このブログをご覧になる方ならご承知のこと。
モモイロイワバソウ(仮称)を見つけに大川原高原に出かけ、
シコクカッコソウを求めて県西部の山を彷徨い、
岳人の森ではクリンソウに出会った。
可憐さと華やかさのふたつを備えた
日本の心、とでも言いたいサクラソウの仲間は
江戸時代から趣味の人たちによって育てられてきたという。
このところ、果実酒やマーマレード、シロップなどを
仕事の合間につくっている。
(朝から朝の3時まで仕事をしている人間なのに)
地元のレモンを分けていただいた人があって、
好物の蜂蜜づけにしておこうとしたら、
容器がすべて出払っている。
そこで、近所の量販店に見に行ったら
良いモノがあった。
岩城ハウスウェアの耐熱ガラス容器密閉パックという商品で
処分価格で売られていた。
おいしさを閉じ込めたい、匂いを逃がしたくない、
電子レンジにかけて調理もできるし、そのまま保存もできる。
こんな良いモノなのに、小松島の人は買わないの?
(あとで見たら、アマゾンより3割安い、もちろん全国最安値)
これにレモンの蜂蜜づけと、
ゆず、ゆこうのマーマレード(シロップ)をつくりおきしておいて
紅茶に入れて飲もうというもの。
(パンに付けるより香りが高い)
低速回転の電動絞り器は持っていて、
カレーなどの下ごしらえや、
りんご&にんじんの絞りたてジュースなどに活用しているのだけれど、
香酸柑橘(ゆず、ゆこう)には力が強すぎる。
手の力を加減して絞ることで
香酸柑橘のえぐみは出ずに、香りとまろやかさが活きる。
そのために手絞り器をインターネットで探してきて発注したところ。
だから、ゆず、ゆこうは数日後になるのだけれど。
話が長くなったけど、
容器を買って園芸売場を抜けようとしたら
目に飛び込んできた。
見るともなく山野草を見る訓練が付いているので
周辺視界にちらりと入ったら反応してしまう。
(サクラソウだ!)
価格は書きたくない(198円だなんて)。
自宅で大きな鉢に植え換えて
日当たりの良い玄関に置いてみた。
そして、ニコンの出番。
この色の出方は、
フジフィルム(X-Trans CMOSセンサー)じゃない?
といわれそうだが、
ニコンD7000にニッコール純正(60/2.8と70-200/4)。





かわいいな、かわいいな、と思いながら何時間も眺めている。
晩秋の残照に照らされて
とろけるような淡い色彩に浮き立つ桃色のアルペジオ。
ペンをとめて見とれてもいいでしょうか?

カメラプロファイルは、スタンダードかニュートラル(決してヴィヴィッドや風景ではない)
(↑ やわらかい階調にたゆたう色の遷移、それでいて立体感のある色彩ではないかと)