2018年07月05日

きょうも一日遊んでもろた 黒沢湿原の午後

北海道の釧路湿原をカヌーで下ってみたい。
でも徳島にも魅力的な湿原がある。
このブログでたびたび取り上げる黒沢湿原である。

ルートは池田町から南進するルートをおすすめしていたが
このところ工事中となっている(今回も引き返すことになった)。
そこで池田の市街地から吉野川を遡り三縄方面から向かうルートが
初めての人にも通行しやすいようだ。
(湿原への表参道ともいうべき道でなんと路線バスのバス亭までがこのルート上にある)

梅雨の合間のしばしの晴天は家庭では洗濯ものドライ&湿気追放キャンペーンの日。
ひととおりの家事をやっておいて悠々と出かけるのもよし。

湿原に着いた。これからの歩みが生きる力をくれる。
そう思える湿原の奥行きと誘い。
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今頃はトキソウが咲く頃だが今年は開花は早めのよう。
でもまだ見頃には早いようだ。
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湿原の山野草を見つけてはよかったと思う。
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続いて生き物。これまで湿原でヘビを見かけたことは実は一度もなかったのだが
この日は数回見かけた。天候の具合なのかどうなのか?

毛虫は見かけてもあまり近づかない方がいい。
チャドクガの幼虫のように風に乗って毛を飛ばすことがある。
服にまとわりつくと家に帰ってからもやっかいなので要注意。
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湿原の池はトンボの楽園
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ヒョウモンチョウか?
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この黒いバッタ(コオロギ?)は?
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湿原の池を見つつ丘へ上がる
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どこまでも一朶の雲を追いかけて…(坂の上の雲)
この先に展望台がある
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ここから湿原を見下ろす
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風が吹く、のどを潤す、風に吹かれてみる
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池のほとりではスイレン、ヒツジグサ
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池から流れ出す湿原の水をたどる
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水は南へ下っていく。やがて滝となって落ちる
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この先にさらに落差の大きな滝があり、滝の上から写真を撮ることができる

夕方が近くなっても太陽は高い
きょうも半日、湿原に遊んでもろた。
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タグ:2018 黒沢湿原
posted by 平井 吉信 at 00:03| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年07月01日

武蔵野が描く世界、空と海が描こうとする四国


キーワード:国木田独歩、渋谷、河骨川、雑木林、薪炭林

武蔵野といえば国木田独歩と出てくるけれど
実際に武蔵野へ行ったこともなければ著書も読んでいなかった。
そこでKindle(アマゾンの電子書籍のプラットフォーム)を見ると
無料でダウンロードできた。
(青空文庫にもある)

短い作品なのですぐに読めた。
まず、知りたかったのは武蔵野の描かれた場所。
次に知りたかったのは武蔵野の情景。
前者は独歩が地名を挙げて範囲を例示している。
ぼくはもっと埼玉県寄りの多摩川上流部を連想していたが
実際は渋谷あたりも含まれることがわかった。

ということは、唱歌「春の小川」の着想となった河骨川も
武蔵野にあったといえるのではないか。
(もしかしてブラタモリ「渋谷」で放映した? 現在は各都道府県の郷土紹介のような位置づけも感じるけれど、東京編は良い番組だったね)

〔参考〕昭和31年の河骨川
http://news.livedoor.com/article/image_detail/10079631/?img_id=8357336

ぼくは幼少の頃に母方の家で聞かされた小川に関心を持って調べたことがある。
川がどこから流れて暮らしと関わりながらどこへ流れていくかは
天文と並んで子どもの頃からもっとも知りたいことだった。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/72545144.html

武蔵野は点在する農家の屋敷とその背後の林や田畑、
ゆるやかな起伏のなかに谷と丘が連続しつつ
規模の大きくない雑木林がパッチワークのように散りばめられている。
ところどころに湧き水や水路が
人と自然をつなぐ場面のような光景ではないかと想像できた。

宮ア駿さんはトトロを武蔵野に着想したと聞いている。
子どもの頃好きだった絵本「大きい1年生と小さな2年生」も
武蔵野が舞台のように思える。

開発が始まった高度経済成長の波は武蔵野にも押し寄せ
郊外にも住宅や小学校ができはじめ
ちょっとしたまちと、畑や小川や古くからの農家の屋敷や林が点在する風景でのできごと。
ホタルブクロが二人の世界を結んだある日のできごと。
(ぼくがホタルブクロが好きなのも素朴な田舎の女の子が好きなのもこの本がきっかけとなっている。でも田舎に行けば素朴な女の子がいるというのは幻影に過ぎないのだけれど)
読めばいまも胸が切ない。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/69583506.html
それがなんとアニメ化されていたことに驚いた。
(どこに行けば見られるのだろう)

このアニメにはドボルザークの「ユーモレスク」が流れているという。
あの時代の映像とともに夢のような時間を届けてくれるのだろう。
ユーモレスクはフィリップ・アントルモンの演奏で聴いてみて。
(開始50秒からがユーモレスク)
洒落たテンポ、心地よい揺れ、まろやかな打鍵音が子どもの頃を追憶させてくれる
https://www.youtube.com/watch?v=L8TMqhWXwWQ


武蔵野は、東京の郊外にありながら薪炭林が人々と暮らしを結んだところ。
人と自然が結界をつくるのではなく一体となった里山の世界観。
水路のタニシやメダカに目を留め、
秋には落葉する楢などの雑木の林から多様な生態系が織りなす一連の場、
それは小さな小宇宙が重なり合い共鳴する場でもある。
深山幽谷のブナの森はもちろん散策する歓びを与えてくれるが
畑の向こうに林に通じる小径があり
しばらく歩くと視界が開けて農家の庭先に出るような
胸のきゅんとする里山が広がっていたに違いない。


ベートーヴェンが田園交響曲を着想したと言われる
ハイリゲンシュタット郊外だって、まちのはずれで深遠な森ではない。
https://www.wien-kanko.com/2015/03/26/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC6%E7%95%AA-%E7%94%B0%E5%9C%92-%E3%81%AE%E5%B0%8F%E5%B7%9D/

子どもの頃から好きな楽曲だけれど
ベートーヴェンは「クラシック」だと思ったことはない。
いまも生きている音楽家であり
ソナタ形式というプラットフォームをつくりながらも
形式に囚われず自由に楽想を羽ばたかせた。
音楽のなかに人間の感情を押しとどめながら
融通無碍な精神のはばたきを感じる。
後期のピアノソナタや弦楽四重奏曲などは
幽玄すら感じる一筆書きの妙。
(いずれの作品も気取らないで心を吐露しているが、同時に音楽として昇華されている点に芸術家とともに職人の仕事を見る。でもどちらかというと、芸術家 > 職人。形式を自由に逸脱しているから)
第九のようにわかりやすく偉大な作品だけでなく
生涯の友としたい佳品(初期、中期、後期を問わず)を創作してくれた。
ベートーヴェンの楽曲の力は時代とともにむしろ光を増しているようにさえ思える。
だからベートーヴェンの音楽は生涯の友と思っている。
(20代の頃はベートーヴェンに捧げたような生活を送っていたので)
http://soratoumi2.sblo.jp/article/170892565.html


