子どもを連れて夏休みに海辺を探検しようとなったら、どこが良いだろう。ぼくの行きつけは県南の海だけど、日本を代表するリゾートのひとつ、鳴門の離島(橋で陸続きになっている)のうち、島田島へ行ってみる。
小鳴門橋を渡って大毛島を北上し、鳴門海峡にもっとも接近すると海岸沿いに西へ走る。このあたりから観潮船も出ている。やがて道路は高度を上げながら大毛島と島田島の狭い海の隙間を渡る(堀越海峡/堀越橋)。
北を見れば淡路島の南端に風力発電が見える。
堀越橋の下は川のように海が流れる。吉野川の大歩危小歩危の拡大版のようで渓谷を澄んだ水が洗う景色を連想する(川にしては規模感が大きい)。吉野川下流の橋を歩いて渡ると20分かかる、などと県外の人に言っても信じてもらえない。それはさておき、堀越橋の下の水深はどれぐらいあるだろう。川であれば断面積(水量)で考えるので水深は深くなる。ここも海の圧を受けて海底が削られるので
激流の先には、両島がつくるおだやかな湖面のようなウチノ海が横たわり、そこに筏が点在する。これは釣り用の筏で渡船で渡る。ぼくはここで釣りをした経験はないが、簡易トイレも付いているらしい。
近年有名になったハート型の小島もあるが、ドローンで上空から見ないとわからない。
鳴門スカイラインはさらに続いていく。道路からの高度感はサスペンスドラマ(「告白の崖」のことね)が全盛の頃にロケが行なわれたことはなかったのだろうか?
スカイラインから一般道へ降りていくと島田島の生活道へと出る。さらに北上すると、休耕田ビオトープに地元の取り組みで古代ハスが作付けされている。ただしハスの開花は午前中のようで午後からは花はしぼむ。
ぼくは古代ハスよりも萱原を流れる水辺に惹かれる。水車、河岸の水性植物を見ると、この水路を花嫁が小舟に乗って嫁入りする水郷を想像してしまう。
島田島の北端で海に出る。そこにはハマボウが自生する。
海沿いに軽トラックが通れる(かもしれない)道が島の北側の渚をなぞる。この道がどこまで、どんな風景が存在しているのか興味が尽きない。歩いてみると愉しいかもしれない。
ハレのリゾートとしての島田島と、ケの表情を見せる島田島と、それらが共存して違和感がないのが鳴門らしい(これで水が良ければ文豪の終の棲家となるね)。夏休みは子どもを連れて島田島へ足を運んでみては?
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