2026年5月4日、14時頃に阿南市桑野川上空で観察された雲は、日本海を進む低気圧に伴う寒冷前線の接近・通過と、それによる強い大気不安定を示すものであった。
(X-T2+XF14mmF2.8 R)
典型的な「日本海低気圧型」の気圧配置となり、四国には前線が接近。前線前面では南から暖かく湿った空気が流入し、等圧線の集中により南寄りの強風も吹いた。
写真の雲は二層構造で、中層には対流が強まって垂直に発達した(塔状)高積雲。これは雷雨や突風の前兆とされる雲である。さらに上層には巻積雲が見られ、大気の高い層まで不安定であることを示しており、前線や気圧の谷の接近による広範な悪天候となった。下層に流入した暖湿気と上空の寒気との温度差によって大気の不安定が強まり、積雲対流が活発化した結果だろう。悪天候のピークの姿であり、その後、前線が通過して天候が回復に向かう分岐点の空であったのだろう。
翌日5月5日は風はほとんどなく、昼過ぎの空では飛行機雲が横切るなか、巻雲がたなびいていた。高気圧がもたらした乾いた空気のため、上空ではここ数日続いた荒天を清算する最終過程(水蒸気の蒸散)に入っているのだろう(気象の読み解きを素人が行っているので間違いの可能性があります)。
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