振り返ってみれば、
子どもの頃の川を追いかけた話や
自然と人間との関係を洞察するなど(→ 四国の川を生きる → 勝浦川流域ネットワーク)、
小さい一年生と大きな二年生」のように子どもが描く身近な自然への憧れのように伝えたいと思っている。
国木田独歩が「武蔵野」で描いたような位置づけで
四国の可能性を繙いているのがこのブログかもしれない。
自然はときに人に厳しい試練を与えるが
自然が人に寄り添うことがある。
里山は人が手を入れることで
人も自然も支え合っている。
人口減少がもたらす将来、里山がもたらす暮らしの循環は示唆を与えている。
互恵的、小規模、持続可能性、経済循環といった政策のモデルが里山にあり、
象徴的な意味で武蔵野と四国は共通点がある。
そこに未来への箴言が託されている。



追記
Kindleはいい。
なにがいいかって、文字が読みやすい。
文字を読み解く視神経の負担がない分
文章が提示する世界に浸りやすい。

しかも分厚い本を持ち歩くこともなければ
保管で困ることもないし
棚の奥で埃を被ってダニの巣となることもない。

スマートフォンやパソコンとの違いは
液晶ではなく電子インクであること。
ぼくはバックライトの設定を0としているが
例えば真夏の炎天下でも文字はくっきりしている。
(この点では紙よりもいい)

文字の大きさを自在に変えられるし
フォントも選択できる。
Amazonは頻繁にファームウェアをアップデートして
購入後3年を経過していまだに新機能の追加が続いている。

価格は紙の本よりも安いのが一般的だし
読みたいと思ったときにすぐに購入して読める。

さらに、本を持ち歩かないで多くの本が読めるということは
少し読んで、今度は別の本を開くことが簡単。
そして先の本に戻れば読んでいたところが自動的に開く。
論理的な内容を読んでいて疲れたら情緒的な内容に触れる。
そして論理の構造を追いかけるといった脳機能の有効活用につながるように思える。

スマートフォンやパソコンのブルーライトの問題について
電子インクのKindleではほぼないと言っていい。
理屈ではなく視神経が疲れないのは事実だから
目が疲れていても読む気にさせるぐらいである。

さらに指でマーカーを引けるのだが
Web上でマーカーを引いたところだけの引用が見られる。
いわば、その本を読んでどこに感銘したかのフレーズリストが連続して見られる。
このことで本の内容を思い出したり紹介したりしやすい。
(この良さは使ってみないとわからない)

Kindleを買うのなら
Kindle Paperwhite
少し無理をできるのなら
Kindle Voyage(ぼくはこれを使っている)

知的な作業にはインターネット接続を離れて気軽に没頭できる環境が必要である。
そのためにもKindle(電子インクで読む電子書籍)がいい。




タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 12:18| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月27日

吉野川 川島潜水橋付近の落日


地球の黄昏といいたい夕焼けと大河に出くわしたら
何も言わずにそこへ行ってたたずんでみよう。
(徳島には吉野川があるから絵になるね)
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でも吉野川は写真の被写体ではなく
生きとし生けるものに恵みと災いを与える存在。
そこで息づく生命のひとつとして地球に向かい合ってみる。


(フジX-T2+XF14mmF2.8 R、XF35mmF1.4 R)

タグ:吉野川 2018
posted by 平井 吉信 at 00:17| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月26日

美郷の梅で梅酒をつくる


例年の恒例行事となっている梅酒づくり、梅干しづくり。
ぼくの梅好きは小学校の頃から。
大きな果肉の詰まった梅干しを口に放り込むと
よく咬んでにじみ出る酸味をぐにゅぐにゅと音を立てて味わいながら
口を開いて家人に真っ赤な口内を見せて
最後に茶で締めくくる(なんという小学生!)。

ところが市販品の梅干しはなんだか口に合わない。
梅干しはあの突き抜けた酸味があってこそ。
だから自分で漬けてみたらこれが市販品よりおいしかった。
それから年月を数える梅酒、梅干しづくり。

梅といっても品種ごとに盛期が違う。
先頭を切って出てくるのは小梅。
これを梅酒にするとまろやかな感度の高い梅酒になる。

ぼくの梅酒は35度の焼酎とハチミツでつくるのが定番。
鮮度の高い梅を下処理して500〜600グラムのハチミツと
焼酎は35度の米焼酎が最善だが
このところ熊本産の入手が難しいので泡盛35度を使っている。
(銘柄は久米島の久米仙)

しかしとあるところで試飲した市販の梅酒に打ちのめされてしまった。
それは美郷の一醸造所、東野醸造所の「ホーホケキョ」という商品。
吉野川市美郷地区は梅酒の特区として小規模醸造所が軒を連ねている。
美郷の梅酒の品質の高さの理由は
産地と直結していること、このことによって鮮度を確保できる。
(梅酒は鮮度が生命線。摘果してからどれだけ短い時間でつけ込めるか)
さらに小規模ということは大きなタンクを使わず
家庭用の瓶で製造する醸造所が少なくない。
製造面からすれば、タンクごと内容を廃棄するリスクを減らすことになるが
その分、詰め替えの手間がかかるし
梅の成熟度で風味が変わるのでブレンドの技術も必要となる。
しかし4リットルの小さな梅酒の瓶は密閉度が高く
梅の品質を維持しつつ旨味を逃がさない特徴がある。
産地と小規模を活かしているのが美郷の梅酒なのだ。
さらに美郷は標高が高いので
農薬を使用せず栽培する農園もあるなど安心感が高い。

梅酒を味わうのも梅の青果を手に入れるのも美郷物産館だ。
この日仕入れたのは、大玉の鶯宿と月世界。ともに梅酒用。
(今年は小梅の時期に買いに行けなかった)
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今年の新機軸は泡盛とホワイトリカーをブレンドしたこと、
ハチミツから氷砂糖に変えてみたこと。
このことは風味のまろやかさが後退するかもしれないが
透明度が上がるのではないかと考えた。
同じような製法、材料で東野さんの梅酒と比べてみたいと思ったこともある。

漬け終わった梅酒の瓶を眺めながら
1年物の古酒を氷で割って味わう夜更け。
(また明日の朝目覚める歓びを感じる宵)
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夏場の疲労回復や食欲増進、整腸作用などに期待しつつも
自作の梅酒の最大の醍醐味はおいしさに尽きる。
炭酸水(南アルプスの天然水がパワーアップされている)で割ると
ビールはもう一生飲まなくていいかなと思えるぐらい。

舌の上で酸味と旨味をくゆらしながら鼻を抜ける香りとのどをくぐる心地よさ。

南高梅が出回ってくると6月下旬からはそろそろ梅干しづくりの季節。
季節を感じながら梅を漬ける歓びを今年も味わえる。
収穫と健康への感謝を込めて今年は5kgつくろうかなと。

美郷物産館は晴天。こんな日はいい梅が出ているかも。
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梅の青果、あった
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梅干しも見てみよう
(ぼくもときどきは自作と味比べで買っている)
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せっかくだから昼も。目当ての限定ランチは売り切れていたけど
そばの定食ならあった。
食べログには乗っていなくても連日座る席がないぐらいの盛況。
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美郷物産館の人たちは率先して来店者に美郷の魅力を伝えながらも
素朴なお人柄の方が多く、押しつけがましくならない。
だから行くのが楽しくなる。
美郷も物産館も応援しています!

