2019年11月30日

佐喜浜川 最後の楽園か荒廃した山里か


四国の東南部を室戸岬をめざす道筋は日本有数の気持ちの良い場所。
(室戸阿南海岸国定公園)

右手に山が迫り左手には太平洋。
そんななかで小さな川がいくつか海に注いでいる。
国道55号線から見える上手の光景がいつも気になる佐喜浜川。
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Google地球で見ると
災害で荒れて工事の手が入った場所もあるが
手つかずの荒野の川の風情が横たわる。
気にはなる。
(雄大な海のそばの小さな川には誰も気に留めないから。渓流師以外は)

追記
佐喜浜川を車で横断する人がいた。
レガシーのようだけど…。
https://ameblo.jp/ffonly2007/entry-12548611950.html
posted by 平井 吉信 at 21:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草

木沢の深まる秋 紅葉の砥石権現 その3


最後は望遠レンズのみ。
(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G )

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唱歌のもみじが好きで小学校の頃から口ずさんでいた。
心がばらばらに砕けて子どもに還るひととき。
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 20:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

木沢の深まる秋 紅葉の砥石権現 その2


今度は標準レンズのみで撮影したもの。
(フジX-T30+XF35mmF1.4 )

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(ほとんどの風景はこの標準レンズで撮影している。特殊なレンズは必要ないと感じている)
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 20:19| Comment(0) | 山、川、海、山野草

木沢の深まる秋 紅葉の砥石権現


那賀町木沢地区のスーパー林道沿いにある砥石権現は神社でなく山である。
無心に森の懐に抱かれたいときにこの山へやってくる。
自宅から1時間少々でこんな山があるのは四国ならでは。
ブナの森としては南限に近いだろう。
訪れたのは11月上旬だが山のたたずまいに浸った数時間だった。

山麓の平坦な森、そこを流れるおだやかな渓相の沢(源流部)、
ほどなく尾根に出ると北西からの風を受けて寒く感じるが
南へと下がるとぽかぽかとあたたかい。
(今回は散策している気分に浸れるよう説明を省く。時系列で並べている)
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特に目的地を定めず無心に逍遥している。
ここは紅葉の砥石権現。
(フジX-T2+XF18-55mmF2.8-4のみ)
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 20:16| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月27日

星の岩屋 秋が暮れていくと滝を滴る水に紅葉


勝浦町のよってね市に立ち寄って
その足で勝浦川を渡れば星の岩屋へと続く山道がある。

道は途中から狭くなり、まちなか運転手には足がすくむ。
(実際は大型SUVでも通れるのだが)
そこで手前の広い農道に停めて歩くといい。

星の岩屋へ着くと滝が目に付くがこれは序の口。
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神社まで急な階段を上がってみる。巨大な岩が行く手にたちはだかる
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すると弘法大師像とともに滝が見えてくる
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滝の裏側からさっきまでいた場所を見ることもできる
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振り返ると散策路は紅葉を移す沢にたたずんでいる。
訪れる人もいない秋の夕暮れ、
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風に揺れる草木もまた。
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posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月26日

秋桜 十一月(しもつき)の田んぼに咲く(羽ノ浦町)


陽光を浴びて気持ちいいのは人も花も同じ。
ここはコスモスの名所、羽ノ浦町。
町内はどこへ行っても花盛り。
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羽ノ浦はなぜかコスモスに力を入れている。
場所はJA東とくしま羽ノ浦支所ライスセンター周辺である。
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たくさんの花のなかからなぜ一輪を選ぶのかわからないけど
写真を撮るときは大勢を見ているようで一人を見ている。
一人を見ているようで背景を見ている。
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posted by 平井 吉信 at 22:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月17日

紅葉の仁淀川と安居渓谷(本編)


池川のまちなかを過ぎれば安居渓谷への分岐が現れる。
国道から分かれて進む道では離合が困難な場所がある。
仁淀ブルーのなかでももっとも人気の場所だけに
紅葉の時季には地元の走行ルールを事前に調べて訪問したほうがいい。

