2019年09月07日

濃厚トマトジュースのレモン炭酸割でからだよろこぶ


仕事で急いでいて昼食代わりにパンを食べていたら
不注意にも舌を噛んでしまった。
大したことないだろう、と思っていたら
血があとから沸き出すようで止まらない。
しかもこれから仕事、ということで
口を押さえながらときどき洗面に立ちながら
なんとか数時間を過ごしたところ。

食事ができる状態でないし、うがいをするのも気を使う。
茶を飲むのさえ舌を動かさないようにそろそろと。

そんなとき冷蔵庫に常備して助かったものがある。
それがこの組み合わせ。

★デルモンテのリコピンリッチというトマトジュース
★生協の「ただの炭酸レモン」(山形県天童市取水)
そこに蜂蜜(カナダ産、カルディ販売)を落として氷で冷やして飲んでみた。
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空腹と咽が渇いた身体に吸い込まれるように落ちていく。
おいしさだけではない、栄養と飲み応えと。
一杯数十円でこれだけの満足度はなかなか得られない。
毎日複数回飲んでいるうちに舌の出血も止まって
流動食が取れるようになった。

いまの時季はトマトが採れない。
採れていても気温が高く日射しが強いためおいしくない。
(四国では春先が旬だよね)
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だからトマトのおいしい時季に品種を選んでそのまま絞った無添加無加塩のジュースは重宝する。
1本900ccに完熟トマト28個が入ってリコピン濃度も高いとか。

まだ早いけれど、バレンタインにはトマトジュースください、と言いたくなる。

↓おいしいトマトジュース
デルモンテ リコピンリッチ トマト飲料

カゴメ プレミアムレッド 高リコピントマト50%使用(食塩無添加)

ビタミン、ミネラルの含有量
https://www.kagome.co.jp/statement/health/tomato-univ/medical/vitamin.html

トマトの出回る季節だとこんなのもいい
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トマトという野菜はまったくもって

posted by 平井 吉信 at 22:25| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2019年08月15日

徳島の阿波正藍染め+オーガニックコットンの敷物が誕生するまで(栄光カーペット株式会社、徳島県つるぎ町)


徳島県つるぎ町の栄光カーペット株式会社が藍染めの敷物を開発したと聞いて
直接現地を訪問した。
徳島は全国有数の藍染めの産地で「阿波藍」を知らない人はいないだろう。
今回の阿波藍を使った敷物は、全国初の取り組みではないだろうか。
同社の辻社長と奥様の倫子さんにご案内をいただいた。
→ 2019年7月11日 徳島新聞に「藍染めの綿糸で独自製品」と掲載

エピローグ 風合いと色合いをみる

まず、触れてみてください。 
人が敷物に触れたときの最初の感触が大切です。
それは、やわらかでふんわりとしている感じ。
通常の素材では味わえないこの風合いをどのように出すのか―。

次に色を見てください。
この青は徳島の伝統的な色彩である藍色で
東京五輪でも使われているものです。
化学染料と異なる天然藍の色合いをどう活かすのか―。
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オーガニックコットンを阿波正藍染めで染めた糸でつくってみてはどうでしょうか。

敷物の素材の基本知識
通常の敷物はアクリル100%、もしくはナイロン100%を使うことがほとんどです。アクリルは色数が多く染めやすい利点があり、ナイロンは長繊維のため掃除機をかけても毛羽立ちにくく糸のへたりが少ない利点があります(ただしナイロン糸が高いので製品としては多くない)。
天然素材の敷物としてはウール、麻、綿があります。ウールはメーカーから見て扱いやすいのですが毛羽立つのとごわごわ感があります。麻(リネン)は平織りでは存在するもののフック織りではほとんど見かけません。綿も同様に流通が少ないのは、染色に費用がかさみ製造も手間がかかるためです。

平織り…毛が短く裏張りがなく折り曲げて保管ができる、家庭で洗うことができる利点がある。防音効果がクッション性に劣る。

フック織り…フックガンでパイル糸を打ち込んで固定する製法でデザインの自由度が高い。当社の主力製法。


オーガニックコットンがもたらす限りなくやさしいたたずまい
それは綿100%だからです。
綿100%の製品にはほかにない特徴があります。
それは人が触れたときの感触。
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ゆっくりと触れるように掌を置いてみると
気持ちよさが感じられます。
どうせなら良い素材を使おうと考えて
オーガニックコットン※(100%)を選びました。
(※インド綿GlobalOrganicTextileSandard認証)

次に綿を活かす織り方を研究しました。
敷物の品質を決定づけるのは、パイルの長さと目付(糸を折り込む密度)です。
長さが短い、もしくは密度が低いとぺたんとした感じになります。
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オーガニックコットンの感触を味わえるパイルの長さと密度を求めて試作した結果、パイルは長め、密度は高めが良いと判断しました。このことは糸をふんだんに使用することとなりますが、五感に働きかけることが大切として織り方を決定しました。

糸から伝統の自然な色に染める阿波正藍染
藍染めの敷物とは、敷物が織り上がってから藍染めを施すのではありません。
オーガニックコットンの糸の段階から染める必要があります。
そこで綿糸を阿波正藍染めの染色工場に持ちこんで
染めていただくことにしました。
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徳島は吉野川の洪水が肥沃な土をもたらし
藍作が盛んとなりました。
明治の頃から日本有数の藍染めの産地です。
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吉野川は東西に流れる大河なので夕陽が沈んでいく。影絵のように浮かぶカンドリ舟
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ところが藍染めの本場徳島でも糸を染めていただける会社は片手にも届きません。
ようやく協力していただける染色工場様を捜し当て
伝統的な方法で染めていただいた藍染めの糸で敷物を試作したときの感激は忘れません。
どのように活かすか、試行を重ねたところ
3種類の濃淡をそのまま使うプレーン(単色)のほか、
濃淡3色を使ってグラデーションや
波の模様などを織り上げました。
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おすすめの用途
製品は特に○○用などとしておりません。
この素材感をお好きに活かしていただけたらと考えます。
フロアや椅子の上に置いて
友人や大切な人たちをおもてなしてみるのもいいかもしれません。

金額が高いと思われるかもしれませんが、素材と染め賃に由来するもので
面積が大きくなると高くなっていきます。
手が届く価格でまずは感触をお確かめいただけるのがチェアパッド(椅子やフロアの着座用)です。
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もう少し大きくなると、この上で寝転んでいただくことができます。
自然の風を感じながらうたた寝をする休日の午後にいかがでしょうか?

流通を省いて直販で
絨毯やカーペットをつくる会社は日本にどれぐらいあると思われますか?
業界団体がないので正確な事業所数はわからないのですが
当社が把握する限りでは10社程度ではないでしょうか。
そのほとんどは当社と同様に下請がほとんどで、
一部の通販対応を行っておられる事業所を除いて
最終的に製品をお使いになられる方々とお取引がない場合がほとんどです。
流通を通して販売しているので私たちの会社には営業部も販売員もいません。

その代わり、近所の女性たち約10人に働いてもらっています。
彼女たちには来られるときに来て仕事をしていただいています。
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子どもが病気、親が介護を求めているときは気兼ねなく休んでもらいます。
働き方改革などと昨今呼ばれるような取り組みかどうかはわかりませんが
当社ではずっとそのようにしています。
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仕事も家庭も両立しながら安心して取り組めることが人生の生きがいと製品の品質につながると考えます。
女性たちの勤続年数は長い人で30年程度(複数)、短い人で3年、
多いのは10数年程度と長く続けていただいています。
彼女たちがのびのびと仕事をできる環境を調えることが経営者の役割と思っています。
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ここで会社の近所をご紹介いたします。
吉野川支流の貞光川の傍らに工場があります。貞光川は西日本第二の剣山から流れ出す清冽な流れ。
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貞光川に架かる欄干のない橋(潜水橋)を通って貞光のまちなかへと入ります
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以下のリンクは吉野川沿いのつるぎ町を自転車でまわるツアーの動画です。
急傾斜地の農業の様子なども出てきます。
(ブロンプトンポタリング協会作成)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=184&v=3GRLxV9XDdo

地域を挙げて支えていただいています
商品開発や販路開拓とは無縁の世界でやってきたので
誰かに相談してみようと考えたとき、徳島県信用保証協会からお声がけをいただきました。
「これまで消費者に販売したことがないのですが、新開発の製品については高価になりすぎることとお客様と意思疎通の必要を感じるので流通を通さず製造直売のスタイルが取れないかと考えていますがどうでしょうか?」と。
それに対して専門家派遣制度をご紹介いただきましたので、
製品開発や販路をともに検討し、やがてマスコミに取り上げてもらえるようになりました。
いまご覧になっているこのWebサイトもそのようにしてできております。

実は私たちはメールのやりとりが苦手です。
落ち度があってはいけませんし、細かなニュアンスをお伝えしたいので、
お問い合わせは、電話とfaxでお願いしています。
製品について工場までお越しいただければ
現物をお見せしながらご納得していただけるよう説明いたします。

弊社以外に現物をご覧いただける店舗として、
徳島市の阿波おどり会館内にある「あるでよ徳島」をご紹介いたします。
そちらには徳島の特撰ブランドが揃っていますのでご訪問をおすすめいたします。
〔あるでよ徳島〕
●開館時間/9:00〜21:00 (12/21〜12/27・1/2〜1/10=9:00〜18:00)
●休館日/12/28〜1/1、6月、10月、2月の第2水曜日(祝日の場合は翌日)
●駐車場/3,000円以上お買い上げの方は1時間無料[対象パーキング]・阿波おどり会館駐車場・眉山パーキング・新町地下駐車場
●問い合わせ先/公益社団法人 徳島県物産協会
TEL:088-622-8231 FAX:088-623-9779


お届けできる主な製品
(価格はいずれも工場お渡し直販の場合)
阿波藍の円座(チェアパッド 直径35センチ)2万円+税
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長方形(60センチ×90センチ、部分敷きにお使いいただけます) 9万円+税
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小さな欠片を吊して何かにできるかも(企画中)
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お取り扱いの注意
藍染めは色落ちすることがあります。
これまでのテストでは特に顕著な現象は認められていませんが、白の無地の服や汗ばんでいるときはご注意いただけますと幸いです。
製品は裏打ちしているため水洗いができません。
汚れのひどいときは当社で対応いたしますのでご連絡いただくのが良いかと存じます。
ご購入後も安心してお使いいただけるようにいたします。

栄光カーペット株式会社
代表取締役: 辻 智
〒779-4103 徳島県美馬郡つるぎ町貞光字宮内20
電話 : 0883-62-2191
fax : 0883-62-5158
営業時間 : 8:00〜18:00
定休日:日曜・祭日
公式Webサイト:https://eiko-carpet.com/
(一部はWebサイトから買い物かごで購入可能。特注寸法も承るとのことで見積もり応談)
タグ:吉野川
posted by 平井 吉信 at 10:53| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2019年01月19日

電子ペーパーを使ってみませんか


数年前にソニーが先鞭をつけてA4サイズの電子インクのビューワーを発売した。
タブレット端末が数万円ながら液晶が精緻で色の再現性がよく、
アプリケーションが使えてインターネットに接続できる。
それに対して電子ペーパーモノクロの電子インクでPDFしか見られず
ページ送りもページごとの切り替えという仕様。
価格も10万円程度のデジタルペーパーが人気で
ソニーストアで販売された数量がただちに完売する状況が数ヶ月続いた。

続きはこちら
http://soratoumi.sblo.jp/article/185403329.html
posted by 平井 吉信 at 11:49| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2018年09月25日

お多福の磁気サンダルって知っていますか?


事務系の仕事の人は通勤や外出時の靴のままで仕事をしていないだろうか。
足が蒸れて匂う原因となるし、
足裏は熱が籠もりやすいのでクールビズに相反する。

そこで職場ではサンダルに履き替える人も多い。
その際におすすめのサンダルがある。
(まあ、結論は急がずに)

リフレクソロジーとか反射区という言葉は聞かれたことがあるだろう。
足裏のツボであり経絡の流れにも関係するところ。
ぼくも毎日自分の足を押している。
もう十数年になるので目を閉じていても反射区はわかるし
他人の足裏を押して身体の状態がある程度わかるようになっている。
皮膚に電流を流す装置で経絡の流れを確かめているこの頃。

一日中靴を履くことは足指の動きを束縛し、血流が滞る原因。
足のむくみや仕事の能率が上がらない要因である。
(靴を履いていてが創造的な仕事や効率的な処理は難しいというのは経験)

しかし職場にクロックスはどうだろう。
(仕事ができる人たちは選ばないと思うのだが)
デザインの違和感以外にも足が快適かどうか。
健康を考えるならほかに良い選択肢がある。

それが一世を風靡したお多福の磁気サンダルである。
磁気の効用についてはお多福は
家庭用永久磁石磁気治療器として医療機器認証番号を取得している。
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このサンダルをつくっているのはお多福産業という徳島の企業である。
うちの近所にも数年前まで見かけていたが、
先日、いくつかの店舗を見回っても見つけられなかった。
地元の商品は地元で買いたいと思っていたが、
探索する手間と時間を節約すべく
インターネットで青森の靴卸店から購入。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/laber/00008052303j.html
(ショップの人とメールのやりとりで、近所のメーカーのサンダルをインターネットで青森から買うとはね…などとほのぼの)

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その際に色はブラウンと白にした。
アマゾンに売っている品番(紳士オリジナル)は
デザイン優先で機能優先ではない。