タグ: 2018 美郷
posted by 平井 吉信 at 23:43| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月17日

モネの庭 今年はじめての青いスイレン 一輪だけのひそかな開花 


前週に続いて室戸岬へ足を伸ばしている。
距離にして優に100kmを超えるけれど
遠出している感覚はない。
(高校の頃は自転車で来ていたのだから)。
あの頃と比べると海沿いの国道55号線は八坂八浜のあたりで道がまっすぐになり
海部川沿いの国道193号線は曲がりくねった細い道や一部未舗装の区間があったのが嘘のよう。
学校の帰りに服のままで泳いでいた女学生も見かけない。

風景は人の心に思い出に働きかけて時間を遡らせる。
あの頃聴いていた音楽がそれを後押しする。
(このブログでも取り上げている「パイナップル」や「ライド・オン・タイム」もそうなのだ)

今回は岬へ回らず室戸市街を抜けて短縮路で。
岬から北川村のモネの庭までまだ約20kmはある。
室戸を折り返して土佐湾をなぞる国道55号線は
岬の東側と異なる砂浜の多い海岸線。
ほどなくモネの庭に到着。
天気予報では晴れとのことだが、雲が多い。

説明は少なめにカメラが捉えたままを並べてみよう。
(フジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)

夫婦岩で休憩していて黄色い花に気付いた
海が近い丘で背を低くしながらも太陽に向かっている
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曇りがちな空を映した睡蓮の池
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空中回廊からギャラリーショップへ入る
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(ここからフジX-T2+XF35mmF1.4 R)

自宅でガーデニングをする人の気持ちがわかる
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曇り空を映す池の鈍色の水もいい
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紫陽花のその花弁と色彩と
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しばらくはモネの模写、園内の木々、植栽を見ながら
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花と花が通じ合っているというか
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これは植栽ではなく自生 なかなか見ることが少ないカキランでは?
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花の庭には噴水と花の饗宴
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何度か園内を回ってエアポケットのようなこの場所にたどりつく
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ショップで並べられている傘がいい(1,944円〜)
雨降りが楽しくなりそうで。買えばよかった。
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(ここからはニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)
青いスイレンは1輪だけ咲いていたが曇り空で午後からなのでしぼみかけている。
(ほとんどの人はその存在に気付いていないが)
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水の庭はモネの庭の花形
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鶏が放されていた
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網に掛かった小さな花弁を獲物と勘違いして尻から糸でまきつけるジョロウグモ
モネの庭にはチョウやトンボが多い。農薬の使用を極力控えているからである。
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綿のような花?を付けた樹木
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今度は青いスイレン、青い蜂の夏に来よう。

モネの庭 マルモッタン
―Jardin de Monet Marmottan au Village de Kitagawa
クロードモネ財団からその名称の使用を許可されている。
工業団地になるはずだった村の土地が、
フランスとの交流も実現しつつモネが夢見た庭をつくりあげた。
モネの庭ははるかジャポンの四国の東南部で
人々に幸福をもたらそうと花を咲かせ続けている。

posted by 平井 吉信 at 17:35| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月14日

梅雨の晴れ間の広々とした青 南阿波サンラインにて


入梅しても本格的な雨とは言えない日々、
それでも快晴となると、洗濯物やら乾かしものやらで。

県南方面での充実した仕事が終わって
夕方、徳島市内での打ち合わせに向かう途中のこと。

透明な青のインクを無造作に流し込んだというか、
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大気圏に閉じ込められた水蒸気の張り詰めた躍動というか、
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牟岐大島の横たわる姿というか、
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車を停めずにはいられなかったのは、
この青のせい。

人もカメラも同じ色を見ていた午後。

(フジX-T2+XF35mmF1.4 R、XF14mmF2.8 R)
posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月05日

蛇紋岩の帯の紅天女 ジンリョウユリと 天上の翡翠の湖


言葉の説明が要らない景色なのにほとんど誰も行かない。
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ここは秘境のようだけど秘境ではない。
(まちから1時間少々だから)
観光地図にも載っていない。
(でも秘境感は確かにあるし実際に秘境かもしれない)
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実物を見ないと信じてもらえない水の色、
そして蛇紋岩(この岩を見たさに来ている。岩が見たいって?)
しかもこんな場所にユリが咲く。こんな場所に?
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それもここだけでしか咲かない。
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こんな姿態でたたずむ。山深い里に。
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楚々として妖艶な花が痩せた蛇紋岩の土壌に一輪、凛と咲く。
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posted by 平井 吉信 at 23:16| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月04日

そこには空と海だけ

雲をどこかに忘れてきた空が海と出会って それが岬
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岬ではムラサキカタバミすらトロピカル?
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半分だけ陽射しを受ける野バラの仲間。
光と陰の相補性を見せている。
明も暗も必要、善も悪も必要、それがこの世。
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この日もっとも多く咲いていたのはサボテンの花。
♪たえまなくふりそそぐこの陽射しのように
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コミカルなロボットアニメか実写のような造形
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数え切れない黄色が海に溶暗していく。ここで生きていくと決めている者同士で
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こんな場面だけでうれしくてしようがない
この世にあるすべてのものに
光は降り注いでいると伝えているから
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視線を遠く誘導されて気付いた
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ふと足元を見ればシオギクの花が開花しようとしている。
ちょっと待ってプレイバック! あなたが咲くのは真冬でしょ。
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ブラタモリのロケを室戸でやってはいけない
タモリさんが帰れなくなるから
(もしかしてネタバレしている?)
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こちらにおわすはジオパークの岩なるぞ。一同、頭が高い、控えおろう
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空海が修行した洞窟まで出てくるのだから
地球もえらいが人もえらい。
虚空蔵菩薩さまに帰依いたしますと百万回(虚空蔵求聞持法)。
(虚空蔵菩薩さまはぼくの守護本尊でもある)
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灌頂ケ浜 ― ここが四国の東南端の浜だとは誰が気付くだろうか
(看板がなければ)
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室戸岬しか知らない室戸岬の秘密を繙こうと通うけれど
そこにはただ空と海。
タグ:室戸岬 2018
posted by 平井 吉信 at 23:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草

夏への扉


いつも注文しているコーヒー豆は千葉の小さな焙煎事業所によるもの。
注文票を見ると「夏への扉」(商品名)の文字が躍っている。

山下達郎の同名曲から付けられたという。
説明にはこう書かれている。
「ゆっくりと味わっていくと…優しい甘味から、爽やかに切れの良い後味…さらに冷めると、余韻の香りと味わいが長く華やかに続くと思います。キラキラ感が持続するのは…初夏の心地よい風と優しい日射しをイメージしました。」


