2020年01月13日

古座川の春


南紀古座川の春はこんなふうにやってくる
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posted by 平井 吉信 at 01:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年01月05日

山犬嶽は苔の名山(上勝町) 山犬嶽ツアーは月ヶ谷温泉発がおすすめ


山犬嶽(やまいぬだけ)は上勝町にある標高997メートルの山で
近年は苔の名山として知られ、訪れたいと思う人が増えている。
決して深山幽谷ではなく、ルートもそれほど険しいわけではないが
意外と難易度は高い山である。

南アルプスや北アルプスなど著名な山岳では
登山道が整備され地図とコンパスを持って地形を判断すれば道迷いは少ない。
ところが里山にある山犬嶽は踏み跡が縦横無尽にある。
自然のつくりだした展望大岩から登山口へと戻るルートが道迷い必須のコースである。
この山はほとんど携帯電話が通じない。
(従ってメールも受発信できない)
この山の魅力と注意点を見ていきたい。

登山口は民有地でありご好意で通らせていただく。
登山口直下に車を置くことはできず(当該民家の方が出入りできなくなる)
2km下の樫原の棚田の手前に車を停めることは可能である。
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しかし樫原の棚田(全国棚田百選)を見ながら車道を上っていくのは目の保養である。
(広い場所だからといって車が転回する場所に停めてはいけない)

登山口にさしかかる。
民家の方と目が合えばあいさつをしていこう。
最初は手入れの行き届いた杉林のなかである。
やがて分岐が見えてくる(周遊している)。
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ここでは左の苔の名所へと進む。

苔の名所にさしかかると登山道の周辺が苔に覆われた地形となる。
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大きな岩が苔むしているが、次々と現れる石像(仏像)にも足を止めてみる。
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さらに進むと苔玉のような光景が次々と現れる。
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谷の地形を降りていくともののけ姫の小さな花(タニギキョウ)などがひっそりと咲いている。
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山犬嶽の山頂へはトラバースしながらたどる。
山頂からは来た道を戻り、再び苔むす散策路をたどる。
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新緑の季節は目に入るすべてが碧に輝き碧に沈む。
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やがて大きな岩が見えてくる。
眼下の樹林を見下ろしながら風に吹かれてみる。
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ここからの下りは道を失いやすい。
一度急降下する樹林に紛れ込めばどれも踏み跡に見えてしまう。
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おかしいと思ったら引き返す(上に上がる)こと。

岩の下へ回り込んでみると神様が祀られている。
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無事戻ってこられたら山の神様にお礼を。

実は登山口の近くにある秋葉神社では旧暦の七月二十六日の夜更けに「三体の月」が見られるという。
(二十六夜の月は夜半すぎて上がってくる三日月である)
橘湾方面から上る月が三体に分かれてみることがある。
ぼくも深夜見に行ったことがある。
地区の女性が綾姫さまになって芝居をされていたのを思い出す。

秋ともなれば樫原や田野々の棚田、野尻地区は黄金色に変わる
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豊かな里山の魅力、上勝晩茶と棚田と苔むす山々、彩り山に温泉。
行ってみたいと思いませんか?

上勝町役場では道迷いが多い山犬嶽登山の注意を喚起している。
ご一読を。
http://www.kamikatsu.jp/docs/2011070400018/

ぼくがおすすめするのは
月ヶ谷温泉が頻繁に行っている山犬嶽ツアーに参加すること。
徳島市内から1時間少々で月ヶ谷温泉まで来られる。
そこから登山口駐車場まで10分少々であるが、
田野々集落から車で上がっていくと
山に慣れた人でも運転を躊躇するだろう。
片側はガードレールのない崖、
片側は民家の石垣と接触しそうであるが
民家は結構多いため
こんな場所ですれ違うとなると大変である。
役場の裏手の野尻地区からのほうがアプローチは長いがまだましかもしれない。
いずれにせよ車で行って車を置くのもなかなか難儀である。
だから月ヶ谷温泉の広い駐車場に車を置いてのツアーをおすすめする。