ぼくが買ったのは定番の「いきいきマーク2」。
この商品のように突起があると足裏のマッサージ効果に加えて
浮遊感や蒸れ感の解消につながる。
歩いてみるとこの突起が気持ちいい(決して痛いということはない)。
雨でなければ野外を歩くと(足の前半分が着地する際に)循環器のツボが刺激されて
呼吸がすっきりしてくるはずだ。
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女性用は「いきいきXメッシュ」などが用意されている。



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色については黒は選ばない。
暗がりで見にくいことが大きな理由。
白を選んだのは暑い時期にすがすがしいと思ったので。
デザインもよく無印良品の素材系のアウターとも合わせられる。
オフィスはもちろんレストランでも違和感がない。

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サイズについては足形を専門の装置で測定した結果、
248〜250mmの長さ、足囲いがE〜2Eのぼくが
このサンダルではL(26〜26.5センチ)でぴったりのフィット感
(自分専用と錯覚するぐらい)が得られた。
(普段履くサイズより1サイズ大きめがいいというのが多くの人の意見)

サイズ展開は以下のとおり
S(24.0〜24.5cm)
M(25.0〜25.5cm)
L(26.0〜26.5cm)
LL(27.0〜27.5cm)

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サイズが合えば湧泉のツボにぴたりと磁石が当たる。
湧泉のツボはついつい押してしまう気持ちいい場所なので
このツボに当たらないと磁気サンダルもマッサージサンダルも意味がない。
履き心地は底が厚くないこともあるが
買ったその日から屈曲性が高いのでバタバタしない。
まさに現代の「わらじ」のようで
床に吸い付く感じがある。
(足裏は歩く愉しさをこのサンダルで知ることになる)

素材はゴム系で水洗いが簡単。汚れても安心。
永久磁石は6個使用。
足入れが簡単なのに歩いていて脱げにくい適度なフィット感がある。
磁石の部分が足裏に痛いのではと心配する人もいるだろうが
(足裏を押し慣れているという点を差し引いても)
磁石の部分の盛り上がりはほとんど感じない(物足りない)。
(このサンダルで足裏に痛みを感じる人は重症ですよ)

磁石の効用は血流の促進で、
足の冷えが改善された、疲れにくいという声が多い。
この軽さ、日本製(徳島製)のつくりの良さ、
フォーマルにも使えそうなデザインの品格、
足に当たらないやわらかい素材ながら耐久性(多くの人が口にしている)、
だから買ったその日からフィットする。
これらが評価されて多くが長年のリピーターである。
しかも価格は2千円を切る(本体価格)。

おさらいです。
◆突起状と磁石が歩くだけで履くだけで足裏のツボを刺激して血行を改善
◆水洗いできて清潔に保てる
◆ソールがやわらかく足裏に寄り添ってばたばたしない(わらじのようなフィット感)
◆日本人の足形に合っている(ただし4Eなどの幅広の人は現物を合わせるのが賢明)
◆耐久性がある
◆日本製(徳島で生産)


こんなすばらしいサンダルが身近にあることをお知らせするとともに
(メーカーとは利害関係なし)
お多福産業さんには県内の小売店でもっと置いてもらえるよう要望したい。
http://www.otafuku-sangyo.com/omona/04sandals.html

タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 21:14| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2018年06月23日

昭和の商品がいまも並ぶ地元のスーパー


新聞を見ると一面、サッカーの絵であふれている。
サッカーの世界選手権が始まり、日本が初戦で勝ったことを翌日の朝刊で知った。
(世事にうとい。でも知っていても見ないだろうな、興味ないから)

すももをたくさんいただいたので
鮮度が落ちぬ間に果実酒にすることとした。
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梅酒をつくった残りのホワイトリカーが少ないので
近所のスーパーに買い出しに出かけた。

スーパーなのに徳島でもっともおいしいと思う農家のトマトが並べられている。
(ぼくは農園まで直接買い付けにさえ行っていたが、近所のスーパーでも買えるので足を運ぶ機会が少なくなってしまった)

この日、ほかに買ったもの。
ああ、それにしても昭和。
(値札が貼ってあることにも注目。背景のロゴとは無関係)。
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このスーパーを見ていると
自分の立ち位置の置き方と経営資源の組み立てが大切とわかる。
IT化の投資は行わず、現場へも人員を配置しないが
価格を下げつつ品揃えは他の同業者と違う。
きっと本部に集中して社内データを解析しているんだろうな。

さて、子どもの遠足の定番といえば、バナナとハイレモン。
ハイレモンはいまでも入手しやすいが
珍しいのはハウス印度カレー。
(ちなみにメタル印度カレーもこの店で手に入る)
CoCo壱番屋のカレーの再現にもっとも近いルーという人もいれば
昭和のカレーの味と評する人もいる。
(近所のスーパーはええなあ→ 近所のスーパーは良いという意味の徳島弁)。

いまだにPHSやブラウン管テレビを使っているぼくはいったいいつの人?
(ポケベルは使っていないよ、念のため。太陽の塔はいまでも好きだよ、念のため)

ついでにこれは知っていますか?
小学校の頃に集めたもので永谷園の「広重 東海道五十三次」。
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箱入セットになっているので懸賞で当たったのかな。
でも、2年前に復活したらしいよ。
http://www.nagatanien.co.jp/cp/tokaido.html


タグ:昭和 2018
posted by 平井 吉信 at 22:50| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2018年03月18日

高校生に戻って電子辞書 生産性も上がる


今頃になって電子辞書を買ってみた、というのは理由がある。
受験に挑戦するから…ではなく、実は愉しいこと。

なぜ電子辞書がいいのか、どのような理由で何を選択するのかなど
興味がある人は別ブログにてどうぞ。

「ホワイトカラーの生産性を上げる〜電子辞書の活用〜シャープPW-SH5を選んだ〜」
http://soratoumi.sblo.jp/article/182729264.html
タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 22:32| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2018年01月30日

文化の森の丘を歩いてミノルタ85mmで光を集める

(興味のある人はなぜミノルタのオールドレンズを使っているのかも)

猫がいたのでレンズを向ける
あのミノルタの色を思い出す。
フジの純正とは違う光の湿度感というか重さというか。
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ばらの花のこの感じ。やっぱり85mm。
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冬の日のわずかな温もりを楚々と再現する
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まちなみの空気感にコダクロームの色を感じる
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臘梅
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金属のオブジェの手が切れそうな質感
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夕暮れの空の再現の違いを見てみよう
(上がMD85mm、下がXF35mm)
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(いずれもフジX-T2+八仙堂マウントアダプター+MD85mm f2〜4。JPEGそのままの縮小のみ)






タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 22:23| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2018年01月21日

道の駅なかとさ ヒット商品のオンパレード 風工房の莓シフォン


現時点では四国でもっとも新しい道の駅かも。
道の駅にしとさのコンセプトがすばらしいと書いた。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/177205893.html
世界観の絞り込みと訴求の良さが際立っているから。

道の駅なかとさはどうさろう?
(高知道を走っていると表示があるので無料区間であることもあって降りて見たくなる)