音楽の「夏への扉」が収録されているのは「ライド・オン・タイム」というアルバム。
達郎がメジャーになるきっかけとなった同名曲が収録されているアルバム。
当時の音楽業界の関係者だったKさんが
「これはヒットしますよ」と興奮気味に語っていたのを思い出す。
https://amzn.to/2kKgUnc

「夏への扉」から始まるB面が遠くを見つめるようなおぼろげで
プレーンでありながら細部まで積みあげた音づくり。
リズムが確かにときを刻み、ギターが物語の先導をしながら
詩の余韻が波紋を広げて空に溶けていくような。
山下達郎のアルバムのなかではもっとも好きかもしれない。

ぼくにとっての「夏への扉」は必ずしも海ではないけれど
数日前の景色を真空パック(できないけれど)して並べてみたら
それぞれの「夏への扉」のカギを開けてくれるのではと。
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自宅から1時間少々にあるこの海は高校のときから自転車で通っていた。
当時の砂浜は小さかったが、真水なら飲めるといわれた水の透明度。
いまもそれほど変わっていない。
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静かな波間を沖の離れ小島をめざして泳いでわたる。
ときどきひっくり返って泳ぐけれど、太陽がまぶしくて目を閉じてしまう。
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海へと続く小径はもうそれだけで詩の世界
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ここは沖縄ではなく南四国だけれど、
サトウキビ畑から海へと降りていく石垣島の小径が頭から離れない。
今しかできないことってある。
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遠浅の海は入り江と小川がつくりだしたもの。
学校帰りに体操服のまま泳いでいた女の子たちがいたのは昭和だったっけ?
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小川と海が出会うと、ヨーロヤロというヤ行とラ行の音を混ぜる。
この音が若さの焦燥とやさしさが混じったほろ苦くも甘酸っぱい音風景。
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これらの海はすべてミネラルの聖地、海部の海。
ぼくにとっては「夏への扉」でもあり
憧憬にも似た「過去への旅」でもあり
はっきりと見ることはできない「未来への俯瞰」とでも。

このまま波間に浮きつ沈みつしながら生きて行けたらとも思うけれど。




いい色と感じますか?
撮影したそのままですよ。
フジX-T2+XF35mmF1.4 R、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS


posted by 平井 吉信 at 22:12| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月03日

母川のホタル 明滅する散開星団のまたたき


海部川の支流母川(ははがわ)は、湧き水を集めて流れる里の小川。
平地を流れるため瀬や淵を形成することなく浅い流れが続く。
河畔には草や樹木が生い茂り、ナマズの生息密度が高い。

この母川で一箇所淵を形成するのがせりわり岩の周辺。
河畔林を洗いながら蛇行する母川が大きな岩の根をえぐった淵。
ここがオオウナギの生息地といわれている。
母川のオオウナギは体長1メートルを超える。
十数年前の大水のときは周辺の田んぼに上がっているのが見られたという。

オオウナギとともに母川を有名にしているのが蛍。
海部郡那賀郡では日和佐川、那賀川支流の赤松川、古屋谷川などでも目撃されるが
生息密度が高いのは母川だろう。

室戸岬の帰りに夕暮れに遭遇することになった。
ちょうどホタル祭りが開かれる夜のようで
会場となる河川敷には高瀬舟に乗りたい人たちであふれている。
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ぼくはもう少し上流にいた。この辺りは人が少なく周囲に灯火が皆無。
この日は月明かりもない。

暮れる前の母川の様子
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生態系豊かな川が四国にあることの価値を学び
保全と発信を地道に行うことが観光組織の設立よりも大切ではないか。
(特に海部郡の場合は集客施設で大勢を受け入れるのではなくここを気に入る一人と関係をつくっていく縁結びが観光になるような気がする。DMOの成否は思いと行動力と戦略を持った民間プレーヤーがグループを形成するなど地域の特性に依る)
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遠き山に日は落ちて…(19時半頃)
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静かな川の時間が闇に包まれて始まる
(川面に水紋が立ち、カジカやヒグラシの声に包み込まれつつ星が一つ二つと輝きながら暗闇に包まれる時間が好きで「川の時間」と呼んでいる。この日は19時40分過ぎにやってきた)

19時45分頃、川沿いの草むらにおびただしい光が明滅するようになった。
まだ飛び交うというのではなく、草に停まって待機しているよう。
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19時52分、ホタルが目立って増えてきた。どこにいたのだろうと思えるぐらい。
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19時56分〜19時58分 草むらから離れて飛び交うが遠くへは行かず周辺を飛び交うようになった
南の銀河面で10センチ反射40倍の視野で明滅する散開星団のように美しい。
(天体観望が好きな人にはプレアデス星団を散りばめたヒアデス星団のような、といえば伝わるだろう)


20時を過ぎると闇に包まれる。
デジカメの増幅されたEVFでも光跡以外は見えず
ピントは合わせられない。
(ピントは無限遠ではなくそれより近い)。
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20時5分を過ぎるとホタルが活性化して
光の明滅が同調しているように見える。
生物の不思議な意思疎通としかいいようがない。
ホタルは人に見せるために明滅していないのだが
不思議さを受け止める心は限りなく穏やか。
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星降る星夜とホタルの灯火、
ともに自ら光りながら空間に存在を知らせる。
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いま何かに苦しんでいる人がいたら
降り注ぐ光に身を置いてみては?
ヒトはもちろん発光しないけれど、
一人ひとりの細胞は光を放っているはず。
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誰かのつくったモノサシに踊らされなくていい。
生きていることそのものが人生の目的なのでは?
(そうはいってもどうしようもないことがあるかもしれない)
何のために生きるかは後付で決まること(決めることではなく)。
だったら無目的に生きてみては?
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明るい流れ星が視野を横切り
小さな光が滝のように川面に降り注ぐ母川の夜。
ホタルの明滅が終わる前にここを去って
明日するべきことに備えるなら、違った一日になるのかも。

posted by 平井 吉信 at 18:50| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年05月30日

国営讃岐まんのう公園という選択肢 


徳島からは室戸岬を回ったところの北川村にある
モネの庭 マルモッタンにはよく出かけている。
http://soratoumi2.sblo.jp/tag/articles/%83%82%83l%82%CC%92%EB

以前、台風の直後に行ったが花はしおれていなかった。
なんらかの対策を施してやり過ごしたのだろうと想像されて
スタッフの人の苦労が偲ばれた。
(日々の感動は目に見えない地道な積み重ねにあるね)

5月の上旬はネモフィラの季節。
ネモフィラといえば、国営ひたち海浜公園。
http://hitachikaihin.jp/hana/nemophila.html

四国に目を転じると国営公園は1箇所ある。
香川県の西部、満濃池を南端に臨む広大な里山が公園となっている。
西讃では、観音寺の銭形や荘内半島の紫雲出山
Instagram時代の観光地、父母ヶ浜などがあるけれど
ここも行ってみたらいいと思う。

