2013年08月03日

真夏の湿原再び 黒沢湿原でサギソウと仲良しのキキョウを見た


前回(7/13)訪問では咲いていなかったサギソウが
8月3日には開いていた。
サギソウは、鳥になって羽ばたく。
長い遺伝子の旅のなかで、
植物と動物には古い時代に分かれてなお、
植物は動物に憧れる遺伝子がときおり顔を覗かせる。
このように動物を模したかたちとなって現れているのではないか。

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黒沢湿原のサギソウは、
乱獲でいったんは姿を消したものの、
地元の小学生や保護に携わる人々の努力で復活したもの。
現在では、湿地内の入口にあるサギソウ園のみで見られる。


真夏の湿原にひときわあでやかなのがキキョウ。
まず、花の色がいい。
素朴さとかれんさを併せ持つ造型がいい。
そんなキキョウが好きで2年前に市販の苗を
自宅の庭に植えたところ、初年度は1輪しか咲かなかったが、
今年は数多くの大輪の花を咲かせるようになった。
(園芸種であっても野生のものと見た目の区別が付かない)

秋の七草のひとつで(実際に咲くのは夏だが)
日本人には親しまれてきたはずのキキョウ。
自生ではほとんど見ることができなくなった。
湿原に凛と伸びた花を見たとき
ぼくの時間が止まった。

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後ろ姿もあでやかに。
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カワラナデシコも秋の七草のひとつ。
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これまた調べておこう。
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いつもの滝を遠巻きに見た。
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夏、突然雨が落ちてくるのが山間部。
コオニユリが涼しげに。
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ギンヤンマの優美さは比類がない。
陽光を透かしてみる葉裏のような胴体がひるがえっては、
水辺をスイスイスーイスイと翔ぶ。
ほんの少しラムネ色したはねを小刻みに動かし、
とめてはまた動かす。
トンボはちょうちょみたいにはねをしょっちゅう動かさないのである。
トンボたちは子孫を残そうとしている。

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黒沢湿原へは、
四国4県どちらからでも
阿波池田駅から(もしくは三好市分庁舎)から
南の山際をめざすのがいい。
このルートは、ナビでも案内されないかもしれないが、
アプローチとしてはもっとも快適なルート。
民家のある集落をほとんど通らず地元に迷惑をかけにくい。
途中には展望台があって吉野川を見下ろせる。
夏は涼しい木立を抜け、ホタルブクロが咲く崖を見ながら
池田のまちから十数キロ。

なお、黒沢湿原の南の滝を見て、
そのまま山を降りると、
その泉質とひなびた味わい(施設は新しい)で
人気の松尾川温泉(しらさぎ荘)が待っている。
ここは四国でも数少ないかけ流しである。

林道「池田漆川線」途中の展望広場に設置されている看板(一部)
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タグ:黒沢湿原
posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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