宝来荘前に停める車が多く繁忙期は満車となる。
その手前の駐車場に停めて歩くことをおすすめしたい。
また、第二駐車場も穴場と思う。
(写真は下流から順に)。
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宝来荘と吊り橋
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支流の滝をめぐる散策は人気のコース
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周辺は錦絵のよう
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庭園のような場所がある
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水晶淵(ただしこの色も本来の仁淀ブルーではないと思う)
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安居渓谷はもちろん良いが
人が多い休日を避けるのがいいかもしれない。
また、時間のある人は面河渓谷を訪れてみたらいいだろう。
(仁淀水系の支流では第一に指を屈する場所ではないかと)

でも究極の水の色は吉野川源流白猪谷にある。
一度ご覧いただいたら生涯忘れられないだろう。(渇水期は除く)

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水の色を感じないのに色があるという感じ。
posted by 平井 吉信 at 19:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

紅葉の仁淀川と安居渓谷〜池川のまちを流れる土居川〜


国道33号線を遡ると越知町から北へ分岐して
仁淀川支流の土居川に沿って北上する。
土居川水系も透明度の高い川で
その上流に安居渓谷がある。

茶畑の下には風情のある沈下橋
夏場はここでコロガシをしている(水中メガネで見ながらアユを針にかける)
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(この上流に商店街があるとは信じがたいでしょう)

その上手でSUPをしているカップル。
理想的な静水域で道路からも見られない水面をすべっていく。
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ダムがない土居川は川底が生きている
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日曜日をこんなふうに過ごしながら
水から上がって茶畑プリンでも食べるといいだろう

池川のまち(商店街)は自宅の裏が土居川
(これは反則。客が途切れると自宅兼店の裏手から友釣りができるなんて)
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商店街沿いの道路も川まで降りていく
(郡上八幡もいいまちだが、さらにのんびりとしている)
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タグ:仁淀川
posted by 平井 吉信 at 18:50| Comment(0) | 山、川、海、山野草

紅葉の仁淀川と安居渓谷〜仁淀ブルーとかわの駅おち〜


仁淀ブルーのプロモーションをNHK高知放送局が仕掛けたのは2012年だったか。
仁淀ブルーの青には緑色は含まれないと思う。
(エメラルドグリーンではないのだ)
そのためには条件がある。
それは川底の色、ひいては珪藻の状態。

このところ四国は雨がなく渇水気味である。
このような条件下では
水は澄んでいても仁淀ブルーは現れない。
ぼくもこれまで二桁は訪問しているが
仁淀ブルーと言い得る状況だったのは1〜2回ぐらいだ。

おそらくはある程度の大水が出て4〜5日が経過した頃
川底が清掃されたとき。
そのうえで光を沈み込ませる深さが不可欠。
だから渇水期には出現しない。
(誰かが「仁淀ブルー指数」を定点で毎日発表して欲しいと思う)

率直に書かなければならない。
仁淀川上流のダム群が水質を悪化させている。
(水質というよりも底質かもしれないが)
本流で数カ所泳いで川底を観察したが
川は死んでいる、と感じた。
そのため本流では仁淀ブルーはまず見られない。
(奇跡的に条件が整ったら見られるかもしれない。ぼくは一度しか見たことがない)

けれども川と風土に目を向ければ仁淀川はいまも憧憬の川だ。
高知県佐川町出身の作家、森下雨村の珠玉の名随筆集「猿猴川に死す」では
鎌井田地区の佇まいが桃源郷のように描かれている。
浅尾沈下橋から上流を俯瞰して屈曲部のあたりが描かれている場所ではないのだろうか。
(仁淀川のポスターでいつも出てくるのは浅尾沈下橋である)
鎌井田地区の仁淀川には置き忘れた四国の風土が息づいている。
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そして仁淀川の水は千変万化を見せる。
太陽が射す川底は明るく
太陽が射さない川底は碧色の階調に沈む。

窪川の仕事で美馬旅館に投宿後、
須崎から佐川へ、土居川を遡って池川の商店街を抜けて
安居渓谷に入る。

佐川町から越智町に入ると国道33号線沿いに「かわの駅おち」ができていた。
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町がスノーピークに運営を委託しているのだろう。
地元の物産とアウトドア用品を置いてある。
でももっとスノーピーク色を出したほうが良くはないかな?
その一方で、町内との連携がやや希薄な感じはする。
なぜここにこの施設があるのか、
どのように地元とつながっているのか。

「人生に、川遊びを」と訴える。
― 子どもの頃からそうしていますよ(そしていまも)。
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この日の浅尾沈下橋
(水量が少ないうえに川底の状態が良くないので冴えない)
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むしろ河畔の野菊に惹かれた
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タグ:仁淀川
posted by 平井 吉信 at 18:39| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月10日

ナカガワノギク 世界中で那賀川中流の岩場だけに咲く


那賀川は剣山山系の南斜面に源を発し阿南市の紀伊水道に注ぐ全長125kmの一級河川。
小見野々ダム、長安口ダム、川口ダムなどの巨大なダムがせき止めているが
流域は日本有数の雨の多い地域であり無数の支流を集めて流れる。
最大24時間降水量では、2004年の海川地区で1,317o、
1976年には日早地区で1,114oと当時の木頭村が全国1、2位の記録を持っている。
古くから木頭杉に代表される林業の産地であり
かつては流木に乗って竿1本で川を下る職業があった。

このように大雨が降ると一気に下っていく激流が洗う中流域に
鷲敷ライン(急流で知られる景勝地)がある。
そこには大雨が降ると水没する岩場に咲く固有の植物や希少種が自生する。
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見た目はどこにでもありそうなナカガワノギクは
世界中でここだけという希少種。
その特徴は水没しても流されにくいように
葉が流線型をしているということ。
この日も同じ岩場にリンドウやアオヤギバナが咲いていた。

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川沿いの公園のような場所ではイチョウが色づいている。
弁当を持って一日を過ごしてみてはどうだろう。
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ナカガワノギクが開花して丹生谷に秋が訪れた。
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posted by 平井 吉信 at 15:34| Comment(0) | 山、川、海、山野草

小歩危 吉野川でもっとも美しい景観のひとつ


瓶ケ森の南斜面に発した流れが東をめざし
四国山地を横切るように北上する途中にあるのが
大歩危小歩危。
なかでも小歩危峡は静謐な渓谷美が深く沈む。
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国道32号線すらなかったらと思わせる秘境であってほしい。

追記
最終行の意味がわかりにくいとのご指摘がありましたので補足。
大歩危小歩危は国道が併走しているので秘境感はありません。
しかし渓谷の景観は唯一無二といえるもの。
この景観こそが残された宝であり価値あるものとすれば
何も足さないのはもちろん、
既存の建造物なども撤去や改修で美観地区としての管理を行っていく必要がないでしょうか?



posted by 平井 吉信 at 12:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月05日

旭ヶ丸(大川原高原)おだやかな散策のあとの日暮れ


所用が片付いて時計を見たら14時過ぎ。
山へ出かける時間ではないけれど
ヘッドランプを持って出かけることにした。

旭ヶ丸は大川原高原の一角の三角点に過ぎない(1,020メートル)。
山麓一帯は風車が林立していて
風のある日は回転音が耳障りなぐらい。
けれどこの日はどの風車も止まったまま。
こんな日もあるのだ。

すすき野原に斜めの日で穂が浮かび上がる
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平坦な森へ上がると林床には植物がほとんど見当たらない
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森のなかの宝物とこぼれ落ちる日射しがウィンドウディスプレイのよう
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秋の日はつるべ落とし
やがて地平線へと落ちる準備
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すすき野原も光を失った
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風がないので巨人たちも動かない
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吉野川と鮎喰川が見える
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空にはたなびく雲
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月とともに
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彩雲も出た
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タグ:大川原高原
posted by 平井 吉信 at 23:22| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月03日

大神子の夕凪は渚からでも丘の上からでも


徳島市南部の大神子海岸はテニスコートや散策コースがあるため
市民の憩いの場となっている。
新たに購入したデジカメ(ソニーRX100M7)を持ち出して
散策してみた。
(仕事は立て込んできついけれど心が遊ぶ時間は必要)

夕暮れ間近の海岸は親子や家族を連れた人たちが思い思いの休日を過ごしている
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渚をあとに左手の遊歩道から海岸を見下ろす稜線をめざす
大神子は猫の聖地でもあるので山中にもいる
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かすかに息をはずませて稜線の林間をたどる道は静かな喜び
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稜線とは大神子の北に突き出た半島の背骨
だから南側の大神子と北側の津田・勝浦川河口が見える
大神子側
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勝浦川河口と遠くに徳島市の象徴眉山(びざん)
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眉のごと 雲居に見ゆる 阿波の山 懸けて漕ぐ舟 泊り知らずも
 
万葉集にもうたわれた眉山を紀貫之も舟から見たという
もちろん当時はビルはなく勝浦川三角州の平原が広がっていただろう

ほら、海を眺める静かな時間のために特等席がある
水平線を漂う雲は動かないようで少しずつ姿を変えて気がつくとそこにない
それを見る人もまた同じ
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和田の鼻の沖を通る貨物船
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一本松の礒は数年前に松が枯れてしまった
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巣にかかった羽アリをいままさに食べようとする女郎蜘蛛
これも生命の営み
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RX100M7は飛んでいるトンビを追いかける
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渚に降りてくるとそろそろ家路をめざす時間
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太古から繰り返されてきた渚の夕暮れは
いつも決まって家路を連想させる

台風や水害の被害に遭われた方も
津波で大切な人を亡くされた方も
いまは病気で闘病中の方も
あまねく佳き日であればと。


posted by 平井 吉信 at 10:55| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年10月27日

川沿いの散策路 初々しいカマキリ(徳島市飯谷地区)


まちの近くで自然度が高くて人がほとんどいない場所がある、
というのは徳島ならでは。
(多摩川の畔などは数万人ぐらいが散策しているかもしれない)

仕事の途中で車を停めて歩く。
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河畔の小径には秋の草花が咲いている。
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やがて小径は高台を通るようになる
道でばったりカマキリにでくわした
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レンズを近づけるとカマを振りかざすのが通例
手に乗って来る個体もこれまで何度かあったが、
これは初々しい個体のようで恥じらいを持っている
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続いてアスファルトを移動するカタツムリに遭遇
(いかに車が少ないとはいえ)
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明暗の差がなくなりつつある時間
それでも雲を通して最後のきらめきを見せて流れる勝浦川
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車に戻る途中で「いるかな?」と探したら
ガードレールにいた。
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また遭ったなと。
タグ:勝浦川
posted by 平井 吉信 at 11:35| Comment(0) | 山、川、海、山野草

国道193号線を脇町から塩江へ 借耕牛と讃岐山脈を流れる川の地形


阿波と讃岐の交流の歴史は長い。
よく働くと評判の阿波女は讃岐ではモテモテであったらしい。
(徳島は女性社長の割合が全国一多い)

人だけではない、牛も行き来があった。
阿波の百姓が讃岐の百姓に牛を貸し出すのである。
阿讃山脈の徳島側は牛の餌となる草地があるが、山がちで扇状地が多いため稲作には向いていない。
香川側は草地に乏しいが平坦な地形が多く田んぼが多い。
そこで阿波から耕作用に牛を貸し出して
収穫を終えれば米を運びつつ久しぶりに買い主の家に戻ってくる。
これを借耕牛(かりこうし)という。
(小松島在住で教師をしておられた泉正夫先生のコラムで読んだことがある。あの珠玉のコラムをクラウドファンディングで一冊の書籍にできないかと思う)。

峠を越えるのは牛にとってもきつく(国道193号線や32号線、三頭トンネルもない)
途中で転落したり疲労困憊で力尽きることもあったらしい。
特に収穫が終わって戻る帰路には牛は酷使されて痩せ衰え
おまけに謝礼の米俵を積んで命がけの旅であった。

借耕牛は瀬戸内の島でもあったようである。
耕作地のない島で牛を飼い、それを平野がある地区に貸し出して米をもらう。
いずれにしても牛という労力を介した交換である。
少しでも多く米を持って帰ってもらいたい貸主と
牛の力でより多くの収穫をめざす借主は
利害だけでなく牛に対する感謝とねぎらいの気持ちは同じであっただろう。
「すまんな、こんなに働かせてすまんな…」
涙を拭いながら牛の世話をする農家の姿が見えるようである。

