2025年07月21日

南へ行こう 空と海の生まれた場所へ(室戸岬)

 
国道55号線は夢のような道路である。過疎化が進む沿線ではあるが、旧海部町のように自殺者の割合が全国でもっとも少ないまちがある。好きな波(サーフィン)や、よい水(海部川)を求めて移住者が自主的にやってくる。県内には話題づくりに巧みなまちがあるが、ぼくが見る限り、地域に受け容れられず疎外感で出て行く人も少なくない。旧海部町(海陽町)はそんな感じを受けないのだ。適度に放置し、おかしいと思ったら踏み込む距離感が備わっているのは、海洋民族の子孫たちが多いからなのか、風光明媚な風土がなせるわざなのか。

サーフィンの内妻海岸や波の穏やかな大砂海岸(写真はともに割愛)を見て、徳島県最南端の大手海岸へやってきた(実際には竹ヶ島の海が最南端であるが、国道沿いではそうである)。この日は波がなくサーファーは見かけなかった。
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道の駅宍喰温泉の入口には、ホテルリビエラししくいと大手海岸の間を走るDMVの模型が展示されている。この車両は売店で販売もされている
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次は高知県東洋町に入って、海の駅東洋町のある白浜海岸。魚介の惣菜を求めて多くの人が賑わうが、波静かな入り江は多くの人の思い出(甘酸っぱさもほろ苦さも)のなかにある
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老人と海ではないが、地元の高齢者がときおり海を眺めながら本を読んでいる
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野根を過ぎるとほとんど無人の海岸線をたどる。左手に太平洋、右手に山。かつて空海は山の尾根をたどって室戸岬にたどり着いたのではと思わせる
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ローカルサーファー御用達の尾崎のポイントだが、この日はあいにくの凪
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室戸岬手前の廃港水族館に立ち寄ろう。この施設は理念を軸に運営されている。でも開業当初と比べると施設に元気がないような気がする
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→ 館内の様子は開業当初の写真で(現在とは違うところがあります)

暑いときこそ室戸岬。意外にも海洋性の気候で、夏は四国の瀬戸内側よりも凌ぎやすい。ジオパーク地形もさることながら海岸性の植生も愉しみ(春先ならルリハコベなど)。これはハマナタマメ
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室戸岬は断崖絶壁の海岸ではなく(海岸沿いは断崖絶壁の地形がある)ジオパークの息吹を随所に、遊歩道から気に入った渚に行くことができる。海に向かう小径こそ、室戸岬の心象風景
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トベラ
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ノアザミ
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サボテンの花はなかなか美しいが、このウチワサボテンは外来種で岬での勢力拡大は生態系にとっては問題
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ノイバラ
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潮が引くと潮だまりの浅瀬に水がなくなる 自然観察には格好の場所。中学生の頃、合宿でこの海で泳いだことがある。外洋に突き出た岬に点在するシェルターのようなタイドプール
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海岸のすぐ近くの照葉樹の森にはアコウなどが自生するが、ところどころ池がある。生態系が好きな人にはたまらない
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林をくぐり抜けたり巨岩を眺めたり海沿いの渚のこみちは子どもの頃の夢のような風景を走馬灯のように、しかし現実感で見せてくれる
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千数百年の昔、ここで修行したとされる空海。虚空蔵求聞持法の修行中に明けの明星が飛び込んできたとされる。空と海のブログが四国の象徴と感じて運営しているように、空と海しか見えない室戸の地が「空海」誕生の場となった
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観光(楽園)とは、それを見ようとする心のなかに存在する
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posted by 平井 吉信 at 11:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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