2014年03月30日

室戸岬 青の世界を描いたものは

四国の象徴は、空と海―。
そのことが実感できるのが室戸岬。

→ 夏のジオパーク 室戸岬 ホンモノの料理と食材。全国でもっとも時計が動き出すのが遅かった。
→ 室戸ジオパーク 空と海が出会う場所、そして地球の鼓動

→ 室戸ジオパーク 認定おめでとう

四国のどこよりも春が一足先にやって来る。
青で描かれた空と海に加えて
もうひとつ「青」の世界があるという。

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しかし、大きく拡がる青(蒼、碧)に対して、
もうひとつの「青」はずっと小さいという。
しかも「瑠璃」を帯びていて
それが春の陽射しで得も言われぬ世界を描くとしたら…。

(ああ、また無理な日程を強行して)行くしかない!

生見海岸
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途中の尾崎地区に立ち寄って海を眺める。

かつて世界サーフィン選手権が開かれたサーフィンのメッカ、
生見海岸はおだやかだった。
尾崎はそれよりは波が立っていた。
ここはローカルサーファーのポイント。
岩礁が多いため、熟知した人でないと。

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手作りの看板があり、小さなスタンドがある。
この雰囲気は、ハワイのローカルに似ているのではないかと。

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この時間帯は2〜3人が海に出ているだけだったが、
「ひねもすのたりのたり」の波乗りは見ているだけで寛ぐ。

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岬に向けて伸びる国道55号線。右手には山、左手には太平洋が広がる。
遠く見えても岬はもう指呼の間に。
空海の時代は尾根を伝ったのではないか。
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尾崎をあとに岬まであとわずか。
道ばたにハマダイコンの群生が見られるようになってきた。

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春だな。
しばらくは岬の遊歩道の花を。

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室戸岬は楽しい。
もしかして、四国でもっとも愉しいところかもしれない。
海沿いの遊歩道のカーブを曲がるたびに、
風景が変化していく。
空を映す海、緑を映す海岸の池や湿地、
そのまま渚まで歩いてタイドプールを覗き込む。
あこうなどの亜熱帯の植生がからまるように
エネルギーの高まりを見せ、
遊歩道沿いでは
山野や里山では見られない独特の植物たち。
(おそらく黒潮に乗ってここに定着したものだろう)

お茶とおにぎりで過ごせたら、一日があっという間に過ぎる。
星野リゾート「ウトコ」や
海洋深層水を活用した施設「シレストむろと」、
新鮮な魚介はいうに及ばす、
室戸の海岸段丘の野菜が手に入る直売所「道の駅 キラメッセ室戸」。
そして、世界ジオパークの登録地
イルカにも出会えるし(室戸ドルフィンセンター)、
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ジオパークをもじったジオカレーもある。
この日は、海外からの観光客を大勢見かけた。

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ここは空海ゆかりの地。
そして、空と海のブログの原点。

徳島を経由して四国の東南部の海岸線をたどる旅は
旅の経験が豊富な人ほど心に残る行程に違いない。
(千数百年の昔、空海の心にも深く刻まれた)


探していた「青」の世界、
しばらく見つけられないでいた。
足早に歩きながらもオオイノヌフグリと似た雰囲気の花に目が止まった。
小さい、目立たない、人によっては踏みつけそうな存在感。
けれど、小さきもの、美しきものに光を当てたい。
人間が踏まないように細心の注意でその世界へ飛び込んでみた。

青の世界を描いたのは「ルリハコベ」。

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サボテンと同居する
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ひらきかけているつぼみの淡い色調
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意外なほど色彩と花の周囲が雄弁
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太陽が傾くなかでこんな鮮やかな色彩の新芽が岩に群生
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(ここまでがニコンD7000)
(ここからが、フジX-E2)

岩礁をたどる散策
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岬には原色が合う
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陽光に輝く若葉
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逆光にたゆたうハマダイコン。35oF1.4開放で。
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落ち着いた雰囲気の岬ネコ
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フジフイルムならではの青の再現
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続いて広角で接近できるX20で。
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ルリハコベが運んだのは
(わかる人は気付くという)
室戸岬のおもてなしだったのかもしれない。

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岬が手招きしているから。

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posted by 平井 吉信 at 11:55| Comment(2) | 山、川、海、山野草
この記事へのコメント
久保谷は同じ日でしたが、室戸には、24日に行ってきました。
イワタイゲキが咲き ルリハコベきれいでした
ハマエンドウも咲いてましたよ。
また何時かどこかでですね・・・

 青い海と青のセーターが印象的です☆☆☆
Posted by ちごゆり at 2014年04月04日 08:24
室戸岬まで自転車で通ったことがありました。
車で行けば3時間半ぐらいかかりましたが、いまは2時間少々で到着します。

観光施設もさることながら、
ニンゲン(歴史)の痕跡、
巡礼の基準点、
そして地球の痕跡(ジオパーク)。
空と海と人が一体となって
存在している場所です。

Posted by 空と海 at 2014年04月07日 09:58
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