(前回からの続き)
ラジオで短波を受信するのは少々骨が折れるかもしれない。なにより放送時間に待機することが難しい人もいる。そこでラジオの話題を離れるけれど、短波をインターネットの聞き逃し放送で聴くことを提案。まずは、台湾から。
台湾国際放送(中央廣播電臺・臺灣之音、RTI:Radio Taiwan International)
公式Webサイト:https://www.rti.org.tw/
同日本語版:https://jp.rti.org.tw/(おすすめ)
日本語YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCB_Xmr2myDxnphL8-dtn-SA
BCLブームの頃の台湾国際放送は「自由中国の声」と名乗っていた。台湾は世界有数の親日国家であり、日本で災害等があると政府と国民から多額の支援が寄せられることでも知られる。かつて中華民国の近代化の一助を担った日本であるが、台湾、日本とも相互に魅せられてリピーターとなる観光客も多い。
RTIでは、さまざまな番組が放送後、数年を経過しても聴くことができる。
観光目的なら、中野理恵さんが担当する「GO GO TAIWAN」。
https://jp.rti.org.tw/radio/programMessagePlayer/programId/380/id/70010
台湾の音楽が聴ける「ミュージック・ステーション」
https://jp.rti.org.tw/radio/programView/id/364
一足先に桜の見頃を迎えた台湾の花見の様子(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=HJQZb1-Hlh8
短波放送:毎日20時〜21時(日本時間)、9740kHz
番組表 https://jp.rti.org.tw/index/content/id/15
ところで、数年前に台湾の少数民族アミ族の女性がコロナ下で日本のアーティストと協働でアルバムを発売したことを本ブログに書いた。
→ 台湾から日本へ〜春の目覚めを待つあなたの果たせなかった夢〜
アジアの人類進化の歴史では、台湾と大陸との間の澎湖水道で発見された約20年前の原人(北京原人やジャワ原人とは異なる)と考えられる人骨についての考察が待たれる。新石器時代の台湾は、沖縄や日本はもとより太平洋やポリネシアにまでホモ・サピエンスが進出する拠点となったことが知られている。人類進化学者でアジアの古人骨の権威とされる海部陽介博士からは、台湾から与那国島へ手こぎの舟を当時の道具で手作りして黒潮を横切る航海術の実践についてお話された。ぼくが邪馬壹国について考察するとき、新石器時代の日本への流入から考える。そうしないと「渡来人」の定義を見誤り、日ユ同祖論のような流れになってしまう。
また、台湾の先住民をはじめ現在の台湾に居住する人々の多様性について、徳島県出身の鳥居龍蔵博士の調査の足跡とともに、鳥居龍蔵博士が見たパイワン族の儀式などについて人類学者の野林篤志博士から説明をいただいた。
(「鳥居龍蔵調査資料と台湾世界」、2024年2月25日 文化の森イベントホール)
その1年前(2023年3月)に開催された「鳥居龍蔵と台湾」の講演録は公開されている
「https://torii-museum.bunmori.tokushima.jp/taiwan/taiwan_sympo_2022.pdf」
台湾はいまもっとも訪れてみたい地域のひとつ。迷走するマイナカードを見るにつけ、オードリーさん(※)ならどうしただろうなどと、政治や行政についてはいまの日本がもっともお手本とすべき。
※唐鳳(オードリー・タン)デジタル発展部長…コロナ下でマスクの在庫を把握するしくみを短時間で実用化して2020年当初のマスク不足の状況を乗り切った手腕が印象的
短波ラジオは聴けなくてもインターネットで現地の情報が聴ける。ラジオ台湾のアプリもあるというから挑戦してみては? もちろん短波ラジオがある人は電波でどうぞ!