2017年07月02日

地元のお菓子(勝浦町 前松堂)を仁淀川の一番茶でいただく 四国の良さって何?

それから数日後、勝浦町の「よってね市」へ出かけた。
1週間で食べきれるかどうかの野菜を買ったけれど
千円でお釣りが300円あった。
家へ帰って30本ぐらい入って90円のシシトウを炒めて食べたら
それだけでごちそうだった。

春の桜が有名な前松堂に立ち寄って
赤飯と和菓子を買って帰った。
可愛い娘さんが上品な笑顔で見送ってくれた。
(ハートマークが点灯しました)

先進のイオンモールもいいけれど、地域の小さな店もいいなと思った。
でも、イオンモールはたくさんの人が支えるのでつぶれないけれど
近所の小さな店は住民が支えることで
これからの暮らしを支えてもらえる。
義理立てて買い物するわけではなく、互恵的な関係を意識しておきたい。

前松堂といえば、店前のこの桜
春が来ると前松堂の桜を思い出す。
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スーパーに並んでいそうな気取らないお菓子
かりんとう饅頭は人気の商品
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2つに割ってみた。
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かりん、という食感と、あんこの妙。
この次は、阿波ういろ豆入りを買ってみよう。

油の多いお菓子なので
仁淀川へ出かけたときに買ってきた「池川一番茶」を飲んでみよう。
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ひとこと言ってもいいですか?
みなさん、茶はティーバッグで入れるのではなく
茶葉を適温で抽出して飲むのが最高のごちそうなんですよ。
無精しないで、茶を飲めば心地よさと健康がついてくるよ(おせっかいでごめん)。
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池川茶業組合
http://niyodogawa-store.com/?mode=grp&gid=795801

池川茶園
仁淀川支流の土居川を眺めながら池川茶や池川茶のスイーツをいただける
http://niyodogawa-store.com/?mode=grp&gid=795800

仁淀川流域は霧の出る地形。西日本でも屈指の条件ではないだろうか。
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いまは仁淀川町だけれど、高知県内では池川町と呼ぶほうがしっくり来る。
この春には池川のひょうたん桜を見たんだ。
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2012年、NHK高知放送局はプロモーションを行った。
それは「仁淀ブルー」。
https://www.attaka.or.jp/info/dtl.php?ID=653
仁淀川でもっとも仁淀川らしいのが幹線道路から離れた鎌井田集落のあたり。
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池川地区を流れる土居川。
商店街の脇にこんな川があるなんて…。
ここは四国の郡上八幡。
(水質は吉田川よりもさらに上だけれど)
このまちはそのうちブレイクすると思うよ。
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仁淀川でもっとも仁淀ブルーの象徴が池川町を流れる支流の土居川(上流は安居渓谷)。
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茶畑は土居川に沿って見られる。
この川の水と霧が茶をつくる。
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四国を好きになるって、どんなことなんだろうね。
posted by 平井 吉信 at 17:39| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年06月25日

県都カフェ物語 静かな感動を味わえること 静かな感動を伝えること


鄙びた場所に立地してSNSで発信しながら
ドライブも兼ねて遠く県外からも集客するカフェ、レストラン、ピザ窯もあるけれど
まちなかのカフェは競合も多い。

特に内装に凝っていない。
外装に至ってはもちろん。
できて2年ばかりということもあって
例の飲食店の口コミサイトにも掲載されていない。
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メニューは2種類のランチのみ。
価格も手頃で850円〜900円。
車も停めることができる。

ところが店内に入ると
リピーターが思い思いに腰を下ろしている。
(さりとてお店とリピーターが会話を交わしている雰囲気はない)

高価なものかどうかはわからないけれど、
華美でない調度品の心配り、
流れている音楽、会話を妨げないその音量、
もちろん紫煙とは無縁。
(飲食店を法律で禁煙にできない国ってなんだろう?)
この店の常連は最初に入店したときから敷居の高さなど微塵も感じなかったはず。
すべてがさりげなく、素っ気なさなど微塵もない控えめな微笑に満ちている。

飲食店は大変である。
どんなに手間をかけても気配りを用いても値頃感(相場)がある。
ぼくは毎年梅酒と梅干しをつくっているけれど
梅酒3本の原材料費(梅、蜂蜜、35度の焼酎もしくは泡盛)は1万円近い。
原価と手間をもとに価格を付ければ少量の瓶で2〜3万円になる。

そして例のつまらぬグルメサイトのコメントで
客の感想がときに店主の心を痛める。

そのようなことは最初から意図していない、
お客様のことを思えばこそ、そうしているのに―。
そんな飲食店の嘆きの声が聞こえてきそうである。
(1億総評論家の時代だからインターネットの情報は信頼できないのだ。そしてまとめサイトやキュレーションサイトがさらに情報の価値を撹乱する)


満足度とは、顧客が期待する成果と
提供される価値のマッチングであるから
相互に理解しなければ(心が通わなければ)不幸だ。

ありとあらゆる人の嗜好に応えるなどできない。
そして当然だけれど、お客様は神様ではない。
(店は客を選び、客は店を選ぶという社会契約が来店である)

ここのお店に入ると
そしてお客様をお迎えする女性店長の慈愛に満ちた表情。
このままテレビドラマになりそうだ。
主演は、いまより少々若い年齢の吉永小百合か松坂慶子あたり。
華があっても品格が楚々と流れているような。
だから、お迎えを受けると
おだやかな気持ちで席に着くことができる。
奥から運ばれてきた料理は一見地味。
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こけおどしの風味や奇をてらった盛りつけの見映えはないから
Instagramに投稿する人は少ないだろう。
しかし一口いただくと、料理をされた方の心に触れる。

素材が口のなかから脳の深いところまでじんわりと広がっていく。
味わいは深くても次の瞬間、舌に残ることはなく消えている。
食事が咽を通らず、外食に気乗りしない体調不良の家人を連れていけば
一心不乱に味わいながら1粒一片として皿に残っていない。
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料理人の技もすばらしい。
旨味の足し算からこの技は生まれない。DSCF8006.jpg