かりん亭に来たら(カレンズもそうだが)
5分とかからないまんのう公園に行くのは当然でしょう。
国営讃岐まんのう公園
http://sanukimannoupark.jp/

しかもひたち海浜公園の規模ではないにせよ
ネモフィラが咲いている時期ではないかと。
(もう終わりかけているとも聴いていたけれど)

一度見ておけば来年はもっとも良い時期にネモフィラを見に行けばいい。
そう思って出かけてみた。

地図で見ると広大な敷地を持っている。
敷地内に野生の動植物がそのまますっぽりといるということ。
入場料と駐車料は庶民のための手頃な価格設定となっている。
ゲートには女性がいてお金を支払うようになっている。

後続がいないので園内の様子をうかがった。
「きょうが初めてのご来訪ですか?」と話しかけていただく。
「そうです。ネモフィラを見に来ましたが、まだ咲いていますか?」
(笑顔を浮かべながらも首をかしげて)
「まだ咲いていると思いますが、見頃は過ぎているかもしれません」
(さらに見どころなどを聴いて園内に入った)
2箇所の駐車場のうち、もっとも広い中央駐車場に停める。
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国営讃岐まんのう公園Webサイトから引用)

エントランス広場では竜の植栽が迎えてくれる。
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石畳のプロムナードから歩みを進めて竜頭の里へと向かう。
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やがて竜頭の里の象徴、昇竜の滝(人工滝)が現れる。
この滝が遠景に見える風景と丘の配置が
公園に静と動の抑揚を作り出している。
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竜頭の里はこんもりと盛り上がった芝生の丘が随所にあり
登った人が寝っ転がっている光景をよく見かける。
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ネモフィラは盛りを過ぎているが咲き残っていた。
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ネモフィラを過ぎて木道へと向かう。その先には飛竜池がある。
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飛竜池から地下道を通って南へ下ると満濃池が見渡せる空中木道がある。
満濃池の中間部は陸から接近できない。
この雄大な秘境感がまんのう公園の隠れた魅力ではないか。
夏はせみしぐれに包まれて湖畔を見下ろす納涼のひとときになるだろう。
(まるで南米の秘境の湖のようだ)
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空中木道を経て再び戻ってくると
子どもの遊ぶ空間となる。
水浴びしたりトランポリンをしたりフィールドアスレチックをしたり。
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昇竜の滝から流れる小川沿いの水辺を見て思うことがある。
例えば、まちなかの湧き水が流れる場所、西条市の紺屋町商店街などに
このような自然の小川を再現して
子どもが水で遊んだり蛍が飛び交う商店街になったら
来街者も出店者も増えるのではないか。
全国各地で画一的な商店街はあるけれど
生態系を取り込んだ商店街はひとつもない。
憲法にも生物多様性や生態系保全(遺伝子資源の保全と活用という意味もある)がうたわれていない。

小さな部分の集まりが公園をつくっているとしても
そのディティールは見える人にしか見えない。
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ネモフィラの野で夢中で写真を撮られていた女性も花に負けていない
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河畔林と水辺の生態系と蛇行する小径という組み合わせの妙
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小さなセンサーのフジX20でないと撮れない広角マクロの世界
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ハマナスもほぼ同じ季節
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ネモフィラには
ネモフィラ・インシグニスブルー(青)と
ネモフィラ・マクラータ(白に紫)の2種類がある。
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立体的な構造のため一日いても飽きない。しかもこの写真は公園全体の2割にも満たない。
(ただめぐるだけならともかく道草をしていると一日では廻れない)
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.。'.*.'☆、。・*:'★    .。.・'☆、。・*:'★
  .。'*・☆、。・*:'★     .。・*:'☆
 ☆、。 ・*'★ .。 ・':....*.:'☆        .。・:'*・':'・★

時間が過ぎていく。
それが意識されないとき
どこかに心を預けているのだろう。
もう夕方、閉館の時刻。


その少しの間に自然生態園へと急ぐ。
自然の地形を活かした里山を復元しているようだ。
生態系(生物多様性)に安らぐ人にはたまらない場所。
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でも門限の17時が近づいてきた。
スタッフの男性と散策路で出くわし
植生について話をうかがう。稀少な植物もあるようだ(名前は秘す)。
観察園の背後にはさらに「さぬきの森」があるが
ここは朝早く来て弁当を食べながら一日かけて巡りたい。
(スタッフの方も気持ちのいい人ばかり。自然を見つめながら人と会うこの仕事が好きなんだね)

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国営讃岐まんのう公園へはまた近いうちに。
(行ってみたい人、いますか?)
タグ:2018 西讃
posted by 平井 吉信 at 19:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年05月29日

誰かと会うことの意味 ホタルが飛ぶかう夜の会議


誰かのために動いてみる。
それが認められても認められなくてもいい。
インターネットやSNSの時代になっても
人が会うことの意義は変わらない。
いや、むしろ大切になっているのでは…と。

さっきまで話をしていたこの国を代表するコミュニティビジネスの実践者の感想。
(いまの政治家に爪の垢を煎じて飲ませたい)
それがどれだけ大変であるか、(想像も交えて)関係者の一人として知っているつもり。
ぼくのまわりにいる人、かつていた人はみんなそう。
自分を誇ることもひけらかすこともなく、
(ほんとうは苦しいはずだが)笑顔を浮かべて信念を貫く人たち。
共感と実践―。行動せずにはいられない自分でいいと思う。

帰路につきながらひらめいた。
もしかしてホタルが飛んでいるのでは?
もう21時を回っていた。
それでもホタルは飛んでいた。
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ここは沼谷川のほとり。
ホタルを見納めれば20分先のわが家につく。

家に帰れば
2007年に有志で結成したグループの解散を祝う懇談の場が今週末にあるとのメール。
なつかしい顔に会えると思うといそいそと返信した。

ホタルが連れてきた夜は、いまはいない人も含めて
心に揺らめくあかりを灯す。






posted by 平井 吉信 at 23:57| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年05月28日

満濃池のほとりのうどん店 静かな湖畔の森の陰から


営業職で香川県を担当していた頃、
西讃に来るとたまに立ち寄っていたのが
満濃池の畔にあるこのお店、かりん亭。
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地元女性の生活研究グループが運営されている。
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静かな湖畔の奥まった場所にあって高台から湖面を見下ろせる。
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仕事で疲れて、うどんが食べたくなることはあるけれど
セルフの讃岐うどん店は県外人には敷居が高い。
(店の流儀を知らないので初めての入店は気を遣う)。
この店にはそのような気兼ねはない。

ところが、東讃に行きたくなるうどん店が数年前に開店した。
(来店の敷居が低く親しみやすさ、質素だけれど清潔感があって滋味溢れる料理を出す)

さてと、ここは満濃池の畔にある「かりん亭」。
http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/958

かりん亭のスタッフは素朴で気さくな方なので
注文のときにあれこれ聴いてみたらいい。
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おすすめの料理や特徴、付近の見どころなど教えてくれる。
http://www.town.manno.lg.jp/karin/karintei.html

