秋のススキを見るのなら徳島県では塩塚高原。10月中旬は 1年中でもっともこの場所に訪問者が増える季節。かつて放牧のために切り拓いた土地にススキが茂る。春の山焼きによってススキの勢いが増すという。スミレもそうだが、山焼きは生態系の維持に深く関わっている。
高原のどこででも見られるノコンギク。見応えがある
露を宿した花弁も美しい
塩塚高原の中心部の最高地点が塩塚峰。山頂から東が徳島県側で展望台がある、西が愛媛県側でなだらかな丘陵となっており、パラグライダーの離発着場所がある。北面はススキの草原、南面は急峻な雑木林となっている。徳島県側の駐車場のすぐ上に展望台があって人気の場所となっている
展望台から丘を一つ二つ超えると高原の最高峰である塩塚峰
南斜面は山焼きが行われてススキとなっており、北斜面には雑木林が広がる
丘をいくつか越えて展望台を振り返る
ススキを苅って 山なりに 編み上げているコエグロを展示用につくっている。急傾斜地の農業など徳島県西部でつくられた農業資産のひとつ
南面がススキで北面が雑木
山頂というには高原の盛り上がりのような塩塚峰(1043メートル)に向かう
山頂へ到着後、西の愛媛県側を見る。ススキ野原を人が散策できる小径が縦横に走る。真ん中上の緑色の草刈場はパラグライダーの離陸場。その向こうの小高い丘が塩塚高原で2番目に高い997メートルの無名峰
山頂から西へは階段で降りる。広い草地はパラグライダーの着陸場
997メートルに向かう広い野道をゆく
階段を降りてきたところで、2人の女性が子犬と写真を撮っている。その先の草原では1組の男女
この辺りから秋の日差しが柔らかく差してきた。逆光というほどの強い日差しではないが、柔らかな小麦色にすすきの花が光っている
猫じゃらしと群生しているキク(名前はわからない)
愛媛県側に降りて歩いてみる。ススキを味わうにはむしろ愛媛県側の散策が良い
軽トラックが通れるような小径を背の高いススキに囲まれながら歩く
少しずつ 秋の日差しが戻りつつある
日差しが強まると逆光に照らされたススキが淡い黄金色に輝く
ヘアピンカーブのU字型で太陽の光を受けた印象的な光景
南の丘を見上げると青空が見えてきた
西の997メートル峰に向けては日差しが当たって白金色に 草原が輝く。本日もっとも美しい光景のひとつ
光の加減で黄金色にも
ところどころで見かけたリンドウ
ススキに寄生するオオナンバンギセル
ノコンギク?が群生 もしくは近似種か
桃色の壁面にたくさんの突起がある。クサアジサイだろう
高原は夏には橙色の花が点在するが、今の時期は紫色の花が主人公。これはアキチョウジ
6月頃に咲くはずのホタルブクロ。つぼみまである
夏葉が残ったまま狂い咲きのスミレ(Viola mandshurica)。この日 見かけたのはこの一輪だけだった
これは季節の風物詩、 キバナアキギリ。黄色と濃いピンクのコケティッシュな花弁
ハガクレツリフネ。正面からは下側の2つの大きな花弁が目につくが、横から見ると、後ろに長く 歯の下に隠れるように 吊り下がっている。
ウメバチソウ。やや湿った土壌で見かけることが多い
ウメバチソウとセンブリの白の共演
元の展望台に戻ってきた。紫金山・アトラス彗星を見るために日没近い展望台に十数人が集まっている。それぞれが思い思いにカメラやスマートフォンを西の空に向けている
だんだんと日が暮れていき、1人2人と去っていく。塩塚高原の夕暮れが迫る。あいにくの曇り空で彗星は見られそうにない。
ススキを愉しむ気持ちも社会の平安と人々の幸福があってこそ。少しでも近づけるようにしなければ。
タグ:塩塚高原
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