春から秋までがこの山のシーズンだが
マムシが多い山でもある。
多人数で行くと万一のときも安心できる。
歩く距離は大したことはないが
登山道という概念のない里山(登山地図もないし迷路のような地形からGPSは現在位置の把握のみにしか使えない)なので山の経験が豊富な人でも注意が必要である。

山犬嶽へ送迎してもらって
地元のガイド数人と苔の山を楽しみ
帰りは温泉でくつろぎながら食事を楽しむ。

月ヶ谷温泉は全室川を見下ろす部屋である。
一部の部屋は部屋風呂もある。
料金も手頃な価格となっているので
朝の出発が早いこともあって
泊まりをおすすめする。

温泉周辺には古民家のイタリアンもあれば
SDGsに配慮した人気のカフェもある。
棚田見物やいろどり橋を渡ったり眼下の川で遊ぶなど一日楽しめるだろう。

五月の勝浦川 彩山への道程 
http://soratoumi2.sblo.jp/article/185983267.html

連休は月ヶ谷温泉で鯉のぼりを眺めて食事と水遊び
http://soratoumi2.sblo.jp/article/183168183.html

2020年の詳細はまだ公表されていないので
2019年の概要をリンク。
https://www.e-kamikatsu.jp/asp/nwsitem.asp?nw_id=1159
posted by 平井 吉信 at 19:12| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年01月03日

ひと夏の自転車 地理の授業ではないけれど(生見海岸)


高校の頃、通学用自転車で室戸岬をめざした夏があった。
上からの直射と下からの照り返しで溶け出しそうな午後。
自転車ごと谷に飛び込んだことを思い出す。

ときは流れてまた来てしまった。
生見海岸の南端にはあめ色の砂浜がある。
生見川が吐き出す細かい粒子がこの地形をつくりだした。
それは足を取られそうなほどやわらかく粘り気があるので砂浜という気がしない。
それはそうと、小学生か中学生に見せれば良い。これが河岸段丘だって。
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夜の生見の浜は不気味だけれどそれを上回る魅力があった。
posted by 平井 吉信 at 00:17| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年01月02日

高速バス吉野川エクスプレス(徳島 → 松山)で楽しみな風景

徳島を出て1時間、バスは吉野川SAで休憩を取る。
その少し前に長いトンネルをくぐる。

そこから下り坂となって川が近づいたときに見えるのがこの景色。
桜の春に遭遇すれば新緑の緑と相まって夢のような世界。
左側に座席をとって居眠りしないようにすれば
ほんの数秒間見ることができる。
吉野川の川面と日本一の水害防備林が彩なす光と水。
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タグ:吉野川
posted by 平井 吉信 at 23:36| Comment(0) | 山、川、海、山野草

田園の真っ直中にあるJR斗賀野駅(土讃線)


JR四国の高知駅から土讃線をたどって中村方面(土佐くろしお鉄道)をめざすとき
佐川から須崎へ抜ける山越えに差し掛かる手前の田園地帯を列車が走る。
ぼくは特急南風号の車内で弁当を広げるとき
早いときはこの辺りで、遅ければ土佐久礼で食べ始める。
窪川を過ぎるとあっという間に中村に着いてしまうから。
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佐川から斗賀野までの田園風景はここでしか見られない。
広々とのびやかな田園を南風が走るとき
例え仕事での出張であっても旅愁を感じるから。
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昭和の時代の小川で子どもが遊ぶ光景などを映画で撮るのなら
この辺りはどうだろう?
タグ:JR
posted by 平井 吉信 at 23:32| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年01月01日

何もないように見えて豊かな時間 室戸岬の朝


前夜室戸市内での仕事を終えて
帰路に岬を訪れてみた。
時刻は日の出前。
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やがて光が満ちて岬の朝。
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冬の室戸岬の主役は黄色い花、シオギクとアゼトウナ。
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決して華やかな花ではないかもしれないけれど
栄養に乏しい、潮風をまともに受ける岩場で
根付いた種が咲かせた花。
植物は自分で場所を選べない。
いまいる場所が天国と思って咲くしかない。
だから、いまいる場所で咲いている―。

熱い思いを感じて逍遥を続ける。
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人はいまいる場所をよくする行動を行うのが自然。
そしてできるだけのことをやってみる、やってみた。

それでも場所が合わなければどうするか?
場所を変わるか、場を変える努力を続けるだけ。
いまいる場所で咲いている花の伝言。

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岬はいつも饒舌。
こんな場面を見つけるとうれしくてうずくまってしまう。
オーケストラもあればソロもある。
協奏曲もあれば弦楽四重奏もある。
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ここ数日不覚にも寝込んでいたが、
それでも起き出しては年の瀬の支度と仕事をしていた。
報告書が一段落したと思ったら除夜の鐘が鳴っていた。
いまいる場所、いまやるべきこと、それだけで幸福が横たわっている。
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岬が遠くなっていく。
それでも霞の向こうに横たわる四国東南部の背骨の半島。
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夫婦岩
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白浜海岸
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やがて海の駅東洋町へ。
四国東南部の先端をめざして走り
四国東南部の先端から戻る道中は
四国東南部の風が吹いている。

タグ:室戸
posted by 平井 吉信 at 17:59| Comment(0) | 山、川、海、山野草

南国に極彩色の札所 第二十五番 津照寺(しんしょうじ)


室戸市の中心部にある室津港界隈に昔ながらのまちなみがある。
二つの商店街と大漁で懐が大きくなった漁師達を呑み込むスナックなどの飲食店が連なる。
その港から目と鼻の先に第二十五番札所の津照寺がある。
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津照寺は海の近くなのに写真だけ見ると山中にあるように見える。
港のすぐ近くの小山(独立峰)である。
山というよりは丘という感じだが、その階段は険しく急である。
まちなかの山門をくぐると
お大師さんのご加護をいただきながら階段を上がりきるとさらに門がある。
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この急な階段でふと目を留めるのはツワブキや萩である。
(撮影時期は11月中旬である)
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ここで折り返すように階段を上がりきったところに寺はある。
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山門とそのなかに安置されている鐘
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津照寺は途中から別の階段があって左手を上がることができる。
その途中でホトトギスがいくえにも咲いている。
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曲がりくねった階段を上がりきると一木神社(というらしい)。
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土佐藩の普請奉行(土木担当)の一木政利を悼んで建立されたという。
当時も港の改修は難工事であったが、
竣工後に自ら人柱となったという。

境内から見下ろす港、その向こうの太平洋
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室津港に停泊する船
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まちを歩いていていつのまにか誘われるようにやってきた津照寺。
その極彩色が心に残った。
タグ:室戸
posted by 平井 吉信 at 13:52| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年12月15日

360度の夕焼けを見たことがありますか?


生涯にそう見られるものではないと思うものが
全天を深紅に染めていく夕焼け。
ぼくが最初にして壮麗なのを目撃したのは
世界第二といわれるラグーン、ランギロア環礁にて。
それは東も西も上も下もない一面の深紅に染まる世界が訪れたとき。
宿で借りたMTBで周辺を散策していたのでカメラを持っていなかった。

先日、出張で四万十市を訪れたとき
黄昏にさしかかった大方浮鞭海岸で遭遇したのはこんな光景。
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おそらくは大気を斜めに通して見るような大気の構造のとき、
つまりは上空の大気が不安定なときに現れるのではないかと。


それから数日して南阿波サンラインの夕暮れ。
風も少なくおだやかな午後が静かに暮れていくと
こんな感じ。
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特に取り立てて見るほどでもない夕暮れ。
けれどそんな夕暮れを迎えるとき誰の心にも安心や安堵が顔を覗かせているはず。
そこから生きる意義が見えてくる。
いまこのときに価値判断を下さないでただ受け止めればいいという。
posted by 平井 吉信 at 13:17| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年12月08日