なんといっても日本一のため池、
空海がつくった満濃池のほとりで
いただく料理がおいしくないはずがない。
https://setouchifinder.com/ja/detail/16235

この日は、地元のひまわり牛を使った肉うどん(550円)。
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まんのう町はヒマワリの産地らしいのだが
その搾り粕を与えた牛肉を使っている。
甘めの出汁は濃厚だが後味が良い。
ヤーコンを練り込んだうどんで
塩を使っていないという。

グルメとは無縁のぼくが外食でいただくとしたら
ほっとする食事ができたらそれでいうことはない。
(地元素材の手料理というだけで十分でしょう)
気難しい親父に食べ方を説教される料理店や
流儀に従えという店には行きたくない。
撮影禁止の店ももったいないと思う。
その反面、お客様は神様なので何をしても許されるという考えもなじめない。
料理とは、もてなす人ともてなされる人の心の交流があってこそ。


大きな声で言えないが、ぼくは料理名とか菓子の名前はほとんど知らない。
例えば、次に挙げる料理は食べたことがないか説明することができない
(イメージすることもできない)。
ハッシュドビーフという名前を知ったのも数年前、
実物を見たらハヤシライスのことだとわかった。
インドネシアにも焼き飯があるらしいが、名前は忘れた。
スムージーも野菜ジュースのことだったとは。
バリカタという麺用の小麦があるそうだが、デュラム小麦とはどう違うのだろう?
ミルフィーユとクラムチャウダーの違いがわからないが
(どちらも牛乳で煮込む料理ではなかったかな)
タコスとタコライスもどう違うのだろう?
(もし間違っているとしたら、似た名前の料理と勘違いして覚えているのだろう)
フォッカッチャはときどき聴くけれど、語感からしたらラテン系の料理のよう。
ローストビーフもトースターで料理する牛肉と思い込んでいたのだ。昨日まで。
コーヒー店でラテという飲み物を注文した友人にアルコールは大丈夫と聞いてしまった。
(きっとラムと勘違いしたのかも)
インターネットで検索すればすぐにわかるのだけれど
知ったかぶりはしたくない。
(ほとんどの料理はつくれるのにグルメでないことがばれてしまった)
(Instagramをやってなくてよかった。とにかくセンスがないし単語を知らないから)
(外食をしないとわからなくなる。コンビニの店頭は数日毎に見るようにはしている。飲食店もできるだけ有名な店にはとにかく行くようにしよう。まずは丸亀製麺から。これでぼくもグルメになれるかな。でもセルフだったら怖いから注文している動画を探してみよう)


うどんをいただいたら
満濃池のベンチに腰掛ける。
自宅から持ってきた緑茶をすすりながら
湖面を渡る風に吹かれてみる。
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満濃池はリアス式海岸のような切れ込みを南岸に持つが
そこへはアプローチが難しい。
北岸も車道はかりん亭までである。


わざわざかりん亭に来るために高速道路を使って西讃までやってきた?
いや、近所には西讃の人だったら知らぬ人はいないあのパン屋がある。
明太子を使ったフランスパンが5分で20個ぐらい売れていくのを見ると
このパンだけで一日1000個はつくっているような気がする。
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店のスタッフも十数人が所狭しと動き回っている。
もちろんここから5分程度なので立ち寄って買ってみた。
食後のデザートに塩パンを食べながら午後を過ごしているところ。
(続く)
posted by 平井 吉信 at 22:39| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年05月13日

彩山の吊り橋 この夏に完成 ためいきの山から花咲く山へ


連休中に月ヶ谷温泉前の河原から
対岸に向けて架橋する吊り橋が見えた。
彩山構想の一環として整備されるらしい。

ここは上勝町の月ヶ谷温泉に隣接する勝浦川南岸の川沿いの土地。
杉が植林されているが、地形から推察すると
以前は棚田だった耕作放棄地かもしれない。

徳島新聞の記事(Web)によると
月ケ谷温泉近くの福原平間地区の10・9ヘクタールと、対岸の福原川北地区の18・6ヘクタール。日本料理のつまもの「彩」の材料となる葉や枝を収穫したり、就業体験を行ったりする「彩エリア」、間伐して自然林を残す「森エリア」を設ける。

とある。

連休から数日後、
彩山の整備に向けて関係者のお話を現地でうかがう機会が偶然にやってきた。

現時点では工事中のため立ち入りは禁止されているが、
スタッフの水澤莉奈さんにご案内いただいて撮影を行っている。

この日は快晴。
正木ダムのバックウォーター(湛水域)の上流部で船を浮かべる人がいる。
バス釣りだろうか?
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吊り橋はすでに完成している。祖谷のかずら橋ほどではないが、適度な隙間を空けてあるそうだ。
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吊り橋の中程に(鳴門の渦の道のような)真下を眺望するのぞき窓がある
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彩山では、カエデの一種(種類が多すぎて見分けられないが、イロハモミジと呼んでいるそうだ)、
ホオノキ、南天のような樹種が見える
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このところ上勝にお金を落とす源泉となっている葉わさび、
杉の間伐林のちょうどよい日陰で成育中。
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初めて見た葉わさびの花
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山を歩いていて沢でわさびを見つけると
普通は根を持ち帰るだろう。
でも、そうするとその場所から個体がなくなってしまう。
ぼくは葉だけを持ち帰っていた。これは十数年前のこと。
それを一瞬熱湯にくぐらせて、水に入れると鮮やかな緑になる。
鰹節をかけておひたしで食べたもの。
今回の写真は店頭で購入したもの(上勝産)
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水澤さんから説明をいただいているのは
葉わさびの株のなかにマイクロ葉わさびが紛れているということ。
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帰りの斜面でユキノシタを見かけた。
これも天麩羅にして食べたもの。塩をまぶすとポテトチップスのような味わい。
でもここ十数年食べていない。無理に採らなくてもいいような気がして。
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今頃は町内の斜面やスギ林の林床にはシャガが咲き誇っている。
この彩山も自分に合った場所を選んで自生する山野草が出てくることだろう。
人も植物も、自ら居場所と出番を探すこと。いろどりらしい。
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この橋とともに、彩山が一般公開されるのはこの夏とのこと。
まだまだ最初の一歩だけど、杉の山が花を咲かせる宝の山に変わる日を見てみたい。

水澤莉奈さんの活動報告
http://www.irodori.co.jp/asp/news.asp?nw_bunrui1=%8B%AD%97%CD%91%E0%81I%8A%88%93%AE%8BL&view=3&design_mode=0

水澤さんは地域おこし協力隊として上勝町に来られました。
地元農家とのやりとり、海外からの視察者、流通の専門家からの助言など
充実した日々を過ごされたことが活動報告からも伝わってきます。
水澤さんは園芸療法を勉強されていると伺いました。
そして、この4月から株式会社いろどりの社員となられました。
ますますのご活躍をお祈りします。
posted by 平井 吉信 at 18:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

