夏が来れば思い出す♪ というのは尾瀬湿原をうたっているけれど、夏と来れば何を連想しますか?
夏といえば「海」という連想はもはやできない。
かつて25℃を超えれば夏日といっていたぼくの少年時代には30度を超えることはまれであった。ランニングシャツに半パン、草履と麦わら帽子で虫取り編みを持って遊んでいたのは数十年前の少年。いまは熱射病の危険にさらされる。夏の日中に遊んではいけない時代になってしまった。
地球はすでに温暖化で壊れてしまった。どこかの国の大統領が温暖化やコロナはデマだ!と叫んでいたが、そんな人物が次の大統領選に出るなど有り得ない。自分にとって都合の良い情報のみを取り上げて信じ、影響力を行使することで誰か幸福になりますか?
ぼくの周辺でもインボイスへの対応に不安や不満を募らせる声が増えている。インボイスは奇妙な制度で社会に不要なだけでなくあらゆる人に害をもたらしている。社会をよくするためには次の選挙で行動することですよ、入れたい政党はぼくもないけれど、入れてはいけない政党に入れないで投票に行ってそれ以外の政党へ入れるだけでも社会は変わりますよ。
とにかく行動で示そう。国民を貧しく国民に冷たく格差を拡大する政党は自公維新(彼らもわかってやっている)。引き立て役を演じている民主系も同罪。
マイナンバーを駆り立てるサントリーの製品は買わなくなった。炭酸水が欲しくて棚にサントリーの製品しかなければ買わないでおく。キヤノンも経団連会長時の発言で縁を切っている。カメラやプリンターを買うときの選択肢にはならないということ。過去に電通やパソナの仕事を行ったこともあったが、数年前からお断り。やりたくない仕事や考え方に共感できない企業の製品やサービスは買わない。自分の人生なんだから。
共感できる企業や商店は買って応援しよう、できれば声を上げて賛同する気持ちを伝えよう。消費を通じて社会を変えていくことはできる。日頃の消費生活そのものがクラウドファンディングのようなもの。
前置きが長くなるのがこのブログの悪いところ。もう嫌になっている人もいらっしゃる。でもさっきの問いに対するぼくの答えはいちおう記しておくね。
夏といえば、湿原、草原、高原。まずは黒沢湿原からいくね。
黒沢湿原は三好市池田町にある。稀少な植生があるけれど、それだけでなく、この湿原を散策するだけでどんなに暑い夏も(涼しいとはいわないまでも)心地よい風に変えてしまう。この湿原は湿原そのものの魅力もあるけれど、どこかで見たことのある郷愁を誘う場面に満ちていることが魅力かも。
もういいから早く写真を見せろ! わかりました、どうぞ。
まずは湿原へと続く道 湿原のなかの小径から




湿原に点在する林


湿原の生き物たち






背の高いコオニユリは湿原の風物詩

地元の小学生のがんばりで増やされているサギソウ

ヒツジグサ

食虫植物も乾燥に絶えかねているのでは


ヤマトミクリ

このキノコがタマゴタケとしたら食べられる。しかし湿原の動植物は持ち帰りはなし。保全区域であるし、そうでなくても飽食の時代にあえて取ることはないでしょう。


力尽きて落ちてきたツクツクボウシ

湿原の南部にある民家は映画のロケのためにつくられたもの





湿原には日陰もある 一日過ごしたいところだが数分だけでも心地よさ指数は急上昇





湿原の東側の林道を通って帰る この小径はなんだがなつかしい 鎮守の森へ向かう里山の場面のよう



湿原の夏は駆け足で過ぎていく。猛暑の夏は蒸し暑い湿原となるかも(水1〜1.5リットルは持参しよう)。それでも行きたい黒沢湿原。熱い夏を愉しむためにも。
タグ:黒沢湿原
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