北の脇の南端 そこに自然石のご神体の神社がある


夕暮れの北の脇を散策していて南端へ足を伸ばしてみた。
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途中の岩場にはツワブキやアゼトウナの群落があった。
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すると渚へと通じる散策路があった。
しばらくたどると神社の境内に遭遇。
2つの神社が同じ敷地に合祀されているような。
ひとつは山神神社と読める。こちらには神社の建物がある。
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もうひとつ石版に刻まれた名称が読めない。

もうひとつは北の脇の崖へとつづく岩肌に安置された社。
大木の茂みが陰を落としてそこから奥へと導かれるような雰囲気。
むしろこの岩がご神体のような。
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この世とあの世をつなぐ接点のような場所にも見える。
この神社の名前も由来もわからない。

タグ:北の脇
posted by 平井 吉信 at 23:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月30日

佐喜浜川 最後の楽園か荒廃した山里か


四国の東南部を室戸岬をめざす道筋は日本有数の気持ちの良い場所。
(室戸阿南海岸国定公園)

右手に山が迫り左手には太平洋。
そんななかで小さな川がいくつか海に注いでいる。
国道55号線から見える上手の光景がいつも気になる佐喜浜川。
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Google地球で見ると
災害で荒れて工事の手が入った場所もあるが
手つかずの荒野の川の風情が横たわる。
気にはなる。
(雄大な海のそばの小さな川には誰も気に留めないから。渓流師以外は)

追記
佐喜浜川を車で横断する人がいた。
レガシーのようだけど…。
https://ameblo.jp/ffonly2007/entry-12548611950.html
posted by 平井 吉信 at 21:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草

木沢の深まる秋 紅葉の砥石権現 その3


最後は望遠レンズのみ。
(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G )

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唱歌のもみじが好きで小学校の頃から口ずさんでいた。
心がばらばらに砕けて子どもに還るひととき。
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 20:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

木沢の深まる秋 紅葉の砥石権現 その2


今度は標準レンズのみで撮影したもの。
(フジX-T30+XF35mmF1.4 )

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(ほとんどの風景はこの標準レンズで撮影している。特殊なレンズは必要ないと感じている)
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 20:19| Comment(0) | 山、川、海、山野草

木沢の深まる秋 紅葉の砥石権現


那賀町木沢地区のスーパー林道沿いにある砥石権現は神社でなく山である。
無心に森の懐に抱かれたいときにこの山へやってくる。
自宅から1時間少々でこんな山があるのは四国ならでは。
ブナの森としては南限に近いだろう。
訪れたのは11月上旬だが山のたたずまいに浸った数時間だった。

山麓の平坦な森、そこを流れるおだやかな渓相の沢(源流部)、
ほどなく尾根に出ると北西からの風を受けて寒く感じるが
南へと下がるとぽかぽかとあたたかい。
(今回は散策している気分に浸れるよう説明を省く。時系列で並べている)
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特に目的地を定めず無心に逍遥している。
ここは紅葉の砥石権現。
(フジX-T2+XF18-55mmF2.8-4のみ)
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 20:16| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月27日

星の岩屋 秋が暮れていくと滝を滴る水に紅葉


勝浦町のよってね市に立ち寄って
その足で勝浦川を渡れば星の岩屋へと続く山道がある。

道は途中から狭くなり、まちなか運転手には足がすくむ。
(実際は大型SUVでも通れるのだが)
そこで手前の広い農道に停めて歩くといい。

星の岩屋へ着くと滝が目に付くがこれは序の口。
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神社まで急な階段を上がってみる。巨大な岩が行く手にたちはだかる
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すると弘法大師像とともに滝が見えてくる
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滝の裏側からさっきまでいた場所を見ることもできる
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振り返ると散策路は紅葉を移す沢にたたずんでいる。
訪れる人もいない秋の夕暮れ、
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風に揺れる草木もまた。
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posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月26日

