温暖化で猛暑は通常となる日本列島で暑いときに行きたい場面として、高原、山寺、海、祭りなどを見てきたが、水辺が良いとして、選択肢の最後に出てくるのは川。それも南四国ならではの当然の結論かも。ということで日和佐川。説明なしでその場にいると思って麦茶を飲みながら見ていただくのがよいかも。



2人のお母さん(?)が4人の子どもを連れての水遊び。この流れを見ると危ないところはどこにもない。上流部は深くなっているが、複雑な流れはなく例え流されても下流では足が付く。小さいライフジャケットを着ているが、この流れなら十分。管理された安全な状況で経験を積まないと、大人になって川に入って溺れてしまう。水質は二重丸で河畔林に包まれた静寂、木陰もある。理想的な状況ですね。

森に包まれた平坦な流れ。河畔林の影が水底を透き通らせる。


道路から離れた河畔林に包まれた静かな場所。右岸は山の裾野となって川が洗い、小さな滝が流れ込む。少々どきどきしながら飛び込める冒険用の大岩があって絵巻物のような風景(飛び込むのはここから見えない向こう側)。観光地ではないので観光パンフレットにも載っていない。南四国の川ならでは。

上流から蛇行した流れに河畔林が影をつくる水底は静寂に見えてしずしずと水を下流に押し出す。涼感これに極まる




単に涼しい、水が汚れていないなどの理由だけでなく、南四国の川には物語がある。ナラティブを重視する人は「四国の川と生きる」をどうぞ。
タグ:日和佐川
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