2013年04月05日

南紀白浜 リゾートに足を入れてみた

日本最古の湯のひとつ、南紀白浜温泉。
三段壁をはじめ風光明媚な場所。
周辺には、梅の産地みなべがあり、
海沿いにはイセエビなどの海産物が豊富。
熊野古道・中辺路への拠点。
南方熊楠のゆかりの地であり、
万葉集が好きな人なら、有間皇子の詩は知っているだろう。

家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る

それなのに、白浜はこれまで通過するのみだった。
形式が整った「感動」のない「観光地」という記号に興味がないから。
(白浜がそうだという意味ではないが)。

TDLもUSJもハウステンボスもスペイン村、レオマワールドなどの
テーマパークも行ったことがない。
(ただ、人々の幸福感をどのように演出しているのかが興味があるけれど)

共感した場所に光を当てる過程を楽しみたいので。

かたちにとらわれないのは良いとしても、
「かたちにとらわれないこと」にとらわれるのもどうか。
いかなるものも受け容れて楽しむのが自然体。

ということで、年度末の処理が無事終わった4月第1週のある日。
「リゾート」へ行く人の気分を追体験してみよう。
一年間酷使してきた肉体を
かけ流しの源泉にしずめて海を眺めてみようか―。
そんな思惑で骨休めに行くことにした。

行きは、南海フェリーに良い便がなかったので
鳴門大橋経由で神戸、大阪、和歌山と大阪湾岸を廻ることにした。

明石を過ぎると頻繁にゲートの乗り降りや
管理者の異なる道路の乗り継ぎが続く。
分岐が多く交通量が多いため、
運転しているだけで疲れる。
例えナビゲーションがあっても、先読みと360度の注意を払わなければ
初めての人が通れるルートでは決してない。
(優秀なナビでもとんちんかんなルートを紹介する場面が少なくない)
帰りは南海フェリーに乗ることにしよう。これだと和歌山から2時間で四国へ着く。

関空の分岐を過ぎることからようやく緊張から解き放たれて
景色を眺められるようになる。
和歌山を通過すれば、終点の南紀田辺I.Cまで快適だ。

白浜に入った。観光情報をいただこうと役場へ。
パンダのまち?
S0020027a.jpg

まずは、白良浜へ。
D7K_5239_NX2.jpg

D7K_5259-1.jpg

風景を楽しんでいる人に興味が行ってしまう。

D7K_5250a-1.jpg

D7K_5257a-1.jpg

白い砂が太陽の光で翡翠色に輝く。
しかも春の陽射しはやわらかい。
うっとりするような午後の時間。

D7K_5323a_NX2.jpg

D7K_5306a-1.jpg

D7K_5289-1.jpg

白砂に映える美しい花嫁姿の女性。どうかお幸せに。
D7K_5266c_NX2.jpg

波が遊んでいる。一日いても飽きない。

D7K_5285_NX2.jpg

D7K_5286-1.jpg

海の記憶は人の身体に刻まれている(=血液)。
蒼くかすむ水平線に何を想う。三段壁にて。

D7K_5405-1.jpg

D7K_5352-1.jpg

D7K_5357a_NX2.jpg

早い時間だけど宿に入ろう。
まずは、外湯をめぐる。
フジのX20で撮影。光と影をやわらかく再現してくれた。
人の記憶に彩られた色彩を忠実に再現できるのは、
色を知り尽くしたフィルムメーカーならでは。
そのたたずまいは漆黒の質感に浮かぶカメラらしい外観。
小さくても本格的に操作でき、
末永く使えるデジカメを探しているのならおすすめ。

→ X20についての感想
  ブログ「モノづくり、モノがたり〜心をつなぐ商品たち〜」で紹介



DSCF0331-1.jpg

DSCF0350-1.jpg

DSCF0359-1.jpg

誰もいない高台の湯で黄昏を楽しむ人。
DSCF0212-1.jpg

源泉かけ流しのヒノキ風呂で眼を閉じて海を感じた。
D7K_5407a_NX2.jpg

D7K_5582_comp.jpg

不思議なことは、帰宅してから身体の痛みが消えたこと。
たかだか半日程度の湯治の効果がどれほどかわからない。

ひとつ思い浮かんだのは
南紀白浜の周辺には火山がないこと。
それなのに、なぜ温泉が湧出するのだろう。
地中深くで起きている事象が
この白浜の地に突き上げているとしたら
エネルギーを放出する場所なのかもしれない。

熊野古道をはじめ、南紀が醸し出す独特のエネルギーは
地球の構造や気象が関わっている可能性はないのだろうか。

続く


posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: