何度訪れても飽きないという点では、北川村「モネの庭」マルモッタン。人の手が加わった庭園であっても、そこに庭を大切に思う人たちの思い、そこに共感する訪問者の称賛が加わって入場者も参加者となっている感がある。
四季折々の草花や木木の様子、そして庭園には欠かせない水辺があって、そこに熱帯性の赤いスイレンやら青いスイレンが極楽浄土のように咲く(東洋的な感じ方だけど)。
その頂点を迎えるのが盛夏を過ぎて九月になったあたりではないかと思う。言葉で綴るのがまどろっこしくて写真だけを並べてみる。ご覧になる方が散策している自分を想像していただければと。もちろん手元には好きな飲み物でも添えて(無理に炎天下を連想する必要はなく)。
猛暑とともに訪れる初秋は花が少ない季節。猛暑や台風で花も傷められているかもしれないし、炎天下で作業をする庭師のご苦労も推察できる。だから無理に行かなくても…とおもいがち。
それでも池の水面はスイレンが重ね絵のごとく、あの世の写し絵のようでもあり、彷徨う夢ごこちして、夏秋乱れ咲きといった趣でもあり、なにより猛暑をくぐり抜けて吹く九月の風こそ…。
人が生きているということは物質的な蓄えでなく、心のなかに汲めども尽きることのない体感の泉を湛えることと思える刹那とでも。九月のモネの庭だから感じることってあるよ。
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