(本は読まないし、デジタル機器の操作はしたくない)。
そんなときは眼を閉じて空想で遊ぶ。
難事件を解決する刑事は
愛用の軽トラを駆るスーパー軽トラ刑事
狭い道路や急な斜面もなんのその。
広い荷台に秘密兵器を満載。
過給器を取り付けた改造で
韋駄天のごとく駆け抜ける。
日本の道路では向かうところ敵なし。
そんな物語があったらおもしろいかな?
追いかけっこをしていると、現れた小さな女の子。
黄色いセーターを着ているその女の子は、
ファンタジーすーちゃん。
すーちゃんのすの時は「素」。
素直な心でいる人には見える。
ざしきわらしと妖精のため息から生まれた。
ある日すーちゃんが見えなくなる。
そして、すてきな女性に出会った。
女性は、無人島の入江の裏側に露天風呂があって…。
なにやら秘密の物語のよう。
この物語にスーパー軽トラ刑事がからんでいく。
雲が生まれる青空のように
断片的に物語を描いてつながっていく。
もうすぐ啓蟄の季節。
年度末で疲れが溜まっているから
一寸の虫になってみた。
風よけの赤紫の菊に抱かれて
おひさまを全身に浴びる気持ちよさ。
おや、虫なのに大滝詠一を聴くのである。
"陽光が甲羅の中を突き抜ける"

