2026年03月16日

(速報)穴あき雲発生 2026年3月15日 17時30分頃 徳島県東部地域にて


買い物をしようと車を降りたとき、無意識に空を眺めるのが習慣だが、たまたまカメラ(それも超広角付)を積んでいたので撮影したもの。

その少し前に空を眺めて気づいていたが、この穴をつくったきっかけは飛行機雲である。過冷却(0度以下)となっている水滴の雲(巻積雲)を飛行機が横切り、それをきっかけに、水滴が氷晶になってさらに成長し、雲間から下界へ落ちると(ただし雨にならずに途中で蒸発する)雲にぽっかりと穴が空くというメカニズム。ときに穴のなかに尻尾のような雲(尾流雲)が出現したり、それが彩雲になったりすることもあるが、今回は見られなかった。

17時28分(換算28o相当/ノートリミング)
DSCF8596s.jpg

穴あき部分の拡大(上記のトリミングと画像処理)を行ったが、尾流雲は見えていない
DSCF8596-1s.jpg


17時29分(換算21o/ノートリミング)
DSFT7778-1s.jpg

17時34分(換算24o/ノートリミング)
DSCF8596s.jpg

17時34分(換算21o/ノートリミング)
s-DSFT7793-1.jpg

時間の経過による穴あき雲の変化(換算21oノートリミング。障害物があったので開けた場所へ移動)
images.jpg

実はこの日の14時56分には美波町上空で彩雲も出現していた。彩雲ははかない(数秒で消えることもある)。
DSCF8384-1s.jpg
(雲の上部には太陽があり、レンズとセンサー保護のため写野から外している)

気象について勉強をしているので、間違いも覚悟でこの雲の構造を推定すると、上空には巻積雲(写真上半分のうろこ雲)もしくは高積雲(高度5,000〜7,000メートル)、その下層に高積雲(高度3,000〜5,000メートル)、さらにその下に層積雲(穴あき雲の下部の輪郭とべったりとした灰色の雲全体)が存在している。

前日(3月14日)には、巻雲を見ている(撮影/16時頃)。
s-DSCF8286-1.jpg

春先に多い偏西風の蛇行で高層に巻雲が発生したことで上空に豊富な氷晶が存在していた。3月15日には大気の中層(高積雲)までが湿潤な状態となった。強風が吹くなかで大気が撹拌されて過冷却層が形成された。そこへジェット機が通過して、3月15日の夕方に穴あき雲が出現したというシナリオが考えられるのではないか?
(気象予報士の方、間違っていたらご教示ください)

穴あき雲はねらって遭遇するものではないとされ、雲マニアでもなかなかお目にかかれないとされている。同時刻頃に見かけた方はいらっしゃるだろうか?

posted by 平井 吉信 at 17:57| Comment(0) | 気象・天候
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