冬の小雨や低温が続いた四国では、この春のスミレはやや遅れている、もしくは発生が少ないように感じる。那賀川でも渇水に見舞われたため、2026年のケイリュウタチツボスミレは不作となるのではないかと予想していた。しかし現地へ足を運んで見なければと思って数回通った。その結果、例年なみ(もしくはそれ以上)にケイリュウタチツボスミレを確認することができた。
場所によっては足場が悪く、運悪く落下すれば急流と深いトロ場が待ち受ける場所もある。概して半日陰で、完全な日向には発生しないように見受けられる。渓流帯ならではの環境圧を受けた形態をしているが、タチツボスミレに近い株もあれば、コタチツボスミレに近い株もある。シロバナ株も全体の1割弱ぐらいか。
この株は渓流帯(洪水時に水を被る岩場の苔)に自生しているが、形態はタチツボスミレのよう(中間型)である
ほとんど同じ場所にありながら、こちらはケイリュウタチツボスミレの典型のよう。苔マットのように水が潤沢に得られないからか、葉の造形も小さく簡素。栄養分が形態を左右しているようだ
さまざまな形態のケイリュウタチツボスミレを見ていこう
那賀川のケイリュウタチツボスミレについては以前にAIとの対話で考察を行った。
→ 標高1000メートル以上のブナ林(那賀町)の4種のスミレたちをGeminiと考察する〜ケイリュウタチツボスミレのルーツは源流にあった?〜
元来は渓流帯の植物ではないが、この場所の岩場で見かける植物
タグ:ケイリュウタチツボスミレ
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