〔借耕牛の文献〕
http://kagawa.lin.gr.jp/tsutae/tsutae2a.htm
https://setouchi-artfest.jp/blog/detail148.html
http://www.coneri.co.jp/region/entry-6055.html#prettyPhoto

※阿讃山脈は「讃岐山脈」が呼称であることを今回知った。最高点は竜王山(1,060メートル)。南斜面(徳島側)を中央構造線の大断層が横切る。

このところ国道193号線を通ることが多くなっている。
ところどころで山肌や渓谷沿いの崖に特徴のある地形が現れる。
吉野川支流曽江谷川(そえだにがわ)に沿ってあった。
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大山祇神社といえば山の神の大元の存在、
武運長久を祈る神としても知られる今治の大三島が総本山。
穴吹の口山にもある。山を斉祀るという趣旨なのだろう。
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付近にはノギク(ヨメナ)が咲いていた
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分水嶺(阿讃国境)を超えて塩江温泉郷に入ると
香東川にも同様の地形があった。
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いまは時計を見ながら車でわずかな時間で通り過ぎる。
ときの静寂と営みは
情報という呼び名でコンパクトに折りたたまれていつでも取り出せる。
そこに変わらないものがあるとするなら
それを見つめていくべきなのだ。
(スローライフとか温故知新といった言葉でなくもっと根源的なもの)
posted by 平井 吉信 at 11:12| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年10月20日

南阿波サンライン 雨の後に現れる滝(外ノ牟井浜)、川が渚に流れ込む(明丸海岸)


天気予報では雨となっていたが
朝起きたら晴れていた。
(東日本の洪水を思うと心は晴れないけど)

南へと車を走らせた。
数日前に雨が強く降ったので
「もしや」と思って外ノ牟井浜へ降りてみたら
やはり滝が出現。

大雨の後に渚へ落ちる滝が浜の北側に出現する。
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次に明丸海岸でのんびりと過ごす。
少し暑い一日だったので木陰のある渚がいいかと。
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阿南市内に新しくできたパンの店に立ち寄った。
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生地のおいしさが出色のできばえ。
那賀川沿いの土手の下で民家を改装されたよう。
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特にカレーパンのルウが出色。
スパイスが立っていて
県内ではこれ以上のカレーパンはないのではと思う。

パンと合わせて阪急デリカアイの冷凍食品。
コンビニの弁当などと違って野菜が入っている。
スーパーの店頭で購入して電子レンジで解凍する。

目の前に沢があり
アカテガニが足元をときどき移動していく。
その沢は1軒の人家の水も流れることなく
海岸性照葉樹の森を流れてそのままの姿で海に注いでいく。
(これ以上の感動はないですね)

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目を閉じても目を開けても聞き飽きない、見飽きない。

浜に降りて沢の流れと波のせみぎあいを見ているとはや1時間
聞き飽きない、見飽きない。
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嵐のあとというのに渚には人工物ひとつ漂着していない。
黒っぽく細かい砂利の心地よい渚。
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目を閉じても寝られない
静かな自然界があまりに饒舌で。

posted by 平井 吉信 at 23:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年10月19日

秋澄み渡る吉野川中流(穴吹町)


仕事で県西部へよく行くのだが
その際にいつも目を止めるのが
穴吹町から見る脇町側の水害防備林と
瀬をゆるやかに流れる吉野川。
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蕩蕩と流れる川がふと見せる(魅せる)きらめきの深み。

色の再現性についてさらに知りたい方は別のブログで解説
http://soratoumi.sblo.jp/article/186701009.html
タグ:吉野川
posted by 平井 吉信 at 22:28| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年10月14日

竜宮公園から千羽海崖へ 潮騒と木洩れ日と弁当の休日


体力にと運転には自信がないけど運動不足を解消したい、
景色がよければ多少の遠出は構わない、
できればおいしさを味わいたい―。

そんな人にぴったりなのが日和佐の竜宮公園から千羽海崖への散策である。
竜宮公園は駐車場完備で無料、
手入れの行き届いた芝生と子どもが愉しめるアスレチックもあるが
ほとんど人がいない(過疎の良さもある)。
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公園を見ながら左から散策路へとりかかる
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ほどなく海を見下ろす稜線に出る
樹間の木洩れ日、打ち寄せる波が下から聞こえてくる
α波を呼び出してくれている
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潮騒と海岸性照葉樹の陽光と海と山の大気をつなぐ風を感じる
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緑の生態系に目を留めながら
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大浜海岸 うみがめ博物館カレッタ ホテル白い灯台が見える
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どこかの展望台かベンチで弁当を広げればいい
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恵比須洞を望む
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公園まで降りてくると亀が迎えてくれる
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遊ぶ子どもと若い夫婦、ほっとする光景
希望の燭光のように見えた
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国滅びても人々は幸福に生きていく―。
そんな時代になったのかもしれない。
タグ:日和佐
posted by 平井 吉信 at 13:13| Comment(0) | 山、川、海、山野草

第十堰から河口干潟へ シオマネキもいた


秋晴れの一日、第十堰南岸から堰を見る
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シラサギをはじめ鳥たちの餌場
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青石積みの上堰。第十堰は流れに斜めに置かれ
さらにコンクリートの下堰との二段構造となっている
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下流へ移動する。干潟はどこもカニの楽園
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片手が大きいシオマネキのオス。
大きなハサミは見せかけで餌を食べるときの邪魔。
実用性よりも装飾性。男はつらいよ。
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瓶ケ森の南斜面に源を発して194km、水の旅の終わりは河口干潟。
吉野川下流の生態系とたたずまいは徳島市の財産。
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posted by 平井 吉信 at 00:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年10月12日

台風と出張 高知県南西部へ 嵐の海に荘厳な色彩を見た


関東に激甚災害をもらたしている(進行形)である台風19号が
四国に最接近する頃の出張となった。
今回は運休する見込みのあるJRを使わず車で出かけた。

自宅には土嚢を積み、風対策を行った。
出張の車内には水6リットル、即席麺多数、登山用ガスバーナー(プリムスの高効率イータパワー)、バナナ、菓子、飴、テント、寝袋、それに停滞した車内で仕事ができるよう書類の束を持ちこんでの出張となった。
(普段使っているモンベルのシュラフやダンロップのテント、国道や高速道路が寸断されても2日程度はしのげる装備を持っていったのである)。

結果として台風は四国西南部では波浪が主な状況で雨はあまり降らなかった。
帰路の高速道路では風に煽られることもあったが徳島まで無事辿り着いた。

国道56号は土佐佐賀から大方浮鞭までが海沿いを取る。
目線の高さで襲いかかる波を見ながらの運転となった。
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途中でおにぎりのおいしい店へ立ち寄った。
注文するとその場でつくってくれる。
フットスイッチを押すと下半分の米が定量でポップアップし
(どういうしくみなんだろう)
具材を置いて上半分(上下の区別はないが)を置いて海苔で巻いてつくるもの。
こうすると、固めていないのでほろほろ崩れるのと巻き立ての海苔の香り、
それに炊きたての仁井田米が相まって
車内が米と海苔の香りが漂って唾液が出てくる。
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ぼくはいつも生姜とおかかを1個ずつ買っている(1個110円)。
新商品もあった。
https://www.kochinews.co.jp/article/245488/


佐賀の展望台で海を見る人が続々と集まってくる
佐賀港方面を見ると灯台が波に呑まれている
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波が多重に押し寄せる。その厚みは普段の大波とは異なる姿
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大気の壮大な流れが雲に転写されているよう
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広大な大方浮鞭海岸の砂浜が波に覆われて国道まで迫っている
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なぜ波打ち際を走るのか、餌を探しているのか(ハクセキレイ?)
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波で白く靄が掛かった海と陸
不謹慎だが荘厳なものを見ているようで惹かれてしまう
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津波の厚みのように見える。地震が起こったのではと身構えた
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人を惹きつける何かがこのなかにあるのだ。
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posted by 平井 吉信 at 22:45| Comment(0) | 山、川、海、山野草