2018年12月31日

ベートーヴェンとサザンの年越し

第九を聴いていた。
前日はサイモンラトルとウィーンフィルで、
大晦日はフルトヴェングラーとバイロイトで。
もうコメントを残すこともないけれど
心臓から送り出す血が勢いよく流れて体温が2度上昇する感じ。

18世紀から19世紀にかけて生きている彼が
20世紀から21世紀も生きている。
それも習い事やアカデミックの対象として
多くの人の人生の設計に影響を与えつつ生計を支えている。
ベートーヴェンの経済効果は史上最大ではないか。

それとともに一人ひとりの胸にひっそりと
しかし堂々と生きている。

続けてミサソレムニスを。
ベートーヴェンのなかでも難解な楽曲。

晩年(後期)の楽曲が続いたので壮年期(中期)の作品を。
チェロソナタ3番をロストロポーヴィチとリヒテルで。
第九とはまた違う颯爽とした前身を楽曲の随所に盛りこんで
これまた胸が大きくなっていく。

最後はヴァイオリン協奏曲。
コパチンスカヤの新しい演奏もいいけれど
シェリングとシュミット=イッセルシュテット・ウィーンで。
ウィーンフィルが適度の厚みと端正な品位で鳴っている。
それでも弦や木管の花が咲いている(活かしている)。
シェリングの音色は楽器の美感と美しさに溺れすぎない品格が
もっとも高い次元で両立しているように感じる。
フルトヴェングラーもそうだが、この時代の人の芸格は(洋の東西、分野を問わず)高い。
テクニックだけならいまの時代が上回るだろうがなぜだろう。
そこにAIとは異なる合理性ではない人の本質が見える気がする。
(AIに駆逐される業種であっても十把一絡げにそうとは限らないということ)

久しぶりにピアノソナタ「月光」を聴いた。
楽曲のすみずみまでなじみがある曲であっても
初めて聴いたときのような心のうずきを感じた。
いつまでも月光のたおやかな海を孤独の調べが漂うように
いつもでも続いて欲しいと。

ベートーヴェンは後期、中期、初期の作風が違っていても
やはりベートーヴェンでしか描けない(人間ベートーヴェン)。
年末の第九を聴くのではなく
ベートーヴェンの第九を聴いている。


ところでサザン(オールスターズ)。
紆余曲折はあっただろうがデビューして長い年月が過ぎてなお第一線にある。
さまざまな楽曲にあるバランス感覚がいい。
日本語は不明瞭であってもそれがやわらかさを醸し出し
社会へのメッセージを込めていてもそれが尖りすぎないようエンターテインメントで包み、
卑猥なフレーズも観客がさらりと流せる。
悪意のある(そしてそのことに気付かない)政治家たちの無神経な発言と違って
桑田さんのはデリカシーを持って大胆に押し出すけど
そこに邪気はまるで感じられない。
なによりメンバーが長い間、サザンオールスターズというひとつのプロジェクトを
ときに休みつつ追いかけていることがすばらしい。
アウトドアのモンベルも設立当初の仲良し仲間はいまも会社の重役としてつながっている。
時間を積み重ねていける人たちは心に邪念がないから。

サザンのアルバムではNude Manをよく聴いていた。
そして2000年以降の音も好きだ。
たった2枚だけというなら次の2枚を。




これいいよね。
https://www.youtube.com/watch?v=6s2zEdWpdoU
砂糖の入ったサイダーを飲まなくなって久しい。
炭酸水ならたくさん飲んでいる。
でも、たまに飲むといいなと思う。
年配者にはなつかしさを
若者には新しさを
世代を超えて訴求する価値をサザンで魅せる。

2018年年末にオンキヨーのデジタルアンプから
ビクターのアナログアンプに戻してから
原音再生志向というより音楽を艶やかに奏でてくれる。
生きていれば良いこともそうでないこともある。
けれど、音楽で時間の流れを振り返るとき
時代が一瞬とまるけれど
そこから先にさらに駈けていくのだ。
よいお年を。
posted by 平井 吉信 at 23:57| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年12月24日

四国通の風景クイズその24

四国には潜水橋(高知では沈下橋)が日常的に使われている。
それもまちの集落の家並みと同化するように。
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川沿いの建物と少し上の建物の対比
まちと山間部が同居しているような
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さて、ここはどこでしょう?

→ 23はこちら

ヒント
1955 うだつ 
タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 12:11| Comment(2) | 山、川、海、山野草

2018年12月23日

ねず天を食べたことがありますか? 


この国のために尽くして来られた方のきょうは誕生日。
心から尊敬の念を禁じ得ない。
ご公務を離れても末永くお元気であられるようお祈りしたい。

さて、クリスマス特集として少々おもしろい話を。

みなさんは、ねず天を食べたことがありますか?
手を挙げてください。
あまり手が挙がりませんね。
そもそも見たことがない?
では、ねず天の説明から。

ねず天とは、ねずみの天ぷらのこと。
それを大層好物とする向きがあるらしい。
それも「好き」というのを飛び越えて
生命の危険を冒しても万難を排しても食べたくなるという。

炭焼き小屋で泊まりの山師が夜の静寂でねずみの天ぷらを揚げていると
在所の女房や山仕事の男に化けた狐や狸が買いに来るそうな。
それはおそらく木の葉のお金であろう。
(山師は彼らの足元を見て)
そこで法外な値段を付けて一喝する。
「なんじゃ、こんなものが通用するか。本物を持ってこい!」
いったんは彼らも引き下がるのだが、
食べたくて仕方がないので
空が白み始めてもあきらめることなく何度も通ってくる。
そのうち里へ下りていってどういう手段か
貨幣を入手して買いに来るそうな。
(なかには葉っぱも混じっているが本物もあるのだとか)
狸狐はねずみの天ぷらに目がないことに目を付けて
ねずみの天ぷらで大儲けした木こりの話である。
(ただし夜通し通ってくる尻尾のある人間と応対していると気力体力とも相当消耗するそうな)

その話を聞きつけて実際に実験した方々がいた。
ときは昭和、山本素石さんとその師匠で
場所は和歌山県日高川上流の小森谷。

谷の奥へと詰めて野営地を定めると
アマゴを釣って人間用にてんぷらとし
鍋も油も捨てるつもりで自宅で捕まえて持参したねずみを揚げ始めた。
ふっくらと揚がると
近くの石の上に並べて何かが現れるのを待った。
少しずつ夜が更けていく。
二人は眠らないよう化かされないよう
互いに大きな声を出し合っていたが…。
そして意外な結末が訪れる。
続きはこちらで。

アニメ化もされているようだ。
ねずてん https://www.shiga-web.or.jp/eins/nezuten/index.html

この本は1970年〜80年代に書かれたエッセイを集めたものだが
舞台は昭和初期から戦後と推定される。
山本素石は、ツチノコでも有名になった人でエッセイにはおもしろい話が散りばめられている。

京都の鴨川上流の志明院という寺では
かつて司馬遼太郎が新聞記者時代に宿泊して遭遇した怪奇現象が知られている。
(1961年「旅」10月号の「雲ヶ畑という妖怪部落」に書かれている)
著者の素石もご住職と懇意にしていて数回寺に泊めてもらって
まったく同様の現象に遭遇したという。
さらに昭和26年には寺の近くでの恐怖体験を記している。
それは清滝川でアマゴ釣りをして薬師峠を経て雲ヶ畑へ降りて一夜の宿を求めようと
薬師峠から近い志明院をめざす途中でのできごと。
奥の院の行場のあたりで恐怖体験を味わったと書いてある。
(どんな恐怖体験かは読んでのお楽しみ)
そのとき遭遇したのは年を経た白狐ではないかと素石は思ったという。

司馬遼太郎は後年の住職からの手紙で
戦後になって寺に電気が引かれてからは怪奇現象は起こらなくなったと記されていたという。
魑魅魍魎は文明には勝てなかったということか
→ 2016年に山と渓谷社から復刻されたもの

山本素石のエッセイにはツチノコのこと、夜這いのこと、
おおらかな昭和の風習とその灯火が残る田舎が臨場感を持って書かれている。
(一度読み出すと止まらない河童海老煎のようだ)。
それでも高度経済成長に呑み込まれていく様子が描かれている。


このブログにも書いているように
ぼくも親父も狸に化かされたことがある。
http://soratoumi2.sblo.jp/tag/%92K
また、子どもの頃には近所に狸が守り神となって
商店街の路地裏でひっそりと祀る人がいたことを覚えている。
(柳町のあたりで「日吉大明神」と名乗っていた。線香の立ちこめる格子戸の向こうに向かって賽銭を投げ込んだことを思い出した)

金長だって、大和屋の守り神として祀られる存在であった。
小松島と徳島にまたがる勝浦川の河原では狸合戦が起こったこと。
金長と阿波狸合戦を顕彰してつくられた金長神社の移転をめぐって
行政も苦慮していることなど
とかく徳島は狸の話題がある。
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(たぬき公園に鎮座する日本一のたぬき)

たぬき公園に犬はいないが猫は多い。
チンチラと雑種の兄弟ではないかな。
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(こんなのがねずみを取ってきたら、ねずてんにしてみたらどうですか?)

平成最後の年となったが
山間部で自閉症や発達障害とみなされている実態のいくつかは
狸憑きや狐憑きがあるのではないか。
(部屋の窓に新聞紙を貼ったり夜中に用を足すために山をうろつくなど)
魑魅魍魎は風前の灯火ながら平成の次の御代も生き残っているのではないか。

それでは、魑魅魍魎はどのように顕在化するのか?
それには人の意識の変性、あるいは潜在意識に誰かが(もしくは自らの暗示で)
働き変える作用があるのではと思っている。
かつて賑わった山奥の集落も人が去り廃村となっていく過程で
妖怪変化とも共存していた人間が去り
人々の意識のなかから存在が薄れていくと
彼らも神通力を発揮できなくなったのではないか。
高度なあやかしを駆使する志明院の白狐の正体は狸狐ではなく
かつて修行した修験者の霊魂のなせる技ではないかと考えている。
(襖をガタガタさせるなどは魂に感化された狸や狐のいたずらもあるだろうが)

つまり共存とか共生ということは
潜在意識の奥底で相互につながりがあったから
一度何らかのきっかけでスイッチが入ると
幻覚、憑依、怪奇現象、超自然現象などが起こるのではないか。

平成が終わろうとするいま、
激動の時代を自ら範を示して生きてこられた天皇陛下への尊敬の念とともに
変わりゆく社会から隔てて並行に存在するものたちの名残が
なつかしい幻影のように浮かんでいるように思えてならない。





タグ: 2018 金長
posted by 平井 吉信 at 21:59| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年12月02日

冬の色を春のキャンバスで描くような 土佐佐賀の海


初冬の朝、土佐湾と呼ばれる太平洋を臨む土佐佐賀の公園にいる。
太陽は昇っているが薄雲がその光を覆いながらもやわらかく広げる。

逆光と順光のいずれもが展望台を照らす
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海の表情はおだやかで冬の絵の具に春の絵筆で描いたよう。
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サザンカの花の葉の緑に目を留める。
花弁の存在感はいうまでもなく(フジの色という感じ。もちろんいつもの標準レンズ)
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おだやなか一日を感じつつ帰路に着く週末。
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posted by 平井 吉信 at 14:02| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月25日

いろどり橋 初めて迎えた秋に映る景色


7月に供用を開始したいろどり橋が夏を越えて
初めての秋を迎えた。

めざす彩山は四半世紀の未来の姿だが
いまの景色から未来を見てみようと訪れた。

月ヶ谷温泉対岸のキャンプ場へは木橋で渡る。
奥に見えるのがいろどり橋。
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キャンプ場周辺の河畔林も色づいてきた
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いろどり橋の近傍ではシャガと葉わさびが伸びている
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いまはもう秋…♪ なのに、レンゲソウと桜の開花
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キャンプ場への小径は北海道のようだ
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絵葉書になりそうないろどり橋周辺の秋
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かずら橋のように揺れる
鳴門の渦の道のように真ん中に透明ガラス板がある
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宝石のような目をしている
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斜めの光を浴びて温泉周辺でも燃えている
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温泉から少し下って慈眼寺への道の途中にある灌頂滝
水量は少ないが滝は流れている
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滝のほぼ直下から滝が滑る断崖を見上げることもできる
水量こそ少ないが
景観だけでいえば県内有数の滝ではないか
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滝の東の岩場はすでに紅葉の盛り
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いろどり橋の背後の山が色づくのはまだ少々先のことだけど
その種を蒔いた人たちのことに思いをはせている。

posted by 平井 吉信 at 21:12| Comment(0) | 山、川、海、山野草

夏にはなりきれない晩秋の海

秋から冬へ向かっているというのに
「南阿波サンライン」という名前は夏をうたっている。
そうであればそのように撮ってみたい。

家事がはかどって眠い午後、
やはりここへ出かけてみた。
展望台にクルマを停めて撮影した後、
別の展望台でKindleを取り出した。
梨木香歩の「うみうそ」を読んでいるうちにうたた寝。
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やはり夏に見えない。
空気感が違うから。
でも空と海を感じる。
posted by 平井 吉信 at 18:03| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月23日