久礼の漁港の近くに立地。
丘を上がれば黒潮本陣(四国の第三セクターの宿でも早くからカツオのたたきづくりなど体験型メニューを訴求して人気)、
そして久礼の大正町市場(これはInstagramが好きな人にはたまらない場所だろうね)、
漁業の守り神、久礼八幡宮、
「土佐の一本釣り」の青柳裕介が愛したまち。

青柳裕介と土佐久礼のまち http://soratoumi2.sblo.jp/article/57698390.html
土佐久礼 青柳裕介さんに会うために http://soratoumi2.sblo.jp/article/178988112.html

道の駅を立ち寄りやすい国道56号線沿いにあえて持ってこず
海のすぐ近くに配した(まちのコンテンツを海辺に集約)。

そこで、この立地の問題は津波、高潮、台風。
津波については黒潮本陣のある丘に徒歩で上がれるようになっている。
しかし地球温暖化を受けて災害が多発する時代、
津波以外もだいじょうぶかなと心配はある。

黒潮本陣との位置関係
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施設内を見てみよう。
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店内に入ると水槽、魚が売りながよ。
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カツオ1尾 800円、
(さしみとたたきにできる)
ベイケン3尾 380円、
(徳島ではメッキアジ、学名はカイワリ。ヒラアジの仲間と記憶している。県南の海によく釣りにいったもの。普通は焼いて食べるけど大きくなると結構うまい)
カンパチ1尾 300円
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人気のテナントを見ているうち、風工房がこちらに移転していると気付いた。
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莓農家8軒が農林水産省の補助金を受け
専門家の助言で莓を使ったスイーツの店を始めた。
素材感たっぷりのわかりやすさが受けて
人口4千人のまちで売れるときは1日80万円(桁が違うでしょう)。
会社の年商も落ちることなく8千万円を維持している。
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その筆頭は莓のシフォンケーキ(左下)。
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生クリームもスポンジも垢抜けておらず
どちらかというと菓子の専門家は評価しないかもしれない。
けれど、この味のわかりやすさ。
素材のたっぷり感、お徳感でぐいぐいと押し切る痛快さ。
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地元のソウルフードってあるよね。
松山なら、でゅえっとのミートソーススパゲティ、アサヒ、ことりの鍋焼きうどん、
今治なら、焼豚玉子飯、
西条なら、ドリップのナポリタンや黒猫の洋食(どちらも閉店されている)、
高知なら、安兵衛の屋台餃子、
丸亀なら、骨付鳥 一鶴、
小松島なら、フィッシュカツ(地元では単にカツという)、
(徳島って何かありました? お菓子なら金長まんじゅうとぶどう饅頭でしょうが)
味で勝負しているわけではないのに食べたくなるもの。


風工房の莓シフォンケーキなら、すっきり系の濃いめの紅茶で。
やっぱりこの味はここの土地らしさが出ている。
甘みを活かす塩の使い方がいいし、
洗練されていないところがいい。
何度も言うけど、地元の個性を尖らせたところと
上質を外してすかすか&ジューシー、それでいてたっぷり感が
日常のリピートにつながっていると思う。

それで…。
80万円も売り上げるとして
どうやって農家のおばさんたち+パートタイマーがバックヤードを回しているのだろう?

答えはおそらく機械化。
良い菓子製造機を入れて
風味のバラツキなく量産と衛生的につくるようにしてあるはず。
地域食材をビジネスとして成立させるための留意点。
・莓農家の挑戦(話題性、強み)
・素材感たっぷりの商品(地元の個性)
・機械化量産化均一化
・一次加工(想像だけど→冷凍ペースト)で年中提供+旬の食材を付加

写真は小さいサイズ(190円)の莓シフォンケーキ
(ぼくはこの大きさで十分。あっという間に食べられる)
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それで道の駅としては?
家族連れが愉しめるエンターテインメント性と
地元の売りを一同に集めていることから
週末は高知市内(高知県最大の人口)から集客することが予想される。
場所柄、平日と週末の落差が大きいのではと推察するので
平日の集客が課題かな。
それと久礼のまちなかへの回遊性にはつながっているかどうか。
(大正町市場に波及するのなら良いのだけれど)。
まずは、ご繁盛をお祈りします。
https://www.nakatosa.com/
posted by 平井 吉信 at 12:39| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2017年01月28日

スマーティフォンの未来は?


次にスマーティフォンについて。
5年前からスマーティフォンの導入に向けての検討を行うべく
有識者を招へいして委員会を開催して
最終年度の今年度にはそのとりまとめを行っているところ。
初年度 背景、位置づけ、普及率と今後の見通しについて
2年目 利点と不利な点について
3年目 利点のさらなる活用、不利な点を克服する方向性
4年目 従来型携帯電話との優劣の論点の整理、選択の際の留意点
5年目 総括とよりより活用に向けての提言

報告書の概要を数行にまとめると以下のとおり。

「スマーティフォンは、多面的な用途を1台で実現できる優れた電子端末であるが、通信機器としては問題点があり、生死を分ける状況では使用を見合わせることが賢明。利点を活かし不利な点を克服もしくは気にならないのであれば、その活用法について検討する価値はあり、セキュリティやプライバシーについては学校や職場などで研修を行いつつ慎重に対応するのが望ましい」というもの。

委員のひとりとしてぼくが特に付記した意見は以下のとおり。

・多目的は無目的。セキュリティについての洞察がなければ使用を見合わせほうが無難。
・電池の消耗が早すぎる。少なくとも1週間、通常は2週間程度は持たせるべき。
・通信時の操作性、文字入力のソフトキーボードインターフェイス(あいうえお入力、フリップ入力に慣れた若者はそれで良いのだろうが)に慣れない人への配慮が必要。
・ヒトの脳(=人格形成や精神の安定等)、視力に重大な影響を及ぼすブルーライト問題にまったく対策がなされていない。社会で放任されていることは問題。

そして次のような提案を行った。
・電話とメール機能程度に絞った安全性、安定性の高い端末が望まれる。通話のしやすさから折りたたみ式が最適。
・山での遭難等を考慮すると、通信機能は命綱なので、アンテナは内蔵ではなく、電波の状況に応じて引き出せる、もしくは外付けも可能とすべき。
・機種によっては、簡易防水や低温耐性を高めた仕様もあり得るのではないか。
・音声処理のICについては高齢化社会に配慮して聞き取りやすさを実現するデジタル処理技術の開発が求められる。
・カラー液晶機種ばかりではなく電子インク(Kindleのような)を採用した端末を開発することで電池寿命1か月も夢ではなく、ブルーライトの問題もほぼ解決できる。
・通話の便宜を考えると折りたたみ式で、テンキー入力(ハードウェア)を備えるとともに、QWERT配列でない、母音群と使用頻度に配慮した子音群(K行〜W行)を備えた小型キーボードを装着する(脱着方式や赤外線やBT方式による外付けもあり得る)ことで、メール入力時のソフトウェアキーボードの入力しがたさから逃れることができる。こうすればメモ用としても価値が出てくる。
・仕事との連携を考えると、Windows版(モバイルの軽量仕様)の端末も必要ではないか。

