2025年05月14日

海に近い里山 地形を愉しみ 防風林を抜けて渚へ(阿南市 中林海岸)

観光客で賑わう北の脇からひとつ北の渚が中林海岸。国道55号線から東へ海岸に向けて広大な水田が広がり、丘が点在する場所。静かでありながら潮騒が聞こえて交通の便の良い場所(中林町)として、感覚的に住居を選ぶ人にも支持されている。

道幅が狭く、車を置ける場所もないので中林地区を訪れる際は打樋川の西岸にある東部自然公園の駐車場に停める
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ほどなく打樋川が見えてくる。周辺は津波による浸水深が3〜5メートル想定されている低地である。この地区は意外にも渚に近い場所が標高が高く水没しない地区があることに気付く。
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〔国土交通省 重ねるハザードマップ〕
https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/maps/index.html?ll=33.911673,134.685728&z=14&base=pale&ls=seamless%7Cekijouka_zenkoku%2C0.8%7Ctsunamishinsui_raster%2C0.8%7Cdisaster5&disp=0010&vs=c1j0l0u0t0h0z0

海岸線から少し入った内陸部が土地が低くなっており、その中心には打樋川(うてびがわ)がある。この川は周辺の水田の排水河川の性格を持っているが、源流部はJR阿南駅周辺の住宅街となっており、水の供給はないのに水量(川幅)が大きいと感じる。
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こんなときは地形図をじっくり眺める。必要に応じて上記のようなハザードマップ(水没地域から等高線を把握できる)や旧河道を調べる。また、国土交通省のWebサイトに那賀川下流の旧河道が掲載されている。
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/0802_nakagawa/0802_nakagawa_01.html
この2つの情報から、打樋川はもともと低地で、縄文海進の頃は海だったことや原始の那賀川河口部が縦横無尽に三角州を形成していた流れのひとつでもあることがわかる。

打樋川を越えて渚に近づくと水田がひろがる。早稲の産地である
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あぜ道にはツツジ
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丘を見つけたので登ってみる。振り返ると中林の水田地帯
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丘の上に神社の境内が見えてくる。稲荷神社であった。参道には足下注意の箇所がある
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境内には樹木が繁り、苦手な雰囲気という人もいるだろう
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集落に近い小山にも神社がある。弐社神社という。地域の氏神さまではないかと推察
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石段を上がると社殿が見えてくる
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道路沿いに大きな岩が鎮座する。自然の地形で集落に溶け込んでいる。岩の下にベンチが置かれていて地元の休憩場所となっている。
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頭上がオーバーハングとなっているので雨を多少はしのげるかもしれない
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海の近くの米どころにはカモのつがい
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こんもりとした防風林へ続く小みち。右下は田んぼの高さへ降りていく草の小みち。この二股は映画のロケで使われたら物語に含みを持たせられるはず
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右手の小みちは田んぼの脇を通る
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左手は樹間のトンネルを抜けていく
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防風林には古い時代のお墓も点在する
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中林海岸の渚に抜ける。南端の方向を見る。
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その向こうは蕨石(わらべいし)海岸を経て、北の脇へ至る。蕨石海岸には、メランジュと呼ばれる地質構造があるようだが、見たことはない。

「阿南市蕨石海岸のメランジュを構成する付加堆積物と海底地すべり堆積物」
https://library.bunmori.tokushima.jp/digital/webkiyou/60/187-194.pdf

中林海岸を上空から見た動画
「風光明媚な中林海岸」https://www.youtube.com/watch?v=i6PkRlP157I&t=333s

中林海岸の中央部 そして北部の沖合には小島が点在
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太陽が傾き、元来た道を戻っていく
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タグ:中林海岸
posted by 平井 吉信 at 22:49| Comment(0) | 里海
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