2025年07月08日

「脱こだわり」の調理は地球がなくなるまで続けられる


NHKプラスでNHKのクローズアップ現代が目にとまった。桑子真帆アナウンサーが料理研究家の土井善晴さんと対談する番組である。

料理番組やレシピ本、料理動画はまったく見ない分野だけど、子どもの頃から調理が好きで、自分なりに考えて取り組んできたので小学生の頃には一通りの料理はできるようになっていた。好きなことは上達するもので、うちの米はいまでも5キロ換算で千円台だけど(請求されるより多く払ってもそれだけ)、飲食店でもこれ以上のご飯に出会うことは希な気がする。それはぼくの腕が良いからではなく、家庭でつくるものは(時間や手間を換算しない)商業ベースでないからというのが答えになる。もちろん調理の原理原則を知っていることが大前提である。あるべき道理に沿って頭と手を動かしていくと自ずとできあがる「脱こだわり」の世界ともいえる。

この番組で土井さんが提唱しているのは、
おいしさは追求しない
レシピにとらわれない
味付けはそれぞれ食べる人にお任せ
出汁は使わない

ぼくはグルメでないので食べ歩きはしないし興味もない。料理本は持っていないしそもそも見ない。野菜は好きでよく食べる(キャベツは半玉ぐらい、ピーマンは6個ぐらい、レタスはボールいっぱいなど)のだが、徳島は野菜の生産地なので助かる。ある産業系の展示会に出かけたとき、かごめのブースだったか、呼び止められて掌を測定されたとき、途方もなく高い値だったらしく周囲にいた社員がみんな集まってきて質問攻めにあったことがある。

それもドレッシングや調味料で味付けしないでそのまま食べることも少なくない。おいしさは追求しないけれど、この分野では自分のつくったものが一番だなと思うものはたくさんある。毎年1回は投稿している梅酒などはその代表格。

出汁は使わないけれど、多用するのはトマト。徳島が産地ということもあって、生食以外にもカレー、すき焼、水炊きや鍋、みそ汁やラーメンに使うことが多い。何に使ってもおいしい。水炊きに温州ミカンを入れるのはおいしいよ。

米は、毎日精米して(精米機は山本製機の2万円未満の機種)五分づきとして研いで冷蔵庫で冷やして炊くだけ。炊いた米はすぐに保温専用の真空炊飯器に移す。これで2日以上は風味が落ちない。炊く用の炊飯器は2台がスタンバイしてさらに数台の予備があるので、ほかの調理にも使える。台所にすべて保管できないので分散して置いているが、それらはほとんどが中古で揃えたので大した出費にはなっていない。中古で揃えるのは価格を抑えるためではなく、すでに販売中止になって10年以上が経過するからやむなくである。

調理はマルチタスク。弱火のフライパンで仕込んでいる間に、電子レンジ、オーブン、マルチグリルプレート、スロークッカーなどを適当に使ってつくる。その間は台所を走り回るので数千歩歩いていることも(冷蔵庫から電子レンジまで6メートルあるので)。

ぼくは高卒で卒業時の成績が400人中380番(学歴詐称はしない。ほんとうである。学歴で経歴書は飾れても生きる力にはならないよ)と何度もお伝えしているけれど、勉強は好きで毎日なにかの勉強をしている(仕事に関係のないこと)。学問ほど愉しいものはなく、スミレの世界ひとつとってもわくわくする(このブログでスミレの写真が多いのはそのため)。料理もわくわく。川を見るのも愉しい。食事の支度にはほとんど毎日のように買い出しから後片付けまですべてやる。仕事が立て込んでくると夜中の3時に炊飯しているときもあるが、気にしない。

多分このくらしは、明日地球が崩壊するという前日でも変わらないし変えないと思う。あるがままで十分。

この日は出張だったので手製の弁当(五分づきの米、手製梅干し、牛肉とピーマンの炒め物)をクーラバッグで持参。つくる時間10分、これで十分(おいしさを噛みしめる)
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posted by 平井 吉信 at 20:41| Comment(0) | 生きる
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