藍染めの布が風に舞っていた。

地域の産土神社は、
土地の神の依り代であるとともに
地区の集会所でもあり、
境内は子どもの遊び場でもある。

友人の藍染め職人・石井孝明から贈られた作品は
「空と海」を見立てたもの。
(もちろん世界に一枚しかない)
徳島の名産である藍染めであるが、
廉価に出回っている藍染めは化学染料によるもの。
今回は、全国の藍師から集めたとされるので天然原料(本藍染め)だろう。
手間と時間をかけるから「高い」のではなく
思いが感じられるから「良い」のだ。


藍染めも人も
神社の境内で風に吹かれてみる。
「阿波藍アートプログラム」
(お気に入りの風合いの布をワッペンにしてもらえる)



石井孝明君の作品。もちろんインディゴではなく本藍染め。
「空と海」を表現してくれたもの。

追記
友人の藍染め職人・石井孝明は吐露する。
(ここから)
人が心の底に持つ、
純粋なもの、
すばらしいものに成っていきたいと言う情熱。
より深く自分の生まれた意味を知りたい。
心の震える感動、人それぞれちがいはあっても
皆、求め続けている。
世界の素晴らしき未来を信じて、
自分の役割は、
自分の感動したもの、その美しさを伝えていくということか。
自分の場所で、
世界の一角を
少しだけでも照らして行ければ、
他の人の素晴らしき人生の道端をかざるはな…
(ここまで)
サラリーマン化したいまの日本に必要なのは
純粋に職人的な気持ちだと思う。
ぼくは、彼の職人としての生き方を尊敬している。
そのような人間が小さくても光を放ち、
共感する国になればいい。
それがぼくの仕事。
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