2023年09月30日

夕方の巻雲(すじ雲)は 何もない一日を映す幸福のかたち


近所に買い物に来て車を降りたら夕焼け雲が眼に入った。幸いカメラを持っている。店に入る前に駐車場から。

まずは換算35o(X-T5+XF23mmF1.4 R=準広角)の視野で。下部の蒼灰色の雲は形成されかけている積乱雲(この日は気温が高かった)で右上の白いブーメラン状の雲はこの積乱雲の上部が上昇分離して濃密巻雲となったものかもしれない。
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標準レンズ(X-T30+XF35mmF1.4 R)の縦位置で見てみよう
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この濃密巻雲はもつれ雲の形状
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太陽に近いところでは放射状巻雲が斜めの太陽光で赤く色づいている(X-T5+XF60mmF2.4 R=準望遠)。
DSCF5160-1.jpg

雲は地球の大気の動きを痕跡として見せてくれている。気象は温暖化による異常気象が加速されているが、身近なところで平穏無事に終わった一日と相まって雲は心を映してくれる。ひとことでいうと、何もないことの幸福感。

雲を見ていると、じんわりとひたひたと幸福感で満たされる。かたちあるものの背後にある、かたちのない存在に気付いているから。
posted by 平井 吉信 at 22:22| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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