2024年07月27日

天気の子 夏の空は雲を愛でる季節

梅雨明け後の太平洋高気圧の張り出しは例年のこととはいえ、太陽の大きな熱量がもたらす目玉焼きができそうな熱射とその後の上昇気流で夕立が訪れる。

雲の成長も早い。積雲が雄大雲となり、積乱雲、その上部が水平に折れ曲がる、かなとこ雲などに変わっていくが、地平線に湧き出して変形するのにほんの数分のこともある。けれど巨大な積乱雲は雷雨をもたらすとしても1時間程度で収まる。例外は超巨大積乱雲(スーパーセル)で局地的豪雨を数時間もたらすことがある。

「天気の子」は雲を愛する気象予報士の荒木健太郎さんが(おそらくは作画で)監修を行っているそうだから、描画される雲を見ると、かなとこ雲やスーパーセルが出てくるかもしれない。冒頭での船の場面ではスーパーセルがもたらすダウンバーストと思われる場面が描かれている。

※ぼくも持っている荒木さんの著作「雲を愛する技術」はマニアックかつ初心者向けの本で愉しい。

だから夏の雲は見飽きることがない。見飽きないのは良いとしても人の根気が続かないのは暑さのため。この暑さを鎮めるために誰か人柱になってくれないだろうか(その必要はない、というのがアニメのメッセージ)。

ところで、エアコンも使わず水分もあまり摂らないぼくがいうのは説得力がないが、熱射病対策にスポーツドリンクは効果がない(むしろ良くない)という専門家の見解がある。

毎日新聞デジタルで拝見したその記事によると、夏にテーマパークを訪れた男性が大量のスポーツドリンクやジュースを飲んで自宅へ戻ったところ体調が悪化した。救急車で運ばれた病院で検査した血糖値が正常値の15倍にもなっていた。このような状態では死ぬこともあるそう。血中の糖濃度が上がりすぎて血液がドロドロ状態となり、循環器の急病などに陥るおそれありという。高い血中の糖を薄めようと細胞から水分が奪われて脱水状態となる。「高血糖高浸透圧性昏睡」あるいは「ペットボトル症候群」などと呼ばれるそうだ。

そのため、飲むとしたらスポーツドリンクではなく、水や茶を勧める専門家は多いとのこと。塩分については普段から過剰摂取の可能性が高い日本人は意識して摂らなくても良いという見解であり、ぼくもそう思う。山へ行くときは凍らせたペットボトルの緑茶、麦茶が有効である。緑茶は腐敗しにくくタンニンが活力をもたらすだろうし、カフェインを含まない麦茶は体力が落ちた場面での水分補給にやさしい。

夏の空を見上げてみよう。梅雨明け前には見られなかった雲が出現して時の経つのを忘れそう。

JR牟岐線のローカル列車はまもなく立江駅に止まります 
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頭を下に尾羽を上に伸ばした巨大な不死鳥のように見える。ほとんどが高積雲で構成されている
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左の雲は塔状に発達している
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地上にまで伸びる尾流雲となって雨を降らせている雲
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飛行機雲由来の巻雲が肋骨状に拡散している(肋骨巻雲)
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積雲の断片
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那賀川河口から見た紀伊水道上にて。発達した積乱雲が弱まって上部が濃密巻雲となって拡散
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日中の上昇気流でできた積雲が子どもの夢を載せて運ぶ乗り物のよう。巻雲と飛行機雲も同じ視野にある
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夏休み、海に向かう田んぼの小径の向こうには必ず入道雲がいるという青春の構図(阿南市才見町)
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澄んだ水の用水路と田んぼの畔と早稲。自然地形にこの水路の供給源(山)が見当たらないが、おそらくは桑野川から引水して富岡町を経由してここを流れているのでは? この水路は打樋川へと注ぐ
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田んぼのツユクサ 初夏から咲いていた
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東(紀伊水道方面)が開けた場所として那賀川河口左岸(北岸のこと)にやってきた
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発達している雄大積雲とその上部が濃密巻雲となっている。紀伊水道の和歌山寄りを流れる黒潮が上昇気流をもたらしているのだろうな
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雲は多様性がある。しかも変化していく。未だにJGBTや夫婦別姓を認めたくない偏った意見もあるけど、雲を見てみなよ。みんな違うぞ
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横須松原へ続くこの道の向こうにも積乱雲(雄大積雲)
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夏こそ雲を見よう。暑さゆえの物語が地上数百メーチョルから1万メートル越えの空の高さで繰り広げられている。それを見ていたら暑さを忘れてしまいますよ。え? よけいに暑くなるって? その可能性も多少あるようです。

タグ:阿南市
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