和食の達人がていねいにつくる魂を込めた料理は
さりげなくも切ない。
特に塩の使い方が絶妙である。
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日々の仕事をしずしずと思いを込めてていねいに仕上げるだけ。
そんな心が透けて見える。
(口先だけの政治家を見ていると、市井の人々の至誠が身に染みる)
目標とする売上もなければ、
もっと売れたいという虚栄も感じない。
けれど、いかなるお客もあたたかく迎える覚悟で
店は灯されているように思える。
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不思議に思うのは
どのような力学、思いがあって
この店が存在するのだろう、ということ。
きっと静かで感動的なドラマがあるに違いない。
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これは徳島市内に実在するカフェの話で
何の誇張もしていない。
ただ、お店に入った瞬間から出て行くときまで
店の方もぼくも心の動きを感じあうことができる。

このようなお店なので
店名はお答えしません。
もったいぶっているのではないのです。
このお店に合う人はグルメサイトやSNSと無縁だと思うから。

posted by 平井 吉信 at 17:01| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年04月27日

立川PA 立川そば復活


徳島から高知へ向かう高知道の山中にある立川PAは小さなエリアだけど、
自然度が濃厚でレイアウトが使い勝手がよく
四国のPAのなかでも好きなところ。
ここの立川(たじかわ)そばが目当てで高知出張の際は立ち寄っていたが
数ヶ月前からメニューに乗らなくなった。
(一時、製造を取りやめていたという)
久しぶりに食券に出ているので試してみた。
http://www.kochi-syoku.com/glmet/tachikawa-soba.html

麺はつなぎなしのそば粉100%。
(祖谷そばと似ている)
実は、そば粉には雑菌が多いため、
製粉の段階から菌数管理が重要である。
(製粉まで地元で行っているかいないかは不明)
出汁は以前と違うように感じる。
濁り感のない風味では麺がなじまない。
(もしかして業務用?)。
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別の機会に松山へ出張に行った際、
大街道のまろに立ち寄る。
相変わらず良い出来映え。

たぶん、そばがもっとも好きな食べ物で
次いでカレーかなと思う。
カレーは自分でそのときの気分で風味を変えてつくるけれど
そばは自分で打ったことがない。
やってみたいと思いつつも、時間と道具(場所)を整える機会がなくて。

そばを無心にすすり、目を閉じて味わう昼のひととき。
仕事に向かう足取りを軽くしてくれる。
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夜は、ロープウェイ街の入口のかどやで。DSCF7192-1.jpg

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仕事の後の親しい人との食事でなごめば、明日への活力となる。
タグ:そば 2017
posted by 平井 吉信 at 22:50| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年04月09日

寒い3月のあたたかいラーメン


もう4月があと数時間というのに、高速道路の池田SAは雪景色。
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こんなときはあたたかいラーメンをと、
魚介の出汁をていねいにつくりこんでいるお店へ駆け込む。
たまたまのれんがかかった直後の1番客となった。
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(濃厚魚介らぅ麺 純)
タグ:ラーメン 2017
posted by 平井 吉信 at 00:23| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年03月25日

桜さくら 行き過ぎがたき春の路 いかにか桜餅求めん


勝浦町の和菓子店で桜の精にたぶらかされて
菓子を求め損ねたという物語が数日前のこと。
それが潜在意識にあったのだろう。
通り過ぎようとすれば、散りゆく花びら手水鉢。
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見上げれば桜の枝、それから桜もちの張り紙。
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するりと入れば、本日のおすすめ、とのこと。
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桜ぷりん、も気になるが、
かくしてここに桜餅、煎茶をいそいそと。
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(福屋 盛寿の郷)

彼女はすましてこちらを見つめている。
なんで食べられようか。
文学よりも桜餅―。
(フジ X20)
タグ:菓子 2017
posted by 平井 吉信 at 21:21| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年02月25日

御食国(みけつくに)淡路島で若い力の農業を観る


仕事で淡路島へ行くことになったとある2月の寒い日。
淡路島は丘陵がかった地形が島の中央に横たわり、
それを縦に横に道が走っているから分岐がわかりにくい。
そのため、集落を表示する看板が随所に立っている。
この丘陵を東西に横切って東岸と西岸をつなぐ横断道がある。

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昼間の仕事のあと、夜は意欲的な飲食店にご案内いただいた。
淡路からパスタを全国に発信されている企業のアンテナショップ。
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夕闇に溶けていく海の群青とあたたかい光のたたずまい。
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そして数種類のパスタを赤白のワインとともにいただく。
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きょう初めてお会いした方々とは思えない和やかな雰囲気で食は進んでいく。
(みなさまのご健勝をお祈りいたします)
(Pasta Fresca Dan-Menにて)


その翌日、
地元の方のご案内で中国料理の店に立ち寄る。
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千客万来で中国人と思われる女性がきびきびと接客をしていらっしゃる。
注文したのは冬季限定の酸辣麺(サンラーメン)。
黒酢と豆板醤が血行を良くするとのことで
野外で冷えた身体を温めるために一同注文。

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淡路島の南(南淡)は、玉ねぎと牛、北(北淡)は花卉栽培が盛んとのことで
淡路島の若い生産者の現場を次々と訪れてはお話しを伺っていく。

明石大橋を渡ればそこには消費地が待ち構えている。
典型的な都市近郊農業で付加価値が高く生産者も勉強熱心な方が多い。
だから若い新規就農者が少なくない。

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みなさまのご発展、ご健勝を祈りつつ、伝説の御食国の淡路をあとにした。

(四国へ戻ると38度の熱が出たが、薬は飲まないで翌日には平熱に。念のためのインフルエンザ検査も陰性だった。人に会う旅はこれからも続く。人生が終わるまで)

タグ:ラーメン 2017
posted by 平井 吉信 at 16:45| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年01月29日

スーパーにあらわれた謎のトマト このおいしさは規格外!


これからが旬を迎えるトマトはぼくの大好物。
農園から直接買ってきて、
3kgぐらいをあっという間に食べてしまうこともある。

そんなトマトはスーパーとは縁遠い存在であったと思う。
ところが、直売所(産直市)の野菜やトマトがおいしいかというと
そうは言えないだろう。
集荷量(=売上)だけに目が行く直売所は
そのうち魅力がなくなって売上も低下していく傾向にある。

品質第一を掲げてそれを愚直に実現している直売所は見たことがない。
理念や方針が迷走しているということもあるのだろう。
生産者の高齢化も大きな要因だろう。
かつて売りであった鮮度や価格も直売所優位とは言えなくなっている。
一方で若手が規模を拡大して意欲的につくっている農園もある。
しかしそんなところも量ありきで品質はもうひとつ。
(食への思いが感じられず商売がぎらぎらしていると野菜や果実もそうなっていく)
ここでの品質とは等級や見映えではなく風味をさしている。
そこには農業の持つ構造的な課題があるのではとも考える。
収益を上げることと、品質を確保していくことの両立が難しい。
だから、おいしい野菜や果物は自分でつくっていくしかないと感じる。

そんなことを思うこの頃、スーパーで驚愕のトマトに出会った。
それがこれ。
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1袋257円と安い。
食べてみて驚いた。
ここ数年、これほどのトマトは食べていないと感じる。

消費者は「あまいトマトがいい」というけれど
ぼくは食べたくない。
欲しいのは、鮮烈なまでの酸味と旨味がぎゅっと閉じ込められながら
甘みが絶妙のバランスで追いかけているもの。
おそらく糖度は高い(10ぐらいはありそう)。
とにかく味が濃い。
味の素のような後味が口をかけめぐる。
けれど化学調味料と違って朝の露のごとく消えていく。
酸味はすみずみまで行き渡り
甘みはどこまでも寄り添って
三者の味覚が海となって溶けていく。
土づくりの栄養バランスを前提に
ぎりぎりまで落とす水分調整がうまく行ったのだろう。
(写真を見れば、生産者がトマトを鍛えたことがおわかりになるでしょう)
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おいしい食べ方は、尖ったところをほんの少し落として
お尻から食べること。
縦切り、横切り、さらに包丁の切れ味でもちろん味は変わるが
包丁を使わないでかぶりつくことにとどめをさす。
誰かが止めないと1袋をすべて食べてしまいそうだ。

このトマトは近所のスーパーに売っているもので
量もふんだんに並べられている。
(県東部、県南部だと入手しやすいだろう)

不可解なのは「徳島県産」と書いてあるだけで
産地や生産者の名前が入っていない。
スーパーがどこかの農園に相対で買い付けてPB商品として売っているのだろうか。

このスーパーは徳島ローカルで人件費を抑えて配送センターから各店舗に流通させている。
流行は追いかけずおしゃれ感は皆無だが
固定費がかからないので収益性は高いと見る。

このところ県外資本のスーパーやディスカウント店が小松島にも進出し、連日賑わっている。
それぞれ計画を上回る業績を上げているのではないだろうか。
(地場のスーパー、負けるな)
けれど、ぼくが見て買いたいモノはなかった。

ローカルスーパーは良い農家を発掘、育成し
自店の店頭で生鮮4品+自社惣菜を展開していくことしか生き残りはない。
(香川県の新鮮市場きむらなどはその見事な例ではないだろうか)
そのような力学で切磋琢磨するローカルスーパーと
旧態依然のJA系の直売所では年々差が開いていく。

このトマトがどういう経緯で店頭に並んでいるのかわからないが
おそらく店頭の反応でテストマーケティングを行っているのだろう。
近隣の消費者の反応から顧客の水準をはかりつつ
次の一手を見据えているのかもしれない。
当面、このトマトの売れ行きを見守っていきたい。








タグ:直売所 2017
posted by 平井 吉信 at 13:19| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2017年01月02日

幸福のゆずジャム 幸福に思いをはせる黄金の果実


徳島と高知はゆずの産地であり
鮮度の高いゆずが手頃な価格で入手できる。
いや、それよりもいただく機会が多いだろう。

年末にいただいたゆずで
おいしい果汁入果皮をつくることにした。
木頭ゆずである。

市販のゆずジャムは
保存性を考慮するとともに、
酸味の嫌いな(=というか砂糖が好きな)消費者向けが多く買う気がしない。
果実の面影がない(感動はない)。
求めているのは、
ゆずの鮮烈なまでの酸味と甘みが濃縮されているもの。
それでいて毎日食べたくなること。
突き抜けた個性と普遍性を高度に均衡させたもの。

数時間後…。
おいしい。
おいしい。
(誰が食べてもこの言葉)
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(フジX-E2+XF35mmF1.4 R)

用途は、パンに付けることはなく
紅茶に入れることを想定している。
あるいは蜂蜜を入れて湯割をして飲みたい。
料理であれば、阿波尾鶏の調味料や他の料理の隠し味として
または鴨料理などのたれの材料などとして
ドレッシングなどの素材として。

作り方は以下のとおり。

ゆず 5個
砂糖 150グラム
水 150cc

【手順】
(1)湯こぼしと刻み
・ゆずを水洗いして1/4カットで絞り器(しぼりーな)にかける。
・絞りすぎないのがコツ。絞りすぎるとえぐみが出る。
・果汁をコップで受ける。
・搾りかすのゆず皮から果肉をそぐ。綿を取り過ぎないように。
・ステンレス鍋で湯をわかして(アルミ鍋は使わない)ゆず皮を入れる(沸騰3分)。
・ゆず皮がやわらかくなるので鍋から打ち上げたときに細かく切る。
・2回目の湯で沸騰3分。
・カゴに打ち上げて3回目の湯で3分。
・種を取っておいてティーバッグ(紙製)に入れておく(ペクチンを取り出して粘度を与える)。

(2)煮る
・湯を沸かす(150CC)。
・ゆず皮(5個分で402グラム=水分含む)、ゆず果汁、種子島洗糖150グラム、種の入ったティーバッグを入れて中火で。
・種は最後まで煮込まず5分程度で取り出す。
・煮立ったら灰汁をすくいつつ弱火で(合計10分)。煮すぎると香りが飛んでしまう。

(3)取り出し
・火を止めたらすぐに耐熱ガラス容器に小分けする。
・熱が冷めると蓋をして冷蔵庫に保管。

【重量換算】
・柚子皮5個分(水分含む) 402グラム
・柚子5個分の絞った果汁全部 210cc(200グラム)
・種(茶パックに入る量)適宜
・水 150フラム
・種子島洗糖 150グラム(ハチミツが使いたかったのだが)

