2025年11月01日

透明度の高い夜、自宅から見えたオリオン座


雨が降ったその夜、日付が変わっていた。裏庭から眺めた南東の空にオリオンの勇者を見た。
(まちなかの自宅からはこれほど鮮明に見える日は少ない)
右下が青白い巨星リゲル(0.13等星)
左上が赤い赤色巨星ベテルギウス(0.0〜1.3等星)
画面では縦に並ぶ三つ星、左端には馬頭星雲
その右下に小三つ星と散光星雲M42のHαの赤い光が見える。
DSCF2195-1.jpg

三脚にカメラを固定してシャッターを押した。SDをPCに差してディスプレイで見たとき、多くの微光星が写っていた。

フジX-T5+XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR(焦点距離38.5of4.2)ISO5000、4秒露光
※24×36換算で58o相当の画角で、左端の一部をトリミング

追記
フジのXF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRは何を撮ってもさりげなく、ありのままを映してくれる。レンズの性能を誇示する描写ではなく、画面が平坦で抜けがよく、微少コントラストが高い。星像を見る限り、XF23mmF1.4 R、XF35mmF1.4 R、XF60mmF2.4 R Macroの第一世代の味わいのあるレンズ群と比べて、微細でコントラストが高く、絞り開放でもコマ収差は目立たない。

ピント合わせは輝星を見ながらMFで合わせるが、その際にXF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRはピントの山がすうっと立ってくるので合わせやすい。もっともこれにはMF時の回転角とレンズ移動のリニア性も関係しているのではないか。花を撮影していてもXF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRはリングの回転角の変化がなめらかで合焦しやすい。特にXF60mmF2.4 R Macroはマクロ時のMF時にピントがピョコンと移動する感覚がある。フォーカス移動の追随性というか回転角と移動の解像度がいまひとつ。これはAFの操作には関係しないが、合焦の精度には関係するかもしれない。その点ではやはり新しい世代のフジノンレンズが優れているようだ。無色透明の新世代レンズよりもファンの人気は旧世代のレンズのよう(その理由も雰囲気感のある描写のためでこれは納得できる)。

zoomレンズで星夜を撮るなど考えられなかったが、実際に撮影してみると納得。40MPの高画素機もRAWのノイズ低減の恩恵で2秒露出とは思えない。フィルムカメラなら、6×7や6×9などの大判に標準から中望遠を付けてリバーサルフィルムで20〜30分露出で撮影した(あの星像が目に痛いような点像を結んだ)星夜写真のよう。
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