物価高の折、地元の直売所をまわって近海魚を手に入れるのが愉しい。写真の魚は18センチ程度が2尾で190円(税込)。捌いてくれているのと包装材の費用もあるので、出品者はこれで収益が上がるのかと心配になる。おそらくは阿南市の漁港で水揚げされたものと推察(季節は10月上旬)。
この魚は焼いて食べた。塩をたっぷりすり込んでしばらく放置した後、完全に水洗いして水分を拭き取ってガス火で焼いたもの。扁平に見えて意外に肉厚で堪能できた。これまでに食べたメッキアジよりは美味である。気になるのは魚名で、表示は「エバメッキ」とある。別の業者が「ダイコクメッキ」を出品していたが、ぼくの目には似ているけれど違う魚種に見える。これは方言(通称)で標準和名はなんというのだろう。
子どもの頃から県南の波止へメッキアジを釣りに出かけていたので、ぼくがそう呼んでいたメッキアジとは体型が異なる(メッキはもっと体高が高い)。メッキアジは内湾や港内で釣れたが、牟岐の波止から餌かご付ウキで投げて釣れたのはグレに混じってメッキアジとは明らかに異なる類縁の魚、外洋に近い場所には別種がいるんだと子どもの頃思った。もしメッキアジ=カイワリとしたら、カイワリと写真の魚種は明らかに違う。
調べてみたが、背びれを伸ばして写真を撮っておくべきだったと思った。それでも魚種を絞り込んでいくと、オキアジかナンヨウカイワリのいずれかでないかと。直感としては南洋系のアジの幼魚ではないかと。最終的に銀色の白っぽい個体と背びれが突出した部分があるのでナンヨウカイワリと同定したけど、魚の専門家の方、いかがですか? (ダイコクメッキと称して出品されていたものがオキアジではないかと)
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