国民1人に1台の時代が迫っている現在、多機能汎用型では解決できない問題が多い。
例えば動画ではGoProなどの単機能型カメラが人気を博しているように、
単機能型も必要と考える。
仮に従来型の多機能スマーティフォンを「ガラス」
(日本独自に進化を遂げたガラパゴズ型スマーティフォン)を呼ぶと、
新世代の単機能型は上に上げたような端末となる。
また、機能をそぐことで端末本体の価格も抑えることが可能となる。
高くても2万円までではないだろうか。もちろんSIMフリーである。
こうなるとガラスから乗り換えるヒトは少なくないだろう。
(スマーティフォンについては委員会の了承をいただいて個人的見解を記している)

スマーティフォンはある意味どうでもいい。
このところの国内外の政治を見ていると
気付く人が少ないまま傍観しているとどうなるか。
未来はどちらに向かって進めていくか、一人ひとりの洞察と行動にかかっている。

黄昏の未来はどこに進むか?
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(写真は2015年8月13日 プリンセス号が小松島赤石埠頭に着岸したときのもの)

※スマーティフォン検討委員会は架空の物語に基づくものです。
※「スマーティフォン」の表記は、端末もその使い方も「smart」とは言いがたいのでsmartyと婉曲的に用いているものです。
タグ:2017
posted by 平井 吉信 at 11:46| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

ああブラウン管 戻ってきてほしい


ぼくがテレビを見なくなった(見られなくなった)のは2015年4月だったか。
(こんな画面が映し出された)
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それまではデジタル信号をアナログ波に変換するサービスがあって
それでテレビを見ることができた。
といっても、見たい番組を見るだけに使う。
バラエティ番組などの時間のムダ番組は見ないので
流行語も流行の芸人の名前もまったくわからない。
(PPAP、神してる、なども先日インターネットで検索を試みて意味がわかったところ)

いま使っているのはソニーのプロフィールシリーズの15インチブラウン管。
ハイライトはまだいいが、暗部はつぶれて見にくくなっている。
しかしもともと輝度を下げる設定なので四半世紀を経てもブラウン管は健在だ。

何度かテレビを買い替えようと家電売場に行った。
4Kも8Kも見たけれど、求める画質とは違う。
液晶テレビに共通するのは、
立体感に乏しく陰翳がないが輪郭の不自然な強調を感じるところ。
なぜ、アナウンサーの顔はあれほど月面クレーターのように映るのか?
(実際のお顔がそうだとはとても思えない)
この映像を長期間にわたって見続けると
脳が破壊されるのではないか(脳細胞のシナプスが変調を来すのではないか)という仮説。
(根拠はわからないが本能を信じている。不都合な真実は隠匿されるのが世の常)

買いそびれたのはソニーでもとびきり高性能の13インチブラウン管。
まるで窓を通して見る実物のような絵だったと記憶している。
価格も20万円を超えていた(13インチで!)。
こちらにご紹介されているブログがあった。
http://sune-87.blog.so-net.ne.jp/2013-06-21
(まさにここに書かれているとおり)

ぼくが持っている15インチも10万円を越えていたと思う。
まともに良いモノをつくればそれだけの費用がかかるのだ。

方式はともかくぼくが求めるのは、こんな仕様。
・15インチ程度の4:3
(部屋は20畳程度あるけれど、大きなテレビは生活空間に置きたくない)
・画質は自然だけれど深みがあるもの
・予算は30万円以内。

この条件で世界中を探しても欲しいテレビは見つからない。
(中古を高額で買うのはありえない。ブラウン管の耐用年数を過ぎているし発火のおそれがあるので。自宅の15インチは当初から使っているので)
ああ、ブラウン管(懐古趣味ではなく液晶では実現できない性能を求めているのだ)!
タグ:2017
posted by 平井 吉信 at 11:45| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2015年09月12日

くろ鉄の車両はまちごとに 四国西南部のローカル線


大雨が懸念された9月のある日、
早朝にJRの運行状況を見ると土讃線でトラブルがあったよう。
しかし、中村、宿毛まで行かなければならない。

阿波池田での接続で
特急南風は遅れるだろうと思っていたが
ほぼ定刻で到着。
台湾からの観光客も写真を撮っている。
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小歩危〜大歩危〜大豊にかけての土讃線は
崖を削りつつ崖に橋脚を引っかけたような綱渡りの路線。
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今回も倒木があったとのことであったが
ここがそのようだ。徐行して過ぎる。
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高知駅で乗り換えてさらに西へ。
窪川からJRと分かれて土佐くろしお鉄道の中村線へと入る。
どんよりとした太平洋が二層にたたずむ。
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この先に、海の王迎駅がある。

中村から乗り換えて宿毛線で。
増水の四万十川の赤鉄橋を過ぎる。
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かつて中村の子どもたちが
学年ごとに泳ぎ渡る距離を伸ばして川で遊んでいたところ。

宿毛線の車窓を過ぎる田園、そして民家。
どこまで行っても人はいる。
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山からの沢がつくるあぜ道、画面の右手に先祖代々の墓。
山裾の民家のたたずまいになごむ。
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読んでいた本から目を上げて
車窓から見える風景でくらしの営みを思うとき
ローカル線の旅の思いがこみあげてくる。
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松田川を渡れば宿毛の市街地に入ってくる。
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宿毛は、吉田茂、早稲田の創立に関わった小野梓など近代の偉人を育んだまち。
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宿毛駅に並ぶ、くろ鉄の三原村バージョンと宿毛バージョン。
これから右の列車に乗る。
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土佐くろしお鉄道の車内は快適で車窓の景色がたっぷり楽しめる。
宿毛線は全線高架なのである。
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窪川で四万十川と出会う。
しばらく左岸を併走する。
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窪川駅で土佐清水バージョンを見つけた。
小京都中村や黒潮町バージョンもあるのだが、
今回はたまたま見つからなかった。
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高知で乗り換えて四国を縦断して北上。
山間部に入ると視野にちらりと車両と駅が見えた。
(ほとんどの人はその存在に気付かないだろう)
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列車が隠されているようにも見えた。
これは何かあると思って調べてみると
坪尻駅とともに四国で2つしかないスイッチバック駅の新改駅だった。
特急が通過後に引き込み線から本線に出てくるのだろう。
地図では周辺に人家は見られない。不思議な駅だ。


吉野川の屈曲点を過ぎる。
土讃線でわくわくする箇所のひとつ。
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JR四国と土佐くろしお鉄道を乗り継いでの出張で
車窓から人々の暮らしを思い、胸が熱くなる。

何ができるのだろう。
やらないと、と。
posted by 平井 吉信 at 23:18| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2015年03月28日

神保町で買った万年筆 ジャパンブルーのボディと月夜のインク


場所は調べてあった。
店舗に電話も入れて確認した。
それなのに数回通り過ぎて入口に気付かなかった。
お客様ひとり入れば、あとの人は店外で待つことになる。
そんな小さな万年筆店を訪れたのは、2015年の3月。

最初に使い始めたのは近所の文具店で購入したパイロット。
太字の軸に鮮やかな青インクを入れていた。
どこに行くのにも持ち出して
そのときに思い浮かんだことをさらさらと書く。
(阿南の「大菩薩峠」はひとりでよく通ったもの)

ところがある日、床に落としてしまった。
ペン先からのインクは流れることなく沈黙し
それ以来、使わなくなっていた。
(万年筆には悪いことをしてしまった)

それから数年、セーラーのプロフィットの細字を求めた。
いまでも仕事の署名やメモ書きに使っている。
メモというよりは、
誰かと向かい合って言葉を書きとめるのに使う。
(取材、聞き取り、ヒアリング)
ノートパソコンに打ち込むときもあるけれど
その場の雰囲気にそぐわないと感じたときは
万年筆とノートに書く。

気取っている? 
そうではなく、ボールペンでは筆記の速度が話し手の心の動きに追いつかない。
万年筆では筆圧をかけないので後追いができる。

今回購入したのは、パイロットのカスタム74
http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/custom74/
パイロット カスタム74

カスタムシリーズは国産で歴史のある万年筆だが
1本1万円程度と求めやすい。
見た目がおしゃれとは言いがたいし
風格があるわけではないけれど
実用の筆記具としては申し分ない。
(むしろステイタス性がないほうがいい。マイスターシュテック149で署名するような場面ではないので)

立派な万年筆は自重があるので
それを利用してペン先を運ぶ印象がある。
ただ、ペン先が大きいと日本語のさばきが難しくなるような気がする。
国産万年筆は、手頃な価格でありながら品質管理が安定していることもあるが
日本語や縦書きでなめらかにペン先を運べることは確かだろう。

あいにくカスタム74はお店に品切れしていたが
お送りいただけるとのことでお金をお支払いし、
約1週間後に届けていただいたもの。

金ペン堂の万年筆は書き味が違う、と言われている。
それは、ペン先を調整してから店先に出されるからなのだけれど
それ以外に細かな助言もいただいた。

インクは変えないことが望ましい、と伝えられた。
一度ペン先を通ったインクは
水洗いしても残るので銘柄や色を変えると
インクの滲みだしが変わってしまう怖れがあるのだろう。
出荷のご連絡とともに使い始めの助言も含めて
お電話で再度ご教示いただいた。

安価な万年筆であったが
小さなお店の心に触れた気がした。
(飛行機代を払ってでも)この次に買い求めるときも訪れたいと思う。

購入したのは、カスタム74を2本。
黒の軸、Fのペン先にカートリッジ式の黒インクを組み合わせる。
(取材で使うのはこれが使い勝手がいい)

もう1本は、ダークブルーの軸、Mのペン先、
コンバーターCON-50
を組み合わせ、
インクは、「iroshizuku 月夜」。
たゆたう青、そして緑の残光を宿す。
(この青のボディも落ち着いたジャパンブルーと言いたいような色彩)


書き始めて数分でどちらもなめらかな書き味に到達。
特に、Mのペン先と月夜のインクは、
書いていて時間の経つのを忘れるほど。
無心にペン先を走らせるとき、
書く、という行為を忘れて
(掌や指先が消えて)
自分の心から汲み取った言葉を紡ぐという感覚。

キーボードでは、
NICOLA規格の新潟のリュウド社のRboard Pro for PC、
同じく富士通の親指シフトキーボード、
そして、ノートパソコンに外出先でつなぐ
東プレの静電容量型の3種類を使っている。

文字を打つこと、文字を書くことは、
(写真を撮ることも含めて)
自分と向かい合う時間であるとともに
さまざまな生き方との交錯の記録であり
悠久の記憶をたどりつつ、
短い人生に投影する行為なのだ。

ダークブルーというよりもジャパンブルーという感じ
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パイロット カスタム74







posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2015年03月27日

妻が支え、夫が開いたジャパニーズ・ウイスキー


竹鶴政孝の妻、リタは幸せな生涯だったと思う。
封建社会の名残が色濃い大正時代に
(双方の家の許しが得られず)
故郷を遠く離れて言葉のわからない国に暮らし
日本人にはなじみのないウイスキーづくりを
無から挑戦する夫を支えるという。

リタは忍耐強い人であったとされる。
成功する人は忍耐強い。
ハーバードだったか、こんな研究成果がある。

幼少の子どもにおやつを与え、
いますぐ食べるか、あとで食べるかの選択をさせる。
それぞれの選択をした子どもが成人して
どのような暮らしをしているかを追跡を行った。

我慢してあとで食べることを選んだ子どもが
良い暮らしをしていた、という結果は想像できただろうか。

リタは、日本人以上に日本人になりきろうとした。
心のなかにはこの土地に骨を埋める覚悟で
夫の夢を実現させるという信念の灯火を絶やすことがなかった。。

短期で結果を求めることなく良いものをつくる―。
政孝もまたその信念はぶれることはなかった。
ニッカのウイスキー、日本のウイスキーの黎明期を
夫婦の絆で来る日も来る日も紡いだ。

リタが亡くなったのは1961年の冬。
妻に捧げる究極のブレンデッドウイスキーとして
1962年に誕生したのがスーパーニッカ

「ウイスキーが熟成するまでに何年もかかる。これは娘が大きくなれば嫁にやるのと一緒なのだから、立派な衣装を着せてやりたい」

リタを思わせる優美なガラス瓶は特注であり、
佐藤潤四郎がデザインしたセミクリスタル製の手吹きボトルに詰められた。
この瓶を傾けてグラスに注ぐ際の
独特の澄み切った音響は舌へのご褒美を約束するかのようだ。
当時は大学生の初任給の1/5ぐらいの価格で販売されたが
なかなか入手できない幻のウイスキーであった。

当時のスーパーニッカを知るブレンダーが
その風味を復刻した初号スーパーニッカ復刻版
2015年3月24日に発売された。
http://www.nikka.com/products/blended/fukkoku/supernikka/

手元にある3種類の竹鶴(無印、12年、17年)と
初号スーパーニッカ復刻版を比べてみた。
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余市モルトの強いピート香の奥から
蜜が滴り沈み込むような重さがある。
そのままでも良いが、水を少しずつ加えていくと
スーパーニッカの個性がひらいてくる。

スーパーニッカの発売は、宮城峡蒸留所の開設される7年前のこと。
復刻版においては宮城峡モルトを使っていないかもしれない。
竹鶴は、余市モルト宮城峡モルトの妙を味わえるので
華やかでフルーティといえるが
それと比べても初号スーパーニッカ復刻版は複雑で重厚な味わいである。

竹鶴夫妻を忍びつつ
連続テレビ小説の余韻に浸りつつ
スーパーニッカ竹鶴を味わいたい。
(コクはあっても濁りのない澄んだ風味がジャパニーズの特徴かも)



