2013年04月06日

新緑の奇絶峡 石仏 日高川 高野へ誘うみち

白浜からどこへ行こうか―。
答えは高野山。

「空と海」(空海)を名乗りながら、
総本山(高野山・金剛峯寺)へは行ったことがなかった。
(世界遺産に登録されたことも知らなかった)。
白浜からは3時間弱と見て、
龍神温泉、護摩壇山、高野龍神スカイライン経由でクルマを進めることとした。

途中で道草したくなったのが奇絶峡

朱塗りの橋を渡ると滝がある。
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さらに遊歩道を進むと新緑が眼に飛び込んできた。
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ツツジに光の濃淡は目のごちそう。
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遊歩道の先には断崖に彫り込まれた石仏があった。
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石仏をあとに、右会津川をさらに遡って
紀州備長炭記念公園で休憩。
「じゃばらぽん酢」を見つけた。
じゃばらは、和歌山県の飛び地、北山村でしかない柑橘類。

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ここで買った「うめぼしグミ」はさわやかな酸味で
眠気覚ましと気分転換になり
その後の運転のサポートとなった。
(紀州梅干しエキスを使用したJA紀南の企画商品)


日高川の上流部は鮎釣りのメッカ。この時季はアマゴ。ダムがなければサツキマスが上ってくるのだろうけど。
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護摩壇山を過ぎて雑木の山を縫う高野龍神スカイライン。
稜線に近い千メートルを越える山々を面縫う。
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龍神スカイラインの終点に小さなまち。
それが高野町。
総本山を中心に標高800メートルに集積した空中都市。
(人里離れた山奥に門前商店街がある不思議)。
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平日の午後遅くなので駐車場には停められたが、
それでも空いている場所を見つける必要があった。
天気の良い週末や連休はアクセス困難と予想。

風情のある出版社の開けられた窓から
事務所のなかが見えた。
ストーブにかけたやかんから湯気が出ている。
小説に出てもおかしくない趣き。
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小中高、大学まであり、
まち全体が総本山を中心とした使命共同体のよう。

外国からの旅行者も数多く見かけた。
世界遺産登録後に海外からの旅行客が増えたのではないか。

裏通りにはおいしいパン屋があると聞いていたが、
夕方近くのため売り切れ閉店だった。


暗くなり始めたのと帰りのフェリーの時間の関係で
(無数の墓を通り抜ける)奥の院へは足を運ばなかった。
別の機会に、一日かけてゆっくりと空海の遺徳を感じるのもよかろう。

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和歌山港で南海フェリーにかろうじて間に合った。
移動距離約500km。
湯治をしながらも南紀を駆けめぐった二日間だった。

そして…。
戻ってからこの1年間の疲れや身体の痛みが消えていることに気付いた。
南紀白浜温泉の効能か、高野山の霊験か、
もしくはその相乗効果なのか。

人はなぜ高野山へ行くのか。
なぜ、千二百年のときを越えて
人々は高野山に墓をつくるのか。
そもそも、なぜ空海はこの地を選んだのか。

弘法大師・空海が真言密教の体現の場として開いた高野山。
平成27年春には開創千二百年を迎える。
posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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