2013年09月22日

物質の対称性が破れて世界が生まれる 

高校の頃、学校の勉強はせずに、
天体物理学の本ばかり読んでいた。
大学進学などまったく興味はなく、
学問のおもしろさに夢中になった。

相対性理論、量子力学、そして標準理論。
この宇宙は完璧な姿(対称性)で始まりながら
対称性が破れていく過程で質量(=物質の源)を持つ。

対称性を破るために、
質量ゼロの問題を回避するために
「発明」されたヒッグス粒子。
ヒッグス場に邪魔されて素粒子が動きにくくなる。
そのことが質量を誕生させる―。
わくわくするような物語に夢中にならないのなら
生きている価値がない。

この後も次々と夢中になる対象が現れて
生きる時間が短く感じるまま、
いまも、そしてこれからも。

生命の誕生の父は地球自身の事象としたら、
母は海の朝夕を引き起こした月である。

夢とは完全なもの、美しいもの。
夢が破れて現実になる。
現実を追い求めて夢に至る。

人生の対称性が破れるのも
物理学の現象なのだろうか。

宇宙の対称性が蘇ることがあるとしたら
それは、再び宇宙が一点に収斂されるとき。
宇宙はこのまま膨張を続けるか、
それとも収縮に転じるか。

月は照らす。
陽にして陰、陰にして陽、
極大にして極小、極小にして極大、
始まりにして終わり、終わりにして始まり、
重力と量子力学の関係に似て。
月は照らす、ものごとの矛盾を等しく。

中秋の名月
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タグ:天文
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