竹鶴17年は入手が難しくなっているようだ。



リタさんについてはこの本を読んだ。


リタと利他を重ねているのかもしれない。

【2015.4.5追記】
開封して半月で空気に触れたことで
初号スーパーニッカ復刻版の風味が変化してきたようだ。
アルコールに閉じ込められていた重しが取れたように
まろやかな熟成感のあるウイスキーに変わってきた。
水と空気がウイスキーをつくるとしたら
住んでいるところの空気に触れることで
変化が起こるのかもしれない。

それは開封後の劣化という感じではなく
空気に触れて別の魅力が顔を出す感じ。
竹鶴17年はその変化が少ないが
初号スーパーニッカは変化が大きいようだ。

初号スーパーニッカは山陰でも味わってみたが
四国徳島での風味と異なる感じを受けた。
ウイスキーは体調に左右されるが
出雲大社の神氣をいただいて
まろやかでありながら濃くなったのかもしれない。

他郷阿部家松場登美さんとお話ししていて感じたことだけど、
石見銀山の土地の力、場の持っている生命力を投影した暮らしを
群言堂」で展開されている。
風土と食べ物は密接に関わりつつ、
まれ人に触発されて通じる風の道は根っこへの滋養となり、
土地びとに触発されて感じる土の匂いは
旅人に立ち止まるきっかけと元気を与える。
旅の本質はそこにあるのだ。

posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2015年03月13日

ブラザーの複合機 MFC-8820Jをお譲りします。

ブラザーの複合機 MFC-8820Jをお譲りします。
http://www.brother.co.jp/product/printer/mfc/mfc8820j/index.htm

取扱説明書
http://support.brother.co.jp/j/b/manualtop.aspx?prod=mfc8820j

・ファクス、カラースキャナー、コピー(モノクロ)、プリンター(モノクロ)の4機能
・読み取りは、CCD方式です。
・モノクロA4、自動両面印刷対応
・外形寸法(横幅×奥行き×高さ)532×444×469mm(突起部を除く)
・質量 約18.1kg(消耗品除く)

続く
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2013年11月10日

時を計ると書いて時計 けれど「時」を創造したのは誰? 「時」を刻むのはいつ?

高校の時に読んだ相対性理論は
いまでも脳裏に焼き付いている。
一般相対性理論では、
光速度一定の事実から時間と空間を結びつけたが、
時間は、誰にも等しいものではないという。

時間と空間の関係、重力と空間の密にして不思議な関係。
人は等しく「時」を与えられているように見えて
実はそうではない。
一方、量子力学では、位置と運動量を同時に決められない。
人生においては、
ヒトによって時間の密度が違う。

時間の経過の満足度/経過時間 = 生きがい
ということになるのだろう。

しかし、ここでの時間は「誰」にとっての時間なのか、
満足度の主体は「誰」の「どんな基準」なのかによって
数値は変わる。
生きがいすらも相対的なもの。

「時」は時間という量で表示する。
そのために使っているのが時計。
身に付けるのが腕時計。
針の動きは、生きがい方程式の連続する計測点を意味する。
そのことを感じつつ、腕時計を見ている。


高校の頃に買った白いシチズンの時計。
そして、社会人になって同じシチズンのチタンの時計を買った。
とても軽くて着けているのを忘れるほどで
アテッサの金のロゴデザインがチタンの地金の色に
絶妙に映えてこの腕時計はお気に入りだった。
バンドも文字盤もすべてチタンの同系色。

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長年使っているが、いまだに不備はない。
困ることがあるとすれば、
時刻合わせがしづらいこと。
日付が必要な機会が多いので
(しかもきょうは何日かいちいち覚えていないので)
人に聞いたりケータイのカレンダーを開いたりして確かめる。
電池交換もなかなか煩わしい。

そこで、シチズンの電波時計かつ電池交換の不要なソーラーで
日付を合わせる必要がない腕時計を探していた。
もちろん、そんな時計はたくさんある。
カタログも取り寄せた。販売店の店頭でたくさん眺めた。
でも…ピンと来ない。
(こんなときは無理して買う必要がないのだ)

そして数週間が経過したある日、
仕事の帰りに、近くの時計店に立ち寄ってみた。
ウィンドーを眺めていると、目に止まった時計がある。
シチズンのソーラー電波時計だが、見たことがない機種である。
(腕時計は実用と考えているのでブランドモノの装飾性の高い時計やクロノグラフには興味がない。逆説的に言えば、腕時計はその人の世界観を投影する)

手にとって眺めてみると、時計から夢や愉しさが感じられた。
腕に付けているだけで幸福感が沸き上がってくるような。

この時計に出会うまでは、黒の文字盤を探していた。
黒の文字盤に銀(白)の針はコントラストが高く見やすい。
視認性が高いということは、さまざまな場面で有利である。
ちらりと見て正確な時刻がわかると、日常では利用価値が高い。

だが、黒の文字盤の時計はなんだかしっくり来ない。
視認性が高い、という理由で選ぼうとしたけれど、
(ここから先は個人的な見解で間違っているかもしれないので話半分に)
黒の文字盤は、実は視認性が高くないのではと感じた。

日中の明るいときは瞳孔が開いているので、
黒い文字盤は洞穴のなかを覗き込むような感覚で
瞳孔を調整する時間を必要とする。
従って黒の文字盤は見やすいとはいえない。

日没や夜間のわずかな光量の際は、
文字盤が光を吸収するので
これまた黒の文字盤は決して見やすいとは言えない。

つまり腕時計の視認性は、黒と白のコントラストの高いものが
必ずしも見やすいとは限らないということに気付いた。

さらに、文字盤と針のコントラストが高くても
文字盤が見えないと時間はわからない。
結局、腕時計の文字盤は
日中、夜間を問わず白が見やすいと結論した。

あとは、文字盤と針の関係性だけに注目すれば良い。
文字にすれば理屈っぽいが、感覚である。
寝ても覚めてもあの時計が脳裏から離れなくなった。

店頭で見たその時計は
メーカーのWebカタログからも消えている。
2010年6月の発売ながら
生産中止となっていて店頭在庫のみという。
しかし価格は安くできるとも。

2010年製といえばまだ新しい。
キャリバーもシチズンの上級機種で使われている定評のあるもの。
10気圧防水やチタンの軽量化、一定時間発光する針もいい。

モノが精神に与える幸福感はあると思う。
仏教ではそれを執着心と戒めるのだろうが、
その考え自体が執着しているようにも見える。
(とらわれてはいけないという心がすでにとらわれている)
感じたまま、良いモノは良いのだ。
楽しいことは楽しいのだ、と思う。

