2024年12月10日

14年動き続けてくれた冷蔵庫へ モノとこころは互いに惹かれる存在(なのかも)


ここ数週間、冷蔵庫がよく冷える、というか冷えすぎる。寒くなってきたせいかと思ったが、「弱」に設定しても冷蔵室で「冷凍」されてしまう。購入は2011年でそろそろ14年目となる。サーモスタットか?と思って内容物をすべて取り出して清掃、チェックしてみたけれど、素人の手には負えない。サーモスタットは汎用部品かもしれないけど14年経って基盤がないかもしれないし、修理できたとしてもこの先、再発するかもしれない。残念だけど買い替えることにした。

三菱製の冷蔵庫を2代続けて買ったので、今回もそうしようと思っていた。寝室にある三菱の空気清浄器は20年以上休むことなく連続運転していてトラブルは皆無である。静かで風量が大きく、イオン(オゾン)発生などの不要なギミックがなく、静かに大容量の風を送り出すことに特化している。三菱は全熱交換器のロスナイを開発したメーカーである。ロスナイがコロナ下のこの国で空気感染のリスクをどれだけ救ってくれたことか。空調の三菱には一目置いている。

洗濯機は日立を使っている。これも満足度の高い家電である。ケーズデンキに週末に立ち寄ったら日立フェアをしていてメーカーから派遣された人がいた。冷蔵庫を見ていると声をかけてもらったので商品の説明を受けた。

すると、野菜を「眠らせて」鮮度を保つ技術や全室チルド機能の冷蔵、摂氏マイナス1度からマイナス5度までの温度帯を急速に通過することでドリップの出ない冷凍など惹かれるものがあった。特に湿度を高めて鮮度を保持する発想は、今後の食品保存を先導していく技術である。そのため冷蔵室では食品ラップ不要でケーキやサラダを皿に盛り付けたまま保存できるし、凍らせずに鮮度を維持するマイナス1度保存もできる。500ccのペットボトルを立てて入れられるし、野菜室の前室では720mlのワインや純米酒を立てて保管できる。熱々の鍋をそのまま入れられるので35度〜40度の温度帯をすばやく通過して食中毒予防に貢献する。カレーなどを次の日にも食べる際にすべて冷凍していたが、鍋ごと急激に冷やせれば利便性は高い。ただし、冷蔵庫の中身を遠隔でスマートフォンで確認できる機能は付いていないものを選んだ(重複購入を防ぐ意味があるのだろうが、買い物の前に冷蔵庫の中身は把握しているので。それに家電のIot機能は用心してかからないと)。
https://kadenfan.hitachi.co.jp/lp/cp_rei/voice/

しかも外寸はこれまで使っていたものよりやや小さいのに内寸は大きくなっている。断熱性能が良くなったためという。金額面でもキャンペーン中であったことから即決した(14年前とほとんど変わらぬ金額で購入できた)。省エネ性能はもちろん上がっている。夏季と違って配達が混み合っていないとのことで2日後に納品となり、我が家に迎え入れた。購入したあとで気付いたが、Webサイトは家族のつながりやほのぼのとしたエッセイが散りばめられ、それと技術説明が加わった良質のコンテンツであった。温もりのある知性というコンセプトなのだろうか、芦田愛菜さんを使ったビジュアルもぴったりである、

日立といえば、今年の夏にエコキュートを購入した。売れているダイキンやパナソニックではなく日立を購入したのは断熱性能、静粛性など基本性能が高かったから。そして実際に使ってみて納得の納得であった。マーケティングのうまい○○や○○などのメーカーは地道な基本性能にお金をかけるだろうか? 目に見えないところで使い手の立場にたった開発を行なっているだろうか?と懸念されるが、不器用な日立は世界各地で列車をも安全に走らせる技術を持っているほどのメーカー。三菱と日立は重電の技術を家電に注いでいるともいえる。

だからというわけではないが、日本の家電メーカーで身売りせず残っているのは三菱、日立、松下ぐらいになった(松下はサンヨーを吸収したが、世界にサンヨーだけの独自技術やノウハウを活かすことなく捨て去ったのは痛恨の極み! 家庭電化製品にも魂はあるのだ。あれ以来パナソニックの家電は購入していない)。

パナソニックの名誉のためにも、掃除機はとても具合が良く16年間使っていてトラブルなくいまも調子が良い。ドライヤーもカテゴリーNo.1だろう。照明器具やテーブルタップなども信頼性は高い。いまも使っているサンヨー製では、電子レンジ、スチームコンベクション、炊飯器と調理家電は独壇場である。家電専門メーカーではないが、山善のDC扇風機やDCサーキュレーターの満足度は高い。家電は生活に欠かせないもの。今回の日立の冷蔵庫も大切に使っていきたいと思う(大切にしていると調子よく応えてくれるよ)。

そして入れ替えの前夜、三菱の冷蔵庫の最後の夜には14年働いてくれたことに心からねぎらい、冷蔵庫に手を当てて感謝の気持ちを伝え、日本酒を杯に入れて献杯。別れを惜しんだ。

ときめかなくなれば捨てる♪などというお片付けの教祖様の言葉には賛同しない。モノといえどもヒトとのかかわりがあり、心が通うことがある。

小学校の頃から使っている机はいまも使っているし、ソニーの15インチのブラウン管テレビ(プロフィール)はいまも年に数回は電源を入れる(もちろん老朽化したブラウン管の危険性は知っている)。子どもの頃に買ってもらったフィルムカメラ(ミノルタハイマチックF)は完動だし、親父の形見のライツミノルタCLなどは新品同様である。ぼくとともに国の内外を駆け抜けたミノルタX700は傷ひとつないし、クルマは10年もしくは20万km以上は乗るようにしている(クルマに手を当ててねぎらうのが日課)。オンキヨーのプリメインアンプA-1VLも20年使っているが、これまた無劣化。携帯電話は2021年にサービスが停止するまではPHSを使っていた。だから携帯電話の番号は一度も変わっていないし、パソコンのメールアドレスも20世紀から変えていない(連絡を取りたい人が困らないように)。変える必要がないものは変えない。そのことによって生き方が簡潔になるとともに、変えるべきものを変えていけるのだと思う。

posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | くらしとともにあるモノ
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