2014年03月26日

那賀川の春、岡本太郎のオブジェから抜け出した 


いつも春を探しに行くのは那賀川だ。
―幼い頃、遊んだ場所だから。

そしていつもの場所にやってきた。
ここは生態系のゆりかごのような場所。
山からの湧き水が幾筋も流れて
その途中に池や湿地や河岸段丘をつくる。
でも、花はあまり見えない。
雪が多かったせいか、今年の春は
まだ少し先のような気がする。

日だまりでくつろいでいるのはおたまじゃくし。
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木の芽が背伸びしているようで。
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小さな花見つけた。白くて楚々としている。
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緑と柿色で柿葉鮨か。
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兄妹は仲良しがあたりまえ。
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けむくじゃらのあの花のつぼみ。
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いたいた、今年も少ないけれど咲いていた。
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ぎょろり目玉と千手観音のような腕は
岡本太郎の画から抜け出した。
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深い毛に包まれた深紅。花の名はオキナグサ。
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近寄れば苔も世界を描く
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先発はニコンD7000だったけど、ここからフジのX20に交代。
小さくても近寄れる。オキナグサに1センチまで近づくことができる。

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生態系はフジのX-E2で。
自分が巨人になって山野をのし歩いているような錯覚。
渓谷や段丘をつくりながら水が遊び、
そこに生き物が巣くうのだからたまらない。
一日いても飽きないし、2日いても飽きない。

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太陽が山に隠れようとするわずかな光芒に照らされた里山。
フジノンXF35mm F1.4Rが主題を浮かび上がらせる(絞りf1.8)。
このレンズの世界観は独特で耽美的ですらある。

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きょうも川に遊んでもらった。
(これは小さい頃から変わることのない感覚)
川の神様、ありがとう、といって家に帰る。

posted by 平井 吉信 at 23:39| Comment(2) | 山、川、海、山野草
この記事へのコメント
室戸岬にもコメントしましたが、確認すれば消えたちゃったのかしら? 
今年も咲きましたね・・それにスミレが所どころで
かわいいですよね・・
Posted by とごゆり嘉子 at 2014年04月04日 08:33
ちごゆり嘉子さん、こんにちは。
例年より冷え込んだせいか、
全体に昨年より花が遅い気がします。
そういえば、西三子山の福寿草、
今年は見られましたか?
Posted by 空と海 at 2014年04月07日 09:58
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