つくりかたは現物を見ながら調整していく。
数字は記録しておいて再現できるようにはしてある。
年末から正月にかけては心ゆくまで料理をつくることができて愉しい。
余っている素材を見ながら、体調や食べたい動機を見ながら変幻自在につくってみよう。

ゆず、ゆこうなどの黄金の果実は幸福の色。
酸味の向こうにお金で買えない世界がある。

タグ:2017 ゆこう
posted by 平井 吉信 at 15:53| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年12月11日

あの昭和のウイスキーが限定で…教えたくないけど(見ないでね)


「マッサン」の放映が終了して数年、
ウイスキーの市場が静かになった頃、
ブラックニッカの銘柄に1つ加わった。

髭のウイスキーは父が愛飲していた。
(高級品は飲まないのだ)
このブランドもシリーズが多い。
マッサンの放映時に発売された「ブラックニッカ復刻版」を除いて
庶民の味方のウイスキーである。
そのなかで「ブラックニッカ ブレンダーズ スピリット」が
青いボトルで知らぬ間に発売されていた。

地元のディスカウント店の店頭で二千円少々の値付け。
リニューアルされた余市や宮城峡から類推すると
あまり期待値は高くないといったところだが
青いボトルの存在が気になって買ってみた。

もし、著名なソムリエ田崎真珠だったらこの味をどう画くだろう。

龍馬が維新をめざしてまっしぐらに駈けていく路傍で
キンモクセイが一瞬風に吹かれてちぎれた香りと、
東京から徳島の農家に嫁いで三十年、
夫が手塩にかけて育てた鳴門金時を
畑で焼き芋にして妻に手渡したときのこっくりとした甘やかさ、
ミネラルを含む海部川の清冽な水がもっとも澄んだときのまったりとした切れ味、
眉山に向かうロープウェイで現在進行形の恋に浸る若者の永遠の青さと
ノーベル賞を受賞した夢を見た刹那の円熟との乖離を味わう朝に似た余韻は
華やかで重厚でいて麦畑での秘め事のように甘やかで
ときおり見せる伸びやかな舌の滑りを体感すれば
鳴門海峡にもまれて海面に浮かんだ鳴門鯛のような
ためいきがぽっと出るのである。

秘蔵の竹鶴17年、宮城峡12年と比べてみた。
このブルーボトルのウイスキー、現在の価格でも×3〜4の価値。
10年後には×10で価格の末尾に0がひとつ付く。
だって、この味わいは寝る前のひとときを
まばゆい5分に代えてくれるだろうから。
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飲み方は寝る前にカシューナッツをひとくちふたくち、
ワイングラスに入れてそのままで。
余韻を味わったら追い水を。

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ところかわって、とあるCVS711の店頭
(↑店名がわからないように暗号化してみました)
店頭でかけ声が聞かれるかもしれない。
ようこそ、○○へ。 いらっしゃいませ、こんにちは。
(いらっしゃいませ、こんにちは)(唱和)
ニッカウイスキー ブレンダーズスピリットはいかがでしょうか?
(お酒も販売しております、いかがでしょうか)(唱和)
おいしくなったセブンカフェドーナツとセットはいかがでしょうか?
(リニューアルして個装になりました、いかがでしょうか)(唱和)
地域専用出汁を使って味のしみた大根のおでんはいかがでしょうか?
(70円セール中です、いかがでしょうか?)
シアトル系のカフェに負けないおいしい百円コーヒーはいかがでしょうか?
(ケンカを売っていますけど、いかがでしょうか?)
お支払いはナマコカードでいかがでしょうか?
(海の幸、ナマコカードはいかがでしょうか)(唱和)
冬のナマコ、おいしいよ…。え、お呼びでない、お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました(昭和)
(クレイジーキャッツ、シャボン玉ホリデー…昭和の娯楽=文化の品質の高さはどうだろう)

アマゾンhttp://amzn.to/2gy84HM
CSVで買わずに近所の酒屋でどうぞ。

タグ:昭和
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2016年12月04日

徳利はコミュニケーションの道具 秘められた意図がおもしろい


楽しい宴席でおもしろい一コマがあった。
日本酒を徳利から注いでいただいたとき
わざわざ注ぎ口をはずして注ぐ動作に
なにかの意図を感じたのでお尋ねした。
「わざわざ注ぎ口を避けるのですか?」
「注ぎ口からだと縁を切ることになるんです」
注ぎ口は円を切っているという連想である。
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もちろん、どんな注ぎ方をしてもそれで人間関係が壊れることはない。
別の理由があるのかもと感じて
自宅に帰って水を入れて実験してみた。
すると、注ぎ量を調節するには
注ぎ口を使わない方がやりやすいことがわかった。
これは生活の知恵というべきだろう。
しかし徳利に注ぎ口がないと、居座りが悪い気がする。
徳利はデザインと実用性を両立させつつ
意思疎通を円滑に演出する道具なのだ。

ゴリ(四万十川名産で専属の川漁師がいる)
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シオタタキ(中村が発祥の地)
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アオリイカ(冬の風物詩)
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清水サバ(関サバと並ぶサバの雄)
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イシダイ(サザエなどを使って釣る高価な底もの)
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(フジ X20)

数日間で千キロを走り抜けながら
深夜までの仕事が続いた一週間。
良いご縁と語らいの楽しい宴席だった。
みなさまのご多幸をお祈りいたします。
四万十市中村の喜川にて。



タグ:四万十
posted by 平井 吉信 at 11:51| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年10月29日

笑顔と木の香り 渓谷のテラスにて とりの巣カフェ


自分で煎れても専門店に負けないコーヒーが点てられるのだけれど
それでも行きたくなる場所がカフェ(昔なら喫茶店)。
かつては万年筆とノートを持って
阿南の大菩薩峠に通ったもの。
(そこで小説を書いていた)

池のあるカフェもあれば
大正時代の雰囲気を醸すカフェもある。
海が見える丘のカフェもあれば
山懐で若い起業家が信念を持って営むカフェもある。
道の駅の一角で地元の人の出入りが絶えないカフェもあれば
Iターンの人が入江のそばで営むカフェもある。
(いずれもこのブログでご紹介している)
そして今回は…。

風光明媚な吉野川小歩危峡から支流を遡ること10分あまり。
木の建物が周囲に溶け込むようにそのカフェは見えてきた。

銅山川を見下ろす場所にあって
テラスからは川を渡る風が旅人の頬を撫でる。
カフェの楽しみは、
日常のなかの非日常を感性豊かに過ごせること。
特に時間の経過を味わえるといい。

3分で食べられる昼食、コンビニのおにぎり。
ときにカロリーメイトのようなもの。
運転しながらICレコーダーにアイデアを吹き込み
インカムで受ける電話でスケジュールの調整を行い…。

というのが誰かの日常とすると
日本の温泉宿やグランドキャニオンや常夏の島への旅は非日常。
ただし、非日常への場面転換には
移動という日常(ストレス)が付きまとう。
3泊4日の海外旅行が楽しめないのもそれ。
(まとまった時間が取れなくて海外へは20代を最後に行けなくなっている。オープンチケットとミノルタを持って1か月の旅に出たのが最後)


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  .。'*・☆、。・*:'★     .。・*:'☆
 ☆、。 ・*'★ .。 ・':....*.:'☆        .。・:'*・':'・★

そのカフェは渓谷を見下ろす景観にあった。
地元ですくっと立っていた樹木が醸し出すさまざまな木のかたち、なりわい。
そこに集う笑顔、さりげない気配りが部屋と一体となって
旅人を心地よく迎えてくれる。

許可をいただいたので写真でご紹介。
見る人がみればわかる、ふんだんに使われている材。
ご実家の山林から伐り出されたと伺った。
木々が山林で過ごした年月と
新たな役割を与えられて折り返す年月。
木にとってもうれしかろう。
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木でできたスピーカーも販売されている。
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ギャラリーではコンサートやアート展が開かれる。
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青い鳥は身近なところにいるのに気付かない。DSCF0296-4-1.jpg

料理が運ばれてきた。
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テーブルの生花は語り掛けてくる
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ふと見上げた天井に森を見る思いがする
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どっしりとした無垢の輝き
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店の顔となっている遠赤外線オイルヒーター
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いつもならカウンターは常連さんが座っているのかも。
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店内には樹木のオブジェが随所に。
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幸福の色がかたちになれば、こんな花になるのかも。
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カフェの名前の由来はこの1枚のタペストリーに。
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店主の大久保冨美さんの笑顔にくつろぐ。
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テラスでいただく食後のコーヒー。
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とりの巣カフェは、
地域の人々が集う場所、地域の外からも訪れたくなる場所、
旧交を温める場所になればとの願いでつくられた。
ここで生まれた人も、初めて訪れる人も
テラスから見下ろす渓谷に
季節によって、感情によって思い思いの色を付けていくデッサン。
どんな景色が見えるか、どんな景色をあなたは彩りますか?
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(写真は10月8日に撮影した小歩危峡のプロジェクションマッピング=未公開写真)
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吉野川小歩危を訪ねたら少し足を伸ばして寄ってみよう。

とりの巣カフェ
http://torinosucafe.com/
https://m.facebook.com/torinosucafe/

posted by 平井 吉信 at 16:18| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年10月08日

四万十物語 いちごようかん 道の駅よって西土佐の宝物


道の駅よって西土佐で購入したものからひとつだけ紹介。
地元の特産品のいちごを使ったようかん、という軽い気持ちで買ってみた。

道の駅の特産品には当たり外れが多い。
ネーミングで奇をてらったり
地元の素材を使っているが完成度が低い商品や、
素材はわずかで香料などでごまかしているもの、
パッケージや容器に陳列や実使用での実用性に乏しいもの。

ところが、この商品は長年にわたって作り続けられていた。
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価格は小さいもの(135グラム)が350円と手頃。
食べてみて驚いた。
例えていうなら、いちごジャムを上品なようかんにしたよう。
なにせ、砂糖よりいちごの含有量が多いのである。
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緑茶はもちろん、コーヒーとも相性が良い。
いちごのみずみずしい風味、香りがようかんから立ちこめるようで
いちごの魅力に光を当てて新たな魅力をつくりだしている。

ぼくはこれをつくる人たちの顔が見える気がした。
新鮮な素材をていねいな仕事で、コツコツとつくっておられるのだろう。
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どんな人たちがつくっているのだろう。
また、西土佐へ行く理由が増えた。
posted by 平井 吉信 at 00:21| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年09月29日

新居浜の食の楽しみ


郷土食豊かなキャラメルといえば、鹿児島のセイカ食品。
あのボンタンアメをつくっているところ。
地方の食材を活用したキャラメルで良い食感に仕上げてくれる。

新居浜といえば、別子飴。
いままで場所がわからなかったけれど
仕事で立ち寄る場所の近くだったことが判明。
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かくして閉店の2分前に到着。
おかみさんとお話しをして
別子飴を買った。

完成度が高いといわれる昨今のコンビニのスイーツと比べると
コンビニは甘いけれど飽きやすい。
こちらは上品で滋味ある甘み。
口に含みたくなるのはどうしてだろう?
飽食の時代にあって豊かさを感じるのはこういうとき。
ほんのりじんわりひたひたと。
1個の飴のなかに小宇宙があるよね。
5種類の風味が入った袋は昭和のデザイン。
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別子飴本舗が閉店する時刻に開店するのはこちら。
地元といわず愛媛県内では有名店。
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風味を一定に保つのが難しく、
癖が出やすい魚介出汁の濃厚な風味が売り。
しかし、気持ちよくいただけた。
女性客のひとり客が多いのも特徴のよう。
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名店がずらりと並ぶ新居浜には
立ち寄りたい店があるけれど、また今度。

posted by 平井 吉信 at 23:52| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年09月19日

まだ知らない食の作り手がいることを知って欲しい 徳島の人に(とくしま特選ブランドの可能性)


雨の三連休、県外からの観光客の集まり具合が気になって
阿波おどり会館の物産館「あるでよ徳島」に立ち寄ってみた。
http://tokushima-bussan.com/
ここには、徳島の特産品が集まっている。
他には、徳島阿波おどり空港の3階ショップ、
http://www.tokushima-airport.co.jp/facilities/
松茂のとくとくターミナルなど。
http://toku-toku.com/
それぞれ徳島駅、飛行機、高速バスとそれぞれ公共交通空港の結節点にある。

なかでも阿波おどり会館は、阿波おどりを見られることと相まって
連休中は賑わっていた。
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入口から売場へ向かおうとすると試食が行われている。
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奥には「とくしま特選ブランド」のコーナーがあった。
専門家などの試食などによって選ばれた県内を代表する逸品で
どれをとっても失望する商品はない。
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2016062900071/

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今回はこのなかから買ってみた。

鳴門っ娘(鳳月坊)
鳴門金時を使用した和菓子洋菓子はあまた出ているが、成功例は少ない。
芋を活かせば、菓子であることの必然性が薄れ、
菓子として手をこらせば鳴門金時の必然性が見えなくなる。
そんななかで、納得できたのは多くない。
・神戸アビルテの「鳴門金時パイ」。コンビニ菓子と太刀打ちできる価格でこの水準に仕上げたのは研究熱心な作り手としかいいようがない。
いもくりタルト(プレーン)(南国製菓)。芋は黄金千貫だが、イモと栗の組み合わせをタルト生地が占めている。鳴門金時パイもそうだが、やはり食感の変化がカギとなっている。
・鳴門金時お芋さぶれ「金時のさぶ」(ハタダ製菓)。職場では個装となっていること、サブレに金時風味で手頃という着眼点が独創的。焼き菓子なので日持ちする点も買いやすい。職場みやげというジャンルと自分用のおやつを両立させている。4代目社長も力が入っているようだ。

しかしこれらは徳島県外の商品である。
(県内の菓子メーカー、がんばれ!! ハレルヤイルローザはいい線を行っている)
と感じていたここ数年、
鳴門の鳳月坊から発売されたのが鳴門っ娘
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これは鳴門金時と和三盆の正攻法でつくられたもの。
金時を強引に甘さに引き寄せないのが和三盆の意味。
一歩間違うと、ホシイモになりかねないところでバランスを探った。
ほんものの芋のミニチュアのような外観も受けたが、
それはあくまで装飾的な要素(しかし視覚に訴求する)。
そのイモの皮の部分が食味を引き締めている。
砂糖や蜜の甘さに逃げなかったところが立派。
いま徳島でみやげを買うとしたらこれが一番だろう。
おいしい玉露か、九州のまろやかな緑茶でどうぞ。
(日本語変換が難しい名前は検索で不利というところが惜しい)
http://hohgetsubo.jp/index.html

鳴門ピクルス(花れんこん)
れんこんのピクルスか?と軽く見ない方がいい。
この完成度は細やかな仕上げと作り手の感性に裏打ちされたもの。
これだけの素材を1つの袋(瓶)に凝縮するには
一つひとつの素材を最適化したうえで全体の調和を取る作業が必要。
料亭でもこれだけのものはなかなか出せないのではないか。
食感、風味、それらの変化と組み合わせの妙は根菜たちがつくる小宇宙。
http://www.naruto-mon.jp/corp/hanarenkon/
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なお、地名のついたピクルスでは
同じく地元産の素材を用いて
ていねいに手作りしているのが四万十ピクルス
季節ごとに商品が変わっていくのが特徴。
サンリバー四万十のあるね屋(四万十市中村地区)と
道の駅よって西土佐(四万十市西土佐地区)で入手できる。

夢来(三浦醸造所)
各種マスコミに取材されながら、知る人ぞ知る醸造所。
5代目自らが作付した米を使った20分以上の濃厚な米の風味のみそは
濃厚にして旨味がぎっしり。これを受けるには野菜たっぷりの具だくさんみそが合う。
長年の研究の成果が実った今回の醤油など、
自らの家族のために安心できるおいしさを磨いたもの。
醤油をおかずにご飯が食べたくなるというとわかってもらえるかも。
杜氏の手作りゆえ、量産はできず、手に入れることは難しいもの。
見かけたときに買えるだけ幸せ。
http://miura-jozo.com/

本田麺(本田製麺)
今回は試食販売を行っていた。
半田の産地で独自の麺づくりを行っており、
本田麺と名付けたそうめん、うどんを出品(試食)。
なめらかでのど越しの良さは手延べ乾めんならでは。
うどんは6分ゆで仕様。生麺ではこの風味はつくれない。
(乾めんは保存性がよく、生麺と比べてもおいしさが濃縮されており、家庭に常備しておくのがおすすめ)
全国的に人気の稲庭うどんの雄、佐藤養助商店と比べても
砕ける食感が魅力の佐藤養助商店に対し
噛み応え、のど越し、小麦の旨味で異なる価値を提供している。
これまた生産量が少ないため入手が難しい。
全国でも有数の手延べ乾めんといえるのではないか。
見かけたときに買っておこう。
http://www.hondamen.jp/

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あとは、木頭村のゆず商品(きとうむらの木頭柚子しぼりなど)、
http://kitomura.jp/siyosyo/yuzusibori.html
上勝か相生の番茶(晩茶)
美郷の天野農園の梅干しは塩としそだけで引き算の妙、
同じく美郷の東野リキュール製造場の梅酒「ホーホケキョ」はまちがいなく全国トップレベル。
(研ぎ澄まされた風味で突き抜けた世界観を持つホーホケキョはネーミングが惜しいが、風味は並ぶものがないだろう。ぼくも自分で梅酒をつくるのでわかる。ただし米焼酎35度と蜂蜜、小梅でつくるので、東野さんの売価より材料費が高い。甘みを抑えた透明な風味が売り。といっても売っていないけれど)
美馬市のみまからは辛さのなかの豊潤な旨味がいい
http://www.mimakara.com/
徳島県漁連の海苔製品などがおすすめ。
http://www.tokushimagyoren.or.jp/
本ブログでもたびたび紹介している
和田乃屋本店で滝の焼き餅を味わうこともお忘れなく(館内にも実演販売を行っているが、本店の趣をぜひ味わって欲しいので。ここから歩いていける距離)。


これらを適当に組み合わせると3千円を超え、提携駐車場が無料となる。

徳島が全国一の産地である菌床シイタケで
とびきり旨いものが食べてみたいが、現時点では見当たらない。
丸浅苑のちいたけは個性が光っている)
ホダ木の材質と水分量を減らすことがカギと思うのだが、
水分は質量の水増し効果があるためか減らしにくいのだろう。
(収量と等級が市場原理だが、サイズと収量を捨てて旨味で消費者を啓発していく役割とともに先頭を走る事業所はめざしたい。料亭や弁当店と違って家庭では大きさが揃っていなくてもまったく差し支えないのだ)
しかも水分を減らすと
生シイタケとしても保存性は良くなるように思えるのだが。
さらに決定的なのは流通(消費者の手に届くまでの日数と鮮度)をいかに短縮できるか。
菌床であれ原木であれ、
冷蔵されずに(流通の段階で仲卸などで貯蔵される場合がある)
その日採れたものを食べればシイタケに対する愛が変わってくる。
シイタケは究極の健康食品でもある。定期宅配などで鮮度を確保した
新たなビジネスモデルが考えられる(アイデアを出したのでどなたでもどうぞ)。

牛肉は地域性が出にくいもので
どちらかといえば個別の生産者の個性が地域性に勝る。
牛車の風向や牛の食事、ストレス減少や運動要素など
牛の健康をとことん追い求めて
霜降りとは別の価値の牛肉を食べてみたい。
これまでの脂身旨味至上主義と異なる
立ち位置をめざしてほしい。
時代は進んでいるのに
いまだにパワー食グルメ食の立ち位置では新たな市場は開拓できない。
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何度も書いているけれど、ぼくはグルメではない。
食をつくる人のこと、その思いについて考えをめぐらし、
つくられる環境に思いをはせ、
作り手の世界観と共鳴できたものを紹介したい。
そうしたものを発掘する際に、
とくしま特選ブランドはひとつの参考となる。

自らの思いを、SNSではなく
試食、体験、会話の3種の意思疎通を通じて地道に伝えていこう。
(販促に依存する楽天の通販モデル=胴元一人勝ち=が自社のファンをつくれないように。販促費を無尽蔵に出し続けたい人は楽天で良いが、質の高いファンをつくりたい人は自社サイトで世界観を発信し、決済は決済サイトもしくは無料モールで、新着情報はSNSというのが正解。モンドセレクションなどの権威に頼るのもファンづくりを放棄している。自ら世界観を伝えてファンをつくることが唯一の持続的なビジネスモデル)

阿波おどり会館(3千円以上で1時間提携P無料)、
徳島阿波おどり空港(1時間以内はP無料)とも
単なる県産品の寄せ集めというだけでなく、
それぞれ逸品を独自に発掘し
それらに光を当てようとしている。
観光客向けと思わないよう(ここでしか買えない県内の良い品が多い)、
県内の人こそ県内の商品を買ってみたら?



posted by 平井 吉信 at 00:45| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年07月31日

2016年 梅たちは


美郷で調達してきた小梅(竜峡)、大梅(南高)は
それぞれ、梅酒と梅干しに仕上がろうとしている。

仕事の合間を縫って梅を産地の美郷地区で入手するので
年によっては時期の早い小梅が入手できなかったり
鶯宿と南高梅がこれまた採れる時期が異なるが
そうそう通うわけには行かず、
同じ品種から梅酒と梅干しをつくらざるを得ない。
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それでも産地の採れたてを夜中までかかって仕込むのは
仕上りのときを思えば、しんどいけれども楽しい。

今年の方針は、
小梅(竜峡)の梅干し…当初はしそ漬けにしない予定だった.
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しかし、干して冷蔵庫に保存後に再度しそ漬けして天日干し(2日)。
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小梅(竜峡)の梅酒…熊本の米焼酎(35度)と蜂蜜で仕込み中。
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南高梅(梅干し)… 1か月の塩漬け後にしそ漬け数日(ややしその量が少なく日も短いので色は淡いが、干し後にしそとともに保存。写真は干しの初日3時間経過。
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南高梅(梅酒)… 鶯宿が入手できなかったので南高梅で。泡盛(久米島の久米仙35度)と蜂蜜で仕込み中。

小梅の梅酒が約2か月が経過し、途中で風味を見つつ蜂蜜をつぎ足している。
現時点では透明度のあるキレと香りが持ち味。
美郷の東野リキュール製造場の「ホーホケキョ」にも負けていない。
(梅酒メーカーでこれを飲んでみたら刺激を受けると思う。こんな切り口があったのかと)。
強いていえば、甘みは東野さんが優るが、これはこちらが蜂蜜のためだろう。
(一般的なのと比べれば、それでも甘さは控えめである)
新酒らしい心地よい突き抜け感はすばらしい。
こちらでは、香りとコクのせめぎあいをはかりつつ
梅を引き上げる時期を見極めたい。
(それほど長い時間はかからないだろう)

東野さんの梅酒づくりはマス生産ではなく手作りである。
小さな単位での管理は安定した品質の確保につながる。
手作りであってもPDCAサイクルによるマネジメントのものづくりが
特産品の製造に不可欠であることを証明している。

きょう取り入れた小梅の梅干しは
おやつ代わりにどんどん食べられる。
(もうきょうだけで10個は食べた)
来年は小梅の割合を増やしてみよう。

梅は古からの日本人の知恵。
うまく漬けた梅干しは千年のときを越えるという。
梅とともに夏を乗り切れば、実りの秋が待っている。


タグ: 美郷
posted by 平井 吉信 at 14:41| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

旬の夏野菜 オクラ


春先から夏にかけて毎食使ったトマトはなくなり
代わりにキュウリ、ナス、オクラの時期となった。

旬の野菜はいい。
しばらく続くと少し飽きそうになるけれど
料理法を変えては食卓に載せる。
この日は、1分ぐらいで茹でたオクラを細めに輪切りにして
手製の梅干し(南高梅梅干ししそ漬け 塩分18%仕様 2年もの)の
たっぷりとした梅肉とかつおぶしをからめた。

