2013年12月03日

高知のムラサキセンブリ 曇りときどき晴れ

今年(2013年12月)は行く時間が確保できないと思った。
それでも、無理やり来てしまった。
(また睡眠時間が短くなってしまった)

途中の立川PAで
そば粉100%の立川そば(600円)をいただく。
これはいつも楽しみにしている。
洗練されたそば店のせいろは大好きだが、
この素朴さは、祖谷そばにも似て
そばを麺にせずに食べていた時代の趣をたたえている。
出汁とからんでいて一緒にすすると幸福感きわまる。

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高知市内の蛇紋岩帯に自生するムラサキセンブリは、
全国の山野草を愛する人の憧れの地。

昨年初めて訪れて見つけた生息場所とは
別の場所を探そうと思った。

→ 発見初日(2012.11.24)
→ 二日目 (2012.11.25)
→ 未発表写真(2012.11.25)


おそらく水の便と日当たりが良くて
他の植物と適度に紛れるような場所が
居心地が良いのだろう。
昨年は、Googleマップから地形を見出し、
電子国土と照合して自生地の目星を付けた。
(それがたまたま当たった。いつものごとく、自生地の情報は持ち合わせていないので)

今年は、別の地区を探すつもりで、
またもや、見当を付けた場所に向かう。
いつもそうだが、見当を付けた場所へ向かうのも難儀だ。
その地形にどこからたどり着けるのか、
里山の場合、狭い道路が縦横無尽に走っていて
民家へ辿り着いたり、
道幅が狭くなって、バックで長い距離を引き返したり…。

里山の道(クルマは入ってこられない)を
とぼとぼと歩けども、目的地が近くに見えてこない。
谷筋尾根筋が違う可能性がある。
いったん引き返しても良いが…。
まあ、もう少しだけ。

途中の山道で見つけた。園芸種なのか野生種なのか。
そもそも何という草花なのか?

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ムラサキセンブリが見つからなくて
次の行動を探しあぐねていた頃、
道が曲がって突然視界が開けた。
おっ、と思うと
足元に群生しているではないか。

こんな場所だから、地元の人もほとんど知らないに違いない。
やはり、高知の蛇紋岩帯では予想以上に拡がっている可能性がある。

最初に見つけたのは開けた崖の下で。枯れ草に埋もれて群生。
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アーチのような動きが軽やか。
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ひなたぼっこをしている小鳥のようでもあり。
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ここまでが富士フイルムのX20での撮影。
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↑ X20の紫色の再現は出色だ。

以後はニコンD7000で。
天気は曇りがちだが、
薄日が射した瞬間に次々とシャッターを切っていく。

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遠めには枯れ草に紛れてまるで目立たないのに
それを見ようとすると、
これほど雄弁に語り掛けてくる山野草はない。

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めしべに金粉をまとっている。太陽の輝きがそう見せるのか。

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高貴な姫君が振り向いたときに
ふりまく媚びのない微笑みのように
紫の持つ気品、磨かれた表情が
野に咲くこの花から漂う。

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青空を背景に背伸びをしている。凛々しさ。
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つぼみはいっそう濃い色でこれから咲く花のために力をためて。
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松の幼木を背景に和をあしらってみました、とでも言いたげに。
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人はなぜ山野草に憧れるのか?
無意識のうちに、自らの「真善美」を投影しているのだ。

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(2013.12.1撮影)


posted by 平井 吉信 at 22:47| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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