2025年11月03日

FM FESTIVAL 2025 桑田佳祐スペシャル企画!! 九段下フォーク・フェスティバル’25


クルマを運転中にふと点けたFMラジオ。山下達郎の「サンデイ・ソング・ブック」やピーター・バラカンの「ウィークエンド・サンシャイン」以外はFMラジオをかけることはほとんどないのだけど、偶然たどり着いた2025年11月3日(月)16時からの東京FMの標記の特番(ローカルではFM徳島80.7MHz)。

サザンの桑田さん発案の企画で、出演者は事前にわからないというサプライズのようだ。ここで参加された演奏者は桑田さんを敬愛していることを感じる。参加者のみなさんが音楽を深く呼吸しながら魂の歓びを淡々と綴る時間。ライブというと、演奏者のノリが自己陶酔の域を出ないことがあるよね。でも、このライブは演奏された人たちが自ら愉しんでいることはもちろん、参加された人を愉しませたいと、一歩引いて歌っているように聞こえた。

詳細はこちら。しばらくは聞き逃し配信で聴くことができるようだ。
https://www.tfm.co.jp/fmfes2025/

桑田さんというと、かつての紅白での奇抜なパフォーマンスの印象を持つ人もいるだろうけど、ここでのライブは後進の人たちを立てて、ともに愉しもうとしているように見える。「白い色は恋人の色」/ベッツイ&クリス (桑田佳祐,あいみょん)なんて、そんなことがあるんだなという感慨。えっ、あいみょんが「なごり雪」まで歌うの?

竹内まりやさんが出演して、桑田さんを「圭ちゃん」と親しく呼びながら、長い付き合いを感じさせた。山下達郎/竹内まりやと桑田佳祐/原由子の夫婦ライブが実現するとおもしろいだろうな。4人とも色彩が違うのに同じ時代の風が吹いている。ひとつの楽曲をデュエットやらコーラスやらでやってもらえたら!

桑田さんはすばらしい。ほんとうに長く音楽を続けながらマンネリ化することなく、けれどストイックになりすぎることなく肩の力を抜いて音楽を紡いでいる。ベテランのなかで「今」が旬と思わせる数少ない(ほんとうに数少ない)音楽家ではないか。だから大御所という言葉は桑田さんには似合わない。権威主義でも懐古趣味でもなく、モノサシがぶれないことで時代を超越しているのだ。この企画では、昭和の歌、唄が主だけど(楽曲の力もあるよね)、年代を超えて音楽が馥郁と香る。頬を緩めて身体が揺れるみたいな。3時間が長いと感じられない経験など滅多にないでしょ。

サザンのアルバムでは、5枚目の「NUDE MAN」が好きだけど、ここ数年から十年ぐらいの音楽のメッセージの温もりも素敵だ。桑田さんの音楽には作為性が感じられず、自然体だけど人々を愉しませよう、メッセージを伝えようとされているから聴くほうも心を寄せていく。やりとりをするみたいに。
タグ:竹内まりや
posted by 平井 吉信 at 23:41| Comment(0) | 音楽
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