秋桜 十一月(しもつき)の田んぼに咲く(羽ノ浦町)


陽光を浴びて気持ちいいのは人も花も同じ。
ここはコスモスの名所、羽ノ浦町。
町内はどこへ行っても花盛り。
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羽ノ浦はなぜかコスモスに力を入れている。
場所はJA東とくしま羽ノ浦支所ライスセンター周辺である。
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たくさんの花のなかからなぜ一輪を選ぶのかわからないけど
写真を撮るときは大勢を見ているようで一人を見ている。
一人を見ているようで背景を見ている。
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posted by 平井 吉信 at 22:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月17日

紅葉の仁淀川と安居渓谷(本編)


池川のまちなかを過ぎれば安居渓谷への分岐が現れる。
国道から分かれて進む道では離合が困難な場所がある。
仁淀ブルーのなかでももっとも人気の場所だけに
紅葉の時季には地元の走行ルールを事前に調べて訪問したほうがいい。

宝来荘前に停める車が多く繁忙期は満車となる。
その手前の駐車場に停めて歩くことをおすすめしたい。
また、第二駐車場も穴場と思う。
(写真は下流から順に)。
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宝来荘と吊り橋
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支流の滝をめぐる散策は人気のコース
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周辺は錦絵のよう
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庭園のような場所がある
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水晶淵(ただしこの色も本来の仁淀ブルーではないと思う)
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安居渓谷はもちろん良いが
人が多い休日を避けるのがいいかもしれない。
また、時間のある人は面河渓谷を訪れてみたらいいだろう。
(仁淀水系の支流では第一に指を屈する場所ではないかと)

でも究極の水の色は吉野川源流白猪谷にある。
一度ご覧いただいたら生涯忘れられないだろう。(渇水期は除く)

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水の色を感じないのに色があるという感じ。
posted by 平井 吉信 at 19:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

紅葉の仁淀川と安居渓谷〜池川のまちを流れる土居川〜


国道33号線を遡ると越知町から北へ分岐して
仁淀川支流の土居川に沿って北上する。
土居川水系も透明度の高い川で
その上流に安居渓谷がある。

茶畑の下には風情のある沈下橋
夏場はここでコロガシをしている(水中メガネで見ながらアユを針にかける)
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(この上流に商店街があるとは信じがたいでしょう)

その上手でSUPをしているカップル。
理想的な静水域で道路からも見られない水面をすべっていく。
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ダムがない土居川は川底が生きている
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日曜日をこんなふうに過ごしながら
水から上がって茶畑プリンでも食べるといいだろう

池川のまち(商店街)は自宅の裏が土居川
(これは反則。客が途切れると自宅兼店の裏手から友釣りができるなんて)
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商店街沿いの道路も川まで降りていく
(郡上八幡もいいまちだが、さらにのんびりとしている)
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タグ:仁淀川
posted by 平井 吉信 at 18:50| Comment(0) | 山、川、海、山野草

紅葉の仁淀川と安居渓谷〜仁淀ブルーとかわの駅おち〜


仁淀ブルーのプロモーションをNHK高知放送局が仕掛けたのは2012年だったか。
仁淀ブルーの青には緑色は含まれないと思う。
(エメラルドグリーンではないのだ)
そのためには条件がある。
それは川底の色、ひいては珪藻の状態。

このところ四国は雨がなく渇水気味である。
このような条件下では
水は澄んでいても仁淀ブルーは現れない。
ぼくもこれまで二桁は訪問しているが
仁淀ブルーと言い得る状況だったのは1〜2回ぐらいだ。

おそらくはある程度の大水が出て4〜5日が経過した頃
川底が清掃されたとき。
そのうえで光を沈み込ませる深さが不可欠。
だから渇水期には出現しない。
(誰かが「仁淀ブルー指数」を定点で毎日発表して欲しいと思う)

率直に書かなければならない。
仁淀川上流のダム群が水質を悪化させている。
(水質というよりも底質かもしれないが)
本流で数カ所泳いで川底を観察したが
川は死んでいる、と感じた。
そのため本流では仁淀ブルーはまず見られない。
(奇跡的に条件が整ったら見られるかもしれない。ぼくは一度しか見たことがない)

けれども川と風土に目を向ければ仁淀川はいまも憧憬の川だ。
高知県佐川町出身の作家、森下雨村の珠玉の名随筆集「猿猴川に死す」では
鎌井田地区の佇まいが桃源郷のように描かれている。
浅尾沈下橋から上流を俯瞰して屈曲部のあたりが描かれている場所ではないのだろうか。
(仁淀川のポスターでいつも出てくるのは浅尾沈下橋である)
鎌井田地区の仁淀川には置き忘れた四国の風土が息づいている。
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そして仁淀川の水は千変万化を見せる。
太陽が射す川底は明るく
太陽が射さない川底は碧色の階調に沈む。

窪川の仕事で美馬旅館に投宿後、
須崎から佐川へ、土居川を遡って池川の商店街を抜けて
安居渓谷に入る。

佐川町から越智町に入ると国道33号線沿いに「かわの駅おち」ができていた。
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町がスノーピークに運営を委託しているのだろう。
地元の物産とアウトドア用品を置いてある。
でももっとスノーピーク色を出したほうが良くはないかな?
その一方で、町内との連携がやや希薄な感じはする。
なぜここにこの施設があるのか、
どのように地元とつながっているのか。

「人生に、川遊びを」と訴える。
― 子どもの頃からそうしていますよ(そしていまも)。
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この日の浅尾沈下橋
(水量が少ないうえに川底の状態が良くないので冴えない)
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むしろ河畔の野菊に惹かれた
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タグ:仁淀川
posted by 平井 吉信 at 18:39| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年11月10日

ナカガワノギク 世界中で那賀川中流の岩場だけに咲く


那賀川は剣山山系の南斜面に源を発し阿南市の紀伊水道に注ぐ全長125kmの一級河川。
小見野々ダム、長安口ダム、川口ダムなどの巨大なダムがせき止めているが
流域は日本有数の雨の多い地域であり無数の支流を集めて流れる。
最大24時間降水量では、2004年の海川地区で1,317o、
1976年には日早地区で1,114oと当時の木頭村が全国1、2位の記録を持っている。
古くから木頭杉に代表される林業の産地であり
かつては流木に乗って竿1本で川を下る職業があった。

このように大雨が降ると一気に下っていく激流が洗う中流域に
鷲敷ライン(急流で知られる景勝地)がある。
そこには大雨が降ると水没する岩場に咲く固有の植物や希少種が自生する。
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見た目はどこにでもありそうなナカガワノギクは
世界中でここだけという希少種。
その特徴は水没しても流されにくいように
葉が流線型をしているということ。
この日も同じ岩場にリンドウやアオヤギバナが咲いていた。

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川沿いの公園のような場所ではイチョウが色づいている。
弁当を持って一日を過ごしてみてはどうだろう。
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ナカガワノギクが開花して丹生谷に秋が訪れた。
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posted by 平井 吉信 at 15:34| Comment(0) | 山、川、海、山野草

小歩危 吉野川でもっとも美しい景観のひとつ


瓶ケ森の南斜面に発した流れが東をめざし
四国山地を横切るように北上する途中にあるのが
大歩危小歩危。
なかでも小歩危峡は静謐な渓谷美が深く沈む。
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国道32号線すらなかったらと思わせる秘境であってほしい。

追記
最終行の意味がわかりにくいとのご指摘がありましたので補足。
大歩危小歩危は国道が併走しているので秘境感はありません。
しかし渓谷の景観は唯一無二といえるもの。
この景観こそが残された宝であり価値あるものとすれば
何も足さないのはもちろん、
既存の建造物なども撤去や改修で美観地区としての管理を行っていく必要がないでしょうか?



posted by 平井 吉信 at 12:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草