2025年12月23日

十二月のお菓子 サンタクロースは来なくても


六花亭のマルセイバターサンドは誰でも食べたことがあるだろう。それ以外のお菓子は北海道へ行かなければ手に入らない(北海道民のための普段のおやつというコンセプトは見事!)。それが通信販売で買うことができる。一つひとつのお菓子はコンビニおやつぐらいの価格帯で決して高くないのに、それぞれが完成度が高い。毎月のテーマを決めての詰め合わせ「○月通販おやつ屋さん」をときどき注文する。
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これは12月で、いつもの北海道の花をあしらった箱にていねいに詰められて届けられる。
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今回では「君が家」というアップルパイが好きになった。
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ぼくのアップルパイ好きは相当のもの。原体験は近所にあったハレルヤ製菓の本店(現在の松茂町にある(株)ハレルヤとは違う)で、誕生日に買ってもらえるアップルパイが好きで好きで。このときのアップルパイを復刻できませんか?と現在の(株)ハレルヤに打診したことがあるけれど、昭和の時代のレシピは残っていないそう。

それにしても六花亭の菓子は気取っていないし価格も手頃なのに、なぜこんなに愛おしくなるのだろう。有名なブランドなのに、ブランドを感じさせず、菓子を届ける作り手の心が伝わる点、脱マーケティングの見本のようだね。このアップルパイだって、何の変哲もないけれど、リンゴの酸味のうれしさといったら!


以前の投稿で滅多にお目にかかれない完成度のチーズケーキを紹介した徳島市で金曜のみ営業の素材系焼き菓子のhowattoさんのゆこうケーキ。ゆこうを使った菓子そのものが珍しいが、そのなかでも比べる存在がない。
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もし、世の中にレモンケーキがなかったら、このケーキは革命的な風味だっただろうな。レモンケーキなら、徳島市内のパティスリーフロレゾンさんのが品良く好き。シェフの気持ちが伝わってくるようで。


ひとつお断りしておくけれど、ぼくは酸味が好き。子どもの頃、梅干しをおやつがわりに食べていた。ほら、昔ながらの大粒で塩だけで漬けてある果肉たっぷりの梅干し。噛むとぐじゃぐじゃと歯がきしむほど酸っぱいやつ。梅干しも梅酒も手作りするけど、梅酒については市販品は比べられるのが気の毒な出来映えと思っている。
だからアップルパイやゆこうケーキも質の高い酸味を求めている。いまも毎日、おかだファームさんのゆこう(青果)の果汁を搾って飲んでいる。風邪を引かないし疲れがたまらないよ。お菓子もいいけど生(果実)は格別。
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→ おいしいゆこうの生産者を訪ねて(小松島市櫛淵町 おかだファームさん)

→ 今年の梅酒は鶯宿ではなく、翠香で(吉野川市美郷)

昭和の頃だけど、徳島駅の近くにトルテという洋菓子店があったと記憶している。ドーナツ型のバタークリームのケーキを覚えていますか? ときおり無性に食べたくなるけれど、あのケーキこそ、いまは遠くなってしまった(そして欠けてしまった)家族の団らんの象徴のようだった。

それに近いケーキが牟岐町のフレッシュベーカリーふくまつさんにある。誠実で手を抜かない奥田店長がひとりで切り盛りされている(あんこやカスタードも自家製)昔からの名店(創業96年!)。エンジェルケーキと名付けられたそのケーキはあの頃のトルテを囲んだ食卓の灯りをともしてくれるようで。
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洋菓子の話が続いたところで趣を変える。鳴門地方卸売市場では、買参人登録なしに一般の人たちが購入することができる。道の駅くるくるなるとは観光客向けだけど、家でじっくり味わうにはこちらがおすすめ(距離が近いので両方見比べてみたらいいよ)。これは大毛島産の鳴門金時(5kg箱)。価格は迷惑がかかるといけないから書けないけど、当てられる人はいないと思う(卸売市場だから)。目利きして買っただけに味の良さは満足の至りでした。
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最後はマクドナルド。仕事で遅い時間のお昼を車内でパソコンを拡げて食べるところ。買ったのはハンバーグだけ。値上げして190円になってしまったけど、これがいちばんいい(肉を味わうのなら)。遅くなった昼は誰かの役に立ったということで、黄色い包装紙から温もりがこぼれる。幸せってこんなときに感じるんだよね。ほのぼのとハンバーグを食べて、また移動するところ。家では野菜をたくさん食べているから(検診でも悪いところなし)。
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いま聴いているのは竹内まりやさんの「LOVE SONGS」(投稿時の価格は1480円)。これ、飽きないよね。土の香りのフォークロックのテイストと、80年代の最良のポップス+まりやさんの伸びやかな声が横溢している。音楽が自由だった頃の作品だけど、ときを越えて21世紀にまで届いている。ほんとうによくできている(特にアナログでいうA面の楽曲)。そんなところで、2025年がもうすぐ終わる。どんな年でしたか?

posted by 平井 吉信 at 22:54| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ
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