その時計はシチズンのEBG74-5091という機種。
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針が尖りすぎていないのがいい。
シチズンの他の機種は針が長く尖っているが、
そのことで時間に追われている(刻まれている)錯覚を受ける。
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軽いのは当然だが、見る人がみればわかるきらめきは
この時計の外面的な装飾から来るものではなく
日本的な研ぎ澄まされた和の配色と
簡素ながら内に力を秘めた造型から来るのだろう。

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虹色に光るのは、白蝶貝に縦に彫りを入れているから。
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温もりのある光の下では、温もりを反射する。
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暗闇では貯えた光をぽっと浮かび上がらせる。
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以前に使っていたアテッサはチタン色(あめ色)。
この時計のセンスの良さはその後、どこからもお目にかかれない。
経年変化でリューズを引きにくくなっていることから
事実上、日付と時刻合わせはほとんど行わない。
それでも、日差数十秒に収まるので実用上問題はない。
この2つの時計を併用していく。

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5分に1度文字盤を眺める。
蛍光灯、白熱灯、太陽の光で微妙なきらめきを見せるけれど
それはその光を観ようとする人のみに見えるもの。
この時計は白蝶貝の虹の反射光を除けば「純白」である。
ときは誰にでも平等に与えられているように見えて
実はそうでないことに気付いていたので。

時間を計る道具は、世界(時間)が限られていると伝える。
だから、すばらしい可能性があることも教えてくれる。
そのひと刻みが一瞬にして通り過ぎる一期一会なのだから。



アマゾンではまだ手に入るようだ。
最後の1本となっているようだが…。

posted by 平井 吉信 at 01:53| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2013年08月25日

成熟業界にもニッチな市場、中小企業の腕のみせどころ

エアコンのない事務所なので
風を送るための扇風機を8月の中旬に購入した。
それまで導入しなかったのは、
扇風機は書類が飛ぶなど実用性がなかったのと
昨年まではエアコンがあったからである。

→ 家電に挑戦する日本の中小企業の話、購入した扇風機が良かったこと、良質の部品を使い安定した動作と信頼性の高い国産パソコンの話、ブルーライト問題に対応するパソコングラスの話など。続きを読む
posted by 平井 吉信 at 00:45| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2013年06月01日

上勝いっきゅう茶屋の野菜、旭川沿いの花の散歩道

上勝町で朝から夜までの仕事の日、
午前中は千年の森ふれあい館へ。
ここはブナの森、高丸山の魅力を伝える拠点で
保全活動、啓発活動、環境教育などを行っている。
毎月活発にメニューが提示、更新されている。
敷地からは旭川を見下ろすテラスがあり
新緑が萌えていることに感動する。

その敷地で目に止まったのは、こんな花。
来場者にうっかり踏まれてしまいそうな
直径1センチの花。
名前を調べるのに時間がかかった。
ニワゼキショウというらしい。

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初夏に近づいた大気のむせるようなふくらみと
勝浦川支流旭川のせせらぎを聴く花の散歩道。

誰も見向きもしない野の花が人知れず。
ぼくは、花に近づいていく。
ファインダーにふわっと浮かぶ姿に息を飲む。
この世に授かった花のいのちだから、
その日そのときが一期一会。
野に咲く花だからこそ―。

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昼はいっきゅう茶屋でダム湖を眺めてうどん定食(600円)。
野菜、根菜がたっぷり添えられている。

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そして、野菜を買った。
岡本千晶さんという生産者のサニーレタス(100円)。

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町長、前町長をはじめ、夜まで続く
地元をなんとかしたいと思う方々との真摯な意見交換。

みなさんの思いを受け止めてクルマに戻ると
サニーレタスはぐったりしている。
急いで帰宅して袋から出すと葉っぱがぎっしり。
さっそく水に浸してやるとイキイキとみなぎる。
(うん)
ちぎって口へ運ぶと、えぐみのないやさしい味。
野菜には、それをつくる人の思いが宿るものだから。


posted by 平井 吉信 at 23:00| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

2012年10月26日

ソニーの原点〜自由闊達ニシテ愉快ナル理想向上ノ建設〜

日本企業の没落が叫ばれて久しい。
先日、テレビの番組でソニーの凋落に焦点が当てられていたが、
典型的な大企業病(責任を取らないサラリーマン社会の蔓延)に
陥ったからにほかならない。
そこで、平井社長は
創業者の精神「設立趣意書」に立ち返るべきと唱える。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html

ソニー(株)の全身「東京通信工業(株)」会社設立の目的

一、真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設
一、 日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動
一、 戦時中、各方面に非常に進歩したる技術の国民生活内への即事応用
一、 諸大学、研究所等の研究成果のうち、最も国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化
一、 無線通信機類の日常生活への浸透化、並びに家庭電化の促進
一、 戦災通信網の復旧作業に対する積極的参加、並びに必要なる技術の提供
一、 新時代にふさわしき優秀ラヂオセットの製作・普及、並びにラヂオサービスの徹底化
一、 国民科学知識の実際的啓蒙活動

経営方針
一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず
一、経営規模としては、むしろ小なるを望み、大経営企業の大経営なるがために進み得ざる分野に、技術の進路と経営活動を期する
一、極力製品の選択に努め、技術上の困難はむしろこれを歓迎、量の多少に関せず最も社会的に利用度の高い高級技術製品を対象とす。また、単に電気、機械等の形式的分類は避け、その両者を統合せるがごとき、他社の追随を絶対許さざる境地に独自なる製品化を行う
一、技術界・業界に多くの知己(ちき)関係と、絶大なる信用を有するわが社の特長を最高度に活用。以(もっ)て大資本に充分匹敵するに足る生産活動、販路の開拓、資材の獲得等を相互扶助的に行う
一、従来の下請工場を独立自主的経営の方向へ指導・育成し、相互扶助の陣営の拡大強化を図る
一、従業員は厳選されたる、かなり小員数をもって構成し、形式的職階制を避け、一切の秩序を実力本位、人格主義の上に置き個人の技能を最大限に発揮せしむ
一、 会社の余剰利益は、適切なる方法をもって全従業員に配分、また生活安定の道も実質的面より充分考慮・援助し、会社の仕事すなわち自己の仕事の観念を徹底せしむ。

このなかにはキーワードがたくさん含まれる。
「遊び心、冒険心」「社会的使命感」「フラットで家族的なつながりを大切にする組織」「組織の壁を越えた機動力のある意思決定」「カテゴリーや垣根を越えた存在領域の定義」などであろうか。

この精神を忘れたとき、ソニーは凋落した。
けれど、DSC-RX100のようなデジカメがヒットするなど復調の兆しが見えている。
テレビのプロフィールプロなどかつての名品が誕生した背景(精神)を踏まえて、
いまの時代にもう一花咲かせて欲しい。
私も含めて多くのソニーファンは
株価や業績よりもそのことを待ち望んでいる。

※ SONY Cyber-shot RX100 2020万/光学x3.6/ブラック
小型デジカメ史上、最高の画質をコンパクトなボディに収めた。
カールツァイスのブランドが銘打たれたレンズも魅力的。
posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | くらしとともにあるモノ