上勝町から戻る道沿いで見つけた植物



人の目に触れるところで自生しているエビネ
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その近くにあったシライトソウ
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これは園芸種のシラン
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夕暮れ時の手持ち撮影なので絞り開放(XF35mmF1.4 R)。
たまたま妖艶な雰囲気になった。
(このレンズの開放での残存収差が画にきいている感じ)
タグ:2018 上勝町
posted by 平井 吉信 at 11:42| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年05月06日

連休は月ヶ谷温泉で鯉のぼりを眺めて食事と水遊び


勝浦川の支流、月ヶ谷には源泉がある。
かつて源泉に近いところに湯屋があった。
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これはその内部。おそらくは板を沈めて鉄の風呂釜に触れないようにするもの。
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昭和の時代、田舎はほとんどこれだった。ぼくも親戚の家で入ったことがある。
板をそっと踏みこんで肩までつかるので、よくあったまった。
窓を開けると東の空に満月が昇ってきたことを覚えている。

この場所は地元で湯守をされてきた美馬由美さん((株)かみかついっきゅう前社長)に
ご案内いただいたときのもの。
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源泉を薪で沸かしていたもので
県道から入り込んだ山中の沢の音が聞こえるような場所にあった。
(月ヶ谷温泉の歴史ともいえる神聖な場所)

月ヶ谷の淵。
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源泉はここからさらに上流にある。
険しい岩をよじ登って見えた景色は
岩が温泉成分で白く変色した光景だった。

時代の流れで月ヶ谷温泉は源泉から離れて便利な場所に建てられたが
老朽化したので平成17年にはリニューアルされ、
上勝町の集客交流拠点として賑わっている。
こんな風呂が付いている客室もある(宿泊客のみ)。
各部屋が勝浦川を真下に見下ろす絶景に立地している。
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周辺には東輝実さんのカフェ・ポールスター
表原平さんのイタリアンレストラン「ペルトナーレ」があるなど
町内で人が集まる場所となっている。

月ヶ谷温泉の前にはキャンプ場があって
バーベキューなどもできる。
温泉とキャンプ場は勝浦川を渡す木の橋で行き来ができる。
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さらにその少し下流に吊り橋が完成しようとしている。
これは株式会社いろどりと上勝町が描く
観光と産業振興を一体化した「彩山」構想の一部の仕掛けである。
(現時点ではまだ通行可能とはなっていない)

温泉から歩いてアクセスできることをめざしているのだが
この吊り橋は道路から見えず
勝浦川の渓谷の美しい場所に鳥の目で接近できる。
眼前には未来の彩山が観光客が移住者の受け皿として迎えてくれることになる。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/dai43-2nintei/plan/a597.pdf

混む時期に人が集まるところは避けたいが
家族への接待ということもあるので。

まずは食事から。
この日はフロントで社長の松岡左千子さんが接遇をされている。
(かつて三田村邦彦主演のドラマに出演して三田村さんと会話をされた方)

川が見下ろせるカウンターに座って
しいたけ膳と晩茶御膳を注文。
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しいたけ膳(しいたけ天麩羅、焼きしいたけ、小鉢、ご飯、山菜そばのセットで1,100円)
出されるお茶はもちろん乳酸発酵の上勝晩茶。風景を見ながらいただくとなおさら。
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こちらは晩茶御膳(阿波尾鶏の晩茶燻製焼き、晩茶コロッケ、玉ねぎピクルス、晩茶ゼリー、ご飯、晩茶ふりかけ、山菜そばのセットで1,500円。写真の燻製焼きは火を入れる前)
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料理はおいしい。県内の第三セクターでも有数だろう。
もし食事に行かれるときは事前に予算と好みを伝えて
料理長にお任せしてみるのも方策かと。

温泉前の勝浦川には鯉のぼりが数本渡されている
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うちにも鯉のぼりがある。
その昔、ぼくの成長を祝って買ってくれたものだが
まちなかでは鯉を上げるのもなかなか大変だし
何より年月が過ぎてしまった。

食事のあとはそのまま川へおりていく
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橋を渡ればキャンプ場
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下流には吊り橋が見える
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それぞれの休日を楽しまれている
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見上げれば鯉のぼり
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月ヶ谷温泉を後に車で10分の灌頂ヶ滝へ。
水量が思ったほどなかったが
次々と人が訪れて涼感をもらって降りていく。
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帰りにはいっきゅう茶屋でおみやげをおわすれなく。
ここでしか入手できない上勝晩茶の生産者が少なくない。
勝浦町のよってね市はいまならイチゴがねらいめ。

上勝町は徳島市内から1時間弱で山道の運転が苦手な方でも車線が広い点は安心。
神山とともに手軽なお出かけ地としてともに発展して欲しい。
posted by 平井 吉信 at 13:57| Comment(0) | 山、川、海、山野草

新緑のごちそう 砥石権現 その3 アケボノツツジ (ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)


前頁から)
山麓ではすでに花は散っていたので期待していなかった。
ところが高度を上げるにつれて咲いているレンゲツツジが目に付くようになった
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山野草の新芽にカタクリ。食べてしまいたくなるようだ
(もちろん食べたり採ったりはしない)
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砥石権現の東南に点在するアケボノツツジが見えてきた
花は満開を過ぎたばかりだが、まださほど傷んでいない
レンゲツツジとの光の混ぜ具合はレンズを向ける前に描いている
(背景にどんな光を散りばめるかという望遠レンズならではの世界があるね)
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見る人に幸福感を届けてくれる桃色の花がもっとも好きといった人がいる。
花を見るとき、漠然と見ているのではなく
大勢のなかからただひとつの花を見ている。
ただひとつを見ながら大勢が視野に入る。
花を見るとは、花を選ぶこと、
花を選ぶとは、ただひとつに意識を置きながら
まわりに思いをめぐらすこと。
花も人も同じ。
アケボノツツジの5月は明けて連休も明けようとしている。
posted by 平井 吉信 at 12:36| Comment(0) | 山、川、海、山野草

新緑のごちそう 砥石権現 その2 林床の山野草 (フジX-T2+XF35mmF1.4 R)

前頁から)
登山口から沢沿いの平坦な森ではヤマシャクヤクが開花しかけている
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(この写真はXF14mmF2.8 R)

沢(水)があるし、ここで一日過ごしたいぐらい
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とはいえ、尾根の鞍部に向けて登り始めよう
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新緑を透かして降り注ぐ萌え色の光の下でおにぎりを食べる
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尾根に出るとさらに明るく
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ブナの古木にも力がみなぎるような
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山頂が近づくとミツバツツジが散策を愉しく
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直系1センチに満たない小さな花はワチガイソウ
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標識のように見えた
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水恋沢方面へ樹幹のよしずを抜けていく
この先の岩のアケボノツツジは終わっていたが
代わりにシャクナゲが開花しかけている
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カタクリが点在する尾根の斜面
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(カタクリはそれぞれの姿態があって次々と目移りしてしまう。手ぶれ補正は本体にもレンズにも付いていないが、すべて手持ちなのは電子シャッターだから切れること)

砥石権現の山頂をすぎて東に降りていくと南斜面に岩がある
そこにアケボノツツジが群生している
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(アケボノツツジについては次のニコンに委ねよう)

夕方になって尾根を西へと戻っていく
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妖艶な存在のレンゲツツジ
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尾根を下る道すがら どこまでも歩いて行けそうな
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重厚な雰囲気に見せているのは夕方の光
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平坦な森ではエンレイソウが点在している
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(楚々とした花がひんやりとした風に揺れて、山歩きが終わりに近いことを感じさせてくれた)

→ その3へ
posted by 平井 吉信 at 12:23| Comment(0) | 山、川、海、山野草

新緑のごちそう 砥石権現 その1 森の小径 (フジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)


新緑のごちそうを見せてください、
浴びるほどおいしい空気が吸いたい、
いま起こっていることを忘れられる誰もいない場所に連れて行ってください、
そう言われたら困る(言われてみたい気もするが)。

でも、たぶん答えは用意してある。

そこに行けばどんな夢も叶うというよ。
誰もがみな行きたがるが遙かな世界♪
(どこかで聴いたような)
その山の名は「砥石権現」。

歌の世界と違って
まちから片道50km少々(林道を含めて1時間20分)で
ブナをはじめ新緑がまぶしい森に到着。
これが四国。

砥石権現とは
スーパー林道から容易に踏み跡をたどれる山で神社ではない。
連休中というのに、車は1台も停まっていない。
この山を一人占めなのか。

春の砥石権現、新緑の砥石権現、初夏の雨上がりの砥石権現、
紅葉の砥石権現もいい。
かつてこの山で帽子をなくした(そのことさえ気付かなかったのだが)
数ヶ月後に落とした帽子がぼくの目の前に現れて
そのときどこかで見たことがあると稲妻が走った。
1年近くを経て多少傷んでいたが
持ち帰って手入れをしたらほぼ元通りになった。
それが無生物であっても
持ち主の元に帰りたい思いが顕在化して訴えたと思われてならない。

(これが見つけた当時の様子。日陰の木の枝に誰かが掲げておいたのだろうが、それが数ヶ月も風に飛ばされずにいることがありえるのだろうか)
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http://soratoumi2.sblo.jp/article/166834580.html

新緑の砥石権現を3部作でお伝えしてみよう。
それもカメラ(レンズ)ごとに分けてみるという趣向。
(レンズ1本でこれだけ伝えられるよという意味も)
時系列ではないのでご了承を。

まずはフジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 R LM OISから。
フジの第二世代の絵づくりのミラーレスで汎用のズームを付けたもの。

沢沿いを登るとヤマシャクヤクが咲くゆるやかな平原の森に出る。
すでにもう足が止まっている。
なぜならあちこちに愛らしい山野草が開花しているので。
(その写真は2番目のX-T2で)
主に広角を使って目の前の森を肉眼で見た感じに。
画角的には画角28〜35o(35oフルサイズ換算)で漠然と目の前を見ている。
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谷が刻まれているがもはや源頭に近い
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尾根に出ると東へと稜線をたどる。ブナが迎えてくれる。
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尾根は明るい森でうれしくてうれしくてしようがない歩み
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誰が名付けたか水恋沢という谷筋にも明るい森が展開する
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沢の途中の印象的なオブジェのような樹木
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岩の上のレンゲツツジが庭園風の景観
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砥石権現の山頂(といってもここが目的地ではない)
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さらに東へと稜線をたどるとアケボノツツジが見える南に開けた岩盤がある
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もっと東へと降りて登り返すと鹿舞ダキ山があり、北の尾根を降りていくと
岳人の森に到達する。途中でヤマシャクヤクの斜面がある。
今回は尾根を引き返す。
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振り返るとさらに鹿舞ダキ山から北の1,142m峰へと下る尾根が見える。
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→ その2へ
posted by 平井 吉信 at 12:19| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年05月04日

ハガツオのタタキ 四国は魚がおいしい 山のミネラルと水が魚を育む


海南町のスーパーでハガツオの短冊が手に入った。
室津漁港(室戸市)からである。
カツオの仲間はさしみで食べるとおいしいのだが
氷を入れたクーラーバッグで持ち帰ったけれど
傷みが早い魚なので表面に炙りを入れることにした。

塩をまぶして水分を拭き取り
いつものように手首を固定して軽く握り
包丁を手元から先まで長く使う動き(肩関節で切る感覚)で
厚めに切って赤玉ねぎに高知産生姜のすりおろしをかけた。
つまりはハガツオのタタキ。
桃色の肉の色、黄金生姜の輝き、玉ねぎの紅が鮮やかだが
風味を引き締めつつ殺菌効果で一石二鳥。
(ぽん酢を使うよりも塩だけのほうがおいしい)
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徳島、高知に住んでいる利点は新鮮な魚が手に入ること。
たった10分の調理で安くておいしい主食の出来上がり。

追記
玉ねぎはおろしたての三徳包丁を使った。
カードのポイント交換で手に入れたもの。

普段もっともよく使っているのは
菜切り包丁(勝浦町の大久保鍛冶屋製)、
http://www.pref.tokushima.jp/takarajima/tokusen/houtyou.html
魚介と肉専用には鉄の鎌形、
小回りの利く小さなステンレス小出刃包丁(トマトやスイーツ、ジャガイモの目を取るなど)。
(包丁は2種類の砥石を使ってときどき研いでいる。厚い新聞か段ボールを切って仕上げる)

試し切りでは玉ねぎでも目が痛くならない。
トマトを切ると果汁が出てこない切り方ができそう。
(切られたトマトが気付かないとでも)
さしみ専用にしようかなどと使い途を考え中。
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追記2
中村(四万十市)へ出張に行くと
地元の人たちと居酒屋で歓談することが多い。
その日の夕方に漁港に揚がったものを
その日の宵にいただくのを「びりびり」という。
これは天神橋商店街内のなかひらにて。
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清水サバのさしみとともに高知市内では物理的に難しく
ここ中村でないと食べられないようで。
それにしても四万十市中村は
塩タタキの発祥の地、
清水サバのさしみ、
四万十川の天然ウナギ、
それに負けず劣らずおいしい養殖ウナギ(加持養鰻)
アオサ海苔の天ぷら、
川エビ(テナガエビ)の唐揚げ、
ゴリの佃煮…。
おいしい海と川の幸の天国のようなところ。
ダバダ火振や藤娘を飲みながら
ブシュカンを絞って食べていると
ざまにえいけん。

追記3
香川や県北ではダメなのか?と言われそうだが
そんなことなはい。

蓮根海老はさみ揚げ定食(松茂町の小鮎、ランチメニュー)
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瀬戸内海の魚介を使った名店といえば、高松市屋島の淡海。
いま頃はサワラも旬だけれど
今年豊漁というマダイの炙りの定食(夕食メニュー)
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朝は東京でいたはずなのに同じ日の昼と夜は四国の魚介料理をいただいていた日。
11号線沿いにありがちな観光客相手の?の店ではなく
まじめにコツコツ手抜きなしで地元の鮮魚が食べられる店。
タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 19:48| Comment(0) | 山、川、海、山野草