中国の紫金山について知らない天文ファンはいない。国は違えど輝かしい功績を残している天文台である。場所を改めて調べてみると上海の西に位置するようだ。これでは東天は全滅、光害の影響で暗い天体の観測は難しいのではないか。
2024年秋に地球に近づいた紫金山・アトラス彗星(Tsuchinshan-ATLAS彗星)を見たいと思っていたが、なかなか時宜を得なかった。
10月14日の西の空を写してみた。前日に近地点(地球にもっとも近づいた)を迎えたので、高度は低いながらも肉眼で見えなくても尾を引く淡い天体が写し出されているのではないかと思ったが、向けている写野が違うのか、淡いからか彗星の姿はなかった。それでも墨絵のように美しい夕空を鑑賞できた
それから数日間、悪天候で参ったなと思っていた。16日も曇りとのことであったが、仕事で移動中に空の一部が晴れて太陽が薄日を射したのを見て、もしかしていけるのではと思った。
夕方を迎えて徳島県東部でもっとも条件が良いと思われる山中に陣取った。少しずつ日が暮れていく。集まった見知らぬ人たちが双眼鏡やカメラを構えつつ情報交換を行う。一昨日は特に明るく見えたそうだ。
17時59分 現場へ到着 南西の方角へ向ける(XF35mmF1.4 R)
18時00分 東天の十三夜の月に彩雲がかかる(XF35mmF1.4 R)
18時5分 金星が浮かぶ南南西の方角と市街地(XF35mmF1.4 R)
18時20分 標準レンズで市街地を入れた構図の上部に彗星が現れる。思ったより高度が高い(XF35mmF1.4 R)
18時25分 標準レンズの縦位置で捉えると、大きさや位置関係、高度感がわかる(XF35mmF1.4R→f4、1.1秒、ISO3200)
18時28分 レンズを中望遠に換えてみた(XF60mmF2.4 R Macro→f3.2、0.91秒、ISO3200)
薄雲が彗星を覆いだしたので東天の十三夜月にかかるおぼろ雲や市街地のまちなみを見つつ、山頂をあとにした。明日はスーパームーンだ
タグ:紫金山・アトラス彗星
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