2013年07月10日

ごみゼロの思想、上勝ゼロ・ウェイストアカデミー


平成15年9月、上勝町は世界に向けて高らかに宣言を行った。
→ ごみゼロ宣言(ゼロ・ウェイスト政策)

上勝町ではご存知のようにごみの収集は行っていない。
その代わり、町民は自らの手で
34分別を行ってごみステーションに持参する。
ごみゼロとは、
そもそもごみを出さないという発生源にまで遡及する発想。

人の暮らしからごみをなくすことなどできるわけがない。
生物が生きる過程で
何かを産出するのは仕方がない。
けれど、それが必要以上に排出していないか。

だからこそ、追いかけていくのではないか。
理想と現実を区別せず、突き進むことこそ
いまの日本に必要な力ではないか。

東ひとみさんが生涯をかけて取り組んだテーマを
さらに後押しする組織が、
NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーである。

支えるスタッフのみなさん。
初代局長なっちゃんを継いで、
おそのさんが二代目局長に。
ごみレンジャーのおさとさんたち、
さらにこの春から鯉のぼり少女のまりちゃんも加わってますます元気。
会員や寄付も募っています)
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くるくる工房では、
持ちこまれたリサイクル衣料で新たな価値を生み出している。
上勝のおばあちゃんたちの手にかかって
鯉のぼりが何に変身するのか乞うご期待!
(鯉のぼりシリーズは人気で遠方から来られる方もいらっしゃるとか)

DSCF4310.jpg

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ゴミステーションの34分別

i_bunbetsu.jpg

現に、34分別を町民の手で行っているという事実。
上勝には、「いろどり」がある。
そして「ごみゼロ」をめざそうとしている。
四国でもっとも人口が少ない町でありながら
世界へ向けて情報発信を行っている。
その心意気がいい。

ごみを減らすことの背景には
「もったいない」の気持ちがある。
ぼくも、小学校からの机をいまだに使っている、
電話機はようやく2代目(初代モノクロ液晶、いまはカラー液晶)、
テレビは未だに15インチのブラウン管テレビ。
(残念ながら2015年まで)。
クルマは20万kmは乗るし、予測運転できびきびと走れば省燃費。
(フォレスターも四国の田舎道ではリッター17kmは走る)。
自宅も事務所も扇風機すら使わない(エアコンなんてまして)。
(睡眠時間3時間、それでも食欲旺盛夏バテ知らずなのはビールを飲まないのとエアコンを使わないから)

東ひとみさんは、
上勝百貨店」というコンセプト(店舗)を実現している。
それは、量り売りを基本としてゴミを出さない販売を行うもの。
地域の特産品を集めてあるのはもちろん、
地域の商店からの商品を販売することで
商業振興(買い物弱者対策と商業者支援)をも意図したもの。
いずれご紹介したい。

上勝町では、いろどりの渦巻きを中心に、
思いのある人の企画がスピンアウトして
次々とIターン者+地元住民の協働プロジェクトが生まれている。
上勝の棚田米と湧水と負けん気でつくる酒づくり
上勝町の体験型観光や視察を受け容れる(株)カミカツーリスト
地産地消の拠点、いっきゅう茶屋
(買い物に立ち寄ったら、エプロン姿のkakiちゃんがいたではないか)
滑川里香さんの新しいプロジェクトも始まりそうで
上勝はこれからも目が離せない。
これらの拠点をつなぐ中核施設が月ケ谷温泉・月の宿
そして(株)いろどりである。

♪  ♪  ♪  ♪  ♪

東ひとみさんが夢見たごみゼロの国が
ぼくが生きている間に実現するかどうかはわからないけれど、
小さなことを静かに地道に積みあげていく。

追記

このブログも地道に積み重ねて数年。
当初はアクセスがない日もあったが、
この頃では、多い日は二桁に届くようになっているようだ。
(おもしろくもないブログを毎日10人もの人が見ていただけるのはありがたいこと)

自分のためにブログを書いているのではないし、
誰かが見ているから続けるのではないけれど、
誰かのためになればと思っている。

posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 徳島
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