多いときは月に10日以上は乗っていた。特急むろと号は、1962年の準急に始まる牟岐線唯一の特急だった(ホームエクスプレス阿南はあったが、あれは近距離通勤仕様なので)。
そんな特急むろとは、2025年3月14日の徳島駅発19時33分→牟岐駅着20時58分の列車をもって、63年の歴史に幕を下ろした。「むろと」と名乗りながら、室戸市へは行かない。いつかは牟岐線が延伸されて室戸岬経由で高知市と結ばれることを夢見ていた列車。だけど夢は叶わなかった。
利用者の低迷に加えて、運転手のシフトが難しくなったとされる(運転手は牟岐駅の宿舎に泊って翌日7時発で徳島駅まで戻り運行する)。
2017年9月のむろと号。徳島駅でうずしお号から乗り換える
2両編成で、一部座席指定
8年後に廃止されるとはむろと号も夢に思わなかっただろう
(回想の場面は終わって、現実の3月14日)
むろと号が到着する少し前、南小松島駅のホームには人が集まりかけていた
まずは上りの普通列車が入線して待機
むろと号が駅に向かって進入(カメラの位置はは柵の内側から)
南小松島駅に停車
乗客も知っている。これが最後のむろと号の姿であることを
駅を発つ。万感の想いで見送る。さようなら、むろと号
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