2013年05月18日

樹木のトンネルはこみち こぼれる光のアルペジオ 徳島・小松島のオアシス 中津峰山

高い山に登ることが貴いのではない。
多様な価値観があっていい。

今頃の山には、どんな花があるだろう?
足元の観察と山の空気を楽しみたい。

例によって午後の遅い時間に思い立って
(自宅を出たのが15時前)
中津峰山(773メートル)に出かけることにした。

駐車場から登山道をめざす。
徳島市から数十分の手軽な山域。
けれど、週末というのに
クルマが止まっていない。

歩き始めると
のどかな陽射しを背に受けて
花咲く踏み跡をたどっていく。
「こみち」が楽しい。
きょうは「みち」をテーマにしよう。

D7K_7742.jpg

D7K_7749.jpg

あっという間に山頂。
ここからさらに東の尾根を辿る。

DSCF2195-1.jpg

薪炭林のような低木の森を従えた尾根を進む。
若緑のトンネルをくぐっていく。

DSCF2252-1.jpg

DSCF2256-1.jpg

ところどころ視界が開ける。
徳島平野を一望する。

DSCF2255-1.jpg

南面は勝浦川。

DSCF2225.jpg

ロープはあるが、登りでは不要。
下りでは足元の石が滑るときに三点確保の手段として。

DSCF2230-1.jpg

ツツジのトンネルもあれば、

DSCF2257-1.jpg

ハイノキの白い花を従えた小径もある。
ナンバ歩きでひゅいっと歩を動かしていく。

DSCF2206-1.jpg

DSCF2212.jpg

杉林は手入れが行き届いて林間に陽が射している。

D7K_7790.jpg

根っこが好きな人はどうぞ。
オブジェとして。

DSCF2251.jpg

まだ、虫は少ない。
樹木のトンネルを楽しむのなら、今月いっぱいだろう。

木々をすり抜けて到達する太陽は
虹のプリズムとなる。

七色のうち、
人はそれぞれ受け持つ色がある。
それが混ざり合って
白(橙色)の太陽光となる。
こぼれてくるその光はアルペジオのきらめき。
(生きている実感)
そうか、と心が受け止める。

D7K_7799_NX2_01.jpg


帰りは車道に降りた。
今度は植物を愛でながら。

日の入りが迫った谷間はすでに闇に。
ぼおっと浮かび上がるミヤマハコベ。
薪能の舞台に映える面の幽玄の白にも似て。

DSCF2266-2.jpg

湿度を感じる重い空気。
コミヤマスミレと推察。いや、葉のかたちからツボスレミか。

DSCF2268a.jpg
posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: