていた。
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価格は小さいもの(135グラム)が350円と手頃。
食べてみて驚いた。
例えていうなら、いちごジャムを上品なようかんにしたよう。
なにせ、砂糖よりいちごの含有量が多いのである。
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緑茶はもちろん、コーヒーとも相性が良い。
いちごのみずみずしい風味、香りがようかんから立ちこめるようで
いちごの魅力に光を当てて新たな魅力をつくりだしている。

ぼくはこれをつくる人たちの顔が見える気がした。
新鮮な素材をていねいな仕事で、コツコツとつくっておられるのだろう。
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どんな人たちがつくっているのだろう。
また、西土佐へ行く理由が増えた。
posted by 平井 吉信 at 00:21| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年09月29日

新居浜の食の楽しみ


郷土食豊かなキャラメルといえば、鹿児島のセイカ食品。
あのボンタンアメをつくっているところ。
地方の食材を活用したキャラメルで良い食感に仕上げてくれる。

新居浜といえば、別子飴。
いままで場所がわからなかったけれど
仕事で立ち寄る場所の近くだったことが判明。
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かくして閉店の2分前に到着。
おかみさんとお話しをして
別子飴を買った。

完成度が高いといわれる昨今のコンビニのスイーツと比べると
コンビニは甘いけれど飽きやすい。
こちらは上品で滋味ある甘み。
口に含みたくなるのはどうしてだろう?
飽食の時代にあって豊かさを感じるのはこういうとき。
ほんのりじんわりひたひたと。
1個の飴のなかに小宇宙があるよね。
5種類の風味が入った袋は昭和のデザイン。
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別子飴本舗が閉店する時刻に開店するのはこちら。
地元といわず愛媛県内では有名店。
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風味を一定に保つのが難しく、
癖が出やすい魚介出汁の濃厚な風味が売り。
しかし、気持ちよくいただけた。
女性客のひとり客が多いのも特徴のよう。
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名店がずらりと並ぶ新居浜には
立ち寄りたい店があるけれど、また今度。

posted by 平井 吉信 at 23:52| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年09月19日

まだ知らない食の作り手がいることを知って欲しい 徳島の人に(とくしま特選ブランドの可能性)


雨の三連休、県外からの観光客の集まり具合が気になって
阿波おどり会館の物産館「あるでよ徳島」に立ち寄ってみた。
http://tokushima-bussan.com/
ここには、徳島の特産品が集まっている。
他には、徳島阿波おどり空港の3階ショップ、
http://www.tokushima-airport.co.jp/facilities/
松茂のとくとくターミナルなど。
http://toku-toku.com/
それぞれ徳島駅、飛行機、高速バスとそれぞれ公共交通空港の結節点にある。

なかでも阿波おどり会館は、阿波おどりを見られることと相まって
連休中は賑わっていた。
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入口から売場へ向かおうとすると試食が行われている。
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奥には「とくしま特選ブランド」のコーナーがあった。
専門家などの試食などによって選ばれた県内を代表する逸品で
どれをとっても失望する商品はない。
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2016062900071/

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今回はこのなかから買ってみた。

鳴門っ娘(鳳月坊)
鳴門金時を使用した和菓子洋菓子はあまた出ているが、成功例は少ない。
芋を活かせば、菓子であることの必然性が薄れ、
菓子として手をこらせば鳴門金時の必然性が見えなくなる。
そんななかで、納得できたのは多くない。
・神戸アビルテの「鳴門金時パイ」。コンビニ菓子と太刀打ちできる価格でこの水準に仕上げたのは研究熱心な作り手としかいいようがない。
いもくりタルト(プレーン)(南国製菓)。芋は黄金千貫だが、イモと栗の組み合わせをタルト生地が占めている。鳴門金時パイもそうだが、やはり食感の変化がカギとなっている。
・鳴門金時お芋さぶれ「金時のさぶ」(ハタダ製菓)。職場では個装となっていること、サブレに金時風味で手頃という着眼点が独創的。焼き菓子なので日持ちする点も買いやすい。職場みやげというジャンルと自分用のおやつを両立させている。4代目社長も力が入っているようだ。

しかしこれらは徳島県外の商品である。
(県内の菓子メーカー、がんばれ!! ハレルヤイルローザはいい線を行っている)
と感じていたここ数年、
鳴門の鳳月坊から発売されたのが鳴門っ娘
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これは鳴門金時と和三盆の正攻法でつくられたもの。
金時を強引に甘さに引き寄せないのが和三盆の意味。
一歩間違うと、ホシイモになりかねないところでバランスを探った。
ほんものの芋のミニチュアのような外観も受けたが、
それはあくまで装飾的な要素(しかし視覚に訴求する)。
そのイモの皮の部分が食味を引き締めている。
砂糖や蜜の甘さに逃げなかったところが立派。
いま徳島でみやげを買うとしたらこれが一番だろう。
おいしい玉露か、九州のまろやかな緑茶でどうぞ。
(日本語変換が難しい名前は検索で不利というところが惜しい)
http://hohgetsubo.jp/index.html

鳴門ピクルス(花れんこん)
れんこんのピクルスか?と軽く見ない方がいい。
この完成度は細やかな仕上げと作り手の感性に裏打ちされたもの。
これだけの素材を1つの袋(瓶)に凝縮するには
一つひとつの素材を最適化したうえで全体の調和を取る作業が必要。
料亭でもこれだけのものはなかなか出せないのではないか。
食感、風味、それらの変化と組み合わせの妙は根菜たちがつくる小宇宙。
http://www.naruto-mon.jp/corp/hanarenkon/
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なお、地名のついたピクルスでは
同じく地元産の素材を用いて
ていねいに手作りしているのが四万十ピクルス
季節ごとに商品が変わっていくのが特徴。
サンリバー四万十のあるね屋(四万十市中村地区)と
道の駅よって西土佐(四万十市西土佐地区)で入手できる。

夢来(三浦醸造所)
各種マスコミに取材されながら、知る人ぞ知る醸造所。
5代目自らが作付した米を使った20分以上の濃厚な米の風味のみそは
濃厚にして旨味がぎっしり。これを受けるには野菜たっぷりの具だくさんみそが合う。
長年の研究の成果が実った今回の醤油など、
自らの家族のために安心できるおいしさを磨いたもの。
醤油をおかずにご飯が食べたくなるというとわかってもらえるかも。
杜氏の手作りゆえ、量産はできず、手に入れることは難しいもの。
見かけたときに買えるだけ幸せ。
http://miura-jozo.com/

本田麺(本田製麺)
今回は試食販売を行っていた。
半田の産地で独自の麺づくりを行っており、
本田麺と名付けたそうめん、うどんを出品(試食)。
なめらかでのど越しの良さは手延べ乾めんならでは。
うどんは6分ゆで仕様。生麺ではこの風味はつくれない。
(乾めんは保存性がよく、生麺と比べてもおいしさが濃縮されており、家庭に常備しておくのがおすすめ)
全国的に人気の稲庭うどんの雄、佐藤養助商店と比べても
砕ける食感が魅力の佐藤養助商店に対し
噛み応え、のど越し、小麦の旨味で異なる価値を提供している。
これまた生産量が少ないため入手が難しい。
全国でも有数の手延べ乾めんといえるのではないか。
見かけたときに買っておこう。
http://www.hondamen.jp/

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あとは、木頭村のゆず商品(きとうむらの木頭柚子しぼりなど)、
http://kitomura.jp/siyosyo/yuzusibori.html
上勝か相生の番茶(晩茶)
美郷の天野農園の梅干しは塩としそだけで引き算の妙、
同じく美郷の東野リキュール製造場の梅酒「ホーホケキョ」はまちがいなく全国トップレベル。
(研ぎ澄まされた風味で突き抜けた世界観を持つホーホケキョはネーミングが惜しいが、風味は並ぶものがないだろう。ぼくも自分で梅酒をつくるのでわかる。ただし米焼酎35度と蜂蜜、小梅でつくるので、東野さんの売価より材料費が高い。甘みを抑えた透明な風味が売り。といっても売っていないけれど)
美馬市のみまからは辛さのなかの豊潤な旨味がいい
http://www.mimakara.com/
徳島県漁連の海苔製品などがおすすめ。
http://www.tokushimagyoren.or.jp/
本ブログでもたびたび紹介している
和田乃屋本店で滝の焼き餅を味わうこともお忘れなく(館内にも実演販売を行っているが、本店の趣をぜひ味わって欲しいので。ここから歩いていける距離)。


これらを適当に組み合わせると3千円を超え、提携駐車場が無料となる。

徳島が全国一の産地である菌床シイタケで
とびきり旨いものが食べてみたいが、現時点では見当たらない。
丸浅苑のちいたけは個性が光っている)
ホダ木の材質と水分量を減らすことがカギと思うのだが、
水分は質量の水増し効果があるためか減らしにくいのだろう。
(収量と等級が市場原理だが、サイズと収量を捨てて旨味で消費者を啓発していく役割とともに先頭を走る事業所はめざしたい。料亭や弁当店と違って家庭では大きさが揃っていなくてもまったく差し支えないのだ)
しかも水分を減らすと
生シイタケとしても保存性は良くなるように思えるのだが。
さらに決定的なのは流通(消費者の手に届くまでの日数と鮮度)をいかに短縮できるか。
菌床であれ原木であれ、
冷蔵されずに(流通の段階で仲卸などで貯蔵される場合がある)
その日採れたものを食べればシイタケに対する愛が変わってくる。
シイタケは究極の健康食品でもある。定期宅配などで鮮度を確保した
新たなビジネスモデルが考えられる(アイデアを出したのでどなたでもどうぞ)。

牛肉は地域性が出にくいもので
どちらかといえば個別の生産者の個性が地域性に勝る。
牛車の風向や牛の食事、ストレス減少や運動要素など
牛の健康をとことん追い求めて
霜降りとは別の価値の牛肉を食べてみたい。
これまでの脂身旨味至上主義と異なる
立ち位置をめざしてほしい。
時代は進んでいるのに
いまだにパワー食グルメ食の立ち位置では新たな市場は開拓できない。
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何度も書いているけれど、ぼくはグルメではない。
食をつくる人のこと、その思いについて考えをめぐらし、
つくられる環境に思いをはせ、
作り手の世界観と共鳴できたものを紹介したい。
そうしたものを発掘する際に、
とくしま特選ブランドはひとつの参考となる。

自らの思いを、SNSではなく
試食、体験、会話の3種の意思疎通を通じて地道に伝えていこう。
(販促に依存する楽天の通販モデル=胴元一人勝ち=が自社のファンをつくれないように。販促費を無尽蔵に出し続けたい人は楽天で良いが、質の高いファンをつくりたい人は自社サイトで世界観を発信し、決済は決済サイトもしくは無料モールで、新着情報はSNSというのが正解。モンドセレクションなどの権威に頼るのもファンづくりを放棄している。自ら世界観を伝えてファンをつくることが唯一の持続的なビジネスモデル)

阿波おどり会館(3千円以上で1時間提携P無料)、
徳島阿波おどり空港(1時間以内はP無料)とも
単なる県産品の寄せ集めというだけでなく、
それぞれ逸品を独自に発掘し
それらに光を当てようとしている。
観光客向けと思わないよう(ここでしか買えない県内の良い品が多い)、
県内の人こそ県内の商品を買ってみたら?



posted by 平井 吉信 at 00:45| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年07月31日

2016年 梅たちは


美郷で調達してきた小梅(竜峡)、大梅(南高)は
それぞれ、梅酒と梅干しに仕上がろうとしている。

仕事の合間を縫って梅を産地の美郷地区で入手するので
年によっては時期の早い小梅が入手できなかったり
鶯宿と南高梅がこれまた採れる時期が異なるが
そうそう通うわけには行かず、
同じ品種から梅酒と梅干しをつくらざるを得ない。
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それでも産地の採れたてを夜中までかかって仕込むのは
仕上りのときを思えば、しんどいけれども楽しい。

今年の方針は、
小梅(竜峡)の梅干し…当初はしそ漬けにしない予定だった.
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しかし、干して冷蔵庫に保存後に再度しそ漬けして天日干し(2日)。
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小梅(竜峡)の梅酒…熊本の米焼酎(35度)と蜂蜜で仕込み中。
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南高梅(梅干し)… 1か月の塩漬け後にしそ漬け数日(ややしその量が少なく日も短いので色は淡いが、干し後にしそとともに保存。写真は干しの初日3時間経過。
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南高梅(梅酒)… 鶯宿が入手できなかったので南高梅で。泡盛(久米島の久米仙35度)と蜂蜜で仕込み中。

小梅の梅酒が約2か月が経過し、途中で風味を見つつ蜂蜜をつぎ足している。
現時点では透明度のあるキレと香りが持ち味。
美郷の東野リキュール製造場の「ホーホケキョ」にも負けていない。
(梅酒メーカーでこれを飲んでみたら刺激を受けると思う。こんな切り口があったのかと)。
強いていえば、甘みは東野さんが優るが、これはこちらが蜂蜜のためだろう。
(一般的なのと比べれば、それでも甘さは控えめである)
新酒らしい心地よい突き抜け感はすばらしい。
こちらでは、香りとコクのせめぎあいをはかりつつ
梅を引き上げる時期を見極めたい。
(それほど長い時間はかからないだろう)

東野さんの梅酒づくりはマス生産ではなく手作りである。
小さな単位での管理は安定した品質の確保につながる。
手作りであってもPDCAサイクルによるマネジメントのものづくりが
特産品の製造に不可欠であることを証明している。

きょう取り入れた小梅の梅干しは
おやつ代わりにどんどん食べられる。
(もうきょうだけで10個は食べた)
来年は小梅の割合を増やしてみよう。

梅は古からの日本人の知恵。
うまく漬けた梅干しは千年のときを越えるという。
梅とともに夏を乗り切れば、実りの秋が待っている。


タグ: 美郷
posted by 平井 吉信 at 14:41| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

旬の夏野菜 オクラ


春先から夏にかけて毎食使ったトマトはなくなり
代わりにキュウリ、ナス、オクラの時期となった。

旬の野菜はいい。
しばらく続くと少し飽きそうになるけれど
料理法を変えては食卓に載せる。
この日は、1分ぐらいで茹でたオクラを細めに輪切りにして
手製の梅干し(南高梅梅干ししそ漬け 塩分18%仕様 2年もの)の
たっぷりとした梅肉とかつおぶしをからめた。

オクラのねばりは良い作用を持っていることが知られている。
スーパーで野菜を買うことは産直コーナー以外にないが
マルナカで直営農場の朝採れ(採った時間まで書かれている)のオクラが並んでいた。
直感的にこれはうまそう!と買った。
1カゴ198円。
素材としてなかなかよかったよ。
梅風味も食欲をそそった(写真を撮る前に食べてしまった、おお惜しい)
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エアコン要らずを支えているのは旬の野菜たちなのかも。
タグ:
posted by 平井 吉信 at 11:41| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年06月17日

イチロー4257! 毎日変わることなく まちの食堂も


毎日変わることなく日課を過ごし
いつでも動けるように準備をしておく。
わずかな変化を見逃すことなく、たゆまず修正する。

やり過ぎてもやらなくてもその微妙なバランスが崩れるのは、
体内には数百本の骨とそれをつなぐ筋肉があり
それらを制御する伝達系等の流れと
それらの力学を支える体幹があり、
さらに精神が肉体を司るからだ。
(ぼくがナンバ歩きを会得しようとしているのは、ぶれない体幹、ぶれない精神、ひいてはぶれない生き方の秘訣が隠されていると思うから)

理性と感性がなければ
スポーツ選手も大言を吐くウドの大木と化してしまう。
だから現役を辞めてからの人生が一変する。
体育会系のノリの延長で
機能だけを磨いたスポーツ選手は短命に終わるのだ。
(スポーツも仕事も記録や報酬ではなく生き方でしょう)

その積み重ねの上に花開いた数字の重み。
数字はそれ自体よりも
背後にある目に見えないものが大切とイチローは語る。
動体視力+バットコントロール+脚力がイチローのコアコンピタンスであるが
それらを組み合わせて効果を最大限に発揮させ、
しかもそれをできるだけ長く維持させている。
(安打、打率、盗塁、守備での輝かしい成績はその結果に過ぎない)
才能と努力だけではない、生き方の根源がそこにある。
だから、ぼくは共感する。

(スポーツ選手が「自分たちの全力プレーで被災者に勇気を与えられたら…」というコメントを軽く口にする。イチローの生き方には勇気をもらえるが、本人は人に勇気を与えようとはは思ってもいないはず)。

イチローには50歳で4257を越えて欲しい。
記録のためではなく、彼が積みあげてきたもののために。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

場面は変わる。

社会が騒々しくても
日々変わることなく自らの人生を積み重ねている。

まちの小さな食堂もそうだ。
地元の老舗の洋食堂に久しぶりに行った。

磨かれた厨房に立ち、
見た目の洗練や見映えを追求するでもなく
ていねいな下ごしらえと、ていねいな調理。
日々変わることなく、積み重ねていらっしゃる気がする。

本日の日替わり定食(950円)
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コロッケ定食(1000円)
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いずれもみそ汁、ご飯が付いている。
ぼくはいつもとんかつ定食を頼むのだが、きょうは日替わりにした。
ボリュームたっぷりだが、胃袋に吸い込まれていく。
たっぷりのキャベツ、サラダがうれしい。
身体が元気になるランチとして
高齢の母もここに来るのを楽しみにしている。


お多福食堂
定休日:火曜日、土曜日



posted by 平井 吉信 at 13:57| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年06月13日

雨に打たれる人も山野草も ジビエの日曜


四季美谷温泉へ到着。
坂州木頭川(槍戸川)は、雨のしずくを集めて翡翠色。
きょうの目当てはシカ料理を食べること。
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鳥獣害を軽減するためには、
シカを流通に載せる必要がある。
しかし、単純にシカを駆除して食べれば良いというものではなく
そこにはもう一手間二手間をかけなければならない。
その研究の試みが徳島県によってなされている。

(引用)
徳島県では、「徳島県シカ肉・イノシシ肉処理衛生管理ガイドライン」に則した処理加工施設で 適切に処理された、安全・安心なシカ肉等を「阿波地美栄・あわじびえ」と称し、「阿波地美栄・あわじびえ」と県産の食材や調味料等を使用した、地域色豊かな 料理を提供する飲食店を「うまいよ!ジビエ料理店」として認定し、シカ肉等の普及と消費拡大に取り組んでいます。シカ肉等の利活用が進むことで、 鳥獣被害の軽減と地域の活性化を図ります。
http://www.pref.tokushima.jp/chouju/jibie/

四季美谷温泉は、県内でもそのさきがけとして
中田料理長のもと、ジビエ料理を次々と開発している。
温泉に着いたのが14時前。
さっそくジビエ料理を注文。

「西三子」(にしみね)…こんにゃくのカツが付いた健康的なランチ(税込918円)。カツのソースにシカが使われている。女性におすすめ。
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「雲早」(くもそう)…シカ肉のロースのついたランチ。シカ汁もボリュームたっぷりで登山の帰りにも最適(税込1512円)
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こちらも珍味 岩茸のにぎりずし
http://infogshikibidani.blog104.fc2.com/blog-entry-199.html
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/03/2016_14572423565475.html
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四季美谷温泉のメニューの詳しい説明
http://shikibidani-onsen.com/1awajibie.html

徳島からは、国道55号〜県道24号(阿南市南島)〜国道195号〜国道193号で行くと
道幅はすべて二車線で那賀川を伴走しながら快適なドライブが楽しめる。
posted by 平井 吉信 at 16:05| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年06月01日

めぐる季節の贈り物、そのときどきの野菜や果実。小梅ちゃんはすぐに成熟して梅酒と白干しになる


あっという間に終わってしまう小梅の旬だけど
今年は運良く手に入れた。
場所は、いつもの美郷物産館。
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これを、熊本の米焼酎35度と蜂蜜で梅酒に。
残りを塩漬けとする。
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昨年つくった梅酒は残り少なくなってきた。
低気圧で身体のキレが悪いとき、身体に吸い込まれていく。
自然の恵みをこころと身体で受け止めると、それが幸せの前提。




タグ: 美郷
posted by 平井 吉信 at 22:00| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年03月05日

お菓子の店にも春がやってきた


ふと訪れたお店にも春が来ていた。
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店長の気配りの店頭の草花
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いまは鳴門金時を使ったこの焼き菓子がおすすめとのこと。
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協力/ハタダ鴨島店


タグ:菓子
posted by 平井 吉信 at 12:41| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年10月31日

高丸山のブナの森 紅葉


たまには文章を抜きにして写真だけで語ってみてはと考えた。
今回は体調の悪い高齢者を森で散策させるというもので
頂上へは行かない。
その代わり、県内有数のあの平坦なブナの森を満喫しようとするもの。

月ケ谷温泉の対岸の県道では桜が咲いている。
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紅葉との対比がおもしろい。
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山腹から見る高丸山の頂上は紅葉している
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明るい林床はブナの森ならでは。
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しばらくは錦の織物を。
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平坦な森に太陽が差し込めると上を仰ぐ。
この一体感に充実と幸福を感じている。
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少しずつ日が傾いてきた。
今回は、体調を崩している高齢の母を歩かせるのがねらい。
前日は近所すら歩かなかったのに
きょうは起伏のある森の地形を3時間弱歩かせてみた。
コツは、会話ができる速度でゆっくり小幅で歩くこと。
慣れない人は注意してもすぐに平地の足の運びになってしまう。
小幅にすると自ずとナンバ歩きに近づく。すると、何時間でも歩けるはず。

帰宅後、体調が軽くなったとのこと。
高丸山森林セラピー、御代は無料でございます。
生態系を大切にお楽しみくださいませ。

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posted by 平井 吉信 at 14:20| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

坊ちゃんはいまも。松山大街道から道後へ


仕事の帰りの高速バスで2時間ほどある。
まずはまちを歩いてみる。

大街道では、至るところでけん玉やフラダンスなど。
名人芸に知らない人たちも歓声を上げる。
街区が広い大街道ならでは。
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大街道は、松山銀座ともいわれ、戦後すぐに三越が開店した。
そしてこの8月に三越の向かいに新たな複合商業ビルが稼働。
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時代の流れのなかで食の原点を見つめる労研饅頭
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心を動かされたのはまちなかのこの場所。
みんなの広場と書いてある。
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以前は駐車場だったところを、
わざわざ土の公園にしたという松山市の取り組みに共感。
おそらく公園の造成には住民や子どもたちも関わったのではと推察。
まちなかで土に触れる場所がどこのまちもなくなっているのだ。
http://nigiwai-matsuyama.jp/

水の出る井戸もある。
手を洗えるし、
昔の暮らしを知る生きた道具を子どもに触らせることができる。
これも秀逸。

銀天街にある歴史的な縁を持つ休憩場所(圓光寺境内)。
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宿泊したのは8月に開業したホテル
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昼は2日続けて、まろのそば。
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一日数便の坊ちゃん列車が
大街道を経由して松山市駅と道後温泉を結ぶ。
汽笛を鳴らし蒸気を吐く。
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その昔、伊予鉄道開業から間も無い頃(明治21年)から67年間にわたり活躍した蒸気機関車がモデルとなりました。当時は黒煙をもくもくと出しながら、最大で18台で地域と地域を結び、松山市民の足として活躍しました。
(伊予鉄Webサイト http://www.iyotetsu.co.jp/botchan/about/ から)

ロープウェイ街の霧の森菓子工房へ足を運んでみると
人気のあの商品があったので1箱買い求めた。
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おいしさというよりは個性と
旧新宮村の茶葉を売るためという地域の理念が光る。
今回食べて、抹茶粉の風味を以前と比べてやや抑えることで
万人向きに調整したかな?と感じた。
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そうだ、道後へ行ってみよう。
電車で160円(風情を味わいたい人は坊ちゃん列車で)。

終点道後温泉駅を降りると…
「千と千尋」の雰囲気が漂う。
商店街を通り抜けて本館と椿の湯へ到達する。
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海外からの観光客も多く、和のテイストに足を止める。
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元祖坊ちゃん団子を買い求めた(つぼや)。
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坊っちゃん団子は各社から出ているけれど、
この店のやわらかく素朴で滋味豊かな風味は
レール菓子商品とは一線を画すもの。
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山田屋まんじゅうとともに心に余韻を残す。

本館前の広場へ出た。
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この色彩のゆえんは?
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2015年5月1日より「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」開催
http://www.dogo.or.jp/pc/news/1588.php

観光客は迷わず霊の湯をめざそう。
(時間の関係で行けなかったけれど)
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湯浴みする時間はなかったけれど
道後を楽しみ、大街道へと戻り、徳島へ向かうバスに乗り込んだ。

posted by 平井 吉信 at 13:30| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年10月19日

スープカレー 料理はいつも体調を考えて即興でつくる


体調が優れない家人に
食べやすい料理をつくる。
台所にあるものを使い、
そのときの気圧や気温、疲労の原因などによって
食事を変えてみる。
今回は、体温を上げて代謝を良くすることが必要と判断。
そこで、あまりものの根菜類と豚肉を使ってスープカレーをつくることに。

豚肉の塊を鉄のフライパンで表面を焦し、
玉ねぎ、ニンジン、カブラを入れて沸騰させてアクを取り、
ダイスカットのトマトの缶詰を味の基本に据えて
隠し味として刻み生姜を少々と塩だけで煮込む。

サーモスの保温鍋にかけて待つこと数時間。
(火を使わずゆるやかに温度が下がる間に風味が増していく)
崩れることなく、ふんわりと仕上がったスープと具材。
酸味と旨味が濃厚なベーススープができた。
食べる直前にカレーに使うスパイス数種類を加えた。
蜂蜜で調整してできあがり。

ご飯がいくらでも進む感じ。
朝ならパンとともに食べられる。
冷凍しておけばいつでも。

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レシピはないけれど
味を見ながら調整し、
つくったあとで記録しておくいつものやり方。
(再現性はあるけれど、具材とそのとき身体が欲しがるものから考えて調整)

体調の悪かった家人も食欲が進み、体温が上がって元気になったようだ。

posted by 平井 吉信 at 18:13| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年10月10日

日和佐川 南国の初秋に水の楽園たたずむ


快晴の一日になった。
NHKの「さわやか自然百景」で「徳島 日和佐川」が放映される前日、
日和佐川を訪れた。

長さ16.3kmの川でありながら
ダムがないこと、集落が少ないこと、
海と源流域が近いことから
生き物の宝庫となっている。

自然度の高い小さな宝石箱、という点では
四国の清流の白眉だろう。
この川に魅せられて住み着いた人もいる。
川遊びの達人のも終の棲家で日和佐町に住んでいる。

アユの生息密度が高いこの川では
縄張りをつくらず群れをつくって棲んでいると番組のナレーション。
夏といえども友釣り師が入らないのも静けさを保つ原因。
ミネラル水だけが売りなのではなく
生き物を育む生態系が光っている。
今回の番組でも、
上流と下流を行き交うヒラテテナガエビの生態を取り上げている。
全国の清流で時間軸に沿って変化(劣化)していくなかで
この川は化石のように時間が止まっている。

日和佐(美波町)は、全国でも有数の自然資源がある。
海と山が近く、そこを里山として人々が暮らし、清流が流れる。
ウミガメが上陸する砂浜もあれば無人の断崖が続く海岸線もある。
ここには海岸性照葉樹の豊かな森が広がっている。
冬の南阿波サンラインの透明度は想像を絶するぐらいだ。
星がよく見えるので、
流星群の日に京阪神からのクルマで深夜に大渋滞を起こしたこともあれば
私設の天文台に口径60センチの反射赤道儀を自作した人もいる。
(一度見てみたい)

それでも地元は日和佐川を観光資源として売り出すつもりはない。
自然への負荷を考えるとそれが賢明。
売り出しても人は来ないしお金も落ちない。
大多数の人はテーマパークやSCを遊び場所と考えているのだから。

四国巡礼の薬王寺は町内でもっとも人が集まる場所。
その近くにはこれまた賑わう道の駅日和佐がある。
半農半漁という言葉をもじって、半農半ITと称して本社を移転した会社もある。

宝は自分で見つければいい。
それぞれの価値観でテーマパークを選ぶもよし、
里山を選ぶもよし。


写真は、下流から順に並べている。

ツユクサ。少年時代から何度も見とれている。初夏から秋まで長いけれど
ぼくのなかでは夏休みの花。
蝉時雨に打たれ草むらで蚊に刺されながら見ていたので。
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下流域の取水堰。上流をめざす生き物の最初の試練となる
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越えれば翡翠の静水が待っている。
日和佐川は下流でもゆるやかに蛇行する。
曲がることでやさしい表情となる。
曲がり角の内側には河原が形成され
外側では水深が深くなる(水当たりまたは水衝部という)。
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橋の欄干にいた赤とんぼ。距離30センチでも逃げないように近づいた。
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浅瀬に木陰を落とす中流域。
半ズボンを履いて網を持った少年がどこまでも歩いて行けそうな。
川底に水紋を映しながらしずしずと水は流れる。
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(まだ数キロしか行かないのに時間はどんどん経っていく。けれど、心はゆるやか)

ほとんどの人がその存在を知らない潜水橋。
数戸の民家が利用する大切な暮らしの資産。
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潜水橋のたもとに木が番人となって渡る人を見守る
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中流域はすでに山深い流れ
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日和佐川中流域の白眉はここ。
誰が名付けたかくじら岩。
夏場は子どもの飛び込み台となって
勇気と成長を試す。
(実際によじのぼればその巨きさがわかる)
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滝が流れ落ちる。山から落ちてくる滝の水は本流より冷たい。
自然がつくりだす川の庭園。
くじら岩を中心に夏は地元の少年少女の水遊び場となる。
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南国の川らしい水の色。ダムがないから川底が生きている。
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青い橋の下に降りてみる
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横たわるのは日和佐川ブルー
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さらに上流にやってきた。
静かだ。
鳥の声とせせらぎしか聞こえない静寂のとき
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萌える緑が親和性を感じて水に自らの姿を映す。
誰にも見られてはいけないのに。
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水辺に星のような花がひっそりと咲いている
たぶん、誰にも見られたことがない
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最後は動画で。






日和佐川は寡黙であるけれど
自然は饒舌に語り掛ける。
「自分の川」って、誰にとってもひとつやふたつはあるもの。
特に南四国には。
posted by 平井 吉信 at 15:10| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年09月30日

8月に産声を上げたカフェ 新居浜にて


それは偶然見つけた。
といっても、ここへ辿り着くのはなかなか難しい。
決してわかりやすい場所ではないし、
運転が苦手な人は離合に苦労するだろう。

それでも第六感が働いた。
たまたまであって、何の作為もないのだけれど。
(山野草に巡り会うときもそうなのだけれど、この辺りでは?と思って見回すと、そこにある)

古民家を改修した和のテイストを活かしたカフェに辿り着いた。
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店内はすでに女性客でいっぱい。
名前を書いてしばらく待ってから着席(男性の1人客はぼくだけ。でも気にしない)。
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ランチが運ばれてきました。
きのこソースのハンバーグ。
(いいですね)
地元の野菜を多く使っているとか。
(でも、この時期、地元の野菜の確保が大変でしょう。久万高原のような標高が高いところでないと)
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コーヒーもいただいた。
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「どちらから来られましたか? どこから情報を?」
「徳島から来ました」
帰りに店主(女性)の方とお話をして驚いた。
なんと、これから訪問する相手先と関係のある人であった。
クラシックの気取らないコンサートもおやりになっているとか。

挑戦、そして船出、おめでとうございます。
この先、良いことも苦しいこともあるでしょうけれど、
きっと乗り越えられますよ。
応援しています、母屋カフェときの屋さん♪


posted by 平井 吉信 at 21:55| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年08月19日

宇宙に浮かぶ太陽のようなイタリアンなラーメンだから


日峰山の北斜面にフィールドアスレチックがある。
仕事の帰りに寄り道して散策。
子どもと本気で遊ぶのが好きで、
ここへも何度か来た。
(遊んでやるのではなく、一緒に遊ぶ、真剣に遊ぶから愉しい)
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木陰の展望台の足元にヤブラン
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ふと思い出した。この近くにラーメン店があったことを。
松山に本店がある店で県内にも支店がある。
噂では意欲的に経営されているように見受ける。
滅多に食べないラーメンだけど、挑戦してみた。
鶏塩が人気らしいが、注文したのはこれ。
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なんでトマトのラーメンなの?
(このブログを見ている人にはおなじみだけれど、生涯に食べるトマトはかなりのもの、という)
トマトが好きだからね、と説明するまでもなく。
(自分でつくるときはトマトを入れているけれど、これはスープがトマトという意欲作)
まるで宇宙空間に浮かぶ太陽なのだ。
真剣勝負の遊びがいい。こうでなくては。
岡本太郎がいたら、
なんだ、これは!と言っただろうね。

いや、悪くないです。
身体が欲しがっているのは汗をかいたからでしょう。
(再度挑戦してみたい)

こちらは一般的な鶏塩。
あっさりと旨味を閉じ込めている。
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オペレーションは、
FCにありがちな「いらっしゃいませ・こんにちは」接客のように見えて
個人店のようなニュアンスを付加していて、ひと味違っている。
受け身で仕事をするか、楽しんで自分から仕切るか。
個人で完結するか、チームで高め合うか。
そんなこともテーマなんだろうね。

