2014年02月02日

冬の落日に森遊び 契約期間は春まで


山が好きな人にはあきれられるだろうが、
気が向いたら森へ出かける。
家を出たのが15時過ぎ。
標高773メートルの中津峰の登山口に着いたのは
15時50分。

登山口にはステンレスの小さな社が置かれている。
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こんな時間に登る人などなく、
すでに下山した人ばかり。
ということは、静かな森遊びが楽しめる!

木漏れ日が誘うので手ぶれしてしまったけれど。
それも森の精のいたずら。
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地図とコンパスを持っているので
登山道を歩くのは最初だけ。
とっかれそうな場所から森へ踏みこんでいく。

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8秒前の光を複雑な木漏れ日で森に届ける太陽を感じ、
この森のどこかで息をひそめる
野生生物の視線を感じながら、
冬日を照り返す葉っぱの驚喜に目を見開いて。

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石灰岩に苔むして白とエメラルドの対照。
木漏れ日をくぐった光が輝きと翳りを与える。
森の散策はこんなところが楽しい。
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ひとりたたずんでいるけれど、
地球の数十年の大気を見てきたのだろう。
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ケモノ路を見つけた。
中央奥を上がってこちらへとたどれる。
近くにはヌタ場もあった。
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登っているうち、尾根が狭くなってたいがいはニンゲンの登山道に合流する。

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頂上から周囲の展望が開ける。ここは地球標高で773メートル。
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森遊びはそんなささいなことだけど、
1/25000地形図を読みながら
尾根の両側の勾配の変化、
突き上げる谷の刻み、
植生や林相の遷移、
落ち葉の踏みしめごこち、
森のひだまりで鳥の声を聞きながら
あったかい茶をすする幸福感。

次に現れる地形を予想しながら
野生生物の息を間近に感じながら
森の逍遥を足がおもむくままに続けていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

場所は変わって、
南阿波サンライン。
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無人の海岸線をたどるドライブも良し、
できれば、照葉樹の森を見ながら渚へ降りていくのがさらに良し。
自分だけのプライベート渚や海に落ちる滝を発見するのも良し。

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無人と書いたが、牟岐に近づく水落の集落には人家があり、
棚田が絶景を見せる。
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牟岐大島、出羽島を眺めながらの弁当も良し。
このブログを見て共感する人なら、
徳島では、ここと海部川をめぐるのがおすすめ。

歩くのなら日和佐の竜宮公園から千羽海崖までがいい。
もっと長い人は日和佐城から。途中の大浜海岸を見下ろす場所がいい。
こないだは、トレイルランの大会も開かれた。

海の崖の照葉樹の森を
潮騒を感じながらのトレイルは
サイダーの泡にくすぐられる咽のような幸福感。

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夏と違って、蛇も蜘蛛も蜂や蚊もいない森の
冬の木漏れ日は人間と森との期間限定の契約だから。

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樹幹に見える海を見よう。
冬の透明度は高い。手が届きそうな海底に見えても
水深十数メートルはある。
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帰りは道の駅ひわさで干物と燻製を買おう。
泉源さんでタチウオの干物を買い、
日和佐燻製工房さんで燻製を買う。
今夜は地魚をあぶってその香りで
新潟の純米酒をやるのだ。
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タグ:中津峰
posted by 平井 吉信 at 13:21| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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