2014年06月15日

レモンから檸檬へ 梅から梅酒と梅干しへ 汲めども尽きることのない泉があるから

ああ、レモン。
柑橘はいいな。

近所の山でレモンを自家用につくっている人から
無農薬栽培のレモンをもらった。
蜂蜜づけ、冷凍レモン(丸ごとおろし金で調味料として使う)を
確保したので残りでレモン酒を。

抽出にはホワイトリカーは使わないけれど
高価な酒を使うまでもない。
そこで、柑橘系との相性が良さそうなジン(ギルビー37度)を選択。
氷砂糖は使わないでカナダ産のはちみつを使った。
このレモン酒は1か月と5日の新酒だけど味見してみた。
DSXE3440.jpg

おお、とろける。

レモンの果実のさわやかな風味と
皮の苦みが昇華して
きゅんと酸味のシャワーが降り注ぐ。
でも、すぐに蜂蜜が包み込んで
追いかける舌が夢中になるので
身体に染み渡るように吸い込まれていく。

レモンって人間の知性をきらめかせながら
なつかしい美酒のように胸にこみ上げる。
ああ、檸檬。


よしと。今度は梅酒を。

美郷物産館に電話をしたら梅は採れていますと店長。
店に行くと
美郷の標高500メートルにあるくららファームの
無農薬でていねいにつくられた梅が並べられていた。
DSCF2118.jpg

昨年は小梅を使い、熊本の米焼酎35度で仕上げたけれど
小気味よさとまろやかさが味わい。
今年は大梅を泡盛(久米島の久米仙・35度)と蜂蜜で漬けてみよう。
期待するのは濃厚でまったり。

さらに同じ梅を梅干しに。
南高梅ではないけれど(鶯宿?)
これが甘酸っぱさとみずみずしさを醸し出してくれるのでは?
塩分濃度をいくらにするかは決めてないけれど、
(ミネラル塩はオーストラリア産)
きちんと管理をすれば15%でも大丈夫だろう。
(ぼくが梅干しが好きなので長期保存の必要がないので)
→ 変更して18%で行くことに。

梅がみずみずしく力があるから
塩漬けは状態を見ながら1か月。
それからしそで漬けてみようかと。
DSXE3431.jpg

水で洗ったあとの色彩が跳ね上がるような輝き。
夏の風を待ちわびる果実を自然の力で抽出する初夏は
人も自然も移ろう季節に歩みをとめてたゆたうもの。

それは汲めども尽きることのない泉。
日々あじわうこと。一日はそれでいい。

生きることは希望に満ちている。
(人生に絶望することは慢心や奢りではないかと)
食生活や身体の動きを研究していくと
生き方がどんどん簡素に軽やかに
しかも突き抜けていく感覚。
(〜派、〜流、「常識」「あるべき」「こだわり」という言葉が日常から消えていく)

汲めども尽きることのない泉。
日々味わうこと。一生はそれでいい。


追記

たまたま作業をしていたら
70年にわたって梅干しづくりに取り組んできた
藤巻あつこさんという名人がいらっしゃることがわかった。
とてもていねいに仕上げていらっしゃる。
そのなかで自分がやっていることと
似たようなことがあってうれしかった。

それは、ヘタを取ったあとの部分を
楊枝に梅を拭き終わったあとのキッチンペーパーを使って
水分と汚れを取るのだが
雑菌が増えるのを防ぐため。
(うちの母親などはそこまで細かくやらない)
量産品の梅酒や漬け梅は
そこまでていねいにはやらない(やれない)。

うちで飲んでいるコーヒー豆をつくっている
千葉のさかもとこーひーの坂本さんは
「ていねいな暮らし」をコンセプトに掲げているけれど
料理をする、洗濯をする、掃除をする、
海、山、川や生物などの自然を知って
身を守りながら楽しむ、
食事から身体をつくる、
身体の動かし方を研究するなどは
ひとことで言って「生活力」にほかならない。

生活力を上げることが生きる過程で不可欠であるし
そのことが個人や社会の幸福につながるのではないかと
信じて実践(生活)している。
このブログはその一部を綴ったものとも言えるかも。

平井 吉信










タグ: 美郷
posted by 平井 吉信 at 12:52| Comment(0) | 生きる
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