2012年12月09日

万年山の森とカフェ「万年山文庫」


さらに、眉山の山麓伝いに佐古方面へ進む。
職人たちの日常を支える問屋街や専門店が
旧街道沿いに軒を並べる通りをすぎて、
眉山に近づいたところが万年山。

万年山とは、山ではなく、
阿波を統治した蜂須賀家の墓所があるところ。
山をしばらく散策してみよう。
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降りてきたところに「万年山文庫」という茶房がある。
定年退職をされたご夫婦が徳島に戻り
蔵書を自由に見ていただける場所を眉山の山裾に築いたもの。
風を感じられるカフェ。
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黒米入りご飯のカレー
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窓からは手を伸ばせば届きそうな眉山の樹木
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ほら、コーヒーカップにも風が映る。
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1階には文庫
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飲食店は流行ると
便利な立地の広い店舗に引っ越す傾向があるけど
それからしばらくして客足が遠のく。
なぜだろう?
それは、高い固定費と投資の返済を確保する
利益(売上)を必要とするからである。
その結果、材料や質が落ちる、
売上優先のため効率化で味が変わってしまう。
ていねいにつくられた家庭料理は
量産される飲食店の料理に優るというのは
ぼくの持論だけれど。

つくる人の思いが
雲になってふわりと空を漂うような店はいい。
ぼくらもそんな店主の描く雲に乗りたくなるから。
万年山文庫はそんな場所。

そして、眉山のすそ野に
自然と共生する徳島の暮らしがある。

万年山文庫 
タグ:カフェ 眉山
posted by 平井 吉信 at 18:33| Comment(0) | 徳島
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