みんな、生きていくのに賢明だけど、
そんな人に何かを伝えようとしているんだね。

麺とスープとトッピングと器とおもてなし。
仕事と家庭と趣味と家と愛情、と括ってみる。
ラーメンからこぼれたのは、そんなメッセージだったかも。
(ただし、この風味で癒されることはないけれど)
posted by 平井 吉信 at 23:52| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年07月10日

まちの洋食堂は子どもの憧れ お多福食堂


出張が続き、食事を抜くことが多くなる。
空腹は健康に良いことは知っている。
あえて空腹を楽しむ。
(長寿遺伝子のスイッチが入ることを意識して)

ところが、ところが。
人は満腹を楽しむという習性もある。
ならば、空腹を楽しみ、普段は小食で質の高い食事をして
たまに食べたいものを心ゆくまで食べるというのも悪くない。

小さい頃、近所にあった洋食堂に行くのが楽しみだった。
家族で出かけてそれぞれが好きな料理を頼む。
ぼくは、卵のかかったカレーライス。
(家では卵かけは贅沢なので食べられない)
祖父はビールを発注した。
ただし次のひとことは、
「熱燗で」(あの昔のキリンの苦いビールを!)
(お腹を冷やすといけないと思ったのだろう)
父は祖父に逆らわなかったが、
「おまえも飲め」には逆らったようだ。

近所と言えば、アップルパイを売っていたハレルヤ(本店なのだ)。
金長まんじゅうのハレルヤなのだが、
ハレのお菓子はアップルパイであった。
さくっとした生地と甘酸っぱいりんごの具が夢見心地にさせる。
ハレルヤでは現在もアップルパイを売っているが、
これではないですよ、昔のを再現してください、
と会社の方に申し上げたことがある。

そして、丸新百貨店のお子様ランチのある食堂が
最上位のハレということになるだろう。

とにかく、洋食堂は子どもの憧れだったのだ。

さて、小松島の中心部というと
小松島駅から放射状に伸びる街区のうち
二条通である。
かつて、ハレルヤ本店や洋食堂のコトブキ、書店が2軒、映画館まであった。
この二条通と千歳橋という小松島のメイン通りが交差するところに
お多福食堂があった。

そして、お多福食堂はいまも場所を代えて小松島市内にある。
空腹を満たす洋食なら、やはりここに行きたい。
(帰りにセブンイレブンで100円コーヒーを買って港の風に吹かれるのも良し)

昼と待ちかねて出かけていった。
「とんかつ定食を」
(へへへ…)。
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えっ、何かオチが必要ですか?
そんなこと期待するよりも
お多福食堂へ行ってみたら?

たっぷりの野菜と本格派の肉やハンバーグが
あなたを待っている。
ともかくこのキャベツを見よ!
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それでは、また♪











忘れた頃に続きを…。
(なんだ、このプレイバックパート2のような進行は)
SCのフードコートでは子どもの夢は描けません。
みなさん、わがまちの食堂に足を運びましょうぞ。
(と、書いたところで見る人が少ない、A級マイナーブログですから)





posted by 平井 吉信 at 23:06| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年06月11日

そばとウイスキー つくる人の心を感じて


そばは、食べ飽きないから毎日でも食べたい。
うどんやラーメンだとそうはいかない。
(嗜好というよりは人間の生理的な問題として)

そばは、食品として完璧に近い。
良質のタンパク質を含み、ビタミンB1が豊富。
肝臓の機能を高めるコリン、
血圧を下げるルチン、食物繊維が多く
動脈硬化を防ぐ作用と腸内環境を調えるなど
まさに生活習慣病に対抗する食品である。

痩せた土地に育つそばは農作物としても利用価値が高い。
続日本紀に記述があるように、
日本人が長い年月をかけてそばを育て
そばは、日本人の生命を支えてきたといっても過言ではないだろう。

そばの栄養や機能性の秘密は、胚芽を食べることにある。
(だから玄米を信奉する人も少なくないのだ)
ただし、胚芽の部分には
農薬や放射能が溜まりやすいのではと推測する。

実は、そばの魅力に目覚めたのは大人になってからだ。
もともと関西にはそば文化ががないし、
地元では良質のそばにありつけなかったこともある。

そうめんのおいしさを知ったのも大人になってから。
子どもの頃は、そうめんは嫌いな食べ物の筆頭であった。
というのも、
家では大勢の家族に供するため
大量に茹でた素麺を冷蔵庫にしまっておき
実際に食べる頃には、
麺がからみあい、乾燥してぱさぱさになり
さっぱりおいしくなかったから。

そうめんといえば、どれも同じと思っている人は少なくないだろう。
うちもスーパーで買っていたが、これもそうめん嫌いになった要因。
ところがあるとき、アウトドアのイベントで
河原でそうめんをふるまうことがあって
協賛いただいた製麺所があった。
半田そうめんの産地の家族経営の小さな製麺所である。
この製麺所のそうめんが開眼させた。

半田そうめんは、太めの麺が特徴で「冷や麦」に分類される。
麺ののど越しという点では、細い麺よりも太い麺がおいしい。
そうめんの製法はどこも似たようなものだが
意外にも製麺所の違いは大きい。

数年後、かつてお世話になった製麺所を訪問する機会があった。
社長(イベントに協力いただいたのは社長のご子息)とお話しをするうち、
製麺を始めて今日までの
天候と調合が記されたノートの束を見せていただいたことがあった。
素材の力は毎日違うので微調整が必要。
びっしりと書き込まれた日々の営みが
この風味をつくっていることがわかった。

有名な産地だからおいしいとは限らない。
玉石混淆のインターネットの評判やマーケティングの仕掛けのなかから
ホンモノを見つける楽しみがある。
(賞を取ったなどはマスコミへの仕掛けと思って自分の舌で判断する)

この製麺所、本田麺というブランドでそのおいしさを世に問うている。
なめらかなのど越し、小麦の甘みが素敵だ。
稲庭うどんに負けていない。
その可能性に気付いた人が、
本田麺との共同開発による手延べつけ麺として提供している。
(Channel R55)
まずは、こちらで召し上がってみてはいかがだろう。
(6月9日の四国放送でも放映されたらしい)
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本田麺は、徳島空港で求めるか、インターネットを含む通販を利用するかである。
本田さんは、一家を挙げて地道にコツコツ夢に邁進されている。
叶うといいなといつも願っている。
http://www.hondamen.jp/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そばの話に戻そう。
若い頃からおいしいそばを心おきなく食べられる店に出会っていれば
と悔やまれるが、
ここでも名店=おいしいとは限らないことを知った。

仮に、そばがうまければそれでよしなのだろうか。
(そんな店に限っておいしさを感じない)

日本有数の高いそば粉を使っているとのうんちくの店に行ってみたが
箸を数回運んだだけで止めたくなった。
また、東京の老舗であっても、ぼくの舌はコスト優先を感じた。
(というより、魂が見えなかった)

名店とはもっとさりげない存在。
うんちくをたれることはない。
こだわりを並べることもない。
(食べればわかることを説明しないと伝えられないのは?)
客の食べ方を干渉しない。
笑顔やおもてなしの心、食べてもらえる歓びが伝わってきて
こちらはいただける歓びをお返しする。

徳島県内に理想の店を見つけた。
田園の真っ直中にあって広い駐車場を備える。
およそ、そばの名店の雰囲気をまとっていない。
その店では、
地下深くから汲み上げた吉野川の伏流水をふんだんに使っている。
実は、そばを茹でるのに大量の良質の水を必要とする。
(都心の名店のそばがおいしくないのは水の利がないから)
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そば粉は国産なのは言うまでもないが
高価な設備で残留農薬及び放射能検査を行っている。
(そばは胚芽を食べるのでこれは重要だ)。

しかもここはバリアフリー。それもかたちだけでない。
車椅子を店内にいれることを前提としている。
だから,いつ行っても車椅子のお客様がそばを楽しんでいる。
(通路が広いということは、快適な店内を約束するが、客席数が減少する。あえてそれをやっている)

営業時間は昼のみ。
風味の良い出汁は作り置きはできない。
そばは素材に力があり濃厚な甘みが感じられる。
バランスを取るために、濃厚な出汁が使われているが
コクはあっても後味は澄んでいてそばの香りを邪魔しない。
出汁に使っている食材にもコストの概念がないかのようだ。
社長自らがが毎日食べられるものをと心を砕いているからだろう。
http://www.jikishin-an.com/

観光客相手のそばのレストランのような構えであるが
さりげないホンモノは人の心になにかを残す。
だからこの店にお客が絶えることはない。
お店では良質のそば原料をつかったお菓子も計画中とのことで
(すでに販売されている自家製そばぼーろもおいしい)
http://item.rakuten.co.jp/jikishin-an/c/0000000258/

このお店のことだから、きっとレベルの高いものを手頃な価格で出してくるはず。
目が離せない。

こちらは石鎚山の自噴水「うちぬき」を使っている西条の甲(きのえ)。
西条に出張の際は必ず立ち寄っている。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マッサンの人気でウイスキーが売れている。
いま年代もののウイスキーは
まったく売れなかった時代に仕込んだもの。
だから量が少ない。そのため原酒が枯渇する怖れがある。
円安や大麦の産地の収穫が不安定などの要因もあり
メーカーでは値上げを行ったばかり。

ぼくは、10数年前からニッカの竹鶴12年をひいきにしてきた。
2千円前後ながら、余市と宮城峡の個性あるモルトをバッティングしながら
麦の果実の甘さ、豊潤さ(宮城峡)と
舌を刻むような彫りの深い風味(余市)の饗宴。
(竹鶴12年は、数年前に販売中止となっている)。
酒飲みではないので、山崎12年なども含めて2〜3年かけて味わっていた。

ニッカでは、看板である余市、宮城峡のシングルモルトが販売中止になる、
との噂が聞こえてきた。
国産、スコッチとかの範疇を超えて
自分の舌で比べてみると
世界水準でニッカのウイスキーの良さが際立っていると感じられた。

ふと仕事の帰りに、近所の酒店に立ち寄ってみると、
余市15年、12年、10年、宮城峡15年、12年、竹鶴21年、17年が
きら星のごとく並んでいるではないか。
いまやネットではプレミアム価格が付けられているものを、
(こういうものを買っては増長させてしまうだろう)
父の日特集ということで、お店の努力で確保した在庫を
一斉放出されたのだろう。
しかも値札は正価である。感謝したい。

これは一人でも多くの方が分かち合うべきもので
買い占めや転売はもってのほか。
今後10年はニッカの年代物はいただけないだろう。
そう考えて、宮城峡12年と竹鶴17年を1本ずついただいた。
(宮城峡はまだ味わったことがないため。竹鶴17年は世界一のブレンデッドウイスキーと思うから)
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普段は、スーパーニッカ復刻版やブラックニッカリッチブレンドで良しとして
特別うれしいときに年代物を開栓しよう。
そして、10年をかけていただこう。

グルメは要らない、ブームにも関心はない。
ただ、その後ろにある目には見えない大切なもの。
作り手の心を観じながら生きていたい。

富貴晴美のマッサン -メインテーマ- はいい。
立ち向かう心の葛藤と涙の向こうの歓びをうたうから。
未来は明るいと信じている。
あきらめないよ。そうしないとね。
https://www.youtube.com/watch?v=4MPbK_gph_4





posted by 平井 吉信 at 22:49| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