オクラのねばりは良い作用を持っていることが知られている。
スーパーで野菜を買うことは産直コーナー以外にないが
マルナカで直営農場の朝採れ(採った時間まで書かれている)のオクラが並んでいた。
直感的にこれはうまそう!と買った。
1カゴ198円。
素材としてなかなかよかったよ。
梅風味も食欲をそそった(写真を撮る前に食べてしまった、おお惜しい)
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エアコン要らずを支えているのは旬の野菜たちなのかも。
タグ:
posted by 平井 吉信 at 11:41| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年06月17日

イチロー4257! 毎日変わることなく まちの食堂も


毎日変わることなく日課を過ごし
いつでも動けるように準備をしておく。
わずかな変化を見逃すことなく、たゆまず修正する。

やり過ぎてもやらなくてもその微妙なバランスが崩れるのは、
体内には数百本の骨とそれをつなぐ筋肉があり
それらを制御する伝達系等の流れと
それらの力学を支える体幹があり、
さらに精神が肉体を司るからだ。
(ぼくがナンバ歩きを会得しようとしているのは、ぶれない体幹、ぶれない精神、ひいてはぶれない生き方の秘訣が隠されていると思うから)

理性と感性がなければ
スポーツ選手も大言を吐くウドの大木と化してしまう。
だから現役を辞めてからの人生が一変する。
体育会系のノリの延長で
機能だけを磨いたスポーツ選手は短命に終わるのだ。
(スポーツも仕事も記録や報酬ではなく生き方でしょう)

その積み重ねの上に花開いた数字の重み。
数字はそれ自体よりも
背後にある目に見えないものが大切とイチローは語る。
動体視力+バットコントロール+脚力がイチローのコアコンピタンスであるが
それらを組み合わせて効果を最大限に発揮させ、
しかもそれをできるだけ長く維持させている。
(安打、打率、盗塁、守備での輝かしい成績はその結果に過ぎない)
才能と努力だけではない、生き方の根源がそこにある。
だから、ぼくは共感する。

(スポーツ選手が「自分たちの全力プレーで被災者に勇気を与えられたら…」というコメントを軽く口にする。イチローの生き方には勇気をもらえるが、本人は人に勇気を与えようとはは思ってもいないはず)。

イチローには50歳で4257を越えて欲しい。
記録のためではなく、彼が積みあげてきたもののために。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

場面は変わる。

社会が騒々しくても
日々変わることなく自らの人生を積み重ねている。

まちの小さな食堂もそうだ。
地元の老舗の洋食堂に久しぶりに行った。

磨かれた厨房に立ち、
見た目の洗練や見映えを追求するでもなく
ていねいな下ごしらえと、ていねいな調理。
日々変わることなく、積み重ねていらっしゃる気がする。

本日の日替わり定食(950円)
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コロッケ定食(1000円)
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いずれもみそ汁、ご飯が付いている。
ぼくはいつもとんかつ定食を頼むのだが、きょうは日替わりにした。
ボリュームたっぷりだが、胃袋に吸い込まれていく。
たっぷりのキャベツ、サラダがうれしい。
身体が元気になるランチとして
高齢の母もここに来るのを楽しみにしている。


お多福食堂
定休日:火曜日、土曜日



posted by 平井 吉信 at 13:57| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年06月13日

雨に打たれる人も山野草も ジビエの日曜


四季美谷温泉へ到着。
坂州木頭川(槍戸川)は、雨のしずくを集めて翡翠色。
きょうの目当てはシカ料理を食べること。
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鳥獣害を軽減するためには、
シカを流通に載せる必要がある。
しかし、単純にシカを駆除して食べれば良いというものではなく
そこにはもう一手間二手間をかけなければならない。
その研究の試みが徳島県によってなされている。

(引用)
徳島県では、「徳島県シカ肉・イノシシ肉処理衛生管理ガイドライン」に則した処理加工施設で 適切に処理された、安全・安心なシカ肉等を「阿波地美栄・あわじびえ」と称し、「阿波地美栄・あわじびえ」と県産の食材や調味料等を使用した、地域色豊かな 料理を提供する飲食店を「うまいよ!ジビエ料理店」として認定し、シカ肉等の普及と消費拡大に取り組んでいます。シカ肉等の利活用が進むことで、 鳥獣被害の軽減と地域の活性化を図ります。
http://www.pref.tokushima.jp/chouju/jibie/

四季美谷温泉は、県内でもそのさきがけとして
中田料理長のもと、ジビエ料理を次々と開発している。
温泉に着いたのが14時前。
さっそくジビエ料理を注文。

「西三子」(にしみね)…こんにゃくのカツが付いた健康的なランチ(税込918円)。カツのソースにシカが使われている。女性におすすめ。
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「雲早」(くもそう)…シカ肉のロースのついたランチ。シカ汁もボリュームたっぷりで登山の帰りにも最適(税込1512円)
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こちらも珍味 岩茸のにぎりずし
http://infogshikibidani.blog104.fc2.com/blog-entry-199.html
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/03/2016_14572423565475.html
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四季美谷温泉のメニューの詳しい説明
http://shikibidani-onsen.com/1awajibie.html

徳島からは、国道55号〜県道24号(阿南市南島)〜国道195号〜国道193号で行くと
道幅はすべて二車線で那賀川を伴走しながら快適なドライブが楽しめる。
posted by 平井 吉信 at 16:05| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年06月01日

めぐる季節の贈り物、そのときどきの野菜や果実。小梅ちゃんはすぐに成熟して梅酒と白干しになる


あっという間に終わってしまう小梅の旬だけど
今年は運良く手に入れた。
場所は、いつもの美郷物産館。
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これを、熊本の米焼酎35度と蜂蜜で梅酒に。
残りを塩漬けとする。
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昨年つくった梅酒は残り少なくなってきた。
低気圧で身体のキレが悪いとき、身体に吸い込まれていく。
自然の恵みをこころと身体で受け止めると、それが幸せの前提。




タグ: 美郷
posted by 平井 吉信 at 22:00| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2016年03月05日

お菓子の店にも春がやってきた


ふと訪れたお店にも春が来ていた。
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店長の気配りの店頭の草花
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いまは鳴門金時を使ったこの焼き菓子がおすすめとのこと。
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協力/ハタダ鴨島店


タグ:菓子
posted by 平井 吉信 at 12:41| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