江川崎 十和 土佐昭和 土佐大正 窪川 2018年四万十川の秋を上る


江川崎から窪川までの四万十川は
その代名詞の穿入蛇行を繰り返しながら
山間部を流れる大河の中流域。
山に囲まれた下流と違って空が明るい。
山が迫っていても土地が開けている。
三桁国道といってもこの区間は快適に流れていく。
(四国路では宍喰〜室戸間とともにオープンカーで走ってもっとも気持ちの良い区間だろうね)
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起点は江川崎の道の駅よって西土佐。
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対岸に見えるのは天文台、ホテル星羅四万十。
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四国の道の駅でもっともコンセプトが見える施設(軽トラがその象徴)
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目当てはいちごようかん。
いちごの含有率が高い手作りのようかんは出色の出来映え。
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天然鮎も売りだが、
ぼくは小さい頃から鮎喰川や海部川の天然鮎を食べてきたから
四万十川本流のアユは…

道の駅を出てすぐに見えてくるのは長生(ながおい)沈下橋。
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国道381号線は気まぐれ蛇行の四万十川へ付いていけず
時代とともにトンネルで短絡してまっすぐに。
道から置いてけぼりとなっている川筋がのどかな桃源郷。

これは2008年夏の中半家沈下橋
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十和村広瀬を訪れたのはもう20年以上前だろう。
広い河原と前方には山が迫る地形は四国の片隅に自分たちだけの隠れ家。
川音と蝉時雨の夏、四万十川に飛び込んだ。
近くに小さな湯船に熱い湯を張った柳瀬温泉があり、
川遊びで火照った身体をほんの一瞬預けた。
夜になれば懐中電灯で足元の流れを照らしてテナガエビやモクズガニを探す。
星を見ながら流木を焼べながら洋酒を飲みうとうと。

あの頃、声をかけて集った仲間はどうしているだろう?
良き妻、良き夫となり、良き母、良き父となっているだろうか。
四万十川は遠くになりにけり、と思っているかもしれないが
ときどきは掌で温めているかもしれない。
山深い川の畔の思い出はあせることなく
人生を照らす焚き火のように。

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クルマは快適に381号を土佐昭和にさしかかる。
予土線と並行する三島沈下橋が眼下に見えてきた。
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水量が少ないが増水したら迫力がある三島の瀬も対岸に見える。
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予土線の時刻表を見たらまだ1時間以上汽車はやって来ない。
この写真は2016年3月下旬に撮影したもの。
たまたまトロッコ列車が通過した(まだ肌寒いころだろう)
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土佐大正で無手無冠酒造のダバダ火振を買い求めたのもあの頃。
当時、東京では知る人ぞ知る栗焼酎だったと
月間アウトドアの藤田編集長がおっしゃっていた。

上岡(かみおか)沈下橋は昭和38年の建造。
優美なコンクリート構造物と四万十川の蛇行が重なって風景に溶け込む。
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窪川周辺の水質は決して良くないけれど
海をめざして流れていくうち
人家の少ない流域と無数の支流と山からの湧き水で浄化されていく。
下流の水質はピカイチだ
盛夏の四万十川を思い出す。
この川には支流が多いことが地図を見るとわかる。
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でもいまは2018年秋、平成最後の四万十川の秋が過ぎていく。
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追記
窪川に昼過ぎに到着したので
あぐり窪川のレストランで豚の生姜焼き定食を。
米豚、生姜、仁井田米も窪川の特産品。
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posted by 平井 吉信 at 22:11| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月18日

秋の桜 田んぼに咲いた 羽ノ浦町のコスモス 

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花は大勢を見ているようで実は一輪だけを見つめている。
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このみちはいつか来た道―。
コスモスのはなやいだ時間はどこまで続いていくだろう。

(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR、フジX-T2+XF35mmF1.4 R)
タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 22:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草

四万十川 中村から岩間まで 書きたいことがありすぎて

四万十川―。
書きたいことがありすぎて。

NHKが打ち出した「日本最後の清流」の頃から通っている。
当時は高速道路もなくコ島から10時間近くかかった。
四万十川がもっとも四万十川らしいのは
穿入蛇行を繰り返す中流から下流にかけて。
昭和、大正、十和(いずれも現在は四万十町)の鉄道沿線と
江川崎(日本で一番熱い気温の場所)からくるりと向きを変えて
中村をめざす下流域。

なかでも江川崎から下流はいまも「日本最後の清流」である。
川エビ(テナガエビ)、アユ、ウナギ、ゴリ、モクズガニをねらう専業の川漁師の存在、
小さな谷筋まで黄色い腹のウナギが上る。
沈下橋をはるかに水没させる洪水もときどきあるけれど、
川面を行き交う夢幻の羽色の野鳥、
夏の夜の火振り漁の松明、
沈下橋を渡る花嫁行列。

南国の暮らしは川とともにある。
川は変わることなく山裾を洗って悠然と流れる。
人の世の桃源郷と自然の深沈としたたたずまいが
20代の青年の心を捉えて放さなかったのである。

下流は依然として旅の難所である。
全長200km級の日本の川で下流に平野をつくらないのは
島根の江川(ごうがわ、ごうのがわ、全長194km)と四万十川(全長196km)ぐらいである。
(吉野川は194kmだがコ島平野を擁しそこから産する藍が地域経済を潤した)
流れが緩やかであること、
途中に盆地(三次、窪川)があって経済の中心地となっている点も共通である。

四万十川でも江川崎(合併前の西土佐村の中心)から中村(旧中村市の中心)までは
崖崩れが頻繁に起こる区間であり、産業用の大型車の通行も多い。
特に口屋内などの集落を通る際に気を使う。
(といっても全国から集まる長期の連休以外はさほど混むことはない。渋滞が起こるとしたら離合渋滞である)離合が苦手な都市部の人は車で来ないほうがいい。
鉄道は通っていないので、高知西南交通の路線バスを使うのがいい。
http://www.kochi-seinan.co.jp/obj/pdf/local_ekawasaki_shimoda.pdf

いまでも桃源郷のはずだが人々は立ち止まらない。
流域の人口減少はとまることなく
専業の川漁師もいまはいらっしゃるかどうか、
四万十川に憧れて移住された方も定住されているかどうか、
人生も呑み込んで川は流れていく。

11月の晴れた日、中村から江川崎経由で窪川をめざそう。
国道56号線を通過しないて四辺形の三辺を行くコースである。
そういえばこの日は難所の窪川越えにバイパスが開通する日だった。
(江川崎をめざしたため開通日に通ることはできんかった)
このバイパスの開通は地元に歓迎される。
国道56号線の高知〜四万十間でもっとも難所だから。
→ 片坂バイパス

まずは、中村の郊外にある四万十川最長の沈下橋、
佐田(さだ)の沈下橋。
まだ川霧が残る時間である。
※沈下橋=ちんかばし、は洪水時に水没する橋。水の抵抗を少なくするため欄干はなく橋桁も水流を極力受けないようにしている。対岸を最短距離でつなぐため地域住民に使い勝手の良い橋。徳島では潜水橋=せんすいきょう、と呼ぶ


沈下橋へ降りていく道に駐車場とトイレがあるので
そこにクルマを置いて歩いてみよう。
このところ雨が降っておらず秋の渇水期で水深は浅い。
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佐田の沈下橋を渡り終えて振り返る。
目の前の流れは傍流で本筋は対岸にある。
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次に三里沈下橋。佐田からクルマで5分程度の場所にある。
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沈下橋を遊覧船(屋形船という)がくぐっていく姿がよく見られる。
土佐の小京都といわれた中村ならではの川遊び。
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高瀬沈下橋
周辺はイノシシが出没しそうだ。大河の下流とは思えない静けさ。
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勝間沈下橋
橋下流の奇岩、静謐の水を湛えた四万十の流れが悠久を感じさせる。
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山水画のような空気は大河と山がつくりだしているもの
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橋から上流をみれば、山裾(河畔林)を川が洗う。
山と川から恩恵と洪水の両方をいただきながら
生きていける場所を見つけて人が住んでいる。
それが南四国のヒトと川。
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釣りバカ日誌のロケがあったと
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静かな川面の奥行きは絵画のよう。小舟を漕ぎ出してみれば…
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四万十川は中流域よりも下流域が水質がいい。
人口負荷が少ない地域を流れることで水生生物等による自浄作用が優るうえ
流れ込む清冽な支流、山の湧き水があるためである。
200km級の大河の下流ではもっとも水質が良いだろう。
下流域では人口密集地を流れる支川の影響のある仁淀川を上回る。
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川好きが集まるのは口屋内(くちやない)の集落。
ここから四万十川随一の支流「黒尊川」をたどることもできる。
口屋内沈下橋は老朽化のため落橋の怖れがあり通行止めが長く続いている。
(昭和30年竣工で60年以上経過)
自治体も予算が厳しいのだろうが…。
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民宿が置いたオブジェにはこう書いてある。
「四万十川ひとつ残せず私たちの存在する意味はあるのだろうか」
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お堂があり、そこから川を見下ろせる
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次は四万十川のポスターでおなじみの場所、岩間の沈下橋。
四万十川が大きく蛇行しそこに架かる沈下橋として人気がある。
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ところが、橋の一部がない。
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調べてみると橋脚の老朽化が原因のようだ。
修復には多額の費用が必要なため
市ではふるさと納税型のクラウドファンディングを募っている。
https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/39210/2439


在りし日の岩間沈下橋を載せておこう(2008年夏、2016年春)
川下りの最中でカヌーを岸に停めてここから飛び降りたことがある。
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晴れた秋空を映す四万十川。
でも五月の風が若葉をそよがす季節がもっとも好きだ。

四万十川は江川崎から予土線沿いに進むことになる(続く)
posted by 平井 吉信 at 13:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月13日

大砂海岸の夕暮れ 一目見し 人の眉引き 思ほゆるかも


暮れゆく晩秋の日曜日、
本を読むつもりでゆっくりとしているうちに夕暮れを迎えた。
ひねもすのたりのたりかなの海は夕暮れの蒼と紅をない交ぜにして
打ち寄せる波を染める。
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夏の日の大砂海岸、紫外線を水面から反射して熱帯魚の岩礁まで光を届ける。
沖合の島まで泳ぐのがここでの水遊びの日課だった。
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いまは晩秋。海岸の色彩が少ない季節、さらに彩度が落ちる夕刻に浮かび上がる岩場の花
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渚の左手に石積みの突堤があり
夜釣りの釣り人の灯火がちらほら見えるようになった。

大伴家持だったか、
女性の眉のような月、と表した。
天文薄明の三日月は地球の黎明を感じる。
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また月曜からの一週間が始まる。
仕事は大歓迎なので月曜日もブルーではないけれど
(仕事も人生も自然体でいい。それが愉しむことにつながる)
さりとてゆったりと流れる日曜の夕刻をたゆたう。
人生のはざまの休日は急がない。ただ流れていく。
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タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 21:29| Comment(0) | 山、川、海、山野草

ナカガワノギクの咲いていた河畔 ウメバチソウの咲く小川


世界で那賀川の中流域でしか見かけない稀少な野菊である。
いつも晩秋はこの花を見に行くのだが、今年は時間がない。
しかしこの近隣を仕事で通過することがあって
そのときに見ることができた。急ぎ足ではあったけど。

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ナカガワノギクについては徳島県立博物館がわかりやすい。
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/ogawa/nakagawanogiku/default.htm

付近にはリンドウもある。
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河原といっても水が流れて湧き出すような地形があり
そんな湿潤な地形に好んで自生するのがウメバチソウ。
UFOのような造形だが、
シコクバイカオウレンにも似た雰囲気を持つ楚々とした山野草。
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ウメバチソウはフジX-T2+XF35mmF1.4 R(中間リング付)の手持ちで撮影している。
直径1センチぐらいの小さな花弁だから。
posted by 平井 吉信 at 21:05| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月08日

栗林公園 ミシュラン三つ星の庭園 四季を映す


松山の道後温泉を訪問して高知では北川村「モネの庭」マルモッタンに足を踏み入れた。
香川は栗林公園にしよう。
徳島からの道中ではうどんを食べる。
ここでしか食べられないうどん店があるから。
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さぬきうどんかどうかはわからないけど
和三盆を使ったやさしく包み込む引き算の風味が
このうえない幸福感をもたらす。
何も入れないかけうどん(350円)でどうぞ。
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野菜天ぷらを追加しても150円。
店主自ら厨房から出て精算を行い
場合によっては出口の戸を開けてくれる。
一流なのはうどんの味だけでない。

高松というのは徳島からもっとも近い他県都である。
それゆえ徳島に住む人にとってハレの地である。
子どもの頃、三越から続く商店街(丸亀町商店街から瓦町駅前まで)を歩くこと、
栗林公園や屋島へ行くことは「よそ行き」(蝶ネクタイをさせられたような記憶が)であった。
(栗林公園には遊園地や動物園があった記憶がある)

栗林公園はミシュラン観光ガイドでは三つ星、
日本を代表する庭園でありながら入園料は410円と手頃。
これが近場にあったらしょっちゅう行くのにと思う。

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入口近くの建物では英語で上映されていて見入る海外からの旅行者と日本人の子どもの好奇の視線。
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栗林公園はじっくりみれば半日はかかる。
早足で2時間で見るにはあまりにも惜しい。
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水と木々と岩の織りなす影が刻一刻変化するとともに
人の歩みもとまるのだから。
高松の宝は四国の宝。
(どこの県が統計で何位なんて意味がない気がする。四国はひとつと改めて思う。徳島は観光で生きていく必要はないから食糧の生産に特化すればいい)


タグ:うどん 2018
posted by 平井 吉信 at 20:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月04日

仁淀川紀行 徳島への帰路は439号線経由で 道の駅633美の里(むささびのさと)の名物


幡多を出てから数時間、まだ高知県中部の山間部である。
土居川から仁淀ブルーの真髄、安居渓谷(時間の関係で今回は行けなかった)への分岐を
意を決して帰路に向ける。

国道439号線はここから本山町へは快適な車旅となる。
途中で愛媛県西条市といの町をつなぐ国道194号と交錯する。
その交点の近傍にあるのが道の駅633美の里。

ここには名物むささびの干物がある(まさか!信じないように)
その心は、439+194=633だから、とのこと。
石鎚登山は行くときも仁淀川、面河渓、四国カルスト・天狗高原へ行くときも
この道の駅は絶妙の位置にあるからよく立ち寄る。
四国でも指折りの快適な道の駅だろう。
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名産品を見てみよう。
まずは、国友農園のりぐり山茶。
ぼくがもっとも好きな緑茶のひとつで
山茶を有機無農薬で栽培して釜炒りにする。
ウーロン茶のような香りと緑茶の風味を兼ね備えた
このお茶だけの世界観を持っている。
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高知県内では、高知大丸の地下食品売場、
または、その前にある「てんこす」でしか入手できない。
633美の里は国友農園の地元のため、いつ行っても入手できる。

次に道の駅内のスイーツショップ「森の小さなお菓子やさん」では
かぼちゃパイ、さつまいもパイ(ともに150円)が人気。
帰りの車内で食べてしまうのだ。
素朴で飽きの来ないおいしさは毎日食べられそうで
ほかにも手頃な洋菓子があって一度すべて買ってみたいと思う。
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遅い昼食もここでいただいた。
山菜や野菜の天ぷらが付いた山里定食(700円)が満足度が高い。
ぼくはグルメでないので
仁淀川を見ているうちに里心がついて家庭の味が食べたくなる。
しっかりとした風味で心が満たされる。
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身支度ができたらクルマは東へ。
国道439号線を大豊I.Cまで風を入れながら走るのだ。


国友農園
http://www.kunitomo-f.co.jp/tea.htm

633美の里
http://www.633bi.com/

posted by 平井 吉信 at 12:52| Comment(0) | 山、川、海、山野草

仁淀川支流の土居川から池川(土居)の商店街へ


商店街沿いにこんな川が流れていたらどうしよう。
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例えば、床屋。
お客が来ないから裏の階段から川へ降りて
置いてあった竿で友釣りをする。
「お父さん、お客さん」の妻の声で上がっていく。
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これはつくり話でなく実際にある(ありえる)のが
仁淀川支流の土居川を遡ったところにある池川の商店街。
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(お父さん、それは反則です!)
働き方改革という言葉が空虚に響く生き方があるかもしれないのだ。

ぼくが好きな郡上八幡のまちは長良川支流の吉田川沿いに同様の光景が展開する。
郡上おどりが好きで「かわさき」「春駒」などは踊れる。
郡上はほんとうによいまちだけど、吉田川と土居川(仁淀ブルー)は比べられない。
商店街へ行くまでにこんな茶畑と潜水橋があるんだから。
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タグ:仁淀川 2018
posted by 平井 吉信 at 12:18| Comment(0) | 山、川、海、山野草

仁淀川紀行 浅尾沈下橋から鎌井田地区と仁淀川を遡る


鎌井田地区を訪れるときの胸の疼きはなんだろう。
観光地ではない四国の片隅に
忘れ去られたかのようなたたずまい。
でもそこからわき起こる豊かな感興は
目に見えない生きる力となっている。

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川は川だけが存在しているのではなく、人の営みと一体となって生きている。

(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR、フジX-T2+XF35mmF1.4 R、フジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)
posted by 平井 吉信 at 11:56| Comment(0) | 山、川、海、山野草

仁淀川 越知町宮の前公園のコスモスまつり(2018) 川面を背景に花も人ものどか


仁淀川がもっとも澄んでくるのは秋から冬にかけてである。
仁淀川、というより日本の川と風土の関係をいまに見せてくれる鎌井田地区は
日本の原風景というべき宝物である。

高知県出身の作家、森下雨村の「猿猴川に死す」で高知の川について触れられている。
なかでも桃源郷のように描かれている吉野川最上流部の広大な風景はいまとなってはダムの底。
文章をもとに脳内に描くしかないが
鎌井田地区はまだかろうじて面影が残っている。

しかし夢を壊すようだが、浅尾の沈下橋周辺がいつも濁って見えるのはなぜだろう。
おそらくは上流からのダムの放水口があるからではないのだろうか。
ダムがなければ仁淀川の水質(特に水底)はまた別物になっていただろうと想像する。
高度経済成長に果たした役割はあるのかもしれないが
沖縄振興にも似た構図(矛盾)を感じる。

須崎から佐川を経由して越知町にさしかかると
河原でコスモスが咲いて人が集まっている。
立ち寄ってみたらイベントが開かれていた。

コスモスと仁淀川(本流、支流)とコスモスをめでる人を追ってみた。
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うららかな秋の一日、ここに来られた幸せな人も
来られなかった人も おだやかな日々が続くよう。
posted by 平井 吉信 at 11:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年10月28日

青いスイレンが極楽浄土の鏡 モネの庭その3

(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)

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タグ:モネの庭 2018
posted by 平井 吉信 at 00:31| Comment(0) | 山、川、海、山野草

空を映す池 モネの庭その2

(フジX-T2+XF35mmF1.4 R、XF14mmF2.8 R)

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タグ:モネの庭 2018
posted by 平井 吉信 at 00:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

晩夏の風を感じていた モネの庭その1


モネの庭が好きで何度も通っているのはご存知のとおり。
毎回行く度に発見があって飽きることがない。
四国の観光地でもっとも好きかもしれない。
室戸岬も近い。
室戸ジオパークやシットロトのカレー、金目丼もある。
四国東南部にはダムのない川と海岸線、
それに室戸岬近傍があるから徳島は住みたい場所となる。

毎回紹介しているので文章はもういいでしょう。
写真をカメラ別に載せてみる。
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最初はフジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 Rで。
タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 00:21| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年10月27日

雨のちきのこ 中津峰


家から山が近いと昼を自宅で食べて買い物に行って戻ってきて
太陽がまだ45度ぐらいの角度なので行こうかとなる。

標高773メートルの中津峰はまさにそんなところ。
そうであっても森の精気が横溢していて
雨のあとのきのこが生えてくるのをみるのも楽しみ。

そこで出かけてみた。
いつもそうだけど、「森ひろい」をしながら歩く。

「森ひろい」…森を歩きながら目にとまった景色をひそかな宝物のように持ち帰ること(写真で)。
(撮影は9月半ば)

松茸が生えている―なんてことはないよね。
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中津峰は広葉樹と針葉樹と混交林が混ざり合ってそれぞれに見せてくれる。
雑木の森を斜めに横切るうれしさ。
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腰を下ろせそうな艶っぽい曲線
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雑木の森を再び横切る
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からみあう枝の情念?
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スタジオジブリが好んで取り上げそうな場面
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林相の変化を見ながら照葉樹の森の逍遥
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山頂直下の神社は石垣をくぐって入る
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黄色のホトトギス チャボホトトギスという
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中津峰の苔からのメッセージ。解読して?
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タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 10:17| Comment(